2018年2月17日 (土)

島村第二体育館構想が図書館に化けた頃と今

 体育館から図書館へ変る政策の時系列(pdf)はこちらへ

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(1) 体育館が図書館に変わった時期

島村第二期選挙ビラには第二体育館建設構想があり、庁内や上平地域に話があったことは確かだ。しかし中身不詳のままとん挫した。後に行政上「第二体育館」との呼称は運動公園の県施設移管を指す言葉として使われているが、建設案とは違う。

その前2010年には現本館の老朽を理由に第二図書館を建てる案もあったが、その後単館の新築案に切り替わり場所を模索した。上町の凍結マンション用地、西口大駐車場、文化センター敷地内など中心部が検討された。民地である上町物件には遠藤教育総務部長が三菱地所に出向いて交渉するも、先方に売却意思が無く断念した。

ちなみに「1-2階公共施設、3-13階を分譲、敷地一部ミニ公園化買取」のような提案をして欲しかった。新図書館構想は2012年末には暗礁に乗り上げていたことになる。ここまでの経緯は島村市長了解であり、上平と図書館を結ぶものは何も無い。

結局、2012/12月~翌/3までが二つの構想の空白期となり、この頃に島村市長が体育館から図書館へ切り替えたと思う。

(2) 一番の問題点

クライズ社の取得後のことはたんなる行政手続に過ぎないが、その全過程で問題がある。余り知られていないのは、委員会における指名市民の適否や構想案の誤りの多さだ。市長案件を無理やり進めたことが読み取れる。一番の問題は空白期における政策変更の透明性の欠如だ。密室行政は私利私欲とみなされ、純粋に図書館を望む市民がいたとしても発案者の動機には知性も公益性も無い。

第二○○というように外形的に人口比で見れば二つあってもおかしくないみたいなハコモノ思想があったと思う。

(3) 建設を望む声は公益性に耐えられるのか

第二体育館構想の頃、地域の人々は体育館よりも図書館が良いと陳情したのか。H25/12アンケートにどう答えたのか。H26/10のパブリックコメントにどんな提言を幾つしたのか。H28/4の説明会にどれだけ参加し意見したのか。H29/7の市民会議に何人が応募したのか。

美しい言葉で工事再開を促す前に、どんな努力の経緯がありどんな知見があるのかを語らねば恥ずかしいと思う。仮に、降って湧いたような図書館に夢を抱いたとしたら、通俗的な理解はできるものの広域市民の共感は得られない。その意味では逮捕市長の罪(公益性を欠き市民を分断した)は重いと言える。

なお、あの土地が無くても図書館建設は可能なのに市は9500万で買い上げた。3割増し位なら誰も訴訟しなかったろう。表の末尾は同じ人物が同時期に密室で行っていたことの事実である。

合理的説明のできない案件を『知の拠点』と有難がる人の知性とはなんだろう。


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図書館の移転に反対する108の理由


2018年2月15日 (木)

上尾市政の微妙な変化と守旧派職員と余命二年の議員

畠山市長に対する評価は次の三月議会での答弁でハッキリするだろう。特に図書館問題はリトマス試験紙になる。それを待たずに評価するのは、こらえ性が無い。

選挙中の記事とは奇異に感じるかもしれないが、「選挙の公約」という制約条件下での最適解を求めるべきだと思う。ネットでは見えなくても、リアルな接触からは大小の上尾市政の変化もある。1月議会後に書いたけど、市長答弁に立つ機会が増えたのはまずは良いことなのだ。半信半疑ながらも市民は畠山氏を悪い奴らから守る必要がある。

●市職員の中に見える小さい変化

昨年の逮捕事件直後から市職員の市民に対する接し方が変った。事案にもよるが、腫れ物に触るように接してくる。聞くところでは、現業系よりも市長室のある3F職場に見られるらしい。一例として、市民からの問い合わせに、たらい回しを減らすべく内部連絡してどの部が答えるのが最適かを考慮するらしい。ホントなら凄い、"たらい"は上尾市役所の特産品だったから。

長い島村田中体制で「ぬるま湯意識」に漬かった職員が減るのは良いこと。が、回答(コンテンツ)は相変わらずお粗末 (^^♪。

●畠山市長は市民団体と面会を三つした

1.非営利活動法人/荒川の自然を守る会 2月初旬? 

この面談については二つのルートで知った。伝聞Aさんルートは「面会しただけ、別に…」という感想情報だった。参加者Bさんからのメールは「市長からの要請だった、20分予定が30分、とても友好的、畠山さん自ら5問くらい質問した等々」。評価が真逆すぎて当惑した。余談だがAは何を見ていたんだろうって思う。記念写真まであって友好的だが内容は不明。 

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●上尾市子育て支援センター訪問 2/7 下記引用
 今日、畠山市長がセンターを訪問しました。遊びに来ていたママ達と、子育てのことや支援センターの話しをしながらプチ交流♪ 最後にみんなで記念写真を撮りました☆

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2.本館を守る会・・・2/9 am9:30-10:00

報告が同会サイトにある。市民5人、プロジェクター持ち込みの説明会、意見交換したわけではない。去年の島村市政下では門前払いだったという。市側は7人も出ている。特に上平新図書館推進役である保坂了部長出席の意味は大きい。二回目の面談機会を希望したらしいが実現するか不明? 記念写真はないから対立的風。

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3.図書館を考える会・・・2/9 am10:10- ?

本館を守る会の後に行われたから面談のハシゴ、頭はオーバーフローかも。その様子はサイトに報告はないが、12月に要望書を出している。こちらも市民は5人。

これらの面談はアリバイ作りなのか、変化の始まりなのかは分からない。他団体、例えば(活動実態のない)建設推進派と既に会っているのかも分からない。

●一番大きい変化、上尾市役所の人事異動

例年は4月の一回、その後は個別事情での異動しかないので今回の2/1付異動は7人、非常に珍しい。新市長だから当たり前でしょう、とは言えない。前市長の後継候補だったら、この異動は無い。市長側近を3人替えている。

新 中島英二郎・市長政策室室長(部長級)、秋山真吾・市長政策室秘書政策課長、野崎由紀乃・市長政策室秘書政策課主査

県議だった畠山氏は市職員の個々を知るはずないから、指南役が気になる。一番近いのは選対本部長の池野議員、生活距離で一番近い浦和議員は政策フォーラム代表になった。

上尾市役所の人事は今なお年功序列制だが、四月の本格人事では市民本位・常識の通用する公務員を重用してほしい。居ないとは思うが、縁故系・口利き系かを調べて相応しい処遇をすべきだ。そいつらは守旧派だからあの舞台、西貝塚が似合う。アゲオのゴミを燃やしてくれ、落ちないように…。

2/22から三月議会。

余命二年の議員がただ座るために出席する。傍聴人に拍手禁止を求めるという愚かさの代償は「居眠り禁止」って言いたいけど、発信力もネット力もない人ばかりが傍聴に行くから、安心してお休みください。

2/21(水) さいたま地裁にて、島村市長(73)と明石産業の山田社長(82)の公判。たぶん3:30より。詳しくは地裁へ。翌日は一斉に新聞に書かれる、上尾市の負のキャンペーン。

2018年2月13日 (火)

田中守・元上尾市議会議長の公判を傍聴して

実は昔、裁判官の席に座ったことがある。
 
と言っても大学の模擬裁判教室のこと。本物の傍聴は初めて。

報道陣は10人くらい、上尾市(議会事務局)から二名(一人で十分なのに)、図書館問題の関係市民が5人?。議員も一人いた。前から三番目の席に座ったが、後ろの方にも10名くらい傍聴人がいた。

マイクがあるけど機能しておらず、とても聴きにくい。メモをとったものの、正しくは書けないために新聞から引用する。

新聞記事は新聞社よりも記者の力量(観察眼)の差がでると思う。今回は毎日の記事がしっくりくる。検察は田中守被告に、懲役26カ月、追徴金50万円を求刑した。以下抜粋。 新聞記事はこちらへ

●朝日

検察 業者からの依頼に金欲しさに応じ、積極的、主体的に犯行を追行した

弁護側 業者が全て計画したもので、被告から積極的に金銭を要求したことはないと訴え、執行猶予を求めた。

被告人質問で「今回の事は重大な犯罪行為、信頼を裏切ったことをお詫びしたい」と謝罪した。

●毎日

2011年ごろから山田社長と知り合い、金をもらった。情報提供にも拘わらず明石産業は二度も入札失敗し「カネを返せ」と言われ、協力を約束する念書を書いた。

昨年の入札を巡って5回、計50万円をもらった。縁を切りたかったが、カネは冠婚葬祭などの政治活動にあてた。

今後は政治活動にかかわらない意向を示した。「事件を真摯に受け止め、裏切った市民にどれだけ恩返しできるか考えたい。ご迷惑を掛け申し訳なかった」。

●東京新聞

検察「被告は業者の依頼を島村に伝え、情報を漏洩するために説得するなどし、犯行の実現に不可欠で重要な役割を果たした」

2011年ごろ、県議の紹介で山田社長と知り合い「政治活動を応援したい」とカネを受け取った。翌年には入札情報の漏洩を依頼され「カネをもらっていた負い目があり断れなかった」。

検察側から「合計いくらもらったのか」と問われると「即答できない、数百万単位だ」と答えを濁した。

今後は「一切政治に関わらない」と宣言。傍聴席に詰めかけた市民らに頭を下げた。

●読売

弁護側「市長と業者の仲介をしただけで、あり犯行に不可欠ではなかった」

論告「高額な現金に目がくらむとともに、今後も業者側と関係を続けたいという強い利欲目的があった」。「入札や公務員全般の社会の信用を失墜させた」と指摘。

弁護側「頼まれたら断れない性格に起因していて、金銭が主要な犯行目的ではない。受けとった50万円は高額ではない」

本人「検察官が言っていることは事実であり、大変申し訳ないことをした」と陳述

●さいたま新聞

被告人質問 …2012年頃にはゴミ処理施設業務の入札に関して山田被告から頼みごとを持ちかけられ、資金提供を受けた負い目などから断れなかった。入札の知識が無いこともあり島村被告に頼んだと説明した。・・・受け取った金は政治活動に使ったという。

検察 長年にわたる癒着と約一か月間で5回にわたり計50万円の賄賂の受け渡しが繰り返されていたことから「癒着が根深いものであったことを如実に示している」。

弁護側 市議を辞職するなど、社会的制裁を受けたとして、執行猶予付き判決を求めた。


傍聴記としては…

彼は悪びれた様子を感じさせなかった。傍聴席との間には乗り越えようと思えば簡単に乗り越えられる低い木製の柵がある。仕切られた向こうとは河岸の差があるはずなのに、被告は恥じ入るでもなくひょうひょうとした様子だった。

初めに身内が「彼の人となり」を語り、弁護士との想定問答をしていた。

被告の話を聞いたが、後ろ向きでとても早口で活舌悪く、なによりも冗舌で聴き取りにくい。質問が一行だとしたら、五行位話し続ける。個人的には、冗舌な人は信用できない…。

弁護士や検察から今後の政治活動を問われた。

検事 今後市議選に出るか? 地盤は誰が引き継ぐ? 共にないと答えたが、本当の答えは数年後まで分からない。

「それだけ、もっとでしょう?」風なことを検事がニヤッとしながら言った。今までもらった額を田中被告が述べた額への、皮肉に聞こえた。

被告の顔をジーっと見つめて何かを逃さないように、という裁判官の視線が印象的だった。なぜもらうことを断らなかったの、なぜ途中で返そうとしなかったの、使わないでとっておけば、とかを検事か裁判官が尋ねたと思う。

東京新聞の記事末尾には「頭を下げた」とあるが、記者の勘違い。

彼は閉廷後も堂々と無表情に傍聴席を見回し、かつての部下である議会事務局員を見つけて軽く頭を下げた。会釈みたいなもので謝罪ではない。その後もゆっくりと人を探すように少し移動したり、知ってる人を見つけてアイコンタクトをとっていた。

市民への謝罪?、これからだろう。

信頼を貶めた「上尾市」そのものへの謝罪はどうするのだろうか?

分からないのは贈収賄の成立要件だ。明石産業がカネを出て工作し、田中・島村が協力しはじめたのは2011年からのこと。逮捕の件は20171月の件だから狭く解釈するようだ。

では逮捕案件以前のカネはどのように税務申告したのかな。

次回、三回目の3/1に結審予定らしい。罪を認めており、市民への謝罪もしたいと言っているのだから、それを汲んであと三回くらい長くやっても良いと思うが、どうだろうか。

聞いていた市民がいたけど、誰ーれも発信して共有しないから仕方なく書いたわけ・・・

 

参考・・・朝日新聞2017/12/12 汚職の構図(上)の冒頭より

5、6年前、県南部のある地方議員は、設備管理会社「明石産業」の山田明社長から現金を渡されそうになったことがある。政治資金の寄付かという問いに山田社長はこう答えた。「いや、これはそういう金じゃない」 議員は「やばい」と感じて金を受け取らず、付き合いもやめた。 記事

2018年2月11日 (日)

何十年ぶりかのプルタブはカンボジア製

東南アジア旅行の土産の中に、カンボジア製ビールがあった。

フタを外した時、昔懐かしいプルタブ式なのに驚いた。と言ってもすっかりこの名称を忘れていたのでネットでググった。
 
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へー、まだこうなっているんだって感じ。
導入している生産設備の問題なのだろうか・・・
 
今の若い人は知らないだろうけど、昔の飲料缶はみんなこのように、フタが部品のように取れるタイプ。この鉄片が、あちこちに落ちていて、海岸では足を切ったりもする。
飲み干すまで指にはめておき、最後に缶の中に落として捨てるのがマナーだけど、平気でタブを捨てる人もいた。
三十年前までは、道端にたばこの吸い殻とこのタブが平気で捨てられていたもんだ。
 
今はステイオンタブ式で缶本体から外れないようになっている。
味はというと、日本製に似ている。
 

2018年2月 8日 (木)

図書館で本を借りる顧客特性

本日は生まれて初めての出廷・・・( ゚Д゚)。もち被告席ジャーない傍聴席だよ。

なぜか昨日の記事が好評だったので、古いグラフを再掲する。陳腐ではないから。

 
昨記事が改めて目を引いたのは、教育委員会に近い大人が作った90万人という数字が、小学3年生の宿題レベルだったからだろう。また、いつまでと言う納期と継続年数も書いていない、限りなくお粗末なものだった・・・
 
実は現本館には年間45万人の来館者がいる。と言っても玄関前のセンサーで入ったり出たりしている子供なんかは小さい体でも何人分にもなるわけだ。まぁ、市民の体にチップを埋め込まない限りは分からないので、仕方ない話だ。
 
図は上尾市のデータ。
一年間に一冊以上本を借りている人を実利用者と定義し、人口の15%である。85%は図書館が無くても困らないかどうかは知らないが、これは他市も似たようなもの。日本一貸出しの多いと自慢する浦安市でも19%位だった気がする。
 
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右の円グラフは15%の人の内訳だ。図書館というと年寄りばかりと見られるが、それは目に見える滞在型利用者のことで、貸し出しは人口構成以上に40代が利用している。
 
次に一人当たりで見たのが下の図。一人平均何冊借りて、一年に何回借りに来ているかを示す。世代別の冊数と回数のグラフだ。つまりは商売における、買上点数と来店回数みたいなもの。多分、大学生ならこれで立派な卒論になると思う。
 
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女児は(母親が)5冊位を一度に借りて(絵本は薄い)、年間9回くらい借りる、と見る。その掛け算が年間の冊数になる。60歳以上の男性は平均20回も借りている。足繁く通っているというわけだ。健康のために上平のように遠い所が良いだろう、なんて屁理屈が出るかな・・・(^-^?)
 
三年くらい前に作ったものだが、官はおろか市民も図書館問題ではあまり注目されなかったのが不思議だ。事実に元づかない賛否では恣意的な議論の応酬になるだけなのに。
なおこれは私製であり、官製ではない。
 
この街の図書行政には貸し出しを増やしたり利用人数を増やすことは目的ではない。そんな組織が「新図書館」が必要だと言うのは、分不相応と言いたいわけだ。もちろん上のような視点がないのだから、コンピュータシステムそのものも不要で、紙カード貸出しでもよさそうな気がする。
 
続けて、市民にも新図書館は分不相応かも。だって大して本読まないじゃん・・・という面もあるわけだ。
最後に、もっと他にやることあるじゃん。
 
 
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«上尾市図書館の不都合な真実と上尾史に残る名答弁者

かまちょ図書館

  • はるかさん
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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