2008年7月13日 (日)

満席の経営幹部研修(経営シミュレーション)

Towahonshya ㈱東和コーポレーションの皆様、その節は大変お世話になりました。

 今回は第三回目ですが、稀なる経営シミュレーション(ビジネスゲーム)研修となりました。現職の社長、専務、常務さん等、役員陣が名を連ねたからです。経営幹部研修そのものでした。

 中堅企業では、経営幹部の方が研修の陣中見舞いに来ることはあっても、研修をじっくり見守ることは稀です(もちろん、社長さんが熱心にオブサーブされた事例はいくつかあります)。
 もともと、経営シミュレーション(ビジネスゲーム)はアメリカで、経営幹部教育として作られたものです。トップマネジメント教育です。 
 今回は参加者としての参加です。意気込みが違います。ちなみにどうして参加されたのか分かりませんが・・・「おれも出たい。どんなものか様子を見てみるか。出たらどうですか。」のどれでしょうか・・・

Img_12092 人数は研修の限界値。36人は大変な数です。おかけで、久留米の本社内は、もぬけの殻状態(?)です。研修室が広いので、多人数でも、ゆとりはありましたので、その点は助かりました。
 6社で6人編成で二日間(通い)、8サイクルを回すのは時間的には窮屈です。今回のコースは上級のシミュレーションコースですから、なおさら。 ビジネススクールの教材よりも難易度は高いものです。 

 皆さん、初日は慣れない数字に翻弄されて、お疲れでしたね。「これなら仕事の方が楽だ」と思われたでしょう。 二日目も目の回る多忙さとアップダウンの起伏に時間のたつのも忘れて熱心に受講されました。

 さて、シミュレーションの経営を、少しこの場をお借りして振り返ってみましょう。頭の中がクールダウンしたところで、思い出しながら、お読みください。

1.大隈コーポレーション・・・呪縛の物語
 スタートの役員人事が強烈でした。社長と大株主夫人の間に座る「社長」なんて、聞いたことがありません。大隈氏は借りてきた猫同然。 見ていて気の毒でした・・・・。経営目標はシンプルです。「東日本エリアでのトップシェア 30%」。この設定は目標とそこに至る戦略の重点を明示していますから、迷うことなく突き進むしかありません。そして、二カ年度のすぐれた業績につながりました。Img_11812
 それにしても、業界最低価格でのスタートをしました。「イインデスカ?社長(監査役)」、と思わず聞きたくなります。誰がゴーサインを出したの?。 追求すると、もめそうですからウヤムヤに。

 他社にも影響していますよ。 TUKUSUやFTKYはその典型かも(どうやら行儀の悪い会社がいるみたいだ、じゃあ俺たちも下げよう・・・・で2期目に早くも100万割れへ)。
翌期は反省して値戻しをしました。市場選択は明確ですから、台数は順調なるも、損益度外視です。同じころ、対極にいたのはSSです。高価格帯を維持し、値段の勝負をしませんでした。
  三期目になると、監査役が、この会社に見切りをつけたのか、もはや伝えるべきは伝えたとの思いからか、青い鳥を探しに転職を希望しました。それならばと、会長夫人も、「私の資本を上手に使ってくれる人はいないかしら」と旅に出ました。

11952 質問。 二人の重役が抜けたことを、大隈氏はどう思っていたのでしょうか?
     1. 断腸の思いだった。
     2. 安堵の思いだった。 

 答えは写真のとおりかも。 彼は言いました「やめたければ辞めればいい」・・・嘘です。失礼 coldsweats01
 

 同社快進撃のきっかけは、いち早いR&D成功です。マーケティング戦略との整合性も取れて、二年目からの収穫期を迎えました。値戻しもできて、収益性が向上しました。 一度の成功に甘んずることなく、二回目へと挑戦もしました。しかしこのあたりからは、経営がやや変質しているのが見てとれます。会長夫人の後に派遣された、若手役員はゲームに興じるかのようです。カラダはすでに重役級です。線の細い新社長にはさぞかし重いと思います。まさしく、「当社」二代にわたる呪縛の物語です。

Img_12122 売上二番手、利益も二番手ですが、利益率は最高です。R&Dの二回目のモデル投入で高い利益率を実現しています。

 さて三年目の青写真は描けているでしょうか?。 東日本とは言うものの、関東圏はSSの後塵を拝しています。なによりも生産規模で劣ります。 規模を追うのか、財務の健全性や収益率重視なのかが問われます。 主戦場においては、保守センターを建て、一層の収益力強化が不可欠です。 どうやら三代目のポンなら全面戦争の気配ですね・・・

Img_119422.㈱TAIYOU・・・果たして陽は?
 堅実な会社です。R&Dやコストダウン努力、教育も継続的にコツコツやりました。都市中心のマーケティングをしました。設備投資の姿勢を見て分かるように、リスクが高いとみたようです。リスクを避けて堅実経営に徹したようです。 初代社長のコツコツやる温厚な人柄かもしれません。 しかし業績は追随しませんでした・・・(^o^;; 

11992 セールス部隊は増員なし。少ないセールス部隊を広く浅く攻めたようですから、市場選択が拡散気味です。全ブロックを標的にしたために広告宣伝費が重荷です。局地戦では勝てません。自社の主戦場を持たないと難しいのです。

 規模を追わない経営は、特定ブロックへの集中戦略として結実するでしょう。その仕上げは保守センタ確立です。そのためには、1人当たりの販売台数という指標やエリア別の貢献利益などを加味するとよいですね。

 当社の業績推移を見ていると、陽は昇り、また沈むを繰り返します。8期は105まで販売しても、損益トントン。BEP(損益分岐点)そのものです。どうやら西日のようですね。このまま沈んだままだったりして・・・   coldsweats01

3.㈱TUKUSU・・・つくすつもりが、つかされた物語

 そもそもの間違いは、ありえない決断。 フライングスタートの設備投資と販売の大不振。狂ったような安売り路線。割り引く手形も底をつき、初年度からの高利依存体質へ。 

 第二製造ラインをフル稼働するも、つみあがるのは在庫の山のみ。それを呆然と見る社長は金策に追われる日々。社内で受取手形をみた人はいません。

Img_12012 なぜなら客から回収した手形はその足で、金融機関で割引に回す日々。運転資金の枯渇を二度も短期借入に依存しました。 借入の社長の顔はひきつるも、他の役員は知らぬ顔。 R&D投資など夢の夢。教育もままならず。 OEMという名前の在庫処分では、バナナのように買い叩かれた現実(\450)に、OEMビジネスへの夢が打ち砕かれたようです。そんな現実をものともしないように、明るい表情での発表が印象的です。

 その後、見かねたメインバンクが救済という名の介入に入りました。社長の末安氏は、銀行と労働組合あてに、経営再建案の提出を余儀なくされました。もちろん、望んで書いた内容ではありません。 お決まりの過剰設備の売却処分、有価証券の売却、役員報酬の大幅カット(販売員並み待遇)、本社屋の引っ越しなどが強行されました。 セールスの他社転籍は拒否されましたが、固定費を減らすことができ、何とか廻るようになったけれど、まだまだ先は見えません。 固定資産売却損の明細は設備で-25500、株式で-1500です。

 さて、本当に製造ラインの売却は正しかったのでしょうか?。支えきれない重荷ですが、温存(死守)できなかったのでしょうか?。 経営環境からは、どこの会社もキャパシティ不足が課題です。「SS様向け専用ライン」として稼働できたのではないだろうか。 需給を読んだ長期的な視点からの判断が不可欠ですが、11902この人たちには手元のゼニしか関心がないから、無理だったのでしょうか。「貧すれば、鈍する」これは言いすぎ・・・ でも、実際の経営でもトップが金策に追われたら、まともな計画などたてられませんよね。

 せつかく三期より役員に迎えた大株主夫人にも、合いそうを「つかされて」、逃げられたのでした・・・写真をクリック

 ちなみに、利益剰余金はマイナス98百万円、繰延税金資産は65百万円です。将来の黒字の見通しが立たなければ、繰延税金資産は一気に取り崩す羽目になります。そしたら、1億6千万円、債務超過寸前ですよー。シャチョー、さー早く。 ヨニゲノジュンビデスヨー・・・wobbly

4.㈱FTKY ・・・朝令暮改ならずImg_12112

 ご苦労さまでした。 8期連続赤字の日々、よくぞ耐えました。TUKUSUも8期連続ですが、彼らはその原因が分かっているので、楽しい赤字でした。 当社はというと、原因不明の慢性疾患みたいでしたね。

 販売台数はそこそこ出ていますが、損益がだめです。結局、数量は低価販売の成果でしかありません。セールス部隊は多い方でした。 春闘では亀裂を残しました(役員に、オレも辞めたいと漏らした人がいました・・・)。フル販売したこともないのに、パワーupを導入しました。R&D投資は、この会社には言葉すら存在しません。市場選択にメリハリがありません。

 Img_12162たくさん売るよりも、高く売る努力が必要でした。問題は市場選択という決算書に現れない要素です。要するに投資(カネ)ではないのです。知恵です(言いすぎでしょうか?)。早く見つけないと、自社が特化すべき市場がなくなりますよー。

 でも、本当の原因は当初の経営目標に縛られたためでしょうね。「拡大路線に傾注する」もよいのですが、準備期間が必要でした。経営資源の厚みをつけてから挑戦してください。

 最後はSSへ3700万円の大口商談がまとまり、爽快な感じがしましたが、自社の開拓努力でないならば、二度目の注文はきませんよ。

 新年度からは相談することができない「相談役」が来られました。じっと観察されていました。「赤字に耐える経営者とは如何に」を観たのでしょうか?、それともただ呆れていたのでしょうか?。 席が近い方、聞いてみてくださいな・・・

5.エーテック㈱・・・なにもしないとこうなる、やりすぎると3番になる

Img_12042 計数能力が高く、数字はピタッと合います。初年度の営業黒字はトップでした。でもそれは、投資を手控えた結果の損益です。維持的費用のみでは将来の利益を保証しません。確か、初代社長も、わかってはいたようですが、こんなに追い越されるとは思ってもみなかったでしょうね。 でも、それじゃー確信犯ですよ。 数字がピタリ合うのは、複雑なことしない単純な会社だったからでしょうか?

 二年目、なにもしないを良しとする方針からの転換は容易ではないみたいです。注力したのは教育のみ。きっとR&Dでは成果が遅れると見たからではありませんか。麻雀の安上がりみたい?

 トラブルにも見舞われました。偶然ですが、第7期は失礼をしました。その前後期と同じ販促とみなして再シミュレーションしたら、7期で30台、8期で7台ほどの販売増になります。・・・そもそもは手のかかるTUKUSUのせいです(責任を転嫁していますhappy01。) 

 2009年度の修正P/Lは次のとおり。 売上高 404百万円、営業利益 17百万円、経常利益-5百万円、当期利益-3百万円 シェアも1ポイント上がり15%、FTKYとは違う、というのが大事なら、安堵してください。 当社の対局にいるのが、3番の会社であることは、言うまでもありません。

6.㈱SSカンパニー・・・SOSではなくヤマカンですか

Img_12062  売上トップ、利益もトップ、シェアもトップでした。 一言で言うとマーケティングの会社です。強みは最大セールス部隊を擁し、脇目を振らずに都市中心の市場開拓です。価格政策は安売りを避け、市場のストライクゾーンを狙います。 固定費の管理が厳しくて、まさしく固定的に押さえています。設備投資を抑制し、他社からの調達戦略も功を奏していますが、当用買いですから、安定的ではありません。設備投資の抑制は、上がりを意識していたら問題ですが、真相は分かりません。

 シェアと決算では業界のリーダー企業と言えます。大株主夫人を迎えるにふさわしい結果です。ちなみに、剰余金の処分をすると、 一株当たり配当金50円で1600万円、利益準備金に160万円、別途積立金に1000万円と仮定し、役員賞与に引き当て分全額の560万円となります。

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 でも、その地位は安泰とは言えません。自社の生産量を上回る販売力がありますから、安定調達が課題です。ここはひとつ、増資を仰ぎますかな。 もう一つは投資を怠けたR&D戦略は気がかりです。製品差別化では並みの会社です。保守センターは喫緊の課題です。 大隈コーポレーションの南下政策が始まると、ガチンコ勝負になりますよ。

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●今回のように、社長さんと役員さんが一同に参加された事例は、初めてです。中堅企業の小回りの効く良い点でもあります。

また、他の若い管理職に交じって、平気で参加される様子を見れば、裃(かみしも)のない社風の良さを感じとりました。 と言っても、「うちもコミュニケーションが希薄なんだけどなー」というぼやきも聞きました、コミュニケーションをとる場が不足しているのかもしれません。

Img_12272 さて、経営上の教訓ですが、汲み取られたのは各人各様です。限定された時間でしたが、責任を背負うトップの立場を机上体験しました。どなたも感じたことですが、この研修は「理解できないままに進む」のです。わからないからと言って止まってくれません。

 分からない中で意思決定をするのは辛いです。実はそこに意味があります。そのような場面こそ、真の姿が現れがちです。分からない、知らないというときはどうすればよいのでしょうか?

 トップだからと言って、全てのスキルを持つわけではありませんし、それは不可能です。メンバーの英知を集めるのです。英知を出しやすい「場(組織)」を作るのです。役割分担を明確にするのです。トップとは全体の専門家のことです。そして、「人が業績を作り、業績が人を作る」ことをご体験できたでしょうか。

 鉄鋼王カーネギーの墓碑銘はあまりにも有名です。

ここに、おのれより賢い人間を周囲に集める術を知っていた一人の人間が横たわる』

自分よりも優秀な人を上手に使う(マネージメントする)ことが大切だ、という意味でしょうか。

 口はばったいことを書きましたが、楽しい研修となりましたでしょうか?
 皆様の今後のご健闘をお祈り申し上げます。母なる大株主様にもよろしくお伝えください。

経営シミュレーション(ビジネスゲーム、マネジメントゲーム)研修


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2008年6月28日 (土)

薬師寺展

Img_11442展示も終わりに近い、6月5日にようやく薬師寺展を見に行った。右の写真は入口にある巨大ポスター。うまく撮れた。
小雨ながらも、早めにいった。それでも混雑、入場制限は50分待ち程度だ。
前日午後、ネットで調べたら90分待ちだから、まだまし。

観客の平均年齢は推定 60歳以上?
なんとなく、お迎えが近づくようになると、仏像を見たくなるのかなーと、一人合点していた。

滅多に見られるものではない、後姿だから、とにかく、来てよかった。疲れたけれど・・・
和尚さんの解説も面白かった。

本展は撮影禁止だが、隣の展示館には、撮影許可のある展示物があった。Img_11392
ためしに撮って見た。

帰るときは、もっとひどい長蛇の列にゾッとした。
Img_11472_2 Img_1149

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A社 経営シミュレーション(ビジネスゲーム)研修の一こま

 先日、広尾のとある会館で、深夜にわたり、経営シミュレーション(ビジネスゲーImg_11672ム、マネジメントゲーム)研修が行われました。 渋谷駅からは坂道が多く、たどりついたときは・・・疲れた。
 参加者は社内の自主的に参加さ れた精鋭です。財務経理のプロ集団と戦略調達関係者が多いながらも、日頃とは違った視点で最後まで熱心に学習されました。 コースはEXCE-4、対象としては若い方々です。
 スケジュールは、初日9時~21時(参加者は通い)、二日目も9時~18時、と非常に濃厚。ありがたかったのは、事前にテキストを少し読まれたり、私のサイトを訪問された方が過半もいた点です。
 受動的な人は、ホームページの案内が来ていても、クリックすらしません。ワンクリックで、どんな研修か知ることができるIT時代なのですが・・・。 今回は、事務局をお願いした秘書の佐藤様からの案内が功を奏しました。そして、能動的な参加者に恵まれました。

 2回目の株主総会と講評を終えて散会しましたが、その後、深夜に及ぶ懇親会という名の債権者&債務者会議に招かれました。ごちそうさまでした。 会費の代わりと言ってはなんですが、各社別にコメントを差し上げたいと思います。決して悪酔いしているわけではありませんが・・・

1.ハイテックジャパン㈱
 利益は三番手、剰余金ベースは二位ですが、チャレンジャーでもニッチャーでもありません。経営資源の強みがどこにあるのか、その点が気がかりです。迷走のままに終わったのかも知れませんね。いわゆるフォロワー的な存在です。

 初年度は熱病の如くR&D投資につぎ込みました。いきなりの3単位は、目をこすりました。おまけに、たった二つのセグメントへのチョウ過度な集中。だれが社長かと見たものです・・・。広宣もMax。 さらにはp-upの設備投資。 やりたいことはすぐにでもやるという、トップの性格でしょうか?

 過度な集中から転換して、都市中心にやや広めにマーケットを捕えました。厚い広宣もあり、価格政策もまずまずで、販売数量はトップです。しかし、投資が過剰。先行投資とは言うものの、急ぎすぎるような費用の掛け方ですから損益がついてきません。 
 いち早く新製品開発に成功したものの、投入は翌年からです。
 その新製品発売時は、賃上げ春闘と重なりました。満額回答は気前がいいのか世間知らずか・・・。しかしマーケットを広げたため、今までのような厚い広宣を打てません。値上げしたから、黒字とはいっても台数は伸びませんでした。他社との価格差は20万円ほど。
 思ったほどの効果がないとみたか、R&Dを打ち切り。二回目を目指すことなく、他社に追いつかれ追い越されたのです。 ハイテクの社名はお飾りでした。ローテクジャパンに改名しましょうか?
 最後は990の端数価格とセールス部隊(この点が来年度の強みになるかも)の多さで全国展開へと拡散しました。強いては関西で強みがあります。二年目は投資を抑制して収益優先に切り替えた結果、黒字計上となりました。 R&D一番乗りだけでなくマーケティングとの組み合わせが不可欠でしたね。

 二年間でトップのカラーが好対照でした。初代は、短気(!)投資の成果を待ちきれずに、役員室で●●サイトに夢中だったとか・・・。二代目は、寡黙と思わせながら、株主総会では社長の座に執着するかのような独演会を続け、KY社長との印象を与えました・・・ sad (^o^;;

●各社の共通事項
 拙速な設備投資は尋常ではありません。本来は現有キャパシティがフ ル生産フル販売ならば、投資の決断は合理的です。 リスクをとりすぎですね。手堅いスタートをしたのは、手堅い人の会社だけでした。 また広宣 も予算枠いっぱいに投資する会社が多かったのは、消費財本家の習性なのでしょうか・・・

Img_11782 2.大日本白間
 いやー、お疲れさん。ほんとに苦しかったですね。

 初年度は販売大不振からのスタート。よほどプロモーション会社が嫌いなのでしょうか・・・。値引きしてなんとか数を売った。そんな一年目でした。

 苦しまぎれに、銀行株を全部売りに出したら、予想外のストップ安で資金繰りも狂いました。売却損320万のおまけつき。 弱り目にたたり目とはこのこと !!
 経常76百万の赤字は、税効果があるから46百万に減りますが、将来の黒字転換がなければ、資本の半分を喰ったことになります。二年続いたらサイムチョーカ・・・。シャチョー、ヨニゲの準備ですよ・・・rain

 特徴は何と言っても、伝統的に金を使わないこと。よく言えば堅実経営ですが、周りは、そんなに行儀のよい会社ばかりではありません。業界とは「生き馬の目を抜くところ」なり。
 採用も、R&Dも合理化(2年間0)も広宣も教育も、とにかく投資を抑制です。設備投資や保守事業なんて夢の夢です。 「効果の分からないものに、カネを出せるか」と言っているような決算書でした。 ついでに「効果の分からない役員なんか雇えるか」、と言ったか知りませんが、一人辞めました。市場選択も凡庸ですが、なぜか一年目に市場調査650万計上です、使途と効果が不明でしたね。 

 結局、強みとなる経営資源(武器)の芽が出ませんでした。春闘は役員の人柄のせいか、温厚な回答。その後の、全国オール1の拡散戦略に至っては、やけっぱち?みたいでしたね・・・・

 毎期毎期赤字のP/Lを見続けました。しかし苦節、7期目には、初の黒字計上。それを見た役員いわく、「もう死んでもいい」。次の8期は新製品発売です。こんなに慎重な会社が、ラブ社からOEMで50台も大量発注の賭けにでました。結果オーライの完売。めでたしめでたし・・・・と、思いきや 材料発注が50のままで、来期は元の赤字会社へ・・・・ それにしても、期末現金が76万円しかありませんよ。 

 かように投資を抑制しながら経営することは大事ですが、その場合は集中戦略に特化し、強者との戦いや広域戦を避けることです。市場を限定すれば、乏しい経営資源の薄さをカバーできます。実は、初年度からの黒字も可能です。 でもそれは短期業績主義のワナです。将来の業績(長期業績)を保証するものではありません。

 それにしても、誰も「もっと投資をしましょう」と言えなかったのでしょうか?。不思議です。成熟し、出来上がった企業なら「財産管理人」のようなトップは適材ですが、成長期の企業では難しかったようですね・・・・。生産能力が乏しいため、マーケティングの再編成をするか、調達戦略に切り替えて拡大を狙うかが課題です。ラブ社との業務提携がカギとなるでしょうが、彼らは性格的に対極にいる人たちです・・・・。 ちなみに、かような会社が設備投資をする時が景気のピークです wobbly

3.アップアップImg_11712

  売上二番、利益ダントツ。業界のリーダー企業といえましょう。 経常利益率の二桁のせは優良企業です。 ライバルのラブは自らコケました・・・・

 一年目の経常利益は -17千円ですから、まさに水面下すれすれ。これが社名の由来かと思いましたが、どうやら価格にあったようです。 高価格政策です。 安売り量販ではない会社がトップになった点では、「よい結果」と言えるでしょうね。

 当社を一言でいえば、マーケティング優先の会社です。経営資源の強みは最大セールス部隊を擁すること。初めから定期採用をしています。市場の絞り込み、広宣を厚く打つ、だから高価格(低価格では自殺行為)。 顧客企業への金融支援として、回収率を緩めていたのも結果オーライでした(リスキーですが)。 徹底した低コスト化努力が当たり前というように体質化されていますから、二カ年とも高い利益率は当然の帰結ですね。 

 期を追うにつれて市場選択の絞り込みをしています。「一人何台」を指標にしているかもしれません。 6セグメントのうち4つで寡占的販売です。 きっとノルマのきつい会社ですが、安易に賃上げ妥協しないためか、退職者を定期採用でカバーしていました。

 増産投資をしたのはシェアを獲りに行ったようですが、販売優先の会社ですから回転が効いています。徹底した合理化と習熟効果でキャパシティは182台まで上がりました。 ROEの27%は立派。その源は、高い利益率です。回転率も製造業ですから、これ以上は望めません。レバレッジもまずまず、むしろレバレッジに依存しないのが良いですね。(傘下のB社は自己資本が多すぎて、薄利・・100円で2円の儲け・・だからROEは数パーセントです。) 

 もうひとつ強みを上げれば、「計数管理能力の高さ」です。資金管理は毎期ピタッと合います。どこそこのドンブリ会社とは違います。 お見事なのは、固定費が過去6期間一定水準なこと。管理会計の教科書通りです。固定費の予算管理を徹底しているのでしょうか。

 さて一点の曇りもないのでしょうか?。このままダントツなのでしょうか。

 気がかりは、二つ。

 まずは製販のバランスです。販売数はもっと高い数字が出ないと、工場の高い操業度が維持できません。在庫がたまりだしたら、危機の始まりかもしれません。 120-30台レベルのエリア戦略では限界です。つまり戦線を広げることに迫られるでしょう。 マーケティング>生産 という当社の成功方程式が、マーケティング<生産 へと変質していることに気がつくかです。

 戦線の拡大は、なりふり構わないライバルとの局地戦が待っています。 多額の納税や初配当も良いのですが、まだまだ投資機会がたくさんあります。 戦線の拡大、R&D、保守センタ、戦略的な製品とエリアの提携・・・・。 税務署の優良納税表彰状など役員室のお飾りにすぎません。

 もう一つは、役員陣に慢心がはびこることです。初代の大川氏は誰よりも早く会社にくる仕事の鬼でした。社長になってもダブルワーク状態でしたよrun。 二代目は前社長が院政を敷く中で、必死に耐えた努力家です。そして三代目は、社長の椅子を誕生日プレゼントにゲットした幸運の女神・・・・。「お披露目パーティには何を着て行こうかしら」。なんて思っていたら、危機のハジマリですが・・・。見たかったなー小口さんの晴れ着姿、じゃなかった社長の勇姿を・・・↑lovely

 研修のはじめ、「競争とは相対的な力関係」とお話ししました。短業績の会社、石橋に鉄の橋をかけて渡る会社、支払の文字を知らない会社、ミソもクソもいっしょの会社、よき友に恵まれました。

 4.ラブ・マシーン

 何と言う名前だろう。理念を聞けば「顧客への愛・・・」だそうですから、誤解を生みやすいのですが、

 わずか二カ年の間に、天国と地獄を見ました。

 たった一期の成果を見て、これが永遠に続くと勘違いしたのが、転落の始まりです。第二期には第二工場Aライン増設です。それを見て、ワタシは「間違いだろう。馬鹿じゃないの」と思いましたが、億面にも出せません。彼らの喜々として前途洋々たる顔を見たら、そんな事、言えないもん (@_@;;

 案の定、第三期からはもらった手形はすぐに割引に出す自転車操業の始まりです。でもP/Lの一番上と一番下だけみて喜んでいましたね。 年度末には手形割引でも資金不足、株は成り行きで売却、そして短期資金の借り入れです。設備投資の資金を短期で借りたも同然ですから、どうせ返済不能になります。

 次からはまともな金融機関から相手にされませんでした。 役員陣にはボー然とする人も現れ、自己資産を持たない若き社長は、手練手管の金貸しに実家を担保に取られました。親子関係までおかしくなります…

このままでは経営危機が表面化し、融資残高が焦げ付き不良債権になるのを恐れたメーンバンクが「経営再建」の美名のもとに、介入してきました。(三日研修ならもう少し様子みます)

 まずは設備売却です。簿価9500万を4000万で売却し、売却損を計上しました。役員報酬も大幅カット。セールスマン並みの給料です。小永井氏などはOEMの売り専門ですから・・・・

 問題はどさくさにまぎれて、ヤマ銀へ担保に差し出した設備を、断りなく売却したことです。担保の差し替えが必要です。そのために深夜の債権者会議が行われましたが、気配を察知した江尻氏の姿が見えません・・・他の四人の意見は「彼が背負え」です。健康診断書を持参願います。smile

 今回は銀行支援が早すぎたかもしれません。過剰設備の売却で元の製販バランスに戻りましたので、なんとかやっていけそうです。 もともと首都圏は圧倒的な強みがあります。処理能力フル稼働の保守センターも金城湯池です(もう一基必要です)。 身に染みるように学んだのは「損益と収支の違い」でしたね。この経営シミュレーションならではの学習テーマです。

 手遅れに近いときの再建案では、更なる資産売却、人員整理、配置転換、本社引っ越し、下請け、市場選択、業務提携申込、役員自主退職、金利減免などが議案になります。 ほっといてもよかったかな・・happy01 

 「絶頂の時に危機が始まる」を見事に体験しました。難解な経営書を何冊も読むより、よく分かったとすれば、それは皆様の事象から概念化する抽出力が高いからです。一番学習になったとすれば、コース冥利に尽きます。

5.OHOTSImg_11752

  初年度は値段で勝負の年でした。二年目は販売が安定してきました。そして黒字で終えましたが、その源は第四期の成果のみです。主戦場となるセグメントを持たなかったのが悔やまれます。ハイテックや大日本と似ています。

 資金繰りや販売数に一喜一憂していませんでしたか?

 期末レポートをよくご覧ください。洗練された(自慢です)エリア別の限界利益や貢献利益分析のレポートは何を物語っていますか。何期も前から、「ここ掘れ、ワンワン」と叫んでいるではありませんか。主戦場はあったのです。そこへ目一杯、舵を切りましょう。不採算市場から手を引けば、すぐ黒字です・・・

 ところで、台数をたくさん売っても経常利益が薄利であったのは、なぜでしょうか? 金融収支も多いのですが、何よりも湯水のごとくつぎ込んだ、売上の10%を超す広告宣伝費は過剰です。

 それ以外には投資が多いわけでもないのに、金融費用が増える(手形割引)のは、資材調達が単価低下のみを狙った大量発注だからでしょうか?。ひょっとして、これが皆さんの「戦略調達」という手法ですか?。 必要な分だけ調達するというトヨタ方式にしないと、資金繰りが厳しくなります。50台分程度は削減できるでしょう。

 R&Dで追いつく努力をしないと、今後も厳しい時代が続きます。最後の第四期には、R&Dや合理化投資を止めたり、回収率を0にしましたね。継続企業のシミュレーションとしてはおきて破りです。 見かけの決算を作ったの?、と言われても仕方ありませんよ。 「決算は作られる」をいみじくも体験したとすれば、その代償は、大日本白間の後塵を拝することかもしれませんぞ。

 ホットどころか、尻に火が付いています !!coldsweats01

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三階の書は、「祥飛」と読みます。

では、皆様さようなら。 暑い夏になりますように。note

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2008年5月19日 (月)

東和コーポレーション2008年度経営シミュレーション

東和コーポレーション様の経営シミュレーション研修(ビジネスゲーム)の報告

Towa2008_2 昨年に続いて2回目の実施です。今回は昨年参加者の一部と新規の方で合計30名です。研修の性格からしたら、人数的には多いほうですが、大勢の人に受講させたいという会社の配慮です。

 

本年度は事前学習の書籍に「会計の基本がわかる本」を採用させていただきました。

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コース名はPCMakerです。オフィス・DOMEXの中でも、製造業向けの経営シミュレーション(ビジネスゲーム、マネジメントゲーム)研修として、採用されることの多いコースです。

 ある程度、会計用語や意味に少し慣れている方が、参加がスムーズです。
 5人×6社編成で行いました。本社会議室はちょうど良い広さです。前回は管理職の方が多くいましたが今回は若い人中心です。気兼ねすることなく、議論もしやすかったようですね(笑)。

 Img_1118前回参加者が1/3いますから、まったく初めての研修とは様子が異なります。

なんと言っても、事務局の渡辺氏と松井氏のつばぜり合いは、はじめからすごかった… 
 他にも土持さんのPC販売㈱は前回のアウトプットを持参しているではないですか・・・これにはびっくり。まるで去年の答案用紙を見ながら、試験を受けているみたい(笑)。

 昨年は自宅を担保に取られた、その恨みを晴らす、なんて言う高い志(?)で再挑戦の方が何人もいました。さあ、どうなったでしょうか。 普通は「返討ちに会う」のですが・・・

Img_1121 今回は予定よりも1期多い、7期(7か月)の経営をしました。投資の成果を見届けるのは、経営者冥利に尽きると思います。
戦略的な打ち手がある程度読めていますが、その中で一番を目指すというハイレベル(??)な戦いでした。

岐路はノートPC参入の有無ですが、それをデスク設備売却で行くか温存するか、それと、タイムラグの制約の中で、いかに資金、材料、生産、人員増強のタイミングを取りながら、スムーズに軌道に乗せるかです。

Img_1124_2資産売却という大胆な決断と、その後の緻密な計画性がポイントなのです。

 両方抱えながらやるのは、結構きついです。集中戦略をとる会社との局地戦でなかなか勝てません。このあたりは、経営戦略の要素が出るように作ったので、今回もそれがうまく再現しましたね。

Img_1123ところで、一番の利益を上げた会社はというと、デスク集中の㈱HONDAでした。規模拡大のメリットを享受しました。マーケティングでも地域集中戦略、差別化を怠らずに高い利益率を得ました。
 でも最大の成功要因は、他社が雪崩をうったようにノート PCへ参入したことです。「残りものに福」があるのです。

 利幅のあるノートPC市場ですが、乱立は需給関係を崩しました。最終月には生産過剰体質になっています。いいところで、終わったなー、と思います。

研修中にも言いましたが、勝ち負けが目的ではありませ

Img_1125

ん。数字の意味やつながりの理解であり、今まで考えたことのないテーマや領域への啓発です。

現実のビジネスは、もっと複雑で怪奇です。しかし経営の成果を会計という方法で測定するのは同じです。皆さんがこの研修を通して、マネジメント面、ビジネス面で一段とレベルアップする機会となれば幸いです。

本年はもう一度、7月にお世話になります。
今度は、幹部職中心の上位コース EXCE-4 (エクセレント)です。
楽しみと心配半々です(笑)。 皆様お元気で。

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2008年2月27日 (水)

Vistaのメモリ2Gの効果は?

 前記事の続き
 パソコンのメモリーを購入時の1Gから、2Gに増設してみた。その状態でのVistaの
Windowsエクスペリエンス インデックスが次のものである。
インデックス値の改善効果は、期待したほどではなかった。Bista_2
 ●1Gのときのサブスコア値は、メモリが4.5だから、それが4.8になっただけだ。

 そもそも、グラフィクス値が3.5と低いのが気になるけれど、これでもMR3300の本体ではオプションでつけたボードだ。
 あとから知ったのだが、ATI Radeon HD2400PROというのは、かなり入門レベルようで、性能的にはたいしたことはないが、それでもインテル製の標準グラフィクボードだともっと低いだろう。

ちなみに、あわい期待だったが、メモリを増やしてもグラフィクには効果はないことがわかった・・・。

 メモリー増設による実際の体感速度は少し改善した。

 電源投入後からログインまでは変わらないが、デスクトップ表示後にガジェットが表示されるまでは 55秒が40秒程度へ、WordやExcelの起動も少し数秒だが、早くなった。今のところ、Wordの初回起動は4~5秒程度だ、エクセルはそれよりも少し早くきびきびとする。

 MR3300では、PC2-6400(DDR2-800SDRAM)を使わなくてはならないので、他のメモリよりも高いのがネック。一万円の投資になった。

 そもそもこのインデックス値は、あまり重要視されていないようだが、それでも購入時に分かるように、どのパソコンも表示しておいてくれるとありがたいと思う。多少の参考にはなるのではないだろうか・・・

 

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2007年12月 6日 (木)

Win Vista とデュアルディスプレイ

先月からビスタパソコンを使い始めた。XPからVistaまで4・5年もかかったのは幸いだった。
前機種は5年間使ったが、ほとんど故障なし。さすがに、xpの起動は遅くなってきた。
Img_0783デスクトップPCはエプソンダイレクトに切り替えて三台目だ。サポートが良いためだ。
今回はMR3300という機種。
使って驚いたのは、すごく静かであること。ハードディスクの回転音やファンの音が聞こえない。
欠点はやや大きいこと。5年前のAT-900を買った時に、その小型さに驚いたものだが・・・

本当にほしかったのは、後日発表された、超小型のST110。小さいことはよいことだ。パソコン本体など見えなくてもよい。
本当なら、5年間のハードウェアの向上を享受するためにOSはXP据え置きだったら、どうなのかなとも思っている。
Vistのメリットも多いが、慣れるまでは一苦労。

Img_0787●使ってみないと発見できないこともある
念願のマルチモニタ環境がようやく実現した。現在19インチの1280×1024と17インチの同を使っている。合わせて2560×1024の画面だ。画面サイズが変則だが、それほど違和感はない。
Excelでは図のように2画面にウインドウを開いて、横に広く使える。 もちろんWordでも同じだ。
メモリは2GBは必要みたいだ。今は1GBなのでVistaとしては最低ライン。

最後の写真は執筆中の本の全ページを表示した画面。WordのA4で110ページある(見開きを1ページにして書いたので、書籍上は2倍になる)。
Word2007も凄いなと思った。そして、苦労して書いた原稿が一つのウィンドウ画面に表示されてしまうと、、ガックリも来た。
でもよく考えればXPでもマルチ画面ならできたのだろうな・・・Img_0798

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2007年11月19日 (月)

起業塾 本物の社長になる者の姿、ここにあり。

新潟ビジネス専門学校主催 起業塾

経営シミュレーション(ビジネスゲーム)研修の最後の決戦・・・・

Img_0726●11/18日曜日

 前日とは打って変わった様な悪天候。この時期に雷がなるのはこちらならではのこと。冬の訪れを告げるようです。

Img_0687本日は日曜日とあって参加者が増えました。

当初のプログラムよりも早めの進行に切り替えました。学習効果が高まっています。P/LやB/Sはもちろんの事、製造原価報告書にも慣れていますから、今日は経営計画、Img_07572経営戦略中心の運営に切り替えました。 
多少、融資も緩やかにして進めますが、それでも資金繰りで右往左往の会社が現われています。

●7-9月の第二四半期をやって、2回目の発表場面です。
三社黒字、一社赤字(ただし資産売却損による赤字)。

Img_0685その後は、10-12月期へと突っ走りました。このシミュレーションモデルで12月期まで行くのは初めてのこと。当初予定よりもぐんぐんスピードが上がりました。

Img_007

MGK.K.や㈱エジソンなどは潰れるのではないかとヒヤヒヤしながら・・・。OEMの蟻地獄にはまり、なかなか出られない。

そして第三四半期から猛然と業績を上げたのは、DESKPCに特化し、市場選択も特化し、他社に先駆けて地道な差別

化戦略をとったYTK㈱でした。

特に、差別化戦略の効果で第三四半期の年末商戦に収穫期を迎えたのが功を奏したようです。でも、ホンと言うとその後のR&D投資を怠ったのはダメですね。休息は無いのです。また第三ラインよりもキャッシュフロー改善が優先です。債権の回収スピードを高める、もう少し売価を引き上げて機会損失とのバランスをとるが課題です。一人当たりの販売数を指標化して、空白エリアを無くすマーケティングが不可欠です。

続いてエジソンも女社長に切り替わり、旧役員陣の無策からの転換で差別化戦略で追いつこうとするが、もはやカネがない。無策(何もしない)と言う無自覚的なリスクの結果です。「カネを貸してくれ」とばかりに、資金調達に走る姿が目に付きました。

MGも似たようなものですが、より思い切った事業再構築が不可欠です。ただ「作って売る」では未来はありません。

●長いシミュレーションも終り、最後の株主総会の発表です。将来の社長候補の面々です。

Img_0714スライドの作り方もサマになってきました。質問も出でます。1社だけですが配当と剰余金の処分もしました。

社長役になって発表する勇姿です。6日間で5回目の発表場面です。

池上さんは何度も登場して慣れたものですね。

Img_0689若い星野さんはこの塾でずい分と成長しました。

Img_0720小俣さんはPowerPoint作りが手馴れたモノです。まとめもグッド。大学院大学でのご活躍を祈ります。

Img_0729Img_0733田村さんは積極的な参加で度胸がつきました。まるでダブルワークでした。体に気をつけてください。

Img_0707Img_0690日馬さんはご年輩(失礼)ながらも、たいしたものですよ。企業幹部や人事の人が聞いたらビックリします。私の研修受講者としても最年長です。賞賛の拍手です。

新しい事を学ぶとかチャレンジするには、自分のキャリアやプライドに固執していては続かないと言う事を垣間見た気がします。

山口さんはクールですImg_0741ね。でもここの大学院生に劣らぬ潜在力があります。姿勢のよさは趣味から来るものでしょうか。なぜか後光が射していますよ。

Img_0746風間さんも最後まで粘りました。終る頃、「これからです。儲かるようになったから、もっとやりたい」と言いました。その続きはご自分の起業の実現で果たせる事でしょう。

よく笑う高山さんも、本研修の入り口と出口ではずい分と変化があった方です。議論の仕方を聞いていると、既に経営者気分でしたね。

Img_0724




●二回目の本コースで使ったのははPCMakerというプログラムです。これは都内のA学院のMBAコースで行われるビジネスゲームよりも難易度が高い仕様です。 私としてはメーカー向けの入門コースとして作ったものですが、なぜそんなシンプルなゲームがMBA教材なのかやや疑問です。
)。PCMakerは複数製品・複数市場で製販財のバランスを学ぶものです。それを皆さんは、3日間堂々とやりとおしたのです。 

では、皆さんごきげんよう。

 

[追伸]
私の大きな収穫は、大企業の教育担当者は表面的な印象で、本コースを難しいと感じて及び腰になる場合があります(上記のMBA事例も同類)が、それを覆す立証ができたことです。今回のように老若男女の多彩な人々を最後までひきつけた仕掛けこそが、コア・コンピタンスです。

経営シミュレーション(ビジネスゲーム、マネジメントゲーム)研修のサイト

ビジネスゲーム研修(マネジメントゲーム)との比較
 

 

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起業塾 経営シミュレーション研修(ビジネスゲーム 第3会合)

文部科学省委託 平成19年度 専修学校を活用した再チャレンジ支援推進事業
 新潟ビジネス専門学校主催の 短期集中 起業塾 
 経営シミュレーション(ビジネスゲームの販売編、メーカー編)の第三会合
 11/17(土)、11/18(日)の両日、事業創造大学院大学で行われました。

●11/17(土)

朝から好天です。ホテルロビーから眺めた朝の新潟駅南口です。空の青さがまぶしいくらいです。場所はいつもの通り、事業創造大学院大学。土曜のキャンパスはひっそりしています。Img_0636 Img_0630










参加人数はいつもかわらぬ熱心さで取り組んでいます。

Img_0632壁の展示物は、こちらに通う社会人学生たちのケーススタディや研究発表事例です。

 PowerPointで作ったレジメを展示しています。20本近くあったかな。いくつかは見ました。スリラ屋の企画は面白かった。全体にはチョッと物足りないなー。事務局の松山氏に余計な突っ込 みを入れておりました・・・

さて、本編へ移ります。ですが・・・・
前回に続いてのメーカーモデルPCMakerの二日目です。

プログラムどおり、5月から6月の経営をして、その後中間の発表を入れました。
Img_0752
前半は二社黒字、二社赤字です。P/Lの見方では、投資行為をしながらの黒字なImg_0649のか赤字なのか、投資をしないで黒字なのかを見られないとダメです。
いわゆる見かけの黒字と赤字の問題ですね。

皆さん、まとめる事や発表にだいぶ慣れてきました。

Img_0658何度も意識的な訓練をする事(ただ表面的な回数をこなすだけでは無理)、スキルが上がる様子が目に見えて分かります。
私の研修の本来の目的ではありませんが、とても重要なことです。

普段、あまりパソコンを使った事のない人でImg_0667もPowerPointの操作のお手伝いをします。

Img_0671

さあ、当初の売上目標、経常利益目標は達成できましたかな??

そして第2四半期からが本格的な企業競争であり、損益と収支の違いの体験が始ります。

Img_0673











Img_0638



経営シミュレーション(ビジネスゲーム、マネジメントゲーム)研修のサイト

ビジネスゲーム研修(マネジメントゲーム)との比較

 

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2007年11月18日 (日)

新潟市ミニ紀行 ・・・日本海と白山公園と新潟県政記念館

2007/11/16 金曜日 新潟市を訪れて・・・・

県境をすぎた頃から上越新幹線トキの車窓からは、もはや冬間近、いや冬であることが伺える。遠くに見えるうっすらと雪化粧の山はなんと言うのだろう・・・
Img_0576
Img_0575 新潟駅で降りると、穏やかな日和であった。

最近の訪問では、いつも曇天、雨の日ばかりだっから、嬉しくなる。

まず新潟港の方へ向かった。海を見る機会が無いので新鮮な景色だ。夏の終わりに平塚の海をみたが、日本海の風情は全く異なる。
よどんだ様な色の海、青い空とのコントラスト。寒風になびくススキの穂。
学生時代以来の日本海である。

Img_0582_2 Img_0583

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その後は新潟島の中心街へと出て、白山公園へ向かう。
人の気配が少ないものの、
真紅に染まったもみじがひときわ目を引く。
神社を抜けて、周辺の公園を散策する。人工公園であるが、例年になく遅い紅葉は秋の弱い日差しを反射して鮮やかだった。

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近くに、新潟県政記念館があったので、立ち寄る。ひっそりしているが、現存する中ではとても貴重な建物らしい。

 館長さんが直々にガイドしてくれた。
 昭和39年の新潟大震災でも倒壊することなく残ったのは、トラス構造のためとか。

ちゃっかり議長席に収まった。左側の柱時計がとても気になった。

総勢50名弱の県議会であるが、近代日本が各地で始った頃である。八角塔にも案内していただいた。昔はここから日本海もみえただろうが、今は窮屈な景色だけだった。

そろそろ夕暮れ時になった。急いで朱鷺メッセに向かう。
30階?だったか、展望台に駆け込んだ。
海に沈んだ後だ。
あと5分早ければ・・・
念願の日没シーンはまたもや見られなかった。
よほど縁が無いのか・・・また見に来いということかもしれない。それにしても今日はよい天気だったのに残念・・・

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2007年11月11日 (日)

起業塾 経営シミュレーション(第2会合)・・・・・新潟ビジネス専門学校/事業創造大学院大学

Img_055011/10土曜日は、販売会社編の三日目となる最終日です。

参加者は、仕事のつごうなどで 出席する事も大変、直前のキ

ャンセルもあります。


Img_0562


前回の続きという事で経営シミュレーション(ビジネスゲーム、マネジメントゲーム)研修 を やりました。


Img_0563

場所は同じく事業創造大学院大学の、今回はなんと役員の会議室のようなところです。 机も椅子も立派な部屋です。


Img_0543気分は大企業の役員並みです。

Img_0557_3

主婦の方も参加しています。手にしているのは料理のレシピではありません。

経営幹部のようなまなざしで、ライバル企業の決算発表を見つめているのです。




今回は、たんなる発表ではありません。プレゼンテーション能力の意識的な練習もかねて、私が作ったプレゼンチェックリストを使って、評価しました。友情のコメント欄が何よりの評価です。

代表取締役となった、星野さん、井上さん のプレゼンテーションの勇姿です。二台の液晶プロジェクターを使ってやります。カッコいいでしょう・・・。

Img_0552 Img_0554










Img_0558













メーカーモデルの経営シミュレーション(ビジネスゲーム、マネジメントゲーム)研修の始まり

翌日の日曜日からは、メーカー編のスタートです。

こちらも三日間やります。それも同じメンバーが!!!

こんなのは日本でも初の試みでしょう。(大学内でやるような学生相手の経営お遊びゲームではありませんからね・・・)。

私も初めて、同じ人に6日間もビジネスゲーム研修をするなんて、聞いたことがありません。それも二つのコースです。

------- ちなみに、今年はある上場企業の部課長コースでEXCE-4を4回(80名)やりました。その中には昨年課長手前の地位でPCMakerを受けた人が何人かいて、今年は出世して上位コースを受けた、という事があった。 ---------------

そればかりか、参加者は企業人だけではなく、一般の方も混じっていますから・・・・

その第二弾の教材は、PCMakerです。この事業創造大学院大学のMBA候補者だって悪戦苦闘する内容です(詳しくは私のPCMakerのページをどうぞ)

・・・それを起業塾の面々がチャレンジします。経営や会計に関しては素人集団ですが、ある意味、私にとっても実験的な試みですから、楽しみでもあります。

難しい事をどれだけ易しく、インパクトよく伝える事ができるか、体感させる事ができるか。これがミッションです。

で、、、、その初日は、デシカメ撮影するのを忘れました・・・ので、ブログはありません。

原材料、仕掛品、完成品 という形態の変化と原価データに苦労していましたね。

参加者の出席と欠席が流動的なので会社編成を3社に、さらにもう一社を副校長の松山氏に担当してもらい計4社にしました。変則的な運営ですが、このような柔軟な運営ができるのも強みなのです。

では、1週間後に再会です。ごきげんよう。   

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