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2011年2月 7日 (月)

購買部長さんが見学した経営シミュレーション

前回は工場長さん、今回は購買部長さんが見に来たビジネスゲーム研修の一コマ

皆さん、お疲れ様でした。
こちらも、カネなし、ラッシュアワー電車、風呂なしホテルで疲れました。

予定の5期よりも多く、最後は6期までやれたので、各社の戦略的な打ち手が収穫期を迎えることができました。

少し、株主総会の補足をします。
でも、その前に、初日アンケートに「ROEのことを知りたい」と書いた人(誰だか忘れましたが・・・)に、解説をしてあげるのを忘れました。
この場で、皆さんの決算書を使ってやりましょう。B/Sの下の方にROEの値が書いてありますよ。
自己資本利益率といいます。たとえば(株)橋本電機は、ROEが8.1%です。ROEは分解して要素別にみるのがいいです。
書籍(会計の基本がわかる本)のp193に解説があります。その前からのページも見てくださいね。
当期利益率、つまり収益性は1.7%と低いです。総資産回転率は1.7回、結構売り上げ伸ばしてよい値です。やや薄利型の回転ビジネスという様子がうかがえます。
財務レバレッジは3.1。この辺りは資本が脆弱そのものです。つまりROEの値の中では一番高いのが財務レバレッジというわけで、あまり良いことではありません。
望ましいのは、当期利益率の高さです。次いで回転率です。この二つでROAになります。
以上
さらに、ROEとは の解説ページもご覧ください。ROE分解の解説ページもあります

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●橋本電機
R&D注力により他社との差別化に成功しました。通年ではまだ損益はよくありませんが、下期はR&D効果を高価格化をもたらしています。直近では、粗利率も32%へ急上昇。当期利益率も13%は見事です。これが定着すると先ほどのROEはどのくらいになりますかね。
 10%×2.0×2.5=50% !・・・・単なる見積もりですがcoldsweats01
気がかりは、高価格にこだわるあまりに台数が伸び悩みです。高ブランド商品の会社は一般に、販売促進策も手厚いものがあります。その当たりのテコ入れも必要ですね。

 

●濱田製作所
代理で出席した人が、社長のイスを射止めました。

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というか、若いという理由で、無理やり座らされたかもしれません・・・・
ただただ、量産量販型の規模を追う経営スタイルです。設備投資をしました。

工場はいつだってフル生産、セールスマンのノルマが凄いこと、湯水のごとくつぎ込む販売促進費、これらが自慢のタネかもしれません。

大量のセールスを西日本中心に投入して、直近は西日本で800台超の販売です。
日頃、「会社」で適量生産を強いられている反動でしょうか?
部材単価が安くなるとばかりに、大量購買に走っています。
そのために、運転資金が不足気味。手形は期日を見ることもなく、客からもらったその足で手形業者に全額持ち込む、綱渡りの日々です。
7月の1600台発注は狂気の沙汰。その支払が到来した9月には社長の顔も青ざめ、製品の換金売りに走りました。良い思い出です。happy02
見学に来た購買担当部長さんも、最後はあきれて帰りましたとさ・・・

損益計算書は黒字、資金繰り、キャッシュフローは完全な赤字です。売上が少し落ちたら、即アウトですね。さながらこの会社自体がバッタダイレクト社みたいです。

●(株)OKB

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伝統的に値段で勝負の会社。粗利率の低さに表れているように、低価格政策に一貫しています。
伝統的に、機会損失を繰り返しながらも、なかなか生産と販売のバランスが取れません。組織のコミュニケーションに問題ありかもしれません・・・

第三ラインをフル稼働させるために、大量の部材が必要となり、やはり資金繰りが厳しいようです。合理化投資をやめたように、固定費の削減はそれほど効果的ではありません。
コスト要素の中では部材費が86%くらいです。労務費は10%程度ですから労務費削減はあまり効果がでません。

むしろ、R&D投資で並みの価格で売れる製品にしないと、薄利多売の循環から抜け出られないでしょうね。安い値段で売ることが身に沁みついていると、値上げするのは勇気がいるようですね。coldsweats01

ちなみに、上場企業平均(単独)
労務費の原価比率
2000/3…13.4%
2010/3…10.8%
人件費のコスト負担は低下しているようです。

皆さんの会社では、2010/3期 単体決算 製品製造分野の原価構成として、

材料費 71%

労務費 17%

経費   12% です。

●ハネ○○PCは省略です。

ではでは、皆さんごきげんよう。

ROEとビジネスゲーム研修 ROAと経営シミュレーション 大量発注と資金繰り 運転資金不足 キャッシュフロー 損益と収支の違い







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  • はるかさん
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