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2015年1月 4日 (日)

ロートレック荘事件はミステリー小説と言えますか(筒井康隆著)

筒井康隆著、ロートレック荘事件は表紙に書いてある通りの本だった

 
1990年出版の古い本だから、図書館で借りたものは紙が変色している。今時こんな酸性紙の本を読むのは久しぶり。本のミステリー性よりもこんなことに感動した・・・
Photo   
表紙には帯風に次のうたい文句が書いてある。
「文学部唯野教授」が、前日未到の言語トリックで読者に挑戦するメタ・ミステリー。
この作品は二度楽しめます。 ・・・・
 
ワクワク感で読みはじめたが、一章から二章に移った時に何か違和感をうけた。その時は分からずじまいであり、たいしたことは無いと思い読み進めた。 また本編渦中でも「○○者と若き美女達」の組合せから来る違和感がある。多分、読者はみんなそう思うだろう。
 
資産家や美しい令嬢達、ロートレックとの重なり、青年の恋、西洋屋敷の見取り図等々が舞台がかった背景でおもしろい。ロートレックの絵が挿絵として入っていたりして、お洒落で本格ミステリー風な感じなのもイイね。
 
でも、トリック自体はこれが本当にトリックと言えるのかなという感じだ。
斬新なアイデアとは思うけども、偶然なのか、直前に読んだ「片眼の猿(道尾秀介)」と同じく腑に落ちない、満たされない読後感もあった。
 
しかしロートレック荘事件(筒井康隆)の方がさすがに表現の多彩さや文章としては深みもありながら、読み易い。
 
書評ではメタ・ミステリーなどという曖昧な言葉で泊付しているが『映像化できない』と言うのだけは分かりやすい真実だ。

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