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2016年1月

2016年1月31日 (日)

公共施設の今後40年間投資総額の情けないミス

上尾市公共施設等総合管理計画(H27/3)

ある条件下の試算と過去10年間実績の平均による見積もり

前記事の続き ・・・  参考 上尾市施設課
 
なんと40年先までの公共施設建物や道路インフラ等の更新や建て替え費用をどう見積もるか?。難題であっても試算しないわけにはいかないのだろう。
前提は30年で大規模改修、60年目で建替え、面積に対してある建設単価を使うなど。その結果が下の①40年予想額。
それに対して、過去10年間の平均値を使ったのが③の値
 
更新費用(億円) ハコモノ  インフラ    合計 
40年間予想額 1,792 2,546 4,338
上記の平均/年 45 64 108
10年間平均実績額 29 59 89
予想の実績倍率 ②/③ 1.5 1.1 1.2
実績額ベースの総額
(③×40)
1,172 2,368 3,540
予想額対比 ④/① 65% 93% (798)
予想額からの減少率   35% 7% 18%
 
施設課の主張は10年間実績方式でやれば、予想額よりも35%減りますから、それを目標にします、と言うことらしい。グラフにしたのが下(オリジナル)。
Photo_2
でもこれは目標とは言えないと思う。その理由は、
  1. そもそも納期40年後の目標など長すぎて意味が無い。40年後に誰が評価するのか、未知の領域。
  2. 削減という場合は、過去の事実と対比するものであり、未来の予想額と比較するには違和感ある(実績÷未来では次元が違う)。その意味で、単純予想額の65%程度しか予算投入できません。となる。
  3. 過去10年実績に対して20%削減で将来の更新計画を実施します、というのが民間の思想である。
  4. 予想額の精度は不明だから、これに対する比率は形式に過ぎない。
  5. 35%は非常に大きい削減率だが、分母となる40年予想額は機械的見積もり(非現実的)であり過剰な値になる。政治や社会情勢の政策的ブレーキが無いという前提で施設が更新されることはあり得ないので、予想を超えた空想である。
  6. 平たく言うと、「ない袖は振れない」を言いたいだけだろう。
●不思議なミス発見から見える、情けなさ  ・・・ 追記3/12
 計数面のまとめを記したP7にヘンな数字が2つもあった(下の取消線)。当然、概要版の元になる計画本書にも。
「更新費用予想額は、約4506億円 ・・・・ 投資総額3540億円を約966億円上回る・・・」の文。
 それまでに出てきた数字と辻褄が合わないので仕方なく冒頭の表とグラフで検証したわけ。 正しくは4338と798となる。
 施設課はミスを認めた(現在はpdfでは修正済み)。
 
 不思議なのは、まとめの数字なのに誰も検証しなかったこと。作成者はミスを犯すものだが、管理者は少し電卓叩けばすぐわかるレベル。どんなに上尾市の将来を憂う立派なカラー版の計画書を作っても「作成元の管理職が見ていない」というご粗末さが明らかになると、羊頭狗肉であろう。
 
 誰も、と書いたのは、本書は重要な計画だから、一年前に他部門にも配布済みと思う。上尾市役所の職員数百人の目に触れたはずが、誰も読んでねーなんてことはないよな 
 それとはともかく、引出しの奥に入れたままの君はそのカラー版、オレによこせ。猫に小判だろう 
 
●今日テレビで面白いのを見た。
建築家の青木茂氏による『リファイニング建築』という、“取り壊さない”再生建築技術
震災で亀裂が入ったビルを直して長寿命化していた。費用は新築の2/3と言っていたようだ。ちょっと高い気もするが・・・こういう試みはイイね。
もったいない、と言う割には、日本人はそれほどモノを大切にしないからね・・・

2016年1月29日 (金)

刑事フォイルは深みのあるドラマ、戦時下の風情と不条理も描く

イギリスの片田舎における戦時下の様子が見られる

 
最近、Dlifeでホームランドの新シーズンが始まって喜んでいるけれども、今一番のお気に入りは、NHKBSプレミアムの刑事フォイルかもしれない。
 
ダウントンアビーも面白いけれど、やはりサスペンス好きにはたまらない。
本邦の「相棒」がマンネリ感ありすぎて、ややつまらないので、刑事フォイルが一押しになる。
これだれの秀作だから、BSではなく地デジで放送してほしいものだ。 
 Photo
原題がFoyle's War とあるように、戦時下のイギリスの様子が見られるので、とても新鮮だ。第二次大戦中の市民生活の様子として、日本とも似ている感じも受ける。
空襲の爆風から防ぐために、住宅のガラスに紙を貼りつけている光景があった。
 
何と言っても主役のマイケル・キッチンの物静かで落ち着いた演技が素晴らしい。
相棒ともいえる運転手のサムの陽気な田舎娘ぽくも聡明な感じがイイ。
 
初老の刑事と若い娘という組み合わせは珍しい。

2016年1月27日 (水)

上尾市公共施設の現状と更新費用の40年見通しの警告書

上尾市公共施設等総合管理計画(概要版)のまとめと感想
 
このブログの上尾市関連の記事が増えたために、上尾関連の生活ネタと行政関係のネタが混在してグチャグチャになっていました。
そこで「上尾市私役所」という新カテゴリーを作った。これはその第一回記事。
 
上尾市Webサイトに興味深い資料がありました。
へー、行政にも長期的視野が有るんだなー、と感心。行政自ら、公共施設等の建築物ハコモノと称しているのに驚き。なお道路や下水道などの都市基盤施設インフラと称しています。
 
以下は速読後の個人的な要約抜粋。
 
●計画の目的
 上尾市の公共施設は昭和40-50年代にかけて約三倍の人口急増と都市化に対応すべく建てられたものが多く、近い将来、一斉に更新時期を迎える。
 しかし、少子高齢化(福祉支出の増加)、生産年齢人口(15-64)の減少は住民税の減少、財政状態の悪化、現施設の維持が困難という悪循環リスクがある。
 従って、今から真剣に考えないとえらいこっちゃ、という「計画」に名を借りた「警告書」です。
で、このようなことを総合的とか整備とか計画とか、整備文(お役所言葉)で長々と綴っています。
本計画は、「第五次上尾市総合計画前期基本計画」の下位計画の位置づけです。
 
●計画期間は40年間・・・長い!
 H28年~H67年/2016-2056年。今年の新入社員が退職するまで。ちなみに人口予測としては最終年は30%減の15万人台。これは1978年頃の水準。
 そうとう街中が空いています。
高齢者が多いから外歩きの人を見かけないかもしれません。「混む」という概念がなくなる時代でしょうか。それとも、市中心部に密集するだけでしょうか、分かりません。
 超長期計画は必要ですが、どーせ5年先も見通せませんから、あまりにも長いのも無責任化するなーという複雑な感想です。
 
●現状
上尾市の固定資産は6847億円・・・ほとんど土地83%、大事なのは内訳の
 公共建物371億円(5.4%)
 インフラ(上水道除く)714億円(10.4%)、上水道入れると961億円
●老朽化の現状
築30年以上のハコモノが64%、うち8割が学校施設。同、インフラでは橋が約60%。
 

Photo_3


●耐震化
昭和56年以前の旧耐震基準の施設が60%ある。学校施設の9割は耐震化済み
 
●財政
 歳入は600億円(H24)、うち市税は300億円とちょうど半分だが市税は減少傾向にある。なお直近H26は市税305億円とやや回復したが、H19年の325億円がピーク。
 中期的には生産年齢人口の減少で市税の増加は期待できない。って市がハッキリ言ってます・・・まさか市民にもっと稼げ、と言うわけではないでしょう・・・
 
歳出は扶助費(生活保護や児童手当)の増加が著しく、H15(12%)からH24(24%)の9年間で倍増。昔は市町の支出って一番多いのは彼らの人件費と思っていたが、今は扶助費です。取り様によっては公務員から老人と子供へ配る先が替わったかもしれないけれど、直近H26年度は152億円、27%。
 
●経費・・・この辺の表現が分かりにくいが、過去10年間平均値として
公共施設等の整備、年65億円。うち、ハコモノ投資額30億円
インフラは上下水道も含めて60億円

●更新費用の見通し
Photo_4
 現在の施設サービスの規模で維持し続けると仮定した場合の費用見積もりです。これが有りえない仮定と思うのだが・・・
 
・ハコモノ更新費用、40年間で総額1792億円、年間45億円。
 上記ハコモノ投資額30億円の1.5倍。建替えは平成50年頃がピーク。
 
・インフラ更新費用、40年で総額2546億円、年64億円。
 年間の投資額60億円の1.1倍だが、実態はもっと高くなると書いてある。
 
・全体の更新費用は総額4500億円、年間113億円。
 
●公共施設マネジメントの目標値・・・40年間で、
・ハコモノ経費(約1800億円)の35%を削減する
・インフラ経費(約2500億円)の10%を削減する。
実は、ここが一番引っかかる所、まだよくわからないので書けませんが・・・単位の異なる数字の割り算をしているような、或いは未来と現在の割り算のような違和感があります。
次記事へ
 
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上尾市の公共施設マネジメントの原則
 
1ハコモノ
施設の複合化、多機能化及び更新の際に必要とされる機能の峻別と補完により総量を縮減し、新規整備は抑制する。
 
2インフラ
ライフラインの確保を最優先とし、効率的に長寿命化をすすめ、経費の縮減と平準化を図り、都市基盤施設の新規整備・回収・更新を実施する。
 
ハコモノの更新計画
原則として現状の規模と同等以下とする。近隣市町との広域連携により、施設の共有化や民間サービスの活用による建て替えない方法も検討
 
 

2016年1月26日 (火)

野々村竜太郎の再過熱報道から受ける違和感

ウソ旅費のネコババ断罪だけでなく、彼は衆寓政治の象徴なのか

 
あの見苦しい号泣シーンを再放送したり、裁判経緯を報道しているけど、事件そのものは単純だから先は見えていると思う。
ただ、野々村竜太郎なる人物が、あまりにもご粗末だから、テレビの格好の餌食になるだけだろうと思う。
 
本当に気になるのは、どうしてあのような人が当選できたのか、ということ。
衆院議員選挙の比例名簿なら、どんな人物かまるで知られないまま、運よく当選した人が過去にもたくさんいた。今はテレビタレントに転職したのもいる。
 
野々村は過去に何度も地方選挙で落選しているらしいが県議選では「西宮維新の会」を名乗って有権者の誤認を誘ったらしい。本当にそんな詐欺的手口だけで当選できるのか。11000票で最下位当選している。
 
候補者名簿の職業欄は「無職」とあった。世間受けする輝くキャリアも無く、地盤も看板もない無名人が、時の橋本旋風の中で「維新」を掲げただけで当選したという事か。
 
選挙分析や有権者への調査報道をしてほしいものだ。選挙中は、あのような人柄の片りんをまるで見せなかった常識人なのかということを。
 
そうでないと、また彼と同類が政治家になることがあるだろう。
先日の身近な選挙でも、たんに政治家になりたいという過剰意識を持った人ではないか、と勝手に私自身が思ったのだが、そんな人物像と重なる気がしたので、とても気になった。
野々村は愚かだが、もっと狡猾な奴ならぬくぬくと生存できる。
 
とにかく、彼のことを単純には笑えない。
生んだのは「風」になびく有権者なのだ。
野々村竜太郎こそ、民主主義が衆愚政治にもなる、という見本かもしれない。
 

2016年1月24日 (日)

關 颯人選手、都道府県対抗駅伝5区、ダントツ一位の快走

21回、全国都道府県対抗駅伝で佐久長聖高校、關 颯人(せき はやと)選手の将来性
 
埼玉県(3位)と長野県(5位)チームを応援してたので、上位争いは見ごたえありました。共に優勝はできませんでしたが・・・
 
Photo 長野県の名門、佐久長聖高校から、また有力な選手が大舞台で活躍しました。
關 颯人君は5区で1位。
24分21秒は他選手よりも10から20秒くらい早いタイムで、見事な走りっぷり。長身なのも素材の良さを感じますね。でも区間記録は先輩、村澤君のもの、もっと早いね。
セキが珍しい漢字・・・、初めは閾値の字と見間違えました・・・
 
關君は先日の男子高校駅伝大会でも1区一位、まだまだ伸び盛りです。
テレビアナウンスによれば東海大学への進学決定。来年正月の箱根駅伝にでて活躍しそうな有力選手なので、テレビ観戦が楽しみです。
 
私が子供の頃はあまり聞いたことがなかったため、そもそもは佐藤 悠基、村澤 明伸らの活躍をテレビで見て、佐久長聖の校名を知ったくらいです。ですから長野県の駅伝を支えてきた長距離選手養成所みたいな感じに見てましたが、今は進学校でもあるようです。
 
彼らは東海大学、日清食品の陸上競技部へと進んでますから、ある種の人的なルートが有るのでしょうかね。
 
その佐藤悠基選手は静岡県から出てました。もしも長野県から出ていたら優勝かもですが、そんなのは勝手な組み合わせですね・・・
 
他に気になったのは、隣の新潟県の中学生選手の活躍。新潟の駅伝は弱いけど凄い中学生が二人もいるのに驚きました。来年以降は楽しみです。
 
2区、2位、横田 俊吾 山王中 8:41 10人抜き
6区、3位 岸本 大紀 分水中 8:50 4人抜き

2016年1月23日 (土)

財務省主計局から国家予算の講義を聴いた

さいたま新都心連合大学にスポット受講した
 
偶然、さいたま新聞のWebサイトを訪れた。その時、このへんな大学名を見つけて入っていたらタイムリーなテーマがあったので、申し込んだ。
 
「平成28年度予算案の概要とわが国の財政の現状」。
講師は財務省主計局の担当官。
国会中なので予定した人ではなく、代わりの人だった。
 
名前は大学となっているけど、要するに教養講座みたいなもの。
単発受講だと1回500円。
案の定、新都心駅の合同庁舎会場に入ると、ほとんど老人会みたいだった。自分まだ早いと自負しているのだけれど・・・
Img_8845
歳入と歳出の話はもちろん、それらの超長期データもあったので、結構有意義なカラー印刷資料をもらえた。
でも多分、政府Webを見ればあるのだろう。企業の決算なら何とか読めるけれど、国とか自治体の決算はこれから勉強してみたいと思う。
 
プライマリーバランスの黒字化が優先と言っていた。
国の債務の中の一番長い償還期限は33年らしい。
つまり、今年生まれた人が税金を納めるようになるよりもまだ未来のこと。12年後生まれた人が返済をするようなものかな(12+18歳=30年)
これでは生活費の先食い老人会かもしれない。
 
さいたま新聞のWebページって、さすがに埼玉県の話題が多くて、今まで見向きもしなかったけれど、お気に入りに登録した。身近なことが載っているのでイイね。

2016年1月19日 (火)

雪の日、アッピー君がヨーカドーの食品売り場に現る

小さい子供がいないので、あんまり関心は無かったけどビックリした。
着ぐるみ姿よりも、イラストの方がイイと思っていたものの、アッピー君を近くで見るのは初めて。
ヨーカドー上尾駅前店に行ったら、アッピー君が食品売り場に現れた。
 Img_8861
 
残念ながら、雪の日のために客も子供の姿も少ないので、なんとも不釣り合いな光景だった、多分この「上尾串ぎょうざ」とかのPRなんだろうか?。
キュウイと串ぎょうざの食べ合わせはどうなんだろう・・・
 
ネットで市のサイトを見たら、アッピー君が来たのではなく、「アッピー君の着ぐるみ」が貸し出されたようだ・・・これは身も蓋もない見方かな
 
貸し出されたアッピーの着ぐるみは、返却の際には除菌消臭剤をかけ、風通しのよい場所で陰干しすること、とある。
 
 
遥か昔、夏祭りのイベントで怪獣の着ぐるみで練り歩く学生バイトをした。
海パン一つで入って、汗びっしょりだったことを懐かしく思い出した。
 
久しぶりの雪の日。
Img_8850

2016年1月17日 (日)

都道府県女子駅伝、若手の関根花観が女子10Kmで好タイム

愛知の鈴木選手による逆転劇が話題だけど、隠れたヒロイン誕生は関根花観選手
 
1分半もリードして、京都の独走状態でアンカーに渡っときは、勝負の面白はまるでなし。
ところが京都の選手は調子が悪かったようで、みるみる二位以下の選手に追いつかれていった。
 
テレビ画面で何度も快走ぶりがアップされたのは、大逆転劇のヒロイン、愛知県・鈴木亜由子選手でした(24=日本郵政グループ)。
 
見ていて、面白かったですね。
彼女が一番早かったと思ってました・・・
 
ところが、本当は彼女よりも速く走っていた女性がいた・・・
 
テレビにはほとんど映りませんでした。
可哀想かな・・・
都道府県女子駅伝、東京都チームの関根花観さん。
第9区10kmを1位の区間賞です。
10000mを31分18秒。
 
ネットで見たら同じ日本郵政グループの後輩、まだ19歳と若い。本来の記録はトラック競技のものでしょうけど自己記録を1分も短縮していた。凄い。
 
この日の駅伝では関根花観選手の活躍はネットでもほとんど記事になっていませんが、第34回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会の優秀選手に選ばれていました。
 
陸連の関係者なら、彼女こそ、一躍注目の若手、長距離選手ですね。

2016年1月16日 (土)

HTML表内のレイアウト記述方法

 
HTMLテーブルに変換して、ブログ内に挿入してから
下記の赤位置へ挿入する
 
【変更後(センタリングの場合)】
td {
border: solid 1px #~;
color: #~;
background-color: #~;
text-align:center;   ・・・挿入する
}
 
 
●右寄せの場合は
text-align:right;

2016年1月10日 (日)

ゲーミフィケーションの感想

ゲーミフィケーション―<ゲーム>がビジネスを変える  井上明人著/NHK出版
 
言葉も意味も知ってはいるけれど、使われ始めたのは2010年ごろだという。
Photo_4
ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素をゲーム以外の分野に適応することです。
主な目的は、顧客に製品・サービスを繰り返し利用してもらうため。
いろいろな事例を挙げて解説していますが、ほとんどがアメリカの例であり、ややこじ付け的な解釈もある感じ。
その点ではやや物足りなかった。
「シリアスゲームは社会の様々な問題をゲームの中に持ち込むことだが、ゲーミフィケーションはゲームを社会の様々な場所に持ち込むこと」と定義してシリアスゲームとは違う位置づけです。
 
ゲーミフィケーションなんて言葉が使われる半世紀以上前から、経営教育の分野にはビジネスゲームが存在しています。
何か開発のヒントになるものがあるかと期待したけれど、特に得られませんでした。やや散漫な内容だと思う。
 
でも、ゲームの力=人を楽しませる×複雑なものを理解させる×人を行動に駆り立てる
と言うのを発見。
 
 
eラーニングセミナーでの発表例のが具体的で良かった。

2016年1月 6日 (水)

社会的包摂よりも社会的居場所のほうが分かりやすい

弱者の居場所がない社会--貧困・格差と社会的包摂、の感想
 阿部 彩 講談社現代新書
 
ソーシャルインクルージョン。「一億総活躍社会」で政府が選んだ民間議員の菊池桃子が発言したため最近マスコミにも扱われました。
Photo
「社会的包摂」と訳されますが「包摂」なんて普段は使いません。辞書では「つつみ入れること」。
反対が「社会的排除」なので、対比でいうと「仲間外れにしない」という意味でしょうか。良い日本語訳がありません。無排除社会でも何かヘンです。
 
著者は貧困問題の専門家ですが、この言葉は以前から使われていたようです。マスコミはタレントの言葉に飛びつきましたが、2011年1月に官直人総理大臣の直属に「社会的包摂推進室」が作られていて、派遣切り問題が注目された頃から芽生えていたようです。が、直後の大震災で活動がどうなったのかは良くわかりません。
 
内容は、食べるに事欠く絶対的貧困と相対的貧困の違いや日本人に根強い「精神的貧困」や「清貧思想への憧れ」など分かりやすく扱っています。
思うに、この問題では「贅沢をしなければ生きていける」風の精神論がありますが、それは暮らしに余裕のある人の「いいわけ」に過ぎないと思う。また、モノを長く使い、簡素な生活をすることに美意識を求めるのも嘘っぽいと思う。衣類や家電にしろ日本人は新しいものばかりを欲しがりますからね。
 
経済問題での貧困だけではなく、その人の社会的な位置や人間関係まで広げて、排除しない社会的包摂という概念を力説しています。その具体的な形が「居場所」や「社会的サポーター」の有無だという。
 
社会的包摂という物言いよりも、この「居場所」という言葉の方が的を射ていると思います。最近のショッピングセンターでも滞在型消費を追求していて、カネを使わなくても長時間居続ける人(だいたいは老人)が増えていたり、図書館などの公共施設もそういう傾向にあります(物理的居場所かもしれませんが・・・)。
 
今問題なのは相対的貧困ですが、なるほどって思ったのは「強制的消費」の多さの指摘です。フツーに暮らすための最低生活費のこと。スマホ、冠婚葬祭の交際費、テレビや冷蔵庫等々が挙げられていますが、個人的にはもっと大きいものとして住宅費用があると思います。
カネが無ければ老朽した安い木造アパートでもと思うけれど、今はそんな物件は少なく、こぎれいな軽量鉄骨やコンクリート系の賃貸住宅が多くなりました。家主側も立て替えて資産運用に励みますから、家賃は高くなりがちです。
また教育コストもバカになりません。
 
ようするに日本人の「生活固定費」が昔よりはるかに高くなったと思います。成熟社会の結果だから悪い事でもないのですが・・・
その一方、収入面で不安定な非正規雇用が定着したこと(これが一番の原因と思います)。更には家族を作らない生き方の弊害という面もあるでしょう。
 
格差問題では、公衆衛生学者リチャード・ウィルキンソンの有名な研究を解説していますが、もっと日本国内での分析データがあれば、とやや物足りないです。
 
包摂の理念をまっとうすることには難しいものがありますが、反対の「排除」の方はかなり目につく時代になりました。
ヘイトスピーチはその典型ですし、移民や難民問題もそうでしょう。また非正規労働、同性婚のような問題もそうかもしれません。

2016年1月 3日 (日)

箱根駅伝11位の関東学生連合、記録に残らない活躍を記録に残す

記録も無い、テレビにもあまり映らないけど記憶に残る関東学生連合
 
受験生から「関東学生連合」という大学は何処にあるの?
年配者からは「全学連が走ってるの?」
ヤンキーからは「俺の母校か?」
暴走族からは「オレも勉強したい」
 
って問い合わせが来そうな感じの2016年箱根駅伝の活躍ぶりです。
Photo_2
東工大や筑波、東大などの国立大学も入っているように、予選会の落選チームからの選抜で、いかにも教育的配慮が漂う感じがイイね。
ところが、枕には「オープン参加」としつこく言われ、記録の横には常に(参考)の注釈つき、非情な扱いも・・・。
 「なんだかなー」です・・・
 
初日の放送では過去最強の編成とか言われていたので気になりました。
往路は15位、5:39:01、青学との差は13:06秒。
例年、最下位近くの常連だった「記憶」があるので、今年は速い。
なんと二区では7位です(丸山竜也選手、専修大学)。 
 
今書いていたら九区では11位、凄い。
関東学生連合!、シード権目指せ・・・
前の走者がみんな倒れたら、優勝することだって、確率的にはあるんです・・・
 
総合11位。幻のシード権は獲れなかったけど、凄いおめでとう。
大学ごった煮のメンバーですが卒業してからも役立つような良い友情が作られたことでしょう。 
テレビ中継では親子の情愛ストーリーが意図的に繰り返されていますが、ここは冷静に、関東学生連合16人チームの活躍ぶりを記録にしておきます。
 
視聴者公認記録です。
選手情報のソースは日本テレビ箱根駅伝サイトより
 
区間 氏名 順位 記録 学年 所属大学
1 山口 修平 8 1:02:15 4 創価大
2 丸山 竜也 7 2:11:21 3 専 大
3 武藤 健太 15 3:18:38 4 国士大
4 村瀬 圭太 14 4:15:06 4 麗澤大
5 工藤 隼人 15 5:39:01 3 亜 大
6 吉村 匠 14 6:40:17 4 東経大
7 平賀 喜裕 12 7:45:12 3 駿河台大
8 松井 将器 12 8:51:24 4 東工大
9 柴田 拓真 11 10:03:09 3 平国大
10 細森 大輔 11 11:15:30 3 國學大
  岡田 篤     4 東情大
  酒井 真乃補     4 流経大
  古川 敬祐     4 関学大
  吉成 祐人     4 筑波大
  桜庭 宏暢     2 日薬大
  近藤 秀一     1 東 大
 
 
 
それにしても、青学が強すぎ。二位争いも毎度おなじみの東洋大学と駒澤大学ですがタイム差かなり開いています。
優勝争いの面白味としては、復路は袋路地です・・・
興味は10位以内のシード権争いくらいですね。
 
丁度、青山学院はキャンパスの都心回帰を成し遂げたところで、箱根駅伝二連覇は大学広報的に万々歳なんでしょうか。
 
箱根駅伝の活躍が大学受験生獲得に効果あるという言い方を聞くけれど、東洋大学などを見ていると必ずしもそうではなさそうですね。
 
 
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2016年1月 1日 (金)

内山高志の11連続防衛は、打ったら 終わってました

やっぱり、埼玉県春日部育ちの内山高志のボクシングが一番面白い!

 
元々好きなボクサーだけれど、一度会ってからも大ファンになってしまった。
 11
大晦日の恒例行事になっているのがダイナマイト内山高志の防衛戦中継。今回は生中継ではなかったかもしれない。
内山の試合はKOが多いから、試合が早く終わってしまいテレビ局泣かせだろう。
 
『期待通りの勝ち方』をしてくれた。左ボディ一発で倒した。
それでこそ本物のチャンピオン。 
 
インタビューでの内山君の話・・・
アナウンサー・・・  衝撃的なおわりかたでしたね。
内山・・・ あー、腹が空いているのが見えたので、打ったら、そのまま。
 
内山・・・ 左がちょっと
 
内山・・・ 空いているなと思って、打ったら、終わってました。
 
何度もシーンを再生して見たけれど、言われれば一瞬すきがあるように見えるものの、彼にはその瞬間は止まったように見えるのだろうね。 
 
リング態度も申し分ない。
 
敵は、年齢だけじゃないかな。
井上、山中の三人が本当に強いチャンピオンだ。

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かまちょ図書館

  • はるかさん
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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