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2016年11月 1日 (火)

上尾市図書館問題の住民投票の署名数は14000人超の結果

目標1万人を超す署名数14,137人の結果と小牧市比較
 
2016/12/11 選管審査後の有効署名数は13598人と確定(無効率3.8%と低い)。 なお賛成派の不純な署名運動はこちらへ
 
(1) 「図書館を考える会」FBで速報値が発表
 
「住民投票をやりましょう」の賛否を上尾市議会で諮るには有権者数2%の署名が最低条件です。9/2日の有権者数は190,386人。2015/12月の市議会選挙よりも7002人多いです(18歳選挙権の効果)。
2%は約3,800人ですが、そのレベルでは寂しいし、6月の別件ではほぼ達成済みです(末尾記事)。目標数はビラには書いてなかったと思いますが、駅頭スピーカーからは「1万人の署名活動」と聞こえてきました。 14,137は目標大幅クリアー、有権者数比7.43%。最低2%に対して3.7倍。 考える会のHPより。
  3,800人、2%
 10,000人、5.3%
 13,000人、6.8%
 16,000人、8.4%
 
小牧市の例(5.15%)を上回ります(同率なら9,800人、詳細は末尾へ)。
 
僅か一か月で一万人を超す署名が集まったことは重い事実です。行政の人とカネをかけてやる公職選挙ですら、30%投票率の時代です。上尾駅に行っても常時署名活動をしている分けでもないし、本館の前を通るので休日には署名活動をしてましたが、午後は見ません。まして上尾駅や本館に行かない人、市中心部から離れた(大宮依存の)原市や平方地域はきっと未開拓だったと思います。
 
不便な立地に図書館を移転させることへの素朴な不満から生まれた、わずか数人の市民運動ですが、途中から大きく変転したようです。
9月議会で上平の用地取得疑惑が判明し、翌10月に「住民監査請求」へと進展した頃から、いままで見向きもしなかったり、あるいは図書館を利用しない市民にまで、署名活動が浸透していったと見ます(年一回以上借りる人は人口の15%)。
 
「ずるい」、「汚い」。これが世間の評価ですが、私的には「文教に名を借りて」と前置きを入れるべきと思います。上尾市教育委員会の面々には、不純な動機を出自とする文教施設の誕生を正視できるのかと問いたいです。結果責任を負わない気楽さとはいえ・・・
 
市政の体質が露わになったのは良い事と理解します。議会を牛耳る多数派は監視役を放棄して見て見ぬふりをする、という馴れ合いも分かりました(今に始まったことでは無いのでしょうが、子どもにも分かり易い事例となりました)。
土地取引が明るみにでてからの市民の反応は「ノー」です。築50年の家に住む上尾市民が、「我が家を○○町分館として五千万円で買い取れ」と市に言い張っても咎められません。
 
上尾市は(稼働率の低い)現本館に対し、不便な地に高額ハコモノ建設という政策的な不合理性を無理やり正当化してきました。典型の、利用者が通いにくくなることよりも、「本を置く場所がないから建てる」という論法は議会でしか通用しないものです。
昔ながらの生産者(供給者)優先の考え方であり、利用者(需要)サイドからは合理性がありません。サービス業であるという認識が無いのは、(図書館)利用者を増やすという定量的目標を敢えて掲げないようにしてきたからでしょう。
 
9月議会では、2月の市長選で島村市長の得票率が57%で図書館計画は信任を得た、と答えていますが、土地取引とそのタイミングや金額が明るみに出た以上、「ちょっとマッタ」が世間というものです。
ムリ筋だと分かっている行政マンもいるはずですが、道理が通らない市役所組織に劣化していませんか。
 
賛成派は「23万にふさわしい図書館」と主張しますが、人口を政策の拠り所にするのは人口増加時代でのこと。一度も利用指標で語ることができません。 政策プロとして本気で「人口」を切り口にするならば『人口減少時代』に向けた上尾シティーセールスとしての駅前図書館へと帰結するはずです(大きな機会損失となることを危惧します)。
 
築35年の現本館ですが、その程度の建物はザラにあり、耐震性も問題なしです。なのに建築費高騰の折り、4年内の竣工式に焦っています。自分のおカネならこんな愚かな使い方はしないでしょう。 
為政者の功名心や利益誘導的な動機がみえみえです。すり寄る幹部職員や黙認する議員は恩を売るような馴れ合いだろうという点では、築年数以上に劣化しています。最後の仕上げは、決定した人々の誰一人として責任は取らなくて良い、という行政の仕組です。
23万人にふさわしいものは、図書館ではなく「市政の品質」です。これはカネでは買えません。市民が作るべきものです。
 
 
(2)署名制度に潜む矛盾への答え
 
18歳以上の人には署名する権利がありますが、図書館の利用者には子供が多いから、子供(小学生)にも住民投票の権利を与えるべきだと思うのです。しかも、建設費のうち幾らかの請求書は彼らに回ってくるのです。人目や立場を気にせず、純粋な判断をするでしょう。
 
借金、とりわけ固定負債と呼ばれる長期借入金の類は640億円(上尾市普通会計の地方債等)。これらは「将来世代への負担額」というものです。何年返済が主なのかは知りませんが、5年で回しているとすれば、13歳までの子供にも将来負担が及ぶと思います。
恥ずかしいかな、市民は我が子や孫達の「まだ見ぬ稼ぎ」まで当てにして暮らしているのです。
 
だからお爺さんお婆さんたちが「孫子のためにも、無駄使いやめましょう」と言っているのです・・・。その声や姿は、市政に携わる人々よりも、若い人々へ伝わる方が価値があると思います。
 
(3)参考: 小牧市の住民投票の署名数と投票結果
 
愛知県小牧市(平成27年10月1日、総人口153,728) 
H27/8/6  小牧市の図書館問題への住民投票署名数6,001人(Wikiより。有権者数比5.15%)
H27/10/4 住民投票の実施(市議選と同時)は反対が多数。投票率50.38%、賛成24,981、反対32,352、有権者数116,624(市選管より)。
 
争点 提出署名数 有権者数比率 法定2%比 有権者数 住民投票の実施 結果 投票率
上尾市/図書館 14,137 7.43% 3.7倍 190,386
小牧市/図書館 6,001 5.15% 2.6倍 116,624 2015/10/4 反対が56% 50%
つくば市/運動公園 11,718 6.92% 3.5倍 169,233 2015/8/2 反対が81% 47%
北本市/新駅         2013/12/15 反対が76% 62%
上尾市/合併         2001/7/29 反対が58% 64%
 
関連
 
 
 
 

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かまちょ図書館

  • はるかさん
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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