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2017年10月の22件の記事

2017年10月31日 (火)

上尾市の八百長・二元代表制はダブル逮捕で暴かれた

警察が排除し、上尾市民がその跡を浄化できるかが試されます

本日のNHKニュース。ソースは文末にコピー。島村市長と田中議長の両容疑者は上尾警察署からさいたま地方検察庁へ身柄を送付されました。

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 市長と議員は共に直接選挙で選ばれるから二元代表制と呼び、議会は行政の監視役です。早い話が議会とは行政に口うるさく文句を言う存在でなければなりません。

 しかし上尾市政は八百長でした。(文末に議会質問に関する実態データ)。

 ダブル逮捕は、無関心層には寝耳に水でしょうが、市政に関心がある人なら皆こう言います。

あぁ、やっぱりな」と。

不正側が情報をひた隠し、取り巻きは見て見ぬふりや忖度を決め込みます。黒塗り情報公開のように証拠は表に出ないため、議会の追及質問には限界があります。

だから、続けてこう思ったのです。

埼玉県警やるじゃん」。

疑惑が解明されない国レベルの案件が続く中、無力感に覆われていた所に、一郊外とはいえ政治腐敗にメスを入れた姿に喝采を送る市民が多いでしょう。

 昨夜、主を失った館で、遠藤次郎副市長が詫びました(文は前記事)

・・・市民の皆様にご心配をおかけした・・・

 冗談じゃない、心配している人は少ない。

 多くの人は、膿を出しきってと願いますよ。

市長に任命された副市長自身はどう振る舞ってきたのか、ということも問われるでしょう。また、市民よりも市長や議長に寄り添ってきた幹部はどうしますか。与党議員達との甘い予定調和の仕事しかできないのでありませんか。行政のプロとして深い造詣と経験に裏付けられた仕事ができますか?

S

市民は注視していますよ。

上尾議会のドンみたいな田中氏の力で地位を得た議員はどう振る舞いますか。議場で立ったり座ったりする要員でしかない人達は、知らなかったで済むのでしょうか。或いは、「市長へのはがき」レベルの素人質問しかできない人はこれから自分の存在意義をどこに見出せますか。もちろん、中には彼が消えることを喜ぶ同じ会派の議員がいても不思議ではありませんが・・・。もちろんそれが権力闘争の代替わりに過ぎないなら、「きれいごとの下に隠れた田中的体質」を暴かねばなりません。

市民は来たる時に判断しますよ。

さて、前記事の朝日新聞の相関図からは田中氏主導、島村氏は従属に見えます。庁内では島村市長は「いい人」と言われるように、威張り散らすタイプではなさそうです。しかしトップ職への感想が人柄だけというのは、何か物足りません。

 ブログで再々指摘していますが、上尾市の給与水準(ラスパイレス指数)は埼玉県第二位です。ここ。 国家公務員より、東京23区よりも高いのです。では、入社試験はどこが易しいでしょうか…。

 高くなる理由には、国家公務員は高卒と大卒では出世が限られることで給与が止まりますが、市の高卒者には毎年の給与アップがあり、昇給ストップが無いのです。今どき年齢と能力が比例すると考える組織は重症です・・・。

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 彼とは何の面識もないのですが、こうしてデータで眺めていると政治的配慮で高くしていると見えるのです。つまり島村市長は強いリーダーシップ能力ではなく、たんに職員給料を他より高くして(或いは下げないで)求心力を保ち、不平を抑えているように見えます。やりたくてもやれない政策に文句を言えない雰囲気が作られます。

意地悪すぎる見方でしょうか。

 ちなみに市長退職金は四年任期ごとに支払われ、90万円×19.32=,738万円です (手取りはグンと減る。出典はここ p8)

 今回のケースは禁固刑が確定するか否かで変わります。それには時間がかかるため支払額が確定できないので保留のままとなるようです。税金からの支出ですから書いておきました。

 

関連

上尾市議会の議員評価として、一般質問の時間数

一般質問と報酬

上尾市の市長、議員、職員等の報酬給与賞与の推定年収とラスパイレス指数

 

●NHKニュースと映像は こちら  10月31日 12時11分

市長に便宜図るよう持ちかけか 埼玉 上尾 官製談合事件

埼玉県上尾市の市長と市議会の議長が、市のごみ処理施設に関する事業の予定価格を業者に漏らしたとして逮捕された事件で、業者は市長らと5年ほど前に知り合い、飲食などを通じて市長に直接、便宜を図ってほしいと持ちかけていたことが警察への取材でわかりました。警察は島村市長と業者との関係についても詳しく調べることにしています。

埼玉県上尾市の市長、島村穣容疑者(73)と上尾市議会の議長、田中守容疑者(72)は、市のごみ処理施設でペットボトルを処理する業務の入札をめぐって予定価格などをさいたま市の設備管理会社に漏らしたとして、官製談合防止法違反や入札妨害の疑いで逮捕され、31日午前、さいたま地方検察庁に身柄を送られました。

その後の調べで、業者は5年ほど前に市長らと知り合って親交を深めていたということで、今回の入札でも飲食などを通じて田中議長だけでなく入札の予定価格などを決める権限のあった市長にも直接、便宜を図ってほしいと持ちかけていたことが警察への取材でわかりました。

この事件では、田中議長は業者から現金数十万円を受け取ったとしてあっせん収賄の疑いでも逮捕されていて、警察は島村市長と業者との関係についても詳しく調べることにしています。

副市長が職務代理に

市長と市議会の議長が官製談合防止法違反などの疑いで30日に逮捕されたことを受けて、上尾市の遠藤次朗副市長が31日午前、会見を開き「市政に混乱をきたしたことについて、市民に深くおわびします」と改めて陳謝したうえで「職員一丸となって信頼回復に取り組みたい」と述べました。

そして、市長が逮捕され不在となっていることを受けて、11月1日から当分の間、副市長が市長の職務代理を務めることを明らかにしました。

さらに遠藤副市長は今回の入札の経緯などについて市としても調査を進め、速やかに公表する考えを示しました。

また、市の議会事務局によりますと、議長も不在なため地方自治法の規定により渡辺綱一副議長が議長の代わりを務めるということです。

 

2017年10月30日 (月)

島村上尾市長と田中守議長の逮捕を上尾市民はどう思う

上尾市の慢心政治の成れの果てか!?

上尾市政の歴史で最大ニュースが政治のワン・ツー(島村市長・田中議長)逮捕とは、汚点だよね

悲報なのか朗報なのか、捜査の行方を見守りましょう。
厳正な捜査を期待します・・・
ヤフコメでは信頼「下げ尾市」と言われてますから、徹底的な捜査を要求します。
 
なお事件は本件のみで終わるのではなく、かなり根が深いようであり、さらに他の疑惑案件が芋づる式に明るみに出る可能性もあると思う。(4)項に記述。
 
■この機会に、上尾市役所職員は勇気をもって公僕として彼らの不正を通報せよ。
市民を守れ。上司や政治屋を守る必要はない。
 
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(1) NHKテレビの配信映像と文はこちらへ
 本日夜7時過ぎに埼玉県警が上尾市役所に捜索に入りました。 ソースは数日で削除されますが、公益性が高いのでNHKの三本の記事を (5) に転記しておきます。
 
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(2)以下は朝日新聞Webニュースより(12時時点)
 
埼玉県上尾市のゴミ焼却場業務の入札をめぐり、最低制限価格などを入札参加業者に漏らした疑いがあるとして、埼玉県警は30日、同市の島村穣(みのる)市長(73)と田中守・市議会議長(72)から任意で事情聴取を始めた。
 
 業者側からも事情を聴いており、容疑が固まれば、公契約関係競売入札妨害などの疑いで逮捕する方針。捜査関係者への取材でわかった。
 
 問題になっているのは、同市西貝塚の「西貝塚環境センター」のペットボトル結束機運転管理業務(長期継続契約)の一般競争入札。ペットボトルの圧縮や成形などが業務内容で、入札は今年1月に行われた。市が定める予定価格以下、最低制限価格以上の範囲で、最も低い価格で入札した業者が落札できるというものだった。
 
 捜査関係者によると、島村市長や田中議長は、最低制限価格などの入札情報を、さいたま市浦和区に本社を置く設備管理会社の役員らに漏らし、入札の公正を害した疑いがあるという。
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 がぜん活気づく、次期市長選挙への動き
 
(3) 想うこと
 
●島村市長は現在、上平への新図書館建設の用地取得を巡って、市民から訴えられており裁判中です。その訴訟への影響も気になります。名前は穰が正しく穣は間違い。
 
今回の容疑は入札の予定価格を事前に業者に漏らしたというものですが、上平への図書館本館移転では上平の用地(市街化調整区域)を地元上平の友人が先回りして買い、それを市が三年後に四倍の高値で買い取ったというものです。
 詳しくは当方ブログ記事へ(新聞記事付き)。
 
今、その地には、上尾市政の与党である新政クラブ(田中守氏が実質支配、島村穰氏は議員時に所属)や公明党の議員たちが「知の発信拠点」とうたう図書館建設の槌音が聞こえようとしています。 なお島村氏73歳、田中氏72歳ですが、田中氏の方が先輩の立場のようです。
 
●田中議長については、ごみ焼却場の指定管理者を巡って昨年も噂が出ていました。まるで業務能力のないレベルの業者が落札して混乱し、再入札で事なきを得たようですが・・・、その業者との関係が噂されました。
 
経験的にこの程度は大丈夫と言う慢心があったのではと思います。マヒしていたと思います。個人的には議会の傍聴や議会録画映像をみていて、田中議長はよく休みます。
例えば午前に議長をやったら、午後は副議長が担当という日がしばしばあります。職員に聞いても欠席届をすれば良いらしく、詳しい理由は書かなくてもよいらしいです。なお田中守氏は全国市議会議長会の副会長を2017/5月まで勤めていました。
 
上尾市政では過去にもバブル期の1989年、北上尾駅開発を巡って汚職事件で逮捕者や大量退職者が出ています。
最近は「23万人に相応しい」という耳当たりの良い言葉を使いますが、相変わらず「相応しくない」市政です。ただし個人的には、慢心市政を支える市民層がいることが問題です。
 
 今回は市長と議長ダブル逮捕という衝撃的かつ珍しい事件ですが、取り巻き職員にも累が及ぶかもしれません。いわゆる茶坊主幹部職員です・・・。
 今回摘発のきっかけが内部告発者だとしたら・・・唯一の救いです。
 
 新しい上尾市政が、自浄作用ではなく、オウンゴールでようやく始まろうとしているように思えます。
 
関連
 

2017年2月の内部告発文書

その解説記事

上尾市議会の改革案などの目次ページ

(4) 産経新聞Webから こちら
 平成27年の入札でも不正か 上尾市議長 5年前から業者と関係
 
 ・・・中略・・・
 県警が平成27年の別の入札で不正が行われたという情報提供を受けて継続捜査中に、今回の事件が判明したことが30日、県警への取材で分かった。県警は特別捜査本部を設置し、27年の入札などでも不正があった可能性もあるとみて調べている。 ・・・
 
 上(3)に書いた田中氏の案件のことです。氷山の一角であり、上尾市政の闇に迫ることを望みたい。その過程で、彼らを支えてきた上尾ムラ社会を牛耳る既得権益層に大きなプレッシャーがかかるでしょう。
 そこが病巣です。
S
 この27年の怪入札について政策フォーラム町田皇介議員が追求したので彼の市議会レポート2015-2号が詳しい(pdf)。 そこに明石産業の名があります。当時この問題を追及したのは他に政策フォーラムの井上茂議員(2015‐4月の4ページ目)、そこに内部告発文書の写真もあります。新政クラブや公明党の与党議員は、本件には触れていません。 
 
 結局、田中守議長はその時に失敗して関係が露呈したにも拘わらず、懲りずにまたこの業者と癒着して金儲けをたくらんだとみえます。
 慢心そのものですが、前回はずさんなレベルで落札取り消し、今回は最低価格を知っていながら落札しないなど(妨害なのでよく分かりません)、登場人物達にはどこか間抜けな感じを受けますが、そこがかえって恐ろしいです。
 
(5)NHKの配信ニュース記事と映像
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映像はソースでしか見られません(リンク先)。以下は新しい順です。
なお20時58分の映像では二人並んでの上尾市文化センターと思しき映像があり、25日付です。この時点でNHK記者には情報が流れていたようです…。
 
■20時58分 埼玉 上尾市長と市議会議長逮捕 警察が市役所を捜索
 
埼玉県上尾市の市長と市議会の議長が、市のゴミ処理施設に関する事業の予定価格などを業者に漏らしたとして、官製談合防止法違反や入札妨害の疑いで逮捕されました。議長は現金数十万円を受け取ったあっせん収賄の疑いでも逮捕され、警察は、市役所など関係先を捜索し、詳しい経緯を調べています。
 
逮捕されたのは、埼玉県上尾市の市長、島村穣容疑者(73)と、上尾市議会の議長、田中守容疑者(72)、それにさいたま市浦和区の設備管理会社「明石産業」の社長、山田明容疑者(82)ら合わせて4人です。
 
警察によりますと、島村市長と田中議長は、ことし1月末に行われた、市のゴミ処理施設「西貝塚環境センター」でペットボトルを処理する業務の入札をめぐって、さいたま市内の飲食店などで予定価格などを事前に業者に漏らしたとして、官製談合防止法違反と入札妨害の疑いが持たれています。
 
また、田中議長は、現金数十万円を受け取ったとしてあっせん収賄の疑い、山田社長ら業者側は贈賄の疑いも持たれています。警察は、今後の捜査に支障があるなどとして、認否を明らかにしていません。
 
市のゴミ処理施設では、民間に業務を委託していて、3年ごとに業者を選定する入札を行っていて、警察は、今夜、市役所など関係先およそ30か所の捜索に入りました。市役所には、捜査員30人余りが捜索に入り、入札に関係する部署を中心に調べたものと見られ、警察は、市長や議長が関わったとされる不正の詳しい経緯を調べています。
 
●副市長「深くおわび」
埼玉県上尾市の市長が逮捕されたことを受けて、遠藤次朗副市長が30日夜、市役所で会見し、「市長らが逮捕されたことは大変遺憾に思っています。市民の皆様にご心配をおかけしたことについて深くおわびします。今後は警察の捜査に協力し、しっかりと対応していきたい」と陳謝しました。
 
●市議会コメント「信頼回復に向け全力あげる」
今回の事件を受けて、上尾市議会は、30日夜、会派の代表などを集めて対応を協議し、市議会としてのコメントを発表しました。この中では「市議会を代表する議長が逮捕されたことを大変重く受け止めております。市民の皆様には、多大なるご心配をおかけしたことを心からおわび申し上げます。市議会としても信頼回復に向けて全力をあげて取り組んでまいります」としています。
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■19時22分 埼玉 上尾 市長と市議会議長逮捕で市役所捜索
 
埼玉県上尾市の市長と市議会の議長が市のゴミ処理施設の業務をめぐり、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された事件で、警察は30日午後7時15分ごろ、上尾市役所の捜索を始めました。
捜査員30人余りが捜索に入り、入札を担当する部署などを中心に調べることにしています。
警察は市長や議長が関わって不正が行われていたと見て、詳しい実態の解明を進めることにしています。
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■18時58分 予定価格を漏らしたか 埼玉 上尾市長と市議会議長を逮捕
 
埼玉県上尾市の市長と市議会の議長が、市のゴミ処理施設に関する事業の予定価格などを業者に漏らしたとして、官製談合防止法違反や入札妨害の疑いで逮捕されました。議長は現金数十万円を受け取ったあっせん収賄の疑いでも逮捕され、警察は今後、市役所など関係先を捜索し、詳しいいきさつを調べることにしています。
 
逮捕されたのは、埼玉県上尾市の市長、島村穣容疑者(73)と上尾市議会の議長、田中守容疑者(72)、それに、さいたま市浦和区の設備管理会社「明石産業」の代表取締役、山田明容疑者(82)ら合わせて4人です。
 
警察によりますと、島村市長と田中議長は、ことし1月末に行われた、市のゴミ処理施設「西貝塚環境センター」でペットボトルを処理する業務の入札をめぐって、さいたま市内の飲食店などで予定価格などを事前に業者に漏らしたとして、官製談合防止法違反と入札妨害の疑いが持たれています。
 
また田中議長は現金数十万円を受け取ったとして、あっせん収賄の疑い、山田容疑者ら業者側は贈賄の疑いも持たれています。
市のゴミ処理施設では民間に業務を委託していて、3年ごとに業者を選定する入札を行っています。
 
警察は今後、市役所などを捜索し、詳しいいきさつを調べることにしています。
警察は今後の捜査に支障があるなどとして、認否を明らかにしていません。
予定価格や最低制限価格を伝えたか
 
島村穣市長(73)は市長に就任する前は市議会議員を務め、現在の田中守議長(72)と同じ最大会派の「新政クラブ」に所属し、議員としては田中議長の後輩に当たります。
市のごみ処理施設「西貝塚環境センター」でペットボトルを処理する業務の入札には、「明石産業」の上尾支店を含め6社が参加し、予定価格は1億1346万円でした。
 
予定価格は市の幹部ら10人余りが知っていましたが、最低制限価格は市長みずからが決めていて、7942万2000円に設定されました。こうした情報が市長らから業者に伝えられた疑いがあります。
 
結果として、「明石産業」は最低制限価格を上回る1億211万4000円で入札し、別の業者が落札しました。
警察は島村市長や田中議長と業者の間でどのようなやり取りがあったのか調べています。
 
島村容疑者は市の職員や市議会議員を経て、平成20年の市長選挙で初当選し、去年2月の市長選挙で3回目の当選を果たしました。
 
田中容疑者は平成11年に市議会議員選挙に初当選し、これまで5期務めています。
去年1月からは市議会の議長を務めているほか、ことし5月までは全国市議会議長会の副会長も務めました。
 
 
次記事
 

2017年10月29日 (日)

埼玉県の衆議院比例区の選挙分析-得票増減から見える姿

2017年と前回2014年の比例代表得票数の増減分析

つづき。 末尾に山内康一議員ブログからの追記。
 
埼玉県の政党別に「今回-前回」での獲得票数の増減をみた。
まず、今回は18歳選挙権導入等により有権者総数は19万人、3.2%増えたが、実際の得票数合計は84533票、2.8%増であった。
 
(1) 各党別の増減
 仮定: 民主党は今回不在のため、前回票数(54万票)を立憲と希望の得票数で案分した(北関東の比例当選者は全員が民主党系出身者のようだ)。
 
 プラスは立憲、希望がダントツ142%増、自民は0.5%増、幸福実現党は三割近く伸ばした。次世代の党と生活の党は既に無い。
 自民党は前回2014年が2012年比で10%増なので、今回は現状維持となるが、全体が2.8%増なので実質微減ともいえる。
 
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 見た目には、立憲と希望が左右勢力から票を奪ったことを裏付けるような絵になっている。しかし希望や民進からの無所属系議員は相変わらずぬえを決め込んでいる。なお各党の増減数合計が84533票になる。
 
(2)棄権も含めた埼玉県全有権者の選択
 
 下図の棄権等は、有権者数-各党の得票合計である。無効票が含まれる。

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 自民(自公ではない)圧勝の原因を、麻生氏は「北朝鮮のおかげ」とかJアラートが鳴るから自民支持に回ったというのは如何にもと思わせる見かけに過ぎない。真に危機感が広がっていたら、台風下でも投票率はもっと上がっただろう。
 ミサイル破片が落ちるリスクよりも飛行機や自衛隊機から落ちる事故のが身近ではないか。
 若者の保守化傾向と言う指摘もあるが、彼らの人口数は少なくかつ投票率も低いから選挙への影響は小さい。18-19歳は推定42%とでており、10ポイントも低い。
 
 比例区は前記事グラフのように得票と議席がリンクしやすいが、小選挙区では野党分裂という漁夫の利効果を一番にあげたい。ライバル不在は「どうせ結果は変わらない」となり、投票率の低下を招き棄権層が半分もでるから、政策に関係なく固定支持層の多い政党に有利になる。安倍政権は前回が戦後最低、今回が下から三番目と言う低投票率に支えられている。
 近年では小泉郵政改革選挙68%、民主党政権誕生選挙69%という高投票率を達成したことがあるのだから、「投票率が上がらない理由」こそが安倍自民の最大勝因なのである。
 
  2017年10月 2014年12月 変化率
 有権者数  6,095,412 5,906,854  188,558  3.2%
得票数 3,089,029 3,004,496 84,533 2.8%
投票率 51.44% 51.97% -0.53
 
追記・・・蟷螂の斧より引用  野党の質問時間削減の不当性

安倍政権はおごった態度をとっていますが、与党の議席が多いのは、議席数と得票率の乖離、小選挙区制という死票の多いシステムの結果であることを忘れるべきではありません。得票率に比べて過剰な議席数を占有している点を政府与党は自覚すべきです。

たとえば、今回の衆院選の比例区得票は、①自民党:1854万票(33)、②立憲民主党:1107万票(20)、③希望の党:966万票(17)であり、二大野党を足せば自民党の比例区得票を上回ります。自民党の議席は圧倒的ですが、自民党への支持が圧倒的ということではありません。議席の上では少数野党かもしれませんが、民意の上では決して少数とは言えません。
 
 

2017年10月27日 (金)

比例区の政党別シェアで地域性(上尾、さいたま市)と棄権の多さ

右が3割、左が2割、中道5割という俗説は?
 
衆議院選挙の比例代表の北関東ブロック結果は、議席数19 = 自民7、立憲5、希望4、公明2、共産1
 
(1)当選議席数と4地域別の投票シェア
 北関東ブロック、埼玉県、上尾市、さいたま市の4つの地域区分で政党の得票シェアをみた。クリックで拡大。
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少数政党には議席獲得が難しく、議席数は票数の多い方に有利に働くことが分かる。立憲は全員当選であり、登録名簿人数が足りなかったか否か?・・・。
 
(2)投票数のシェア 
 
自民党がどのエリアでも一位ではあるが、北関東全体が最大値なので地方に強いという傾向がみえる。
他エリアと比べて、上尾市の自民党支持は2~3%低く、相対的に立憲や共産党が少し高くでる。古くは革新勢力が強い傾向の地域と言われている。
背景は、製造業が強かったこと(1970年には大宮市を抜き、工業出荷額が県下二位)、さらに団地人口が多かったためかもしれない。
 
県選管資料を見ても、立憲民主党がさいたま市で突出(大宮区は39%)しているのは地元での「枝野党首効果」だろう。
 
希望の党は都市部よりも地方で強いようにみえる。
 
朝日新聞に次のような内容の記事があった。
・・・「右3割」は自公の固定票、「左2割」は広義のリベラル(共産党も含む)の固定票、「中道5割」は棄権を含む無党派 ・・・
 
前々記事ではありきたりな有効投票数ベースの政党シェアを見たが、全有権者数で描くと下の絵になる。希望の党の中には前原氏のような保守もいるのだから右三割の俗説が当てはまる・・・。
いずれにしても、一位と言っても圧倒ではないのに、多数を支配する民主主義になる。
 
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だから棄権する人を中道とは言えないはず、ようは(選挙が)メンドウなだけ・・・。
 
つづく
 
追記
埼玉県選挙管理委員会のHPでは今回選挙結果へのリンク掲示方法にミスがある、と書いておく。
 
関連

2017年10月26日 (木)

上尾市の政党得票数の長期推移と誰の希望の党か

世論調査よりも、政党の実力が分かる衆院比例の得票数

 
先日の2017/10/22衆議院選挙から遡ること17年、7回の衆院選比例区の党派別得票の実態を示すのが下の積み上げグラフ。
まずもって、安倍政権になってからはやや短期間に、選挙をしていることが分かる。なお全国ベースの投票率は前回2014/12月の52.66%が戦後最低、今回は下から三番目とな。安倍政権下では政治離れ・無関心層の拡大が進んでいることが伺える。
 
・横軸の年月の下は投票率を示す。
・現在の主要政党のみ扱い、得票数の少ない政党や消えた政党は「その他」に含めた。
 
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左端の自民党が少ないのは、当時は自由党(新進党分裂後の党/小沢一郎)が存在していたからであり、合わせると3万票となる。
 
郵政解散選挙、小泉劇場と言われた時、或いは民主党政権誕生時のようにドラマチックな選挙では投票率が10ポイントも上昇し、大変化をもたらす。
前者は小泉自民党の圧勝、後者は民主党圧勝となるがその獲得53千票(シェア45%)が最大値である。
一つの市データのみで語るのは無理を承知だが、2012年末の自民党復権はライバルが勝手にこけた小選挙区効果という姿がよく分かる。今回も同様。
 
●時系列の趨勢を折れ線グラフで見る。
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自民党(2000年を除く)や公明党は変動率が小さく、比較的安定している。
自民党は上尾市では第二党の時が数回あり、近年、国会で圧倒的議席を持つ与党なのに三万票が限界のようになっている。全国平均よりも相対的に弱そうだ。
 
公明党は長期的に減少傾向にあるように見える。政権与党なので有利に働くはずが、そうならないのは深刻である。支持者が固定化していると高齢化の影響を受けるはず。
ただし高齢化は伝統ある政党に共通する悩みである。
 
民主党は極めて変化が激しく、とうとう無くなってしまい立憲と希望に分裂した。(無意味とは思うが)単純合計すると前の民主党勢力に戻る。つまり、まだまだ有権者の判断を迷わせる段階から脱していない。
 
共産党も二倍の変化率があり一万票を挟んで上下に振れる。
その他では、自由党、国民新党、新党日本、次世代の党、みんなの党などが消えていった。全て覚えていても何の役にも立たない。存続しているのは社会民主党、幸福実現党などである。
 
失礼ながら維新も風前の灯にみえる。小選挙区制では小党が存続するには強固な支持者(=選挙運動までやる人)がいないと難しいようだ。
 
できたばかりなのに希望の党が存続できるとは思えないから、次回の得票順は立憲、自民、しばらく空いて、公明、共産、その他の順とみる。
だからこそ、最後になって「希望の党」の存続を心から希望するのは自民党である。小選挙区制により天下を失い、小選挙区制により嫌われながらも「この党を取り戻した」。
 
この意味において、「小池百合子」とはトリックスターである。
 
ただしそれを狂わすのは残り50%の有権者の動きだろう・・・
 
 
つづく
 
関連 

2017年10月24日 (火)

上尾市の衆院選比例区-政党別得票数にみる趨勢

候補者がいなくても、立憲民主の一人勝ち?!
 
下図は上尾市の政党シェアである。全国規模の世論調査とはかなり違う。
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前回(2014/12)と今回の比較。上尾市選挙管理委員会
18歳選挙権等により有権者数は6千人も増えたが、有効投票数は904人増に過ぎない。だから投票率は51%で、1.5%減。
なお無効票比率は1%台と低い(世間には10%とか一万票を超す区もある)
 
 衆議院比例区   2014-12  2017-10  増減 
自民党 28,148 27,611 -537
民主党 20,555
立憲民主党 25,867 5,312
希望の党 16,442
公明党 14,075 12,704 -1,371
共産党 13,295 8,754 -4,541
維新 12,262 3,125 -9,137
その他 6,601 1,337 -5,264
     有効投票数 94,936 95,840
前回比 -7,764 904
投票率 52.5% 51.0%  
 
自民党は微減である。終盤の18日に安倍総裁の駅西口での街頭演説会があったが、その効果は無かったとみえる。なお小選挙区における中根候補の得票数(39974)は自公の合計票の99%という限界までカバーしたが、100%を超すような他党までの浸透はない。
 
前回民主党の票が立憲と希望にどう流れたかがポイントになるが、
立憲民主党は民主党よりも5千票(25%)も増やした。埼玉6区の小選挙区に同党候補者がいないことを考えると、この伸びは極めて大きい。自民とは二千票の差。
 
希望の党は大島敦候補の小選挙区獲得(40718票)の40%と歩留まりが悪い。立憲と希望の合計票ベースでは96%カバーであり、1600票は他者(共産・戸口)へ流れたとみる。つまり大島氏は立憲民主党支持者のおかけで当選している(確認はしてないが、埼玉6区全体で見てもそうだろう…)。足を向けて寝ることはできないだろう。
立憲と希望の合計42,309票は前回民主党の二倍超となり過去二番目の多さである。復権したかに見えるが一つにまとまりきれない所が課題である。
 
公明党は過去三回の安定ぶりに反して(たぶん)過去最大の10%減となり、自民党よりも減少がきつい。国政選挙では常に14000票台で安定しているため、全体の投票率が下がるときは存在感が増す。従って今回の減少は深刻かもしれない。なお自公の合計票数は前回よりも-1908票、5%減。
 
共産党は-4541票(-34%)と大幅減である。同党は過去にも短期的に浮沈を繰り返す傾向がある。小選挙区の戸口佐一候補の得票数(13749)に対して64%の歩留まりになるのは、比例区では明らかに立憲に流れたとみえる。反自公勢力の受け皿としての立憲民主党の誕生は共産党には直接的にマイナスとなっている(選挙協力の影響もある)。
 
維新は9千票も減らし他党へ流れた。維新は自民に近いとみられるが、自民よりは立憲や希望に流れたように見える。なお退潮傾向が深刻である。
 
その他政党も5千票減。
当選結果とは異なり、上尾市においては立憲民主党の一人勝ちである。
 
 
ところで、選挙協力って一種の談合に見えてしまうんだけど・・・
公取法じゃなくて公選法には抵触しないみたい。
今回も小選挙区制の欠点が現れて不満(死に票)も多いが、それならばフランスみたいにあるルール下で上位者の決選投票制を導入すればよい。
カネは増えるが不満は減る。
 
次回は長期的な推移を見る。
 
 

2017年10月23日 (月)

三つ巴の戦いに勝ったのは村田。そして池上も連勝中

選挙特番、台風情報、ボクシング中継の三つ巴
 
この日の勝者は村田諒太である。
 
S 世界ボクシング協会(WBA)ミドル級タイトル戦が国技館で行われた。挑戦者の村田諒太がチャンピオンのアッサン・エンダムとの再戦を7回終了TKO勝ち。
金メダリストがプロボクシングの頂点に立ち、かつ重いクラスというところに価値がある。
 
試合後インタビューへの答えがイイ。ボクシングを喧嘩みたいに扱ってきた亀田家とは大違いな所に、彼への広い人気がある。
 
以下引用(スポニチアネックス)
 
「友人です。彼も友人だと言ってくれていますし、僕もそう思っています」とコメント。「“ボクシングで勝つということは相手を踏みにじって、その上に自分が立つこと。だから勝つ人間には責任が伴う”と高校の恩師が言っていた。だから彼の分の責任を伴ってこれからも戦い続けます
 
殴り殴られの死に物狂いで戦った直後、リングの中で玉の汗を流しながらも、こんな深いことを語る村田諒太とは人としても傑出している。オリンピックの時の勝利インタビューを思い出し(文末)、まさにその道を歩んでいるとうなづいた。
 
同じ勝利でも、安倍氏はこんな深いことを語れるだろうか。
 
その自民党安倍総理に開票速報中にインタビューしたのが池上彰氏だ(テレビ東京)。
画面の安倍氏の顔色には緊張感が見てとれる。
池上氏の質問への答えは一方的に多弁となり、時間が浪費するように映る。なんと中継中に党本部の花付け当選を告げる大声が騒音のように何度も入り、聞きづらくなり、二人のやりとりが画面の中で遅滞した。
そして予定された数分が切れた。
 
ところがこれで終わらない。
 
なんと、池上氏は後に岸田政調会長とのインタビュー冒頭、『テレビ中継のインタビュー中は外部音を入れないようにするのがルールのはず』と言う趣旨のことを堂々と述べた。
(なるほど、そんなルールがあるならば、あれは意図的と疑われても仕方ない…)
 
さすが、選挙特番は池上無双と言われる所以だ。
 
 
関連

2017年10月21日 (土)

#くいもんみんな小さくなってませんか日本

それはアベノミクスの成果であろう。限界利益で維持するのだ

 
ここ数年の傾向です。
円安で輸入原材料が高くなったり、消費者の低価格志向は相変わらずだから、値上げを避けるために、内容量(原材料)を減らして、販売価格を据え置く例が盛んです。

アベノミクスの影響!?食べ物が小さくなっていると話題に! くいもんみんな小さくなってませんか日本

 
最初に気が付いたのは何年も前ですが、スライスチーズが10枚だったのが、9枚?、8枚、7枚へと減っていく見すぼらしさです。 
そのくせ、「+1枚増量」というブラックジョークみたいなキャンペーンは無かったかな・・・
 
次に驚いたのは、900ml入り紙パックの乳飲料です。
目をこすりましたね・・・
ちょっと見では1リットル入りと見分けがつきませんが、誤解を与えないようにちゃんと900って大きく書いています。良心的です。
 
清涼飲料のペットボトル商品も最近は、500ml以下の端数が出るようなヘンな容量の商品も当たり前のように増えています。
 
みんなデフレ対応努力なのです。なのに安倍首相と日銀黒田はムキになってインプレ起こしたがっています。
 
容量が小さくなっても、高齢化社会が進むと大して問題ではないのです。むしろ過剰カロリーにならなくて健康かもしれません。体重の減量、ダイエットになるかもしれません。
さらに単身世帯が増えているから、もはや構造的に消費は盛り上がりません。
 
アベノミクスが続投になると、一枚の面積が小さくなったり、向こう側が透けて見えるようなスライスチーズが現れそうですね。
 
このようにモノの場合は、輸入原材料や製造原価のコストアップと容量を相殺させて、つまり単位変動費を調整して価格を維持すれば、限界利益をなんとか確保できますが、サービス価格の方はどうなんでしょうか。
 
床屋で左側だけカットで半額とか・・・
 
マッサージも、足だけとか・・・
 
電車は立ち席専用とか・・・
 
レンタルDVDは前半と後半に分けるとか・・・
 
授業は途中から先生がいなくなるとか・・・
 

2017年10月20日 (金)

期日前投票をした雨の日のできごととWho is 大島?の答え

ホント今年は雨が多い・・・
 
追記 埼玉県第6区の明細の一部。北へ行くにつれて大島氏が増える。
       大島敦  中根一幸  戸口佐一
上尾市 40718    39974   13749
伊奈町  7399    7330    2410
北本市 17163    11521   3468

 
一題
期日前投票は何回かありますが、ライオンズタワーの投票所は初めて。まさか行列に並ぶとは思いもよりませんでした。通常の投票所が低投票率で閑散としているのとは対照的です。今日は週末、そして日曜日は台風のためなのでしょう。
 (ちなみに衆議院選挙が低投票率化したのは小選挙区制導入からです)
 Simg_0678
二題  
初めて、磯丸水産という海鮮居酒屋に入りました。前から気になっていたので、混んでいるかと不安でしたが、こちらはガラガラ。
Simg_0687 こういう店が、しかも上尾で24時間営業というのにも驚きましたが、深夜までやっているから、二次会、三次会の客が入るらしいです。でも力任せという印象は残ります。アルバイト募集が大変でしょう。
 早い時間帯はのんびりできますから、好いかもしれません。
 Simg_0679
 
節制中なので魚類とアルコールだけ。久しぶりにたばこの煙まで味わいました。ここは分煙は無いようです。Simg_0686
 
三題
 その前に、上尾駅の改札にいたら、衆議院選挙の大島あつし候補がいました。先日は安倍総理と中根候補の見聞記を書いたので、NHKみたいに偏らないように書きましょう・・・。 
 Simg_0677
 
 金曜日の夕方のせいかまだ帰宅の人は多くなかったですね。この議員の場合も系列の市会議員がアルバイトみたいにビラ配り風景です。写真は行くときのもの。
 
 帰りに通った時にもまだやっていて、埼玉6区の最大票田上尾市の開拓と言うことなのかなと思います。希望の党の小池百合子氏が来れば、好き嫌いは別に物珍しさで人集めはできたと思いますが・・・。
 
 彼が演説をしていなかったのは残念です。声をかけて挨拶、ビラ配りや握手を求めるという感じで、ちょっとプレゼンスに欠けます。
 
 でもよかったのは、もらったビラを家で読んでみて少し見直したこと。
 ついこの間、民進党幹事長になったとき「Who is 大島?」と自虐PRをしましたが、その通り、選挙は強いけどよく知らない人と言う印象でした。
 (対戦相手に恵まれた事と強い労組支援と見てましたが…)
 
 彼のものの見方と言う点では少し役立つ内容でした。
 日本の首相の権限の強さはアメリカ大統領以上だというのです。 安倍首相のリーダーシップとはカネと人事権の掌握に過ぎないと断じます。
 首相が恣意的にできる解散権の在り方について、「衆議院の自律解散」という考えを示しこの点での憲法改正を訴えています。 関心のある方はどうぞ、以下にあります。
 
 衆議院の解散権とは選挙で選ばれた500人の全議員の首を一斉に切る、解雇という事です。 今回の解散はNHK世論調査でも64%が否定的です。
 解散権が憲法で決められていますが、自分に都合よく使われますから、何か不利になるときに解散権をチラつかせて政局騒動に持ち込むのは、議会制民主主義としては極めて非生産的です。
 
 600億円を投じる解散には大義が不可欠です。果たして、任期途中の自分を首にしたことを中根一幸氏はなんと答えられるでしょうか。 だからこそ、街頭演説よりもガチンコ討論会を開いてほしいものです。中根氏のビラはポストに入っていたので見ましたが、ものの考え方が伝わるようなレベルではありませんでした。
 

2017年10月19日 (木)

株式市場13連騰、29年前と今・・・日経のクールな記事

誰がためにアベノミクスはある?
 
 
本日、日経平均株価が13連騰したのは約30年ぶりという事で話題になりましたが、皆さんそんな実感はないでしょう、という日経のクールな記事を紹介します。
 
--- 以下部分引用 -----------
 
当時と比べると、今は高揚感が乏しいのはなぜだろうか。
 
成長率と賃金だけが違う。
 
87年度の日本の実質経済成長率は5.9%と現在の新興国並みで、今の日本の1.3%(2016年度)と比べると成長率は極めて高かった。
 
企業収益は経常利益・・・ 中略 (利益総額は約3倍にも増えた)
 
賃金の上昇率では現在は当時に及ばない。現金給与総額は88年2月は前年同月比3.3%
の上昇だが、17年8月は0.9%の上昇にとどまる。職には就けても、手取りの収入がなかなか増えないことが当時と現在の違いだ。
 
87年度の公債残高は約152兆円。17年度は約865兆円と6倍に増えた。
 
急速な高齢化で医療や介護などにかかる費用が増え続けており、追加負担を警戒する声も多い。国の将来への不安から、現在の日本に暮らす人たちには株価が連騰したところで、高揚感はなかなか生まれにくいのかもしれない。
参考

2017年10月18日 (水)

安倍総理の上尾駅での街頭演説ショーを見て想うこと

ヤマダの話はつまらん!

 
聞きに行ったのではなく、見に行きました。
昨日、「安倍総理 上尾 来る」などの検索語で案の定index一番になりました。たんにアクセス数を観察する個人的な実験です。その続きで、リアル世界の結果を見に行ったわけです。Photo
 
久しぶりの好天なのは良かったですが、警備関係者と報道系が多かったです。
 Simg_0630
大物政治家の街頭演説は一種のお祭りみたいなもの。話の中身を理解するというよりも、ある種の高揚感に包まれたい人達と野次馬が織りなす街頭ショーです。
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人ごみの中にいると、大勢いる錯覚に囚われますが、少し俯瞰して眺めるとたいしたことはありません。上尾夏祭りには負けます。
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選挙カーの上と下を見ていて分かったのは、議員社会のヒエラルキー。
最下層の市会議員はイベントのアルバイトみたいです。これはどの政党も同じなのでしょうか…。護送船団風です。
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 安倍首相は結構長く話していましたが、アベノミクスの成果を誇るものでテレビでもよくやるパターンでした。
 ときどき拍手が出ますが、「三本の矢」「まちひとしごと」「一億総活躍」「働き方改革」、その検証をすることもなく、ついこの間は「人づくり革命」ですよ。スローガン表現がエスカレートするのは皆さん忘れているからでしょうね。
 
 アベノミクスへの評価は、政策者の言葉よりも自分の暮らしぶりを見て判断すればすむことです。分からなければ参考として、野口悠紀雄先生の記事(ダイヤモンド)と日経新聞6/10のアベノミクス評価記事(文末)を紹介します。
 
最後は、群衆の最前列とハイタッチをしたのには、驚きました。黒塗りの国産高級車とSPを従えた姿に、男子高校生が「カッコいー」と叫んでいたのが印象的でした。
 
付言
 
上尾駅西口でやった理由は分かりませんが、恨めしいのは丸広でしょう。ヨーカドーには少し特需がありました。
 
解析をしていて分かるのは、政治的テーマはほとんど見る人ばかりであり、硬軟にかかわらず発信する人は非常に稀だということです。これは日本特有らしいと聞きます。
良いデータが取れました。
 
サブタイトルのジョークは通ずるでしょうか・・・たいへいです。
 
関連

2017年10月17日 (火)

安倍総理が上尾に来る、上尾駅西口午後三時半

安倍総理が明日、10/18水、午後3時半に上尾駅駅西口に来るという、
 見聞記事は文末へ
 
立て看板が、駅周辺に出ていた。
写真は無い。あいにく運転中なのでたぶんドライブレコーダーには映っているはず。
 
埼玉6区は自民党から中根一幸氏が出ているので、その応援だろう。
 
暇な方は見に行くといいかも。久しぶりの晴れの日らしい。
上尾夏祭りの時よりも大勢集まるだろうか・・・。
 
ただし、今回の選挙での安倍首相の街頭演説スケジュールは都議選の秋葉原騒動のトラウマから極秘扱いとなっている、と報道されていたのでやや不思議な感じ。
まぁ、前日なら公開せざるを得ないのだろうか。自民党の演説会情報にはまだない。
 
まさか、フェイク看板じゃないよね。
 
「あべ そうり」という名前の人が来るとか・・・
 
ムカーシ、小泉首相の時に上尾駅東口で見かけたことがあったのを、思い出す。
 
公平を期して、埼玉6区には他に次の方も立候補している。
大島あつし 希望の党
戸口佐一 共産党
 
関連

NHK世論調査と自公で300議席超え予想との大きなズレ

 
最近気にしていますが、NHKのこの調査は頻繁に行われているようです。ところが記事は直ぐ消されてしまうので、有料視聴者としては困ります。グラフ末尾にコピーしました。
 
主な項目のグラフを紹介しますが、その前に新聞の議席予想との大きな乖離が見られるのは、小選挙区制の弊害です。
・民主党が政権に着いた09年衆院選は、47%の得票で73%の議席。
・自民党が政権奪還した12年衆院選は、43%の得票で79%の議席。
 しかも投票率が50%だと、正味は25%以下の支持となります。図は日経新聞より

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 フランス議会も小選挙区制ですが、一回目でけりが付かないと上位者の決選投票があります。さすがに民主主義の歴史が違います。
以下、NHKより。
Nhk
上の値の合計は100%にはなりません。NA10%が略されています。
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同じ保障でも国民のホンネは「社会保障」への不安です。
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 投票率が気になります。近年、低投票率化が進み、自治体選挙は30%割れもあります。前回H26/12衆院選は53%、H28/7参院選は55%でした。低投票率の中で得票率35%程度の政党が6割超を占めるとなったら危ういものがあります。
 
 『自分の生活』と『政治の政策』との影響関係を理解することが大切です。仮に60%まで上がると大きな変化が予想されますが、その前にミサイルと台風の影響が予想されます。
 
Nhk3 Nhk31
 
-- 以下引用 -----------
 
衆院選 投票に「必ず行く」と「期日前投票をした」が61%  10月16日 19時06分
 
来週22日に投票日を迎える衆議院選挙について、NHKが行った世論調査によりますと、投票に「必ず行く」と答えた人と「期日前投票をした」と答えた人は合わせて61%でした。

NHKは、今月13日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは5420人で、58.9%に当たる3192人から回答を得ました。

それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先週の調査よりも2ポイント上がって39%、「支持しない」と答えた人は、1ポイント下がって42%でした。
来週22日に投票日を迎える衆議院選挙に、どの程度関心があるか尋ねたところ、「非常に関心がある」が32%、「ある程度関心がある」が44%、「あまり関心がない」が15%、「まったく関心がない」が5%でした。

次に、投票に行くかどうか聞いたところ、「必ず行く」と答えた人は55%、「行くつもりでいる」が25%、「行くかどうかわからない」が8%、「行かない」が4%、「期日前投票をした」が6%でした。

調査方法が異なるため単純な比較はできませんが、前回3年前の衆議院選挙の同じ時期に行った調査でも、「必ず行く」と「期日前投票をした」と答えた人は合わせて61%で同じでした。

投票先を選ぶ際に最も重視することを6つの政策課題を挙げて尋ねたところ、「経済政策」が19%、「財政再建」が10%、「社会保障」が29%、「外交・安全保障」が15%、「憲法改正」が11%、「原子力政策」が7%でした。

安倍総理大臣が、今回、衆議院の解散・総選挙を決めたことを評価するかどうか聞いたところ、「大いに評価する」が5%、「ある程度評価する」が23%「あまり評価しない」が34%、「まったく評価しない」が30%でした。

今回の選挙で、与党と野党の議席がどのようになればよいと思うか尋ねたところ、「与党の議席が増えたほうがよい」が22%、「野党の議席が増えたほうがよい」が33%、「どちらともいえない」が39%でした。

安倍総理大臣は、消費税率を10%に引き上げた際の使い道を見直し、高等教育や幼児教育の無償化などにも充てる考えを示しました。これを評価するかどうか聞いたところ、「大いに評価する」が12%、「ある程度評価する」が36%、「あまり評価しない」が28%、「まったく評価しない」が17%でした。

北朝鮮への対応など、安倍内閣の外交・安全保障政策について尋ねたところ、「大いに評価する」が11%、「ある程度評価する」が38%、「あまり評価しない」が30%、「まったく評価しない」が13%でした。

憲法を改正して、自衛隊の存在を明記することに賛成か反対かを尋ねたところ、「賛成」が29%、「反対」が22%、「どちらともいえない」が40%でした。

関連

日経の総括:アベノミクス5年、「安倍1強」生かせずに想うこと

2017年10月16日 (月)

野口悠紀雄先生のアベノミクス選挙への嘆き

前記事(安保より社保)のつづき。

例えばハコモノや道路などの公共事業は無駄だ、と多くの人から批判されますが、国民の半分が建設業で飯を食っているなら、一概にムダとは言えません。彼らがその政治家に投票し、その政策が続くことは止められません。

 でも、今は無駄だと断言され、止まる時代です。

 
 久しぶりに超整理法・エコノミストで有名な野口悠紀雄氏の記事を読みました。働く人を貧しくしたアベノミクスが総選挙で争われない理由(ダイヤモンドオンライン)
 
Photo  アベノミクスは失敗と断じつつも、『国民はその立場を選ぶことができない』と嘆いています。一体どういう意味?
 以下は見出しですが、分りやすくメリハリある内容なのでお勧めします。
  1. 働く人の立場からの評価基準は消費支出が増えているか?
  2. 主婦がパートで働きに出るが消費は伸びず
  3. 「金融資産ゼロ世帯」と富裕層世帯が増えている
  4. 豊かな人はますます豊かになり二極化が進んだ
  5. 企業利益は大幅に増えた
  6. 産業構造を変えられないなら法人税引き上げが必要
 キモは最後にあります。以下引用・・・

 単純な数で言えば、株式の保有者や大企業の経営者に比べて、一般労働者のほうがはるかに多い。そして、上で見たように、アベノミクスは前者の人々に恩恵を与え、後者の人々の生活を貧しくした。

 本来は多数決によってアベノミクスは否定されるはずなのに、そうならないのは国民が自分の生活と政策の関係を理解していないのではなく、政治制度にバイアスがあるからだろうといいます。働く人の立場の政治勢力が選択肢として無いからだと言います。
 
 なんとなく昔の総評や社会党のような労働者一般を代表する政治勢力が無くなったからだろう、のように読めました。確かに、今の労働組合は昔より弱いだけでなく特権的です。でも「バイアス(偏り?)があるから」というのは違和感があります。
 
 一つは選挙制度のテクニカルな面から。
 小選挙区制は、三者で争うと得票率34%程度の政党でも過半数以上をとれます。前回の衆議院選挙がそうであり、今回も予想されています。
 
 もう一つは、野口先生は遠慮したのかもしれませんが「自分の生活と政策の関係を理解していないのではない」と言い切れるだろうか、ということです。
 
 それを示す理論を最近改めて目にしました。
 
つづく
 
関連

日経の総括:アベノミクス5年、「安倍1強」生かせずに想うこと

2017年10月15日 (日)

皆の関心は憲法や安全保障よりも社会保障です…NHK世論調査

日々の暮らしぶりと将来不安の解消を怠りながら、北の脅威を叫ぶ人

 前記事では、日経の評価として10人のエコノミストが安倍首相は強力な政権基盤を持ちながらも安全保障に偏り社会保障政策は落第というものでした。

急な選挙であっても争点はいろいろあります。政局的には安倍政治の継続か否かですが、政策面では「消費税」や「安全保障」、「憲法改正」がテレビでよく扱われます。自民党は「この国を、守り抜く。」と勇ましいスローガンで後者を訴えています。

Photo_3
 しかし、ここ二回の
NHK世論調査(約3100人)の「何を重視して投票するか」には、今の生活であったり将来不安を優先します。グラフは10/2日発表分です。社会保障が30%と経済政策18%でほぼ半分、外交安全や憲法を大きく上回ります。

10日の発表(調査はその数日前、3119)でもあまり変わりません。憲法改正が2ポイント上がっていたのは、対立が際立つためのマスコミ報道の影響かと思います。少し下がった安全保障(15%)はミサイル発射があれば、また上がるかもしれません。

本当の関心事から目をそらさせるように、Jアラートの次は選挙カーから脅威を訴えながらその実、脅威を利用するかのような人達の方が恐ろしいです。

候補者や政党は、社会保障政策をもっと語るべきです。政権党がサボっていたのですから、痛い所なのです。自己責任を語る人にも、いずれは将来不安に襲われる時が来るのです。

少し古いですが、2015/12月の日経世論調査でも同じです。社会保障は一番解決してほしいこの国の構造的な政策ニーズです。「国民の不安」を先送りしながら「この国を守る」という姿勢に人柄が丸見えです。

Photo_2

つづく

注、NHK世論調査の記事はすぐに削除されます。

2017年10月12日 (木)

日経の総括:アベノミクス5年、「安倍1強」生かせずに想うこと

アベイズムという思想対策に偏る政治家

1. 経済や社会保障より安保に偏り・・・本稿

2. 世間のホンネは憲法や安全保障でもない(NHK世論調査)

3.野口悠紀雄先生のアベノミクス選挙への嘆き

4.テレビに映されるリーダーと今年のノーベル賞

------------------

記事の引用をしているために長いです。

1.経済や社会保障より安保に偏り

6/10に日本経済新聞はアベノミクス5年の評価記事 を出しました。サブタイトルは「社会保障・財政は落第」です。大企業寄りの日経にしては厳しい評価です。Web版には更に「経済の力低下」が加えられていたのには驚きました。

記事より

・・・経済の体温を示す潜在成長率は上向かない。規制改革などを武器とした成長力のエンジンは不完全燃焼のままといえ、政権が掲げる経済最優先の看板はかすんで見える。・・・

あれから4年。日銀の推計は、日本経済の姿を冷徹に映している。足元の潜在成長率は0.69%。経済の実力は上がるどころか、14年度下期(0.84%)からむしろ下がっているのだ。

この間、3本の矢のうち、政府・日銀が注力したのが金融と財政だった。日銀の総資産は500兆円を超え、長期金利は0%付近に張り付いたままだ。財政は5年間で7度の補正予算を編成。投じた国のお金は約25兆円に上った。

 金融緩和、財政出動、成長戦略の三つをアベノミクスと言い、成果として株価2万円や有効求人倍率(1.5)の数字があげられます。

 しかし前者は公的資金(日銀/GPIF)による買い上げ効果(企業業績とは関係ない需給)が二~三千円と言われます。後者はたんなる人口問題(団塊の大量退職と少ない若年者流入)によるものと、離職率が高い3K系職場(接客、宿泊、介護)が倍率を高くしていると言われます。いつも人気のある事務職系は数十倍と聞きます。他よりもマシと思う仕事は当人も辞めません。

注目は10人のエコノミストによる五段階評価です。

Photo

訪日観光客の二千四百万人超えは文句なしです。内需に寄与して外国人との交流が深まるのは良いことです。ただし円安効果もあるため、その分は必ずしも良いとは言えません。

法人実効税率7%超下げたことを評価するのは経済界の立場ですが、その結果が安倍政権下で内部留保が4割も増えて390兆円、企業はカネをため込んだといい、「内部留保解消の有効策はみえない。と評しています。

大幅賃上げや国内設備投資にはつながらず恩恵は限られるということです。そんなことが知れ渡っているためか、最近はトリクルダウン(富者から貧者へおこぼれ)を耳にしません。そこを突いたのが希望の党の「内部留保課税」公約ですが、大衆受け狙いなのか企業をけん制する「賃上げ圧力」なのかは分かりません。

記事より

改革の「サボタージュ」も見逃せない。政府は働く時間でなく成果で賃金を払う「ホワイトカラー・エグゼンプション」を創設する労働基準法改正案を15年の通常国会に提出。16年春にも制度導入としていたが、2年たった17年の通常国会でも、成立を見送られる。

 与党は衆院で3分の2の議席を確保。参院でも自民党が27年ぶりの単独過半数を占める。「安倍1強」の中で与党が同法案に高い優先度を付ければ、法案は確実に成立するはずだ。先送りは政府・与党に「やる気」がないことの表れだ。

 ほぼ落第点に近い評価が社会保障改革(2.2点)と財政健全化(2.1点)だ。選挙を前に増税を先送りしたり、社会保障の充実を約束したりする「選挙優先」で取り組みが遅れている。

中略

 年金、医療などの社会保障給付費は16年度で118.3兆円。個人や企業の納める税や保険料で賄っているが、給付を抑える手立てはいまひとつみえてこない。現役世代の負担を増やさないためにも、高齢者の負担を増やしたり、医療費を受け取る日本医師会の岩盤に鋭く切り込んだりする姿勢が必要だ。

中略

 一方、政府が通常国会に提出した法案の数を数えると、小泉政権の平均106本に比べ、安倍政権は70本と約7割にとどまる。法案の内容も郵政民営化など経済分野が多かった小泉政権に比べ、安倍政権は特定秘密法など安全保障分野に偏っているのも特徴だ。

高い支持率と議席数があるのだから、もっと政策をやれるはずなのに、おなじ「保障」でも安全保障に偏っていると日経がクールに断じます。

 「アベノミクス」とは金融政策(ゼロ金利/円安誘導)に偏り、経済対策をしっかりやっているという風に思いこませる便利語になっています。成熟した日本が、発展途上国みたいに通貨安に依存すること自体が相変わらずの無策です。株価が上がっても、個人投資家の保有比率はずーと減り続けているのです。恩恵は限られます。

 また日本が円安を望んでもアメリカの通貨政策(ドル高)で容認されないと成り立たないのですから、ゼロ金利政策がもたらす将来の副作用までも加味して評価すべきです。美味しい所だけ自分、後の混乱は次の人では無責任です。例えば、実需なき賃貸アパート建設融資と地銀の問題があります。

 7月のIMF報告では、「日本経済の実質成長率が17年は1.3%に加速すると予測。海外経済の改善などが主因で「賃金の伸びは弱く、インフレ率は引き続き目標を下回っている」とあります。

好景気は世界景気の好調によるものであり、外需で潤う輸出産業には大企業/製造業が多いために、広くは実感できないわけです。製造業で働く人は25%くらいで大企業勤務はもっと少ないです。

サービス業人口は67%もおりますが、人の集まる所で成立する産業ですから、製造業は海外移転し人口減少でサービス業も成り立ちにくい地方は介護ビジネスで持っているイメージです。最大流通業イオンが黒田氏に反して値下げ戦略を緩めないのが、ミクロの国民生活の実態なのです。

以上が第一項目です。

安倍政治とは社会保障よりも自らの思想信条を押し付けるための政治です。だからアベノミクスではなくアベイズムです。 (前から安倍イズムという呼び方はあったようですね)

私が遠くから応援している若手の論客政治家、山内康一さんも本日このテーマで書いています(下)。もっと長いです…。安倍政治は「国家資本主義」的な面もあると書いています。 国家資本主義の典型は中国ですから皮肉ですが、要は似ているのです。 

蟷螂の斧 ポストアベノミクスを考える

関連

「アベノミクスは目標未達」 IMF年次審査報告書

官邸主導人事に弊害 官僚側にそんたくや不満 

前記事

希望の党の野望とは、安倍退陣させて石破茂政権へ

2017年10月10日 (火)

上尾市図書館本館の新しい分館化レイアウト案

Saあなたはこの公共施設を何と呼びますか?
 
本館を守る会のWebサイトに、三年後の現本館の望ましい姿の一例が発表されています。
 
前から概念図は出ていましたが、今回は現状のレイアウト図面に書き込まれたものですからリアルです。
 
●レイアウト図(pdf)は、ここから直リンク
 
 
教育センターは制約条件なので仕方ありません。
地下室利用には、ダンスや音楽、ストレッチジムだけでなく、壁昇りのボルダリングの提案があります。
 
地下室の高さは5mとありますから、スカッシュは無理ですかね?
 
 
前記事で役人たちの「複合施設」という呼び方に疑問を投げました。なので、この案は不登校対策室、図書館、市民会議室、ダンス、音楽、スポーツですから、一体何と呼べば良いのでしょうか??
 
 
早い者勝ちだから、
 
『幕ノ内施設』 とか 「 幕ノ内館 」
 
 
ただし
 
駐車場に土俵を。
 
 
関連
 

2017年10月 9日 (月)

複合施設建設の反対で、河津町長リコールの成立に想うこと

静岡・河津町長が失職 住民投票、リコール成立

 
----以下要約----
 
河津町の複合施設建設を巡り、相馬宏行町長の解職(リコール)が住民投票で成立した。リコール成立は県内3例目という。当日有権者は6384人、投票率は68・81%。
 
解職請求者の稲葉さんは「町民が町のことを真剣に考えて投票した結果。複合施設の事業を止められて一安心している」と振り返った。
 
計画によると、複合施設には子育て支援センターや文化ホールなどが入り、津波避難場所としての防災機能を併せ持つ。
これに対し「事業費が高額で町民理解を得ていない」として、住民グループ「あしたの河津をつくる3168」がリコール請求した。
----------- 
 
他記事を見た限りでは反対理由の詳細が分からない。上記団体がWebサイトを持っていないようだから。
 
町の年間予算の3割以上(総事業費約17億5千万円)を使う事業という記述があった。衰退期にある自治体で、いまどきこんな高い比率の事業をすることに驚く。
当然、毎年の維持費も高くなるだろう。
 
上尾市の例もそうだが、行政の「複合施設」という用語には違和感がある。
必要なもので不要なものを覆い隠したり、合理性と非合理性を一緒くたにしているように思えるからだ。
 
無機質な呼び方だ。
 
もう少しましな名称は無いものか、と思うのだが、新しいネーミングでも味噌も糞も一緒なのかもしれない…。
 
 
政党の名前みたいで。
 
時節柄どうしてもここに着地してしまう 
 

2017年10月 7日 (土)

小池百合子が政策を語るときは限りなくCMに近い

小池百合子と中島みゆき
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独裁を排除した後に独善を生むのでは何の意味もない。
 
そう喝破したのは、元総務省の原口一博氏。
 
彼は希望の党から出ると言われていたらしいが、悩みに悩み、無所属で出馬し立憲民主党とも話し合うと本日発信したようだ。
 
コラムニストの小田嶋氏は小池ショーは「濃い化粧」と言うが、それが皮肉ではなく限りなく本質に近いと思う。
彼女はテレビ業界出身だから、ショートフレーズや語呂合わせを駆使しマスコミ受けを狙う。
今回も三都物語だとか、12のゼロとか・・・
 
政策の語りは、限りなくCMに近い。
セールストークであり、ポピュリストと呼ばれるゆえんだ。
 
それ自体は悪いことではないが、よく聞き耳を立てるべきと思う。
 
 
中島みゆきの「成人世代」を借りれば、
 
 :
テレビの歌はいかにもそこに
 
いかにもありそうな お伽ばなしをうたう
  :
 :
 :
電車のポスターは いつでも夢が
  
手元に届きそうな 言葉だけ選ぶ
 
 
その後の歌詞は…
 
夢やぶれ いずこへ還る
 

 
これ以外にも、成人世代の歌詞は意味深な表現が多いため、揺れ動く議員心理が良く当てはまる。

2017年10月 6日 (金)

希望の党の野望とは、安倍退陣させて石破茂政権へ

自民党内の争いだから、小池は右寄りでも左寄りでもない、野心寄り。
 
最近は選挙ネタの記事を書く人が多いから、マネをして・・・
 
小池さんはテレビ東京のWBSのアナウンサーをしていた時の印象が強くて、日本新党で出馬以来ただの目立ちたがり屋の野心家にしか見えなかった。今でもその印象が残っていて、希望の党は失望の党という皮肉よりも、野望の党だろうと思う。
 
 でもフリーアナウンサーだったから話し方がユックリ・ハッキリで分かりやすい。安倍首相のような傲慢な話し方ではない。だから有権者受けしたり、女性からも人気がある。ショートフレーズを使って大衆宣伝をするため、マスコミも彼女の実力以上に報道してうまく循環するという幸運にも恵まれている。
 連日、出馬の有無が話題になっているのは、そのほうがマスコミ注目度が高いから、本人の望む通りだろう。メディア露出を増やしているに過ぎない。
 
 コケにされているのに、傍らで出馬して欲しいとテレビで恨めしそうに語る前原誠司という人は余りにもお人好しだ。密談した時に書面で交わさないんだね。
 
●希望の党の公約概要が発表された
 
 「あまり自民党と変わらない」と保守系ジャーナリストが評した。ようやく「安倍政権」を倒すという言葉の意味が明らかになった。独裁的な自民党運営をしている安倍を退陣させたいというのが狙いだ(反知性的という点もあるだろう)。
 小池氏が出馬しない理屈は、結局、首班指名では反安倍の代表である石破茂氏を担ぐ勢力になるという事だろう。
 
 希望の党とは、自民党内の反安倍勢力の希望なのだ。
そう思うとよく分かる。野党の分裂再編だけでなく、与党の分断へ発展する。
 
 気になるのは、希望の党がある程度の勢力になると、ますます東京一極集中が加速するということ。彼女は東京の利益代表者である。
 例えば、私立大学の定員抑制は、国の視点から東京集中の弊害を是正する一案だが、小池都知事は東京の利権代表者として反対している。
 だから、連立政権を担うようになると当然、日本の全体最適よりも部分最適を優先するはず。そのほうが日本のためになるというトリクルダウン理屈はいくらでも造れるから。
 
 地方の人はそれを分かって希望の党に期待しているのだろうか。良かれと思ってやることが、真綿で自分の首を絞るかもしれない。
 
 それにしても無表情な前原誠司という人を見るたびに、民主党の野田前首相に重なる。議員定数削減という安倍氏との口約束で、負けると分かっている解散選挙を決めたとき、なんてお人好しなんだろう、って思った。泥臭い表現を好む姿とは相いれないものを感じた。
 
 人前でコケにされている前原氏はできの悪いピエロだ。
 
江戸川乱歩風なら、(民進党の)地獄の道化師かな。
 
ところが結果次第で、生みの母、功労者にもなるから、難しいもんだ・・・

2017年10月 3日 (火)

初めてベンチプレスで140kgを挙げた、

 
 
人を隣から見た。
 
 
頭を左に傾けたら、
 
隣りのバーが視界に、
 
片側に、25kgが2個と10kg。
 
 
ここには一般人以外にもパワーリフティング愛好家が集まる。ベンチプレスが4台、本格的なリフティングができる場所(何て呼ぶのだろう)が3つ。
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最近100kg上げる人は減ったなーと古参メンバーは言う。最近では最高かも「スゲーよな」って二人で呆れながら称賛した。
 
70歳過ぎでも、80kgを挙げる人がいたりする(選手経験者だが)。
 
素人が、そんな年寄りの隣でやると、惨めを通り越して滑稽・・・
 
だから、
 
発泡スチロール製のダミーが無いかなと想うことがある。
 
 
実は、自己最高で160を超したことがある。
 
 
 
「血圧」なら負けない。
 
 
 
 

2017年10月 2日 (月)

上尾市文化センターの内覧会は最初で最後のチャンス

上尾市文化センターは大幅リニューアルして10月オープン

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●昭和46年(1971)に福祉会館として誕生、以来46年経過。平成11年に外壁改修。50年持たなかったのは耐震性の問題らしい。そのついでに改修工事も入れたという。
西口のコミュニティセンターよりも少し古い築年。そのコミセンは平成31-32年度に全館休止にしてリニューアルとか。耐震性は問題ないという。
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明日から稼働なので、自由に見られるのはこの日だけ。徒歩で行き、1階から5階、大ホールや楽屋裏まで隅々見たのでかなり歩く、ジム一回分に相当する。
 
会議室や研修室レベルなら使い勝手の良さを見る目はあるが、特定の目的を持って出かけた。予期せぬ発見もあり、秋の収穫となった。
 
午前中は式典があったらしいが、午後見た限りでは見学者はまばら。動員された上尾市職員は暇を持て余す。問いかけても応援要員なので「分かりません」、「下へ聞きに行きます」なのだが、概ね質問には答えてもらえた。メリハリのない受けごたえをする職員もいるが…
 
ただ欠点は、4-5階は上尾公民館管轄も含まれていて縦割りを言い訳のように「分からない」という、せめてパンフレット位は持って接客せよ。
 
・階段状の小ホール
 子供のサッカー関係で使ったことがあるため懐かしかった。きれいになった。
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・鏡張り、フローリングでダンスホールにも使えるのが190㎡、92㎡の二つ。
 需要を知りたい。一つはシャワールーム付き。昔の設備のままなので有料ではない。
下のホール裏にも類似空間があるので、用途的には3室となる。
 イコス上尾には185㎡だが、鏡はあるがカーペット床と思われる。
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・上階の会議室には、なんとホワイトボード(または黒板)がない。壁に埋め込み式、移動式とわず無い。置いてないから、まさかオプション料金かと思ったわけ。
 答えは「はぁ、そうですね?」、これから置くとか言ってた・・・無きゃ会議できないよ。 
・相変わらず三人掛けの机。
 今はゆったりできる二人掛けが多いので、多人数で安くという場面以外には、例えば企業向けニーズとしては想定が古くさい。
 PR写真では二人掛けスタイルを見せた方がよい。内装がシンプルだから、イスの色違いを交互配置して、カラーリングとして華やかにすることができるのだが・・・。そういう工夫はない。
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・小さい部屋は3つと少ない印象。中規模が多い。最小27人用、午後1-4:30まで1500円。
 
・部屋を二分割して、もっと小さく15人用を設定すると、面積比だから800円位になるのでは。或いは一時間200円の部屋という選択肢はどうだろう。
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・大ホール。稼働率46%/H27年度という。
 椅子は前のままだが、清掃してきれいになっている。ホールは内装よりも耐震補強と舞台裏の増設が主。今後は見られなくなるところ。
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・リハーサル室
 本格的な防音施設のため「太鼓の練習」もできるという。壁の板状のものがそれ。太鼓サークルは限られているが、その分、場所も限らるのでここがどれほど注目されるのか見もの。この後ろには、三つほど立派な楽屋と呼ぶ控室があった。
 
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おまけ。問題探し・・・
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途中、ビッグエー本町店が閉店なのに驚く。意外と短命だったな。その前もスーパーのはず、不振の原因はなに。近年、ビックエーは上尾市にドミナント風に出ていたので腑に落ちない。 どこと競合したのか、彼に聞いて見るか…
 

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