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2018年2月13日 (火)

田中守・元上尾市議会議長の公判を傍聴して

追記2019/3 末尾に田中元議長へ7000万円との報告書。

実は昔、裁判官の席に座ったことがある。
 
と言っても大学の模擬裁判教室のこと。本物の傍聴は初めて。

報道陣は10人くらい、上尾市(議会事務局)から二名(一人で十分なのに)、図書館問題の関係市民が5人?。議員も一人いた。前から三番目の席に座ったが、後ろの方にも10名くらい傍聴人がいた。

マイクがあるけど機能しておらず、とても聴きにくい。メモをとったものの、正しくは書けないために新聞から引用する。

新聞記事は新聞社よりも記者の力量(観察眼)の差がでると思う。今回は毎日の記事がしっくりくる。検察は田中守被告に、懲役26カ月、追徴金50万円を求刑した。以下抜粋。 新聞記事はこちらへ

●朝日

検察 業者からの依頼に金欲しさに応じ、積極的、主体的に犯行を追行した

弁護側 業者が全て計画したもので、被告から積極的に金銭を要求したことはないと訴え、執行猶予を求めた。

被告人質問で「今回の事は重大な犯罪行為、信頼を裏切ったことをお詫びしたい」と謝罪した。

●毎日

2011年ごろから山田社長と知り合い、金をもらった。情報提供にも拘わらず明石産業は二度も入札失敗し「カネを返せ」と言われ、協力を約束する念書を書いた。

昨年の入札を巡って5回、計50万円をもらった。縁を切りたかったが、カネは冠婚葬祭などの政治活動にあてた。

今後は政治活動にかかわらない意向を示した。「事件を真摯に受け止め、裏切った市民にどれだけ恩返しできるか考えたい。ご迷惑を掛け申し訳なかった」。

●東京新聞

検察「被告は業者の依頼を島村に伝え、情報を漏洩するために説得するなどし、犯行の実現に不可欠で重要な役割を果たした」

2011年ごろ、県議の紹介で山田社長と知り合い「政治活動を応援したい」とカネを受け取った。翌年には入札情報の漏洩を依頼され「カネをもらっていた負い目があり断れなかった」。

検察側から「合計いくらもらったのか」と問われると「即答できない、数百万単位だ」と答えを濁した。

今後は「一切政治に関わらない」と宣言。傍聴席に詰めかけた市民らに頭を下げた。

●読売

弁護側「市長と業者の仲介をしただけで、あり犯行に不可欠ではなかった」

論告「高額な現金に目がくらむとともに、今後も業者側と関係を続けたいという強い利欲目的があった」。「入札や公務員全般の社会の信用を失墜させた」と指摘。

弁護側「頼まれたら断れない性格に起因していて、金銭が主要な犯行目的ではない。受けとった50万円は高額ではない」

本人「検察官が言っていることは事実であり、大変申し訳ないことをした」と陳述

●さいたま新聞

被告人質問 …2012年頃にはゴミ処理施設業務の入札に関して山田被告から頼みごとを持ちかけられ、資金提供を受けた負い目などから断れなかった。入札の知識が無いこともあり島村被告に頼んだと説明した。・・・受け取った金は政治活動に使ったという。

検察 長年にわたる癒着と約一か月間で5回にわたり計50万円の賄賂の受け渡しが繰り返されていたことから「癒着が根深いものであったことを如実に示している」。

弁護側 市議を辞職するなど、社会的制裁を受けたとして、執行猶予付き判決を求めた。


傍聴記としては…

彼は悪びれた様子を感じさせなかった。傍聴席との間には乗り越えようと思えば簡単に乗り越えられる低い木製の柵がある。仕切られた向こうとは河岸の差があるはずなのに、被告は恥じ入るでもなくひょうひょうとした様子だった。

初めに身内が「彼の人となり」を語り、弁護士との想定問答をしていた。

被告の話を聞いたが、後ろ向きでとても早口で活舌悪く、なによりも冗舌で聴き取りにくい。質問が一行だとしたら、五行位話し続ける。個人的には、冗舌な人は信用できない…。

弁護士や検察から今後の政治活動を問われた。

検事 今後市議選に出るか? 地盤は誰が引き継ぐ? 共にないと答えたが、本当の答えは数年後まで分からない。

「それだけ、もっとでしょう?」風なことを検事がニヤッとしながら言った。今までもらった額を田中被告が述べた額への、皮肉に聞こえた。

被告の顔をジーっと見つめて何かを逃さないように、という裁判官の視線が印象的だった。なぜもらうことを断らなかったの、なぜ途中で返そうとしなかったの、使わないでとっておけば、とかを検事か裁判官が尋ねたと思う。

東京新聞の記事末尾には「頭を下げた」とあるが、記者の勘違い。

彼は閉廷後も堂々と無表情に傍聴席を見回し、かつての部下である議会事務局員を見つけて軽く頭を下げた。会釈みたいなもので謝罪ではない。その後もゆっくりと人を探すように少し移動したり、知ってる人を見つけてアイコンタクトをとっていた。

市民への謝罪?、これからだろう。

信頼を貶めた「上尾市」そのものへの謝罪はどうするのだろうか?

分からないのは贈収賄の成立要件だ。明石産業がカネを出て工作し、田中・島村が協力しはじめたのは2011年からのこと。逮捕の件は20171月の件だから狭く解釈するようだ。

では逮捕案件以前のカネはどのように税務申告したのかな。

次回、三回目の3/1に結審予定らしい。罪を認めており、市民への謝罪もしたいと言っているのだから、それを汲んであと三回くらい長くやっても良いと思うが、どうだろうか。

聞いていた市民がいたけど、誰ーれも発信して共有しないから仕方なく書いたわけ・・・

 

参考・・・朝日新聞2017/12/12 汚職の構図(上)の冒頭より

5、6年前、県南部のある地方議員は、設備管理会社「明石産業」の山田明社長から現金を渡されそうになったことがある。政治資金の寄付かという問いに山田社長はこう答えた。「いや、これはそういう金じゃない」 議員は「やばい」と感じて金を受け取らず、付き合いもやめた。 記事

 

参考 2019/3/18 第三者委員会の報告書は弁護士主導によるため公判記録が得られた。こちらの本文4ページ以降に再三の現金授受が書かれている。元議長へ7000万円が渡ったとある。下記引用。

(6) さらに 、明石産業 (株)社長は、元議が ひいきにしてる さいたま市 大宮区にある「 一の家 」で、元議長と前市にそれぞ100万円を 、元議長と前市にそれぞ100万円を 、元議長と前市にそれぞ100万円を 渡 した 。その後も元議長、前市に対し現金授受を その後も元議長、前市に対し現金授受を その後も元議長、前市に対し現金授受を ともなう 接待を繰り 接待を繰り 返し 、元議長に対し およそ 7,000万円を 渡していた 。

 

 

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  • はるかさん
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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