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2018年6月11日 (月)

武雄市ツタヤ図書館の5年間-2 誰が為に図書館はある

来館多くて、読書少なし図書館物語~♪

前記事のつづき。2017年度データを二年前の表に追加した(過去記事)。

Photo_3

データ元: 佐賀新聞5/25、蔵書数の2015-17は市(巡回図書含む)。それ以外は過去記事参照。前年比%は見やすさ優先して端数省略。
 表はクリック拡大だが、見にくいために折れ線グラフを用意。

1.来館人数は再び開館バブル

Photo_2 2017年度について佐賀新聞は「来館者3割増」と大見出しを付けたが、それはヘン。昨年10月に子供館を隣に作った効果で来館人数が増えたものの、新聞によると本館は73万人で前年比6%増と伸びは低い。子供館が無い場合は過年度の傾向から-5%とすれば65万人台となるから差8万人/半年が開館効果だろう。

(想像になるが)子供館に親子で入ってから本館へ移れば(その逆も)別々にカウントし、二館合計していたらもはや比較にならない。しかも児童書が本館と子供館に分散しているのはダブルカウントを誘発する。それを除いたら上記増分と行政の心はもっと凹む(笑)。この施設は図書館と非図書館が同居しているので「来館人数」とは商業者の視点でしかない。あと、館外の屋台も気にするかな… 

2.貸出マイナスは避けられない

図書館として重要な貸出の人数と冊数が四年連続マイナスである。子供館が無ければもっと減った。マイナス幅は縮小したので半年間の子供館効果はあったが、本館と子供館を分けて報告しなのは何故、と聞くのは野暮か。

児童書数は本館から16千冊を子供館へ移し、二館合わせて2016年度比で6%(3千冊)増やしている。例年3%なので前倒ししたようだが、肝心の子供の貸出数の伸びが分からない。しかし「F 一度に借りる冊数」を見ると、(狭い調査では)子供は一人4~5冊と多く借りる傾向にあるのに全体は3.0冊の微減であることから絶対数としての子供貸出シェアは小さいと思う(少子化が現れる)。よって、お子様効果は限定的かな。

なお表のマイナス()が多いのは、実はどこの自治体も似たようなもの。(集客性の高い)駅前や商業施設内に作っても数年もすればマイナス圏へ入る。武雄市は開館バブルが凄かった()から目立つだけで、(日本人の)本を読まない傾向は止まらないから、図書館関係者がどうあがいてもムリ()。マンガ本に頼るか人口増の外国人向け本を増やすしかないだろう()

3.気になるBefor After

ツタヤ図書館になる前と後との変化倍率(2017÷2011)が次のグラフ。
 来館3.6>稼働時間1.86>貸出人数1.7>貸出冊数1.2

Photo_4 来館3.6と貸出1.7の人数落差は、他市までを広域商圏としてとらえた商業者と図書館としての差だ。稼働時間数は12時間/日、365日として直営時の1.9というトンデモナイ値になる。ざっくり二倍、これを直営で運営するコストは恐ろしくて見積もれない。

失礼ながら力づくで開館しているように見えるが、低賃金労働に依存しているなんてことは無いと願いたい。コンビニ、いや失礼スーパーストア並み開館時間でも貸出数は2割増である。時間効率が低下している。9時までが良いサービスなのか、過剰なのかが問われる、と遠い市民は余計なことを書く()

Photo_7 4.市民シェア55%は寛容か、無関心か?

直営時の79%から大幅低下し「誰がために図書館はある」と言われかねない水準まで落ちた。遠くから喜んで来てもらえる姿は、昼夜人口差の大きい都市図書館を連想するが、お帰りに武雄名産品が売れた効果はあるのか。

3のグラフのように直営時よりも貸出人数と冊数が多いのは、他市民で面目を保った姿である。しかし近隣自治体の人々の読書量が急増するわけはなく、彼らが納税地の図書館へ行かなくなっただけだ(笑)。

その結果、新刊の人気本を買っても他市民が先に借りて自市民は順番待ちという笑えない風景もあるはずだが、コンピュータ上だから誰にも見えない。よって近隣は図書館費を増やす必要が無い()体育館や会議室などの公共施設は、他市民には割高な利用料を取るのに、図書館はタダだからせめてお隣さんに水光熱費くらい請求しても罰当たらなくね()

武雄市民の 利用人数1.1>貸出冊数0.8

市民に限定した変化率は全体統計×55%の推定計算による。利用人数は正確には1.148だ。貸出冊数の2割減はショックだが、地元民ではないので理由は分からない。武雄市は1館主義で分館がないようだね。程度の差はあれ他市も減っているから凹むことは無い(笑)。伊万里市も直近五年比較では-8%だった。

で、タイトルの答えは、「スターバックス」

ジョークです  つづく


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かまちょ図書館

  • はるかさん
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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