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2018年12月16日 (日)

星野議員の質問を聞いて分かるオール4の意味

会計年度任用職員制度の導入であぶり出された事務区長制

汚職事件で逮捕された市長と議長の出身会派として評判が堕ちた新政クラブの中にあって星野良行議員は珍しい人です。私立図書館の通信簿をみれば、毎年オール4です!。見た目は青年、頭は老人が混じるグループにいながら異質です。12日に一般質問をしました。

Photo またやるの。

早く帰れないじゃん。

またかっこつけちゃって。

 と言う声が周りでは起きていない証拠ですよね、オール0か1のヒト…

冒頭、通算28回目の一般質問だと語り、続けて『今年の漢字が災い』となったニュースをアドリブで挿入し、機知に富むオチまで語りました。毎回、小難しい話を入れて空回りする人とは対照的です。ビデオはこちら 

さて、登壇回数は外形なものです。中身不明ですから能力を知るために聞きました。

と言うのはウソ。
 テーマへの関心です。

法改正があり、2020/4月から会計年度任用職員制度というのが導入され、非正規公務員(非常勤や臨時職)の雇用が大きく変わります。任期は一年(会計年度)で自動継続ではなく能力等を見て再任用される。フルとパートの差はあるものの通勤・期末・退職手当などがでる(らしい)。ただし労組側からは時給減や民間委託拡大との警戒もあります。
 詳しくは知りませんが、近年、野放図に非正規公務員が増えているため、自治体ごとの差を減らして統一的な雇用形態を作りたい狙いにもみえます。

この制度改正により事務区長制度が廃止されることを星野議員が、一問一答で聞き始めました(レジメ無し)

●質問
 区長制度の概要は。何人ですか。区長の身分は。特別職職員とはなに。どんな業務なの。他の自治体では。七市とはどこ。・・・と続く。

答弁
 上尾はS37年からやってる。今114人。特別職非常勤職員です。常時勤務なんたらかんたら…。仕事の内容説明・・・。県内63市町村で24(7,17町村)。狭山・桶川・久喜・富士見・幸手・白岡・上尾です。

一問一答式は細切れです。まとめてやれば済むどころか、あんたら(議員と執行部)には既知でしょう。知っている前提で問題を深堀りすべきなのに、前置きで時間を浪費します。この悪例は他議員でもみられます。

●今度どう変わるの

法改正で非常勤職員の任用根拠が厳格化され専門的な経験等に基づき助言・調査・診断等を行う者に限るため、区長は該当しない。
 (区長には専門性も能力もないって認めた。区長からの反論が聞きたい、そして区長制度が無くても困らない市の方が圧倒的であり、この因習を温存するのは大宮より北に多い)

●メリットは

・・・会計年度任用職員には、期末手当、任用期間には勤務実績を考慮して繰り返し期間を更新することができる。

●区長制度には国はどう言っているのか

総務省マニュアルには、区長は単に勤務時間の把握が困難である理由で特別職として任用するのは適当ではないとある。

●当市における課題・弊害は

平成324月からは今の業務依頼ができなくなる。

●すでに制度改定をした事例は(必読)

・千葉県佐倉市では市の依頼業務を個人ではなく役員全体で請け負うとして自治会の業務委託契約を結んだ。

・茨城県東海村では全庁で依頼業務の見直しをし、行政が依頼していた回覧文書を全廃したとのこと。

両市とも広報誌等の定期刊行物の配布は自治会がやることではなく行政側がやる事とのこと。

(この事例紹介がとてもイイ。聞いていて恥ずかしくなる市職員はいないだろうか。町や村に根付く因習を廃し、さっさと近代的な市になるべきだ。これも松澤副市長の腕の見せ所だろう)

●制度改正に市はどうするの?

区長への依頼業務は多岐にわたるが、精査して地域代表である区長にしかできない業務について今後自治会町内会と委託協力という形でお願いする方向で検討したいと考えております。

●今後のスケジュールは

内容の精査をしながら区長にしかできない業務について今後自治会町内会との委託協力として今後お願いしたい。

(区長にしかできない業務ってナニ? 区長個人の発信力は大したことが無いかもしれないが、区長代理を入れると500人の集団になる。既得権益を代表する政治屋と集票としてのもたれあいは無いのか?)

星野 自ら望んだわけではなく、地域のために手をあげた区長さんです。・・・支障なく地域活動ができる自治会長なり町会長として連携を図ってください。

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結局、通り一遍なものです。

後半を読めば、議員も行政も揃って「自治会と町会」って語るではないですか、つまり"区長"は屋上屋だと認めている事に気が付けない無邪気さ。

もう少し書けば、本テーマとしては二つの欠陥があります。区長制廃止への危惧を述べましたが、本当に影響を受けるのは非常勤公務員の方が多いはず。しかも生計維持のために働いているので、制度変更がマイナスとならないかを危惧すべきです。星野議員が法改正に本気で関心が有るなら、次回は非正規多数派への影響を質すべきでしょう。
 でないと、既得権益層の擁護だと言われかねません。

でも、好事例を引き出してたのはグッドです。廃止の事例ですから、流石です。ってことは廃止派なんだよね、あんたも人が悪いナ~(笑)。

もう一つの欠点は、おカネについて問わなかったこと。次記事へ

参考 上尾市に今も残る事務区長制度を伝える古い記事

 

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  • はるかさん
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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