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2019年2月 6日 (水)

上尾市教育委員会の「不都合な真実」-4 能力か情実人事か

上尾教育長シリーズ 1 2 3  

池野和己氏の教育長就任の「正統性」に対する疑問  by  上尾オンブズマン

 大方の上尾市民にとって、今の教育長が誰なのか、ましてや「教育長がどのようにして選ばれているのか」については関心が無いだろう。しかし、教育長の「選ばれ方」を検証することは、教育行政の実態を知る上でも重要な鍵である。

 なぜなら、教師たちに「子どもたちと向き合う時間が保障されている」のか、「教育委員会事務局から余計な仕事を押しつけられ、子どもに向き合う時間が減らされている」のかを見極めることにも繋がるからである。

今回は現教育長(池野和己氏)は逮捕市長が「指名」し、市議会が承認(追認)したことから、「就任にあたっての正統性」を見出すのは市民的視座から甚だ疑問である、ということを市民にお伝えする。

教育長の職とその「正統性」に対する疑問

「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」(略称:地教行法)について少しでも知っているという方は、よほど教育行政に精通しるだろう。この地教行法は、ここ数年で大きく改正(変更)された。主な変更点は、①「総合教育会議」の設置(=市長が教育委員を招集しての会合。上尾では2018年度はすでに2回実施、結果は市役所HPに掲載)②「新教育長」への変更(市長が指名した者を、市議会で承認=追認する)③学校運営協議会の設置(例:上尾中のHP参照。地域住民や保護者の学校運営への参画)などである。

紙面の都合上、今回取り上げたのは②の「新教育長」への変更である。改正・地教行法により2015年度から教育長の扱いが変更された(上尾市は2016年度から)。具体的には、前は教育委員の互選で教育長を選任していたが、改正後は「地方公共団体の長」が議会の同意を得て任命するのである。

実際、前の岡野栄二教育長2006H18)年10月2日(月)に教育長に「就任」した。同年9月末日まで上尾小校長であった。それを「自己都合」で辞め瞬間的に教育委員になり、「全員一致」で推薦された。これは「筋書き通り」であり、「全員一致での推薦」は必須条件なのだ。その筋書きを誰が書いたかは、分からない。

 話しを戻そう。池野氏の2016/4月の「新教育長就任」には大きな疑問が生じる。市長と議長が逮捕されるという大恥をさらした事件があったが、その島村市長が池野教育長を「指名」し、それを受け上尾市議会が「同意=追認」している。

 地教行法改正にあたり、首長(上尾は市長)と教育長の関係性について、文科省は次の見解を示す。「新制度では、首長が教育長を議会の同意を得て直接任命することにした(4条1項)。これにより、首長の任命責任が明確化されることとなる。」

 任命責任どころの話ではない。逮捕市長が任命した教育長は、その就任についての正統性は「限りなく黒に近いグレー」と言われても仕方がない。

筆者はなぜ、どこから池野氏の具体的な名前が出て来たのか、についての経緯が判別できる文書・資料等」(つまり、市議会の「同意」前の段階がどうであったのか)の情報公開を求めたが、「文書不存在のため非公開」となった。上尾市にはどのような理由で人選されたのかを記す文書等は無いのである(闇の中であり「不都合な真実」である)。

「教育長就任についての違法性の痕跡」を探すのは困難だが、市民的感覚としては、池野氏の「教育長就任」についての「正統性」が認められるかと言えば、甚だ疑問である。本来なら、畠山新市長に代わった時に、再度市議会に同意を求めるべきであったと筆者は考える。 

今回はここまで。次は、タイトル通り<上尾市教育委員会の「不都合な真実」>に迫るか、池野氏の「空白の7時間」問題の続編を投稿したい。

******

本稿は、管理人により短文化してあります。タイトルも付与してあります。上を読んでどなたか、畠山さんが松澤氏を副市長にした理由を書いた文書があるか問合せしませんか?。

無いことを「文書不存在」って言うのは行政用語なのですね。

関連 県庁の松澤純一氏が上尾市副市長に就任



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コメント

投稿に深謝。そして感想。
 ゴミ焼き場の贈収賄だから教育長任命まで疑うのはムリ筋だけど、失礼ながら「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」を感じました。だれが坊主かは、視点の違いかも…。

 要旨は教育長の任命理由が不存在(=説明できない)ことを追求したのですよね。職員には人事考課をするが池野氏は除外なら、情実人事と呼ばれます。
 職能要件書なんてネエよ、年功、周りの評判や信頼、一番は自分への従属性であっても、せめてテキトウに作文化すらしないのがこの街の行政水準だと知らしめたのは成果です。監視役不適格な議員だから安心だが、まさか一市民から問われるなんて夢にも思わなかったでしょう。

 野田市の児童殺害事件で教育委員会が非難されてますが、指摘で多いのは「専門性の欠如」。よって教育長なら三テーマ位の論文を書かせて審査・公開しないとね。

 市役所の人はある水準の知的試験を受けて入るから、話をすれば個々では民間のある規模以上の水準だと思う。でも組織としてふるまうときはわざわざ能力を下げて行動する。その構造的な理由も分かったし、その対策は意外と簡単な気もするけど…
 次回投稿をお待ちします。

上尾市教委の「不都合な真実」が多くの市民、市内の教職員、保護者の方たちに伝わっていき、ひとつの問題提起になっていけば良いと思っています。

池野教育長や教育委員のお歴々は、市長・議長が逮捕されたあとの2017年11月の定例教育委員会の席上、W逮捕について一言も言及していません。まるで何事もなかったようです(市教委HP教育委員会会議録参照)。 おそらく、子どもたちへの悪影響は全く考えていなかったのでしょう。

また、W逮捕のあとの校長の行動としては、例えば、上平小の校長は、10/31・11/1 は何らのアクションを起こさず、11/2になって、遠藤副市長(当時)からの「通知文」を教職員に連絡しただけでした。つまり、「上が動かなければW逮捕について何の言及もしない」ということの証左です(情報公開請求によります)。

「上が動かなければ、自らは語らず動かず」 ですか。

他の記事へのコメント返しで、まともな職員もいるみたいなことを書きましたが、若くて年寄りみたいな応対の職員がいたことを思い出しました。
二人の若い職員がYesと言ったのに、後で上司に判断を仰ぎに行き、二人してNOを伝えに来たことがある。内容は書けませんが、納税者が呆れる些細な事です。

若いのに、自分を守る行動癖があったので、立派な公務員に成長したようです。
問題からは後ずさりし、責任をかぶることなく、長く勤務する秘訣なのでしょう。

なお、上尾の場合は市民的な広がりは薄いですよ。それくらい深刻だと感じています。

野田教育委員会の見殺し事件の話で知人から、2012年の下の事件は中央小と聞きましたが、その後はご存知ですか。
 『やられたうちの子がなぜ我慢 加害者の転校は困難』 
下の名からリンク

 『やられたうちの子がなぜ我慢 加害者の転校は困難』 に関する「いじめ」問題ですが、あいにく詳細はわかりません。

ただ、2012(H24)年11月の上尾市教育委員会の会議録を見ると、「いじめ問題報告」として、非公開で報告されています。非公開理由は「個人名が特定できるため」。いまだに他の2件ととともに非公開のままです。通常は個人名が特定できる箇所を除いて後日公開されるのですが、そのままになっています。
これについては、他の2件(勤務条件に関する措置要求&教材費返還請求調停事件)についても知りたいので、「個人名が特定できる箇所以外の部分の公開」を求めて、情報公開請求する予定です。

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  • はるかさん
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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