上尾市の人口物語

2017年9月 6日 (水)

何人の現役が高齢者を支えるか-上尾市の現老比率と高齢化白書

田舎に行くと、赤ちゃんは絶滅危惧種ですか?
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1.上尾夏祭りから上尾騎馬戦へ、そして・・・
 
 上尾市の人口統計データを使って、現役世代つまり生産年齢人口(15~64歳)と高齢者人口(65歳以上)のみで描いたのが下のグラフです。クリックで拡大。
 支える感じがでるように積上グラフです。年少人口(0-14歳)は省略してあるため、積上の値は市の人口ではありません。
 注) 5年毎ですが都合により2005-2009は4年幅。2019年以降は地域創生ビジョンより引用。
 Photo・生産年齢人口のピークは2000年頃です。老年人口は右端が最大(67352人)なのでピークは不明です。
・生産年齢人口÷老年人口で求める、何人の現役が高齢者を支えるかと言う指標の名前が分からないので現老比率としました。 
 
 昭和末期は13人でした(おみこし型)。今は2.4人で一人を支えます。この値は、今後も低下し続け2044年に1.5人ですがいつ下げ止まるのかは不明です。
 
 ところで年金問題では若年や中年層から「年金なんてもらえないから、今掛けるのは嫌だ」と言われたり、世代間の争いみたいに捉えられることがあります。
 今の上尾市の最多世代は45才の団塊ジュニアです。上グラフは27年先の予想ですから72歳になり、現老比率1.5人です。無策であれば、今の赤ん坊が働き盛りになったころ、同じ愚痴をこぼすでしょう・・・
 
 役人はこの改善策として老年の定義を70とか75にすればいいみたいな感じです。なお三人で一人を支えるので騎馬戦型と言いますが、では 1 になったら何と呼びますか?
 
 姨捨型!
 
 その深ーい意味は・・・ ここへ
 
 
2. 日本全体を示す高齢社会白書(h29年版)
 
 日本全体と比べると上尾市民(首都圏)の少子高齢化はやや遅いのでマシに見えますが、大した差ではありません。図は高齢社会白書から。
 
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 少子高齢化による人口問題は長期的に予想ができて、かつその通りになることが分かっている単純な問題であるのに政策的な対応が弱いです。目先のことしか、政治家も行政も見ないというのは、彼らからしたら「だって有権者もそんな先の事は関心ネエだろう」と言うことなのでしょうか。
 
森友や加計問題が「人の噂さも」効果で忘れつつあるために、政局が動き出した感じがします。消費税を上げるか否かも争点になるでしょう・・・。
 
 そもそもは世代間扶助の年金制度がこんなに低い現老比率を前提としていないと思うので、この現老比率を使うと妙に消費税を上げる理由に使われる気もします。
 でも、個人的なアイデンティティを賭けた憲法問題よりもこの長期的な日本人の不安を少しでも和らげることの方がよっぼど国民を大切にする姿勢だろうと思う。
 
 

2017年1月11日 (水)

上尾市の各歳人口ピラミッド(2017年)と分析

上尾の中年トリオ(団塊ジュニア)が支えるものの、後は
 
左右対称の絵を見て、頭と肩のシルエットなのか、カネゴンなのか、くびれた女性を妄想するのかは性格によります・・・。
  
総理府統計 h25/10月、年少人口13%、生産年齢62%、老年25%、前年比25万の人口減。
上尾市の人口構成は国平均によく似てますが、団塊ジュニアが多いのが特徴です。
出生数  100万人を切ったと2016年末にニュースになりましたが、年末の忙しさにかき消されました。すでに年間30万人近い人口減少ですが、いずれ1年間で鳥取県や高知県が1つ消滅するレベルへと進むというのに。
 東京近郊にいては人口減少の破壊力を実感できないのかもしれません・・・
人口ピラミッド 一般に5歳等級別で描くのが多いのですが、せっかく全年齢があるので各歳人口ピラミッド(と呼ぶらしいです)にしました(コピペとエクセルなので作る負荷は同じ)。
 図はクリックで別画面表示(引用明記なら利用可)。
 
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グラフの解説(2017/1/1)
 上尾市の人口特徴は図のプロフィールにまとめました。
  • 高齢化率・・・65歳以上の比率。 全自治体は人口表にこの値を明記すべき。
  • 現老人数・・・生産年齢人口÷老年。 高齢者1人を現役何人で支えるかを示す(この指標の名称が見当たらないので当オリジナル)。
    1990年の11人は上尾夏祭り(神輿)なみの余裕だが、今の2.4人は騎馬戦へ…
  • 老年化指数・・・老年÷年少。
    高齢化の程度を強く示す指標(どこも高齢化率が高くて比較にならないためだろう)。
 
上尾の団塊世代はそれほど多くはないです(第1次ベビーブーム1947-49、毎年250万人)。
図で団塊ジュニアと印した層(1974/s49年~の43-45歳)が各4,000人と多いのが特徴です。彼らを、上尾の中年トリオと名付けます。働き盛りが中核である点は頼もしいです。
 
しかし、本来の団塊ジュニア(第2次ヘビーブームは1971-74年、毎年200万人)とは3年遅れています。理由は不明ですが、大都市近郊のため晩婚化が全国平均よりも進んでいたと想像します。
 
たとえると、中年トリオはかつて40人学級で賑やかに過ごしましたが、下を見ると各歳2000人以下となり20人学級並みのガラガラ教室です(近年小学校の廃校は年500校ある)。彼らの目で見れば、25年後(2040年頃)には支えてくれる層がいません。ピラミッド図はグラマーよりも大根足の方が好まれますね。
 
団塊の孫世代(第3次、第4次BB)が存在しなかったことが日本の大きな問題ですが、その原因は「失われた20年」の失政にあると思います。
なおグラフから、今の人手不足や失業率の改善は、多数の現役世代の引退と新規流入する若者人口の少なさの結果として見ることもできます。
世代間扶養による年金制度が成り立たないことも自明です。世代間の無用な摩擦を生むだけです。前提を付けながらも消費税方式へ変わらざるを得ないでしょう。
 
あとがき
上尾市の人口統計のサイトでは、数表はh28年まではhtml化してあるためにコピペは楽ですが、H29年からはコンピュータ出力をpdf文書にして開示する方へ変更されました。
工数削減ならば仕方ありませんが、pdf文書からのコピペは乱れるのが欠点。埼玉県庁のように数字に関するものは積極的にExcelファイル添付する方が優れています。
あるいは原始データを自由に編集できる上尾市がグラフを提示すべきです。ピラミッド図の作り方は目次ページにあります、誰でも作れます。数表からは読めないコトを伝えるでしょう。もっと勉強して下さい・・・
 
追記
就職氷河期(1993-2005)を図に追記。大卒35-47才、高卒31-43才。就職超氷河期2000年は大卒40才。氷河期の後期の方がきつかったはずです。
 
関連
 

2017年1月10日 (火)

上尾市人口問題の目次ページ…アンチエイジングへ

1/11 追加
人はなぜスポーツジムに行ったり、ウォーキングを楽しむのでしょうか?
たぶん中高年齢者に限れば、有酸素運動や筋トレをすることで、健康を保ち、体が老いていくスピードを遅くしたい、という目的があるだろうと思います。
 
人口問題もしかりです。
どの自治体にも共通した課題ですが、人口減少(または高齢化率)を加速させるか、減少スピードを遅らせるかは、ひとえに「行政能力の差」でもあると考えます。
 
過去記事を集めて目次化しました。各タイトルに統一感はありませんが、人口問題、すなわち『上尾市のアンチエイジング』に関心のある方への素材提供です(記事追加により並びが異なることがあります)。
 
●上尾市人口統計データ・・・主に過去
 
●上尾市地域創生長期ビジョンの関係 (H27/10)
 
●その他
 

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  • はるかさん
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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