カテゴリー「上尾市の市議会」の86件の記事

2019年6月14日 (金)

上尾市議会議員選挙-4 新人候補の今昔

1指定席 2投票率 3ピンキリ 4新人の今昔(本稿) 5狙うNHK 5請願 6未定

神輿に乘りたがる人

上尾市議会選挙は12/1投票日と決まったが、8/25の知事選は投票率26%という無風だったのに、急に波乱含みになった。自ら提案した3期とする「多選自粛条例」に反して4選やった上田氏は今度は出ない。自民党が青島健太氏(61)に要請、国民民主党の大野元裕参院議員(55)は無所属ででる。上尾では上田知事とのつながりを強調する人もいたが、内心は大野氏への期待が強いはず。その大野氏辞職により参院選は改選3+補欠1の二つになる。これは混乱するが選挙屋は大歓迎だ。市役所は投開票事務に正規職員に高額な割増払うよりパートをたくさん雇ったらと思う。 埼玉県知事選(日経)


「生まれ変わっても議員になりたいですか?」 現職の地方議員の7割近くが「NO」と答えました。

(50代男性市議)「地方議会は、欧米並みの『夜間ボランティア議会』にすべき。純粋に街を思う、政策を考える資質の高い議員が中心となる。住民直接参加型議会として運用すればいい」

③ (60代) 「有権者が傍聴にほとんど来ないので、4年間ほとんど質問もせず、発言もせず、居眠りをしている議員も半数近くいる。行政に対する住民の意識が低すぎる。それでいて、選挙の時だけ盛り上がる

以上、NHKの二万人アンケートより。一番目は総括文から。二番の欧米の例はよく聞くが、ある本では日本の審議とは質的に違うと書いてあるなど、本当の姿はよく分からない。三番は言い得て妙だから採用した。普段から無関心を決め込む人はそもそも評価する目を持たないのに、選挙をお祭りにするから、『神輿には軽い人しか乗らない』ということ。


1.若い新人候補がいるんだけど・・・

若い二人が予想される。中でも、匿名が普通なのに実名アカウントでツイッターによる政治関係を発信していた人が、今年からHPで政治活動を始めたのは予想通りだった。HPには政策提言が書いてあるがどことなく教科書的な印象である。

さて、上尾市政はこの四年間、問題がてんこ盛りだった。
図書館、パークゴルフ場、住民投票、議会傍聴、W逮捕事件、出直し市長選、署名運動、畠山新市長誕生、徹夜議会などなど関心を向けるテーマに事欠かなかった。もちろん、他に教育や福祉だってある。にもかかわらず、新候補者はそのようなリアル場面で見かけた人なのだろうか?そもそも若い人は誰も居なかった(笑)。

行政と渡り合うような緊張感と泥臭いプロセスを通り越して「上尾の改革」といっても説得力はない。政治に関心がある人なら知っているが、一人でも請願や要望を議会に出せるし、情報公開をしてインターネットで市民に知らしめること(オンブズママン活動)も指先だけでできる時代である。もちろん、今からやると選挙目当てになる。

現職は過去の働きぶりで、新人も過去の準備や活動ぶりで評価しよう、という提起である。とくに冒頭の二選挙は組織新人らのデビュー戦となるが、それって政党活動だから勘違いしないように。

例えば前回の新人がそうだ。合併を提案していたその方は落選後に何処へ行ったと検索したら、4月のさいたま市議選で落選していた。じゃあ市民運動で汗をかいた人なら適任かというと、そんな簡単じゃない(笑)。途中からあらぬ方向へ行っちゃう人もいて、政治家志望には??の人が多いと思う。人を見る目は大切だ・・・

昔、25歳で当選、37歳で議長と胸を張る若い議員がいたらしい。

らしい、と書いたのは個人的に全く知らないため。人に聞いても知らないという。無関心市民でもその名を覚えていたら、存在感があった証拠だが、そうでもなかった。

浅野目氏のサイトによれば、上尾高校から法政大学、桶川市で教員二年後に新自由クラブ推薦候補として初当選(定員36/39人)。25歳全国最年少、上田清司選対本部事務所(埼玉5区)で事務局長、4期務めて37歳の全国最年少議長、最後は2000年の市長選で落選し上尾を去った。

何歳でなんの記録とかはサニブラウン君だけで十分、政治家だとむしろ鼻もちならない。何を成し、足跡は何かなのだが読んでも特にピンとこなかった。上尾のていたらくを見れば、通り過ぎて行った人にしか見えず、古い選挙公約を見ても光るのは若さのみだった。初当選は、新自由クラブの勢いがあった頃かもしれない。

仕事経験が浅いまま政治家を志し運よく当選すると、市議、県議、国会議員という出世双六に陥らないだろうか。議員になっても権限は小さいから、権力のある首長になる誘惑にかられないか。彼が上尾を去った理由は知らないが、そのまま上尾で地道に活動をしていればW逮捕後に市長になるチャンスはあったと思う。だから、同会派(民進党)の長を辞めて華麗なる転身を遂げた畠山さんの姿を見て、『志より、タイミング』と学んだかもしれない、と勝手に思う。

話しは変わるが、二十年くらい前のことを思い出した。
ある会社で三十歳位なのに今年入りましたと言う人がいて、聞けば、JALを辞めて昨年の衆議院選に出たけど、落ちて再就職でここに来た、と屈託なく語ったが理解しがたい話だった。有名なシンクタンクの研究員に収まったのは、その人が優秀だったからであり、普通はこうはいかない。

2.定員割れ町村議会こそチャンスなのに・・・

春の統一地方選挙で定数割れ自治体がたくさんあったのは記憶に新しい。

キャリアも支持者も無い「あるのは志だけ」という政治家志望者には無投票町村へ行く道がある。なり手がいない土地で、町内会役員みたいに手を挙げれば喜ばれると思う(もちろん裏表のない若者に限る)。4~8年間、疲弊する地方自治体での泥臭い体験は貴重であり、市・県へとステップアップする力となる。

歯の浮くようなことを言う政治家志望なんか目じゃないから、政党公募にも強みとなるかも。先の北海道知事選で当選した鈴木氏(38)は夕張市を担当してスキルを磨き、上を目指したのだろう。議員秘書あがりでのしてきた石川氏を破ったのは必然だと思う。本当は与野党対決だけどね…(笑)。

ようするに無投票議会へ行くことは就活インターンよりもマシなのに、そんな人が現れて喜ばれたという地方ニュースは聞かない。無投票で困った困ったという話題ばかりだ。

なぜ?

田舎は議員報酬は月20万円ほどで政務活動費もない。兼業しないと家庭も維持できない。子供を塾にも通わせられない。これが理由なのかは分からない。

つづく

関連 市町村長の「給料低い自治体」全国ワースト500

 

2019年6月 1日 (土)

現職議員の見え透いた再選パフォーマンスの始まり

我々は13人、一般質問は苦手だ。…6月議会の見どころ

訂正 6/5 最新の議会日程表は4日、20人で確定した。新政クラブから新井・星野・小川・新道・斎藤、深山・野本議員である。余裕の表れかな?


上尾市議会の6月議会は6/7金から始まる。荒れた三月議会とは違って、凪のような議会になるかも。再選を考えたら市政との対立はマイナスと受け取る人が多いから。初めて市長与党ではない立ち位置で選挙に臨むのは怖いだろう。

 そして想定通りの事が行われるので書いておく。下は過去四年間の6月議会における一般質問のデータ。

年度 一般質問の日数 新政クラブ 無会派 議員人数
2016 4 4人 2人 30
2017 4 3 2 30
2018 4 6 1 29
2019 5   0 26予想

 (病欠一人含むため)議員は26人と過去最少なのに、今回は5日を確保した。増分は新政クラブの議員に他ならない。なお上の無会派では深山議員の毎回分が入る。

実は1/31のこちらの記事で過去三年間(2018/12議会まで)の質問回数の統計評価をしたのは、今年は再選目当てで質問する人が必ず現れると読んだため。質を問わなければ、一般質問など「市長へのハガキ」並みに誰でもできるのだが、それすら怠る○○が多い。

ここに注目、パフォーマンス質問の手口

①質問テーマに注目する。多くは地元限定問題とその要求であり、今回は聞いて呆れるものもあるらしい。

なお三月議会では四年目で初めて渡辺綱一議員が一括式で、次のテーマをやった。
1 原市分署について
2 瓦葺地区の土地利用について
3 環境政策について
4 地域防犯について 

②一括式で見栄えを狙う

 一括式で高い壇上から正面(傍聴席側)を向いて行う方が、内容に関心のない人にはかっこよく見える一問一答式の方が質の高い質疑になるが、後ろ姿になる。

③傍聴席に支持者を大勢動員する。

 本当は傍聴席の遠景位は映すべきなのだが、これは議会に行かないと見られない。傍聴慣れしていない人が、(満足なレジメも無い)質疑を理解できなくても、議員の姿から「○○さんはようやっているな」と思ってもらうことが目的である。

 その思い込みこそ、「上尾の過ち」なんだと気づいてもらえないのが残念だけどね (>_<)

 

関連  3月定例会の文字数分析と偏差値(かまちょ図書館)

 上尾市議選の思惑と審美眼-1 沈む指定席

2019年5月22日 (水)

上尾市議選の思惑と審美眼-1 沈む指定席

1指定席(本稿) 2投票率式 3ピンキリ 4新人過去 5狙うNHK  6定数 7未定

沈む指定席。

夫々の胸中は天国から地獄までの差があったろう。わずか一年半で田中・鈴木・秋山(か)・町田・秋山(も)議員ら五人が市議会を去ったのは異例だ。

そこへ戸口・海老原議員を補うが、三月議会後に新政クラブのSさんが病気となり、6月議会は議員26人だろう。それでも滞りなく市政が行われると「ホラ30でも26でも同じじゃん」と世間は見るわけで、痛しかゆしである。

さて、年末の市議選には現職26名の他に10人を見積り候補者36人と予想するが(後記事)、4~5期もやっている現職は議長・副議長の肩書を得ずに引退はできない、という動機(未練)もあるだろう。その現職の中で、新井さん、星野さん、渡辺さん、尾花さん、更には深山さんも含むかも知れないが、(公道からお宅が見えないような)地域の大地主や名家の方は得票数の減少はあっても再選を果たすだろう(鈴木茂氏もこのカテゴリーだった)。

彼らの多くは4年前の無風選挙でも8年前より票を減らしたが、それでも二千票超を集める力がある(文末)。それを不快に思う人もいるが、地方に行けば地域の名士が議員になるのは珍しくない。都市部ではそのような人よりも政党候補が増えるから、上尾は中間的な存在である。というわけで、彼らの5議席は不動である。

昨日、片山善博教授が産経に面白ことを書いていた。年4回の定例会方式は田植え後の6月、草取り後の9月、収穫後の12月、旧正月の諸行事を終えた2月に開かれる。かように農繁期を避けたのはなり手として専業農家を想定していたからだろう、と。できすぎ感があるが、自治の始まりとはそんなものかもしれない。

話しを戻すと、政党は公明と共産で10人が指定席並みだ。国民新党は党色よりも地域代表な面というか縄張り意識がある人もいる(海老原さんは地域依存が弱い)。つまり残り15席は表面的には自由席に近い。

今年は選挙が多く、県議選37%(前回39%)、参院選?(51%)、県知事選?(27%)、そして12月には市議選?(36.8%)と続く(末尾に参考記事)。衆参同時選挙となれば、市議選に向けた政党系候補は浮足立つ。なにしろ応援演説やビラ配り活動が12月の自分用になるから

最後が市民生活に一番近い市議選なので、投票率が高まれば良いが、四回目で選挙疲れや不感症となるリスクもある。直近の2011年が40.5%、2015年が36.8%であり、春の統一地方選も軒並み低投票率に歯止めがかからない。あの市長と議長同時逮捕という全国版の大恥事件があっても、出直し市長選は35.2%。三人に二人は無関心を決め込んだ。あと五人位逮捕されないと40%に届かないのが上尾かも(笑)。

強固で多数の無関心が、限られた地域代表者を優位にして上尾の新陳代謝を拒む。個人に喩えれば、生活習慣病から抜ける気力が無いのだから病院行である。

ところがよく見ると、指定席の人たちもうかうかできない。比較可能な四人(尾花さんは前回初当選)でみると、四人の合計票はその四年前よりも13%減である。

上尾の名士 2015年 2011年 増減率
新井 きんさく 2,546 2,980 -15%
深山 たかし 2,309 2,460 -6%
星野 良行 2,139 2,414 -11%
渡辺 こういち 2,106 2,547 -17%
合計 9,100 10,401 -13%

全体の有効投票数7%減よりも大きく減らしたのは彼らの地盤沈下を意味する。果たして、座り心地の変化に気が付いているだろうか。地域代表者を名乗るならば地域内で二人立たないと競争原理が働かないが、その一角が崩れる可能性もある。

つづく

関連 上尾市の4つの選挙費用、そして1回5万円の噂

 

 

2019年5月21日 (火)

上尾市議会政治倫理条例(案)共産党議員団と会派の比較表

前記事の続き

政策フォーラムに続いて共産党の条例案の紹介です。5ページからなる厳しいプランです。全文のpdf文書はこちらへ。その中から具体例を表下に引用紹介します。

次の表は共産党・池田達生議員による4月時点での会派別の比較表です。直近の状態ではないようです。全体表示はこちら。実は2002年にすでに上尾市議会で条例策定の動きがあり、それが右側データです。反対の主導役は逮捕された人だと…。

参考資料        政治倫理条例各会派提出の内容比較
第三者委員会の提言 新政ク 公明党 政策フォ 共産党 未来の会 未来の会の修正案 斉藤文男氏のモデル案 モデル案追加
2019年3月18日 2019年2月13日 2019年3月18日 2019年3月18日 2019年4月19日 2002/3月 2003/6月 1999/7月 2013年10月
1、政治倫理基準の明示
2、資産公開制度 × 記載なし ×→〇
3、政治倫理審査会の設置 記載なし
4、市民の審査請求権 × 記載なし
5、市民の問責権 × 記載なし ×
(住民の説明会=モデル案改訂版) × 記載なし      
                 
注1 新政クラブの案は、議員倫理条例(案)として出されたもの。2月13日。  
注2 公明党の案は、議員倫理条例に含むべきと考える事項として提出されたもの。3月18日。
     
  新政クラブ、政策フォ―ラム、公明党各会派の内容は、前回3月18日の委員会までに配布された資料から作成したもの。本日4月19日の委員会でそれぞれ、追加・訂正・削除など変更がある可能性もあります。                                           
   
   
        作成 池田達生  

 

本文より一部引用

(資産等報告書の提出義務等)

第6条    議員は、毎年1月1日現在の資産、地位、肩書、前年1年間の収入、贈与及び税などの納付状況・・・・を議長あてに提出しなければならない。

(資産報告書の記載事項)

第7条    資産報告書には、次の各号に掲げる事項を記入しなければならない。

  1)土地  所在、地目、面積、取得の時期及び価額(ただし、固定資産税評価額)

  2)建物  所在、種類、構造、床面積、取得の時期及び価額(ただし、固定資産税評価額)

  3)不動産に関する権利(借地権など) 権利の種類、契約期日及び契約価額

  4)預貯金 一口300万円以上の預金口座の公開

  5)動産  ・・・

  6)信託に関する権利の種類・・・・価額。

  7)有価証券  ・・・額面金額及び時価額

  8)ゴルフ会員権  クラブ等の名称、口数及び時価額

  9)貸付金及び借入金  1件につき50万円以上・・・

  10)保証債務  ・・・・

  11)貯蓄性保険  ・・・・

 

  2、地位及び肩書

   1)企業その他の団体における・・・・

   2)公職を退いた後の雇用に・・・

 

  3、収入、贈与及びもてなし

   1)給与、報酬、事業収入、・・・・

   2)1出所当たり3万円以上の贈与及びもてなし・・・

  4、税等の納付状況

   1)所得税及び事業税・・・市県民税、固定資産税、国民健康保険税・・・・

(市の請負に関する遵守事項)

第8条 議員がその任期において役員をし、実質的に経営に携わっている企業、及び団体並びに議員の配偶者、一親等以内の親族が役員をしている企業は、市の発注する工事の請負契約、下請け工事、随意契約、業務委託契約及び一般物品納入契約を辞退し、市民に疑惑の念を生じさせないように努めなければならない。

等々

 

関連 生々しく伝える第三者調査委員会報告書

 

 

 

2019年5月20日 (月)

政治倫理条例案への上尾政策フォーラムの見解書

文書を入手したので公開。

要約

第三者委員会の報告書は「あの事件は個人に由来する犯行、との安易な考えを捨て、…同様の不祥事が再びされるとの危機感を持ち、信頼回復のため本提言を早く実現しなさい」と求め、議会に五項目からなる政治倫理条例の制定を求めている。我々フォーラムはそれが最低条件だと考え、詳細を議会改革特別委員会で作り上げ、6月議会では職員達への倫理条例と一体のものとして制定したい。

①政治倫理基準の明示、②資産公開制度、③政治倫理審査会の設置、④市民の審査請求権、⑤市民の問責権

 第三者委員会の原文はこちら、5項目部分は本文p12にある。上に書いた「事件は個人に由来する・・・」という下りは、事件を矮小化したい勢力への批判である。ところで、議員条例の本丸はこの見解書からは伝わらない。それは、①の中に含まれる「議員の親族等の企業は公共事業等の請負を辞退せよ」という制限だろう。これは現議員に当てはまる人がいるからもめている。
 今日、一人の愚かな行為や事故の後、対策として多くの人や社会に不便を強いる例はよくあるが、性悪説を受け入れて、ある意味迷惑なことだと思う。なお本見解書は五項目へのさらなる詳細案が無いのは物足りない。

 詳しく知りたい人は委員会傍聴へ。以下は見解書の本文。


上尾市西貝塚環境センターの入札に関する第三者委員会調査報告書についての上尾政策フォーラムとしての見解

1.前市長、元議長の逮捕という前代未聞の事件の全体像が第三者委員会の調査報告書によって明らかにされた。
 調査報告書によると「本判決で認定された罪となるべき事実に止まることなく、背景事情や至る経緯、さらには事件発生後の取り組み等も調査、検証し、問題点を抽出して、失われた市政に対する市民の信頼を取り戻すべく、再発防止にむけた実りある提言をすることとした。」と記述している。

2.この調査報告書では、①議会の代表であった元議長の明石産業㈱社長との癒着関係 ②元議長の職員人事等に対する不当な介入 ③議会の監視機能の欠如 ④元議長、前市長等の政治家の政治倫理、コンプライアンスの欠如など元議長と議会の問題点も大きな柱として取り上げられている。

3.そして今回の事件をより正確、多角的にとらえるため副市長及び現議長、前議長のヒヤリングが実施された。
 議会側は、今回の事件を「個人の特質に由来する犯行である」ととらえていたと指摘している。

4.調査報告書は、「今回の事件が個人の特質に由来する犯行であるなどとの安易な考えを捨て、このままでは、同様の不祥事が再びされるのではないかとの危機感を持ち、市政の信頼回復のため本提言が早期に実現されること」を求めている。

5.具体的な対策として議会に提言されている項目は次のとおりである。

①政治倫理条例の制定
 政治倫理条例に記述すべき事項として5項目をあげ、さらに具体的に内容を示している。

イ 政治倫理基準の明示

ロ 資産公開制度

ハ 政治倫理審査会の設置

二 市民の審査請求権

ホ 市民の問責権

②面会記録の作成の徹底
コンプライアンスの徹底
公用車の適正利用
市民による監視の強化
提言内容の定期的な評価

6.以上のように第三者委員会の調査報告書は、きわめて具体的な改善すべき点を提示している。

7.政治倫理条例についても具体的項目を立てて、条例案を示している。

 このことを踏まえて、政治倫理条例案作成にあたっては、第三者委員会の提言を最低条件として考えなければならないことが基本であり、それから逸脱した条例案の検討は第三者委員会の調査報告書を否定、あるいは軽視していると指摘されても仕方がないと考える。
 第三者委員会の条例案骨子に基づく条例作成を抜きにして、議会としての検討はありえないと考える。
 よって議会改革特別委員会は、第三者委員会の調査報告書に提示された条例項目に基づく条例を作成し、6月議会前に全員協議会又は政策討論会を開催した後、6月定例会に上程し、市長、副市長、教育長、職員の倫理条例と一体のものとして議論、採決することが、市政に対する市民の信頼を回復する第一歩であると思う。

以上

2019年5月12日 (日)

公明党の畠山市長への申し入れ書、お里が知れる

日頃より上尾市政発展のためにご尽力いただき、心より感謝申し上げ

ます。

私ども公明党は、「大衆と共に」との立党精神に基づき、市民の皆様

の小さな声に、耳を傾けて参りました。

この度の、平成31年度上尾市一般会計予算につきましても、公明党

上尾市議団として多くの時間を掛け、審議し、修正案を提出したところ

であります。そのような中、3月14日と3月22日に市長から、議長

の言葉を引用して、「我々は18人どういうことでもできる」「私がお土

産を渡さなかったので、予算修正という形でお灸を据えられた。それが

政治なのか」と、議場において、発言がありました。その後、新聞報道

や各会派から、あたかも公明党が、すべてに関与しているかのような表

現がありました。この発言は、責任ある立場の市長として、断じて許さ

れるものではなく、我々公明党を馬倒し名誉を棄損する、重大な内容で

あります。

よつて、市長の発言に対して、公明党上尾市議団として断固抗議し、

公の場で、真摯な誠意ある謝罪を求めるものであります。

 


 回覧板が来たので公開。赤は当方付与。

小林発言を議会で引用暴露したから新聞に書かれたり、他会派からも批判的に宣伝され、公明党は迷惑だとして3/27日に畠山氏に謝罪を求めた。先日の公明党の新聞折込チラシ(こちらの二面/かまちょ図書館収蔵)にも、市長に抗議したと書き、上がそれである。

 誰が考えても市長の前に発言主・小林議長に文面で抗議し謝罪を求めたはずだろう。それを先にしなけりゃ、お里が知れる

書面には「公の場で、謝罪を求める」とあるが、何もないままだろう。ようするに、折込チラシは支持者に向けて皆様安心してくださいという宣伝だと思う。

 ついでに書くと、図書館のガラスブロックが「危険」だから、「安全・安心のため」という美文で市当局も公明党も、今回の工事(860万円)を手柄みたいに利用する。

 本当は、2014/11の建物診断調査結果では、本館は「耐震性の問題はない」。ただ「ガラスブロックの転倒を防ぐ対策が必要」とも書いてあった。すぐやれというレベルで はないためか、島村計画(本館が上平移転)後の改修計画の時にやるつもりだったというのが事の次第である。それも知らないでチラシに「議会の監視能力を発揮」とは笑える。

 つまり2014/11~2019/1まで4年間も「頭上注意」を気にする必要は無かったのに、(PAPA賃貸案のために)急にキケンキケンと騒ぎだし、警告貼り紙をしたり、税金を使って緊急工事は皆さんのためと吹聴し、それがまかり通る上尾のレベルこそが最大の危険だと思う。

 

 Photo_6

参考 議員のネット利用度

 

 

 

2019年5月 8日 (水)

地方議員の特権ぶり、犯罪でも病気でも報酬は出続ける。

 上尾市議員の新政クラブの重鎮が病気というのは、実は4/18日の住民監査請求の結果通知を見れば分かることなのだが(こちら)、今も入院療養中と思うので6月議会は26人となり、市議会は質的にも量的にも櫛の歯が抜けたようである。高齢での病は辛いだろうから、次の市議選はどうだろうか…。

小林議長との関係は知らないが「われわれは17人、(12月までは)なんでもできる」となる?

 ところで、議員報酬は一年間休んでも支払われることを知る市民はいっぱい(いる OR いない)。そもそも欠席理由なんか関係ない。病気であろうが教育長みたいなサボりだろうが、生きていて議員の立場を失職しない限り、蛇口の壊れた水道みたいに報酬はでる。

 理由は簡単で、「払わない」という規則が無いからだ。ただそれだけ。例えば企業なら90日を超すと何割かを減給の類があるが、議会は議員が条例を作るから自分に甘い。

 生活保障の給与とは違い、報酬とは働きに応じて払うものだが、議員活動の"働き"など検証しようがないから、実態は生活保障である。町村議会で議員の成り手不足と言うのは、20万円前後で政務活動費も無いに等しいから。高額にしたらなりたい人は湧いて出る。だから市議会とか県議会での成り手不足は少ない。

前記事にあげた地方議員2万人アンケートのNHKスペシャルから一つ紹介。

どういうことか福岡・赤村を訪ねた。渦中の人物は原隆康議員56歳。議員の傍ら介護施設を経営。2018年7月、利用者だったお年寄りの通帳から金を引き出した容疑で逮捕された。懲役1年執行猶予3年の有罪判決が確定したが、辞職しなかった。法律上は執行猶予がつくと辞めなくてもいいことになっている。議会は辞職勧告決議を全会一致で可決。しかし強制力はなく、原議員は受け入れなかった。原議員は今も議会に出席し毎月24万5000円の報酬を受け取っている。

 犯罪でこうだから病気理由は問題じゃない。

北九州市議会の木村年伸市議=自民=が、病気を理由に2年4カ月間、すべての会議を欠席し、その間の議員報酬や期末手当約3100万円を受領して・・・(毎日新聞2016/1/20より)

 病欠による議員報酬の減額規則はないのが普通らしい。逆に、自ら議員報酬を返納するのは公職選挙法では寄付に当たるからダメなのだ。

 話しを上尾に戻すと、昨年九月議会で市長や議員が逮捕・勾留の期間について、日割り計算した給与の支払いを一時止めて、有罪が確定したら不支給とする(期末手当も同様)という条例を作った。これはシマムラが逮捕されて登庁しないのに(できるわけない)33万円払った馬鹿げた事への反省である。

 つまり平時では「周りを気にして言いださず」、事が生じて世間に批判されたら重い腰を上げたに過ぎない。今、市議会では政治倫理条例なるもので会派のせめぎ合いらしい。しかし議会に関心のある市民ですらその中身はサッパリ分からないはず。そのことは別に書くが、動機はW逮捕があったから作るのであり、後手である(実際は昔提案したらしいが新政に反対されたようだ)。その中に、長期療養の減額規程も追加すべきである

 安心・安全という言葉を無敵の言葉とし、さも人々を守るかのように言いつつ、事が起きる前から過剰な投資をするのが今の政治の手口だが、事が起きても自分を律しない。

参考 

2019年5月 3日 (金)

上尾市民とYahooコメントの違いは?

2019年3月15日(金)の埼玉新聞Web版に、次の見出し記事がでた。

真っ向から対立…上尾市長と議長・・・ 記事はこちら

珍しく埼玉新聞のコメント欄が賑わった。そこには当ブログを訪れる人もいるし、違う匿名でも読むと似ていそうな人もいた。下にコメント文を引用した。

が、その前に、同記事はYahoo!に配信されており、ヤフーコメントの方はもっと広域の人からだろうと思う。共感で一番の例のみを引用した。

上尾市レベルの話ではなく埼玉県の恥です!今すぐ、市長方針で運営されることを望みます。後、議長に関しては、収賄がないかを調査する必要があるかと思います。  201 、11

ヤフコメはネトウヨが多いと思われがちだが一般記事はそうでも無い。なお、ヤフーの「上尾市議会」記事はこちらにある。なお、二回目のより衝撃的な市長発言(3/22)記事も出たが、反応は半減し関心は続かなかった。 


以下はさいたま新聞Webより。人気順、名前は性のみにした。数字は良いね、悪いねの値。

はるか

議長になりたいと2年に渡りだだをこねた人、さすがにツートップの逮捕後は無理だったが、1年経ってほとぼりが冷めたと居座った人。こんな人を押し抱いている会派や公明党は上尾の害に慣れこそ益はない。

12 0

 

no name

上尾には、まだ悪しき風習が残っているんだね。市長、市政改革進めてください。

10 0

 

いち上尾市民

事前調整するのは悪いことではない。だらだらと議会が長引くのは無駄。しかしながら数の優位を出しての議長の言葉はどうかと思う。真意はわからないが、はっきり言って脅しに近い。こんな議会は解散して市民に問うべきだ。こんなことをまだやっているようだと、いずれまた汚職が出かねない。

10  0

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鈴木 ○○

以前、「あの人(元議長)に逆らうと出世できない」という声が市の職員からあがっていることを、某現議員から聞いたことがあります。小生は市長選で畠山氏に投票したわけではありませんが、新政クラブは未だにそうした体質が抜けないのでしょう。今回は市長はよく実情を吐露してくれたと思います。大体、住民投票条例制定の請願に法定の2倍以上の署名を集めているのに、全く審査もせず門前払いをするとはーーー。こうした政治団体とこりずに同一の歩調をとる上尾市公明党の見識を疑わざるを得ません。
保守であれ、革新であれ、もっと市の抱えている課題、財政難、少子高齢化、施設の老朽化など、様々な課題に真っ当に向き合ってもらいたい。もしそうでないなら議員定数を減らしてしかるべきです。

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no name

>鈴木 ○○さん 
こうした政治団体の生みの親は、古い住民です。
その人たちは年々、相対的に少数派になっています(旧地元民と高齢化)が、それ以上に一般の無垢な市民が政治離れしていくために、わずかな得票数で返り咲きます。
但し今回のは新政クラブのオウンゴールです。マイナスになりますから、良いことです。畠山さんには物足りない面もありますが、男をあげたと見られます。
後は、この機に乗じた売名的な新人候補者が出ないことを願います。
政治屋には保守も革新もありませんから。

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フジノボル

ボスが牛耳っているような議会では進展性がない。古い体質を入れ替えなければならないでしょう。

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ヤング

私は上尾市市政は以前から古い体質だと思っていました。こんな議会であったということが事実として暴露されたことが重要な歴史的なことだと思います。この体質・手法は以前の市長と議長が逮捕されて土壌だったのです。このような議会を選んでいるのは上尾市民です。市民はこの事実を重く受け止め、議員をチェックや監視し対話や参加を進めていく必要があります。情報を市民にもっと知ってもらいたいと思っております。報道も今後上尾市議会・市政に注目していただけること期待します。

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no name

上尾市民だけど、市民感情からしたら、本件は本当にどっちでも良い。
もしかしたら、円滑な議会運営を行うには必要なことなのかも
しれないけど、もっとやらなきゃいけないこと山ほどあるでしょ?
にも関わらず、たかだか市議の分際で何威張ってるんだろーね。
ただの下僕なのにね。
下僕って言われると怒っちゃうタイプなんだろうな。
市民に選んでもらって仕事させてもらっているっていう自覚が殆ど無いんだと思うよ。

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秋池 ○○ AAN 上尾市登録市民団体

おはようございます。農協の組合長とか、元名主家から市議は選出され議長、市長が押されてきました。そして多選。庶民には形式的な投票権利。選挙事務所では酒盛り、うまい料理を食わされ酒を飲まされ、小遣いをもらって。まだ、40年前の上尾市の姿でした。その時からの横暴さが、老害市議には残っているのでしょうか?東西対決の自民党。東西の利権者地主対決でした。新井に荒井が負けた市長選挙です。その世代のご子息や孫たちが、新政クラブに顔を連ねます。そんな多数決主義の無政策集団をj民党系だからと連携する公明党には失望しています。今こそ、新政クラブの市議、公明党の市議の正義を監視してください。詳細は、ほぼ毎日更新する「秋さんの台湾日記」でご確認、ご意見をお願い申し上げます。NPOオール上尾市民活動ネットワーク(略称、AAN:エーツーエヌ)事務局長 秋池幹雄(090-9956-0480)LINE ID akiikejapan
今日は図書館本館現地視察します。上尾市執行部の説明不足部分の解明のために、5ゲン主義実践。

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no name

市長よりも議長が偉そうな態度を取るとかおかしいのではないか。
「公の場で討論するのが本来の在り方」その通りだと思います。
古い考え方の議長や議員が居なくならない限り、上尾市は変われないと思う。
市長が変わったのをきっかけに、議員もメンバーチェンジするべき。

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no name

古い体質の議員は要らないし、議会改革が求められてる中、市長の発言を支持する! 

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no name

市長と議長が逮捕された現実を全く理解していない小林何某は。議会を解散して出直しだ。再度小林何某が当選するなら上尾は市民も腐っている。

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no name

事前調整なしでも良いとトップが言っているので、なしで良いと思う。
「われわれは(過半数を超える)18人。どういうことでもできる」って、何様ですか?
会派はあれども、市民の一票一票で議員になっているのですから、会のではなく、自分の意見を持ち、発言し合う場が、議会なんじゃないかな~。
個人の意見はないのですか?会派の人数で多数決で勝てばいいのですか?
じゃあ、チーム戦の綱引きで議案決めれば?
古い体質は、好きではない。。。

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no name

住んでいる市民が、便利だと、感じ、無駄なお金をかけることなく、あるものも、有効活用できるように、していけばいいと、思います

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さてさて

上尾市の為にどうすべきかを考える方々ならば、自然に答えが出るのでないかな
 損か得かで無く、良いか悪いかで、決めて、ね。
 自分の為でなく、他人の為に働く方々ならば、公務員も議員も各長も同じさ
 と 思うがな

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上尾市民1

小林議長の問題ではなく、上尾の旧弊だと思われます。上尾市議会議員のそれぞれがどのように考えているのか一人一人に問われています。特に18人が議長のロボット化しているとは思えません。議員それぞれの考えが問われています。

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上尾市民48

いったい、上尾市の郷土にあったやり方ってなんでしょう?上尾市に48年暮らしてますけど、そのような郷土にあったやり方という事がまったく分からないのですが、自分だけでしょうか。
市議の方たちは、何に怯えてるのですか?何を守りたいのですか?選挙向けのアピールなんて要らないので、本音で話をしてください。みんな同じ上尾市民なんですから、良い街にしたいと思う気持ちは同じだと信じてます。

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no name

小林議長の考え方は、おかしい❗
古くさい体質が、まだ残っているなんて。
上尾の為にならない。

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no name

この市長が出している北上尾の件には不透明な経緯が盛りだくさんです。追求されてきたため、そこに議会側の問題を被せて目を逸らそうとしているんではないですか。どっちも最低ですよ。これが上尾。

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み〜て大宮

ちょうど統一地方選挙を控えている今年
少しでもみんなにとって本当にあるべき民主主義のあり方について考えたいですね

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no name

歴代市長や有力市議に金を渡しで入庁した職員が現幹部や中堅職員に何人もいる。
いまからでも遅くはない。自己反省して、すべてをぶちまけろ。「よそ者」の
市長に!なんて言って。名乗り出るほど、バカな職員はいないでしょうけど。
ニコニコ挨拶が得意な市長ですが、何だかうさん臭さを感じます。
自分を当選させてくれた市議グループに、そんあ強気にでて大丈夫?
市議・県議のキャリアを考えると????です。
まさか、議長と一芝居してるんじゃないですよね?
O市議様。演技が下手(上手?)です。
下尾市民より

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no name

連邦制ではないので、仕方ないかもしれないが、こういうケースは司法府(地裁)の介入が必要では?

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no name

ま、こんなことやってるから、どっからも相手にされないんだけどね。市長もバカ大学出身だし。議長も似たようなもんでしょ。どうせ、自分の利権で市民なんかどうでもいいんだし。

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2019年5月 2日 (木)

飯綱町議会の改革、寺島渉議長。嵐がきて変れる街と変われない街

正義だって、たかる人がいる

Photo_13 飯綱町は戸隠村の手前にある山の中の町だ、というか長野県そのものが山の中だ(笑)。
長野市から車で三十分ほど。昔は善行寺裏から登るつづら折りの道が急こう配で、ギヤをLに入れないと登れない七曲と呼ぶ難所もある。
今はループ式の迂回道ができて楽しく走れるから、七曲を選ぶ人はへそ曲がりだ。

 冬の飯綱スキー場は初心者から家族向き。夏場は池のボートやキャンプ場もある。さらに数十分もバードラインを走れば戸隠蕎麦の店、さらには戸隠神社の奥社へと観光にもよい。

つまり、こんな山間風景しか思い出せない町が議会改革の先進事例だと聞いて 、ウソだろ(>_<)!。

 上尾の市民団体AANが二月に寺島渉・前議長を招いて講演会を開いた。その後、実施した写真ブログもあったが、肝心の中身の報告は無いし、出席した市民がネットで感想を披露するでもないので、やっぱり必要無かったなと思っていたら・・・

予約本が忘れた頃にやって来た。

地方議会を再生する/相川俊英/集英社新書

人口11千人、四千世帯、2014年の一般会計65億円、財政力指数0.29はぜい弱だ。議員は16人、会派は無い。報酬は月16万円と最低レベル(年収は議員262~議長441万円)、政務活動費も無い。年間活動日数は議員110日・議長284日と信じられない多さ。日本一コストパフォーマンスの高い飯綱町議会なのだ。

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懐かさのためか私的にはスラスラ読めたが、一般には田舎の政治劇と感じるかもしれない。昔は三水村(さみず)と牟礼村(むれ)だったが、平成の大合併で飯綱町になった。その過程における寺島渉・前議長という骨太な政治家の奮闘記をライターが書いた本だ。特に、前半にある腐敗と政争劇や合併問題の混乱ぶりの話は、アルアル感で面白く、「違法行為をする人よりも、それを指摘する人の方が悪い」という歪んだ考えの村社会への挑戦物語である。

寺島氏は立命館大の民生同盟の活動家で、若いうちに郷里、牟礼村の共産党議員になる。その彼の所に一通の談合情報が寄せられた。不正追及なら共産党という訳で(業界関係者から)届いたらしく、「ゴミ焼却場の建設が初めは中小業者が行う19億円規模だったが、急に大手のみで27億円に増え、差額を工作資金化する」というもの。

  • 正義の裏側

 寺島氏は予算が通る前に公開質問状を出すことにした。しかし党上部から質問状への連名を指示され、逆らえば除名とも。近づく選挙目当てという狙いを感じとった寺島氏は党の要請を拒否し一人で出した。そして仲間達も離れ、孤立化していく。不正追及の舞台裏で、手柄の横取りで選挙利用という泥臭いエピソードだが相当苦労したようだ。

 その後、共産党出身議長になるも、やがて離党し、村長選にでたが完敗した。その時の候補者らの主張がイイ。

・類似の公共施設を近隣自治体が競うように持つのは愚の骨頂。
・車で30分圏内には同じような施設は作らない。
・村民には近隣自治体の施設を使うように。・・・笑える

 「三水のような貧乏村とは合併したくない」という格上意識があったと嘆くが、相手を嫌うのはよくある話だ。合併特例法の期限ぎりぎりに合併を果たし、新町長選は82%の投票率、町議選は双方から半分ずつとなる。また、第三セクター飯縄スキー場が累損15億円を抱え、損失補償が明るみとなり、なんと八十二銀行から町が訴えられる事態まで発展したとあった。こうしていろいろな問題が起き、その再生過程で寺島氏のような強いリーダーが議会改革を推し進めたようだ。

 読んでいて、アリコベールA館売却による第三セクの損失(21億円?)、さいたま市との合併問題(市長、労組による合併反対運動)、ゴミ焼却場の不正入札(ツートップ逮捕)、上平新図書館(総事業費38億円)とその裏で進められたパークゴルフ場建設(?億円)等々、上尾にも何度か嵐がきたがそれを機に変る力は起きなかった。

・肝心の議会改革はややピンとこなかったが… 

・一問一答方式の導入 (上尾は実施済み)

・町長に反問権・・・(簡単なのですぐ導入すべき)

・同一議題の質問三回までを無制限に。(議論を避ける体質があると無意味)

・全員協議会で議事案件の争点整理をしてから、一般質問をすることで質の向上になる。

・議会サポーター制度。町民参加を広げる、現在16名 (よい仕組みだ)

等々だが、「議会力は上がったが、議員力はまだ」と言う。ところで飯綱議会には会派が無いが、その廃止方法が分からなかった。

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 ホンネが「改革したくない」という議員が多数派である限り、議会改革は中途半端になる。だから、できないと知りつつ「只今検討中」という「やってます感」で住民に格好を見せる。議会基本条例も他の自治体のをコピーして、導入したつもりになっている所が多いと書いてあった。実は「改革」というほど大げさなものではなく、ごく当たり前なことを望んでいる。それは「きちんと議論しろ」ということ。それができないのは能力が無いのか、人前で議論すると困るからだろう。

 今の上尾では、政治倫理条例とか職員倫理条例が注目されている。条例を作ると議員や職員の質が高まるなら、地方の問題はとっくに解決しているはずだ。企業でも新しい経営手法がトレンドになると、「○○委員会」を作りたがる。作ることで安心しきるのだ。

 特に上のリンリと言う用語は「議員のモラル」と勘違いされるから別表現が良い。真のネライである『議員の利害関係者に公共事業を受注させない』を前面に出すべきなのだ。そして「多数派により否決された」と何度も何度も宣伝すれば良い。

例えば、市が行う契約に関連して、特定の業者から金品等を授受することや特定の業者を推薦、紹介等有利な取り計らいをすること、自己または親族が実質的に経営する企業に受注させること等を明示し、これを禁止する。 上尾市 第三者委員会報告p12より

 

参考 JIJI.COM トップインタビュー寺島渉

 

 

 

 

 

2019年4月30日 (火)

上尾市議会だより。二年前との対比で浮かび上がる無節操

新政と政策フォーラム、攻守所変ってどの口が言う。 

(1)最新の議会だより5月号より…原本こちら(2.7M)

 前代未聞の予算案が修正された混乱の三月議会の要約があって面白い。ダラダラ発言の議事録よりも良い。修正案と再議の攻防については大した文字数ではないので、読まれることを勧める。当方が議会報として編集したのが下図、クリックで拡大。

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なお一般会計予算は当初655億円から651億円へ修正されたため、予算のポイント解説も変更されている。

 さて、事情を知らない市民が読めば、新政クラブは正論を述べ、政策フォーラムとは立ち位置が見まがう印象すら持つだろう。政策フォーラムは「市民生活の混乱は明らか」と言うが、それは大げさ。当方は修正案を歓迎したが(陽動) 、新政の真意は自分達の要求を予算化(お土産)してくれない畠山市政への嫌がらせ(お灸)であり、市民を思ってのことではない

 それが「お灸とお土産(こちら)と表現される、上尾の二元代表制の八百長劇である。実はそのことを公にした、二度にわたる畠山発言(告発)が一言も書かれていないのが、この議会報なのである。市長発言は議会報には無関係、という建前を通したと思うが、都合の悪いことでも載せることは民主主義の要件だ。

 手前味噌の宣伝をするくらいなら自費で出してくれと言いたいが、この辺りも議会報編集委員会内の力関係かも。広報あげおでも市長告発内容は黙殺だから、畠山市政と新政は相手の出方しだいの攻防をしている。

 埼玉新聞はトップ記事で伝えたものの、翌日には新しい記事に置き換わり人々の関心は消えやすい。 議会報の閲覧率はとても低いと思うから、一市民としてはあらゆる機会で「お灸とお土産」「18人の媚人」の本質を伝える積りだ。

 ところで、上を読むと新政クラブと公明党は「市民の意見を聞くように」と執行部を批判する。では二年前の三月議会はどうだったのかを見てみよう。

(2)二年前の三月議会より(2017/5月号)

①予算案に上平の新図書館複合施設の工事費と家具購入費など31億円が計上された。その工事費29億円の内訳は、建築(エレベータ含む)17億、電気設備4億、機械設備6億、外構2億円である。 新政と公明により承認されたが、その頃から内偵捜査が行われていたなど露にも思わなかった絶頂期である。その時の図書館の賛成討論を引用する。

公明党 新図書館複合施設は、23万人都市に相応しい人を育てる新しい知の拠点として、多くの市民が待ち望んでいる。・・・戸崎東部公園の整備は・・・上尾市のシティーセールスにもつながる。

新政クラブ 「健やかに育つことができるまちづくり」では、新図書館複合施設は、次世代への大切な財産となるとともに、上尾市のシティーセールスの一助になる。

結局、W逮捕で貶めのシティーセールスになった。

②この時は、「請願第七号 上尾市の図書館サービス計画について、市民的な議論の場をつくることを求める」が彼らにより否決されている。

③新図書館複合施設整備事業について(p7)

上尾政策フォーラム 基本設計に続き、実施設計も遅れており、本事業は急ぎすぎていると言わざるを得ない。これまでも大規模事業であることや市民の中で意見が二分していること、東京オリンピック・パラリンピック関連施設の工事時期と重なり、建設費の高騰が予想されることなどを踏まえ、慎重な検討の必要性を提言してきた。市民を交えた全市的な議論・検討を行った上で、進めるべきである。

共産党 新図書館複合施設整備事業については、現本館や全市的な分館の機能、サービスの在り方も含め、市民を交えた全市的な議論、検討を行った上で進めるべきである。

新政クラブ 新図書館複合施設整備事業の基本設計や、実施設計が遅れた経過や概要説明、計画内容は十分理解できる。建設費の高騰は、経済状況や消費税の動向にも左右され、東京オリンピック開催後の予測もできない。また、平成29年度当初予算では市民会議※の設置などの経費も計上されており、市民の意見を取り入れ、検討を行う姿勢が読み取れる。新図書館複合施設があらゆる世代にとって魅力ある図書館になると期待し、早期建設を望む。

この市民会議は、実施設計完了後(建設着工時)に限定市民から意見を聞くというもの。(委員長も呆れた)前後逆の会議であり、市民の声を聞いたというアリバイに過ぎない。なおp6には秋山かほる議員の意見も出ており、日頃の過激な発言イメージとは違って「図書館の郊外移転は熟慮が必要」という曖昧なもので、後の市長選公約に通ずるものがある。

 

 

 

より以前の記事一覧

かまちょ図書館

  • はるかさん
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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