上尾市の教育

2019年4月24日 (水)

教育長に対する住民監査請求の結果-10、事例、上尾市、却下

請求人の主張をほぼ認めるも、結果は「棄却」by 上尾オンブズマン

教育長シリーズはこちら。監査全文はこちら (7頁,5Mb)、パスワードsabori

「池野教育長の空白=サボリの10時間」について、給与の一部返還を求める住民監査請求を行い、結果が4/18にでた。監査委員の「判断・意見」は私の主張をほぼ認めつつも、結論は「請求棄却」となり矛盾をはらんでいる。監査委員が認めざるを得なかった「不都合な真実」を、二回に分けてお伝えしよう。

■監査委員の「判断」・「意見」とは

1.判断(1)から引用p.6 「この勤務状況を整理した書類がなかったことについて、教育委員会は適切な管理を欠いていたといわざるを得ない。」

2.判断(2)から引用 「教育長は、出張用務を終えたときは、その概要を教育委員会等に報告しなければならないと考えるが、そのような報告を行ったとする書類を確認することはできず、適切な復命が行われたとはいえない。」

3.意見から全文引用p.7 「本件監査の結論としては、上記のとおりであるが、監査を実施する過程において、教育長の勤務状況や出張の復命について、関係職員の説明をそのまま肯定することができるような直接の証拠は乏しいものがあり、市民の目線に立てば、教育長が職務に従事していないとの印象を与えたものと思われる。また、教育行政の責任者として、服務規律の厳正な確保を指導する教育長の服務に係る記録の管理が不適切であったことは、大変遺憾である。

 教育委員会事務局は、請求人からの行政文書公開請求等により改善の機会を得ていたにもかかわらず、事実確認や見直しを怠ったことが原因となり、今回の住民監査請求につながったと考えられ、市民にこのような疑念を生じさせないためにも適宜改善し、適切な管理に努めるべきであったと考える。
 ついては、教育長の服務に係る記録について検証するとともに、今後の管理体制の構築と適切な運用を図るべく措置を講じることを強く求める。」

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 監査委員の構成(税理士、新政クラブ元議員、嶋田議員)は第三者委員会では無いのだから、「棄却」は必然かもしれないが、「意見」の二つの朱記部(上)は、私の27種類に及ぶ証拠書類の賜物であると自負したい。

■池野氏の見苦しい「あとづけの言い訳」

 監査委員による確認として、「関係職員への事情聴取によると、池野氏は5/11の13:30~17:15は、翌日の地域行事出席の勤務時間に充てると職員に報告した」という。しかし「関係職員の説明を肯定する直接証拠は乏しい」と書くように、信憑性は無いのだ。

 その関係職員とは誰、報告された職員とは誰なのか。私の8か月間の調査中、教育総務課の担当からはそのような話はただの一度も無い。結果後に担当に確認したが、「私も初めて聞いた」とのことだ。

 また、5/16は出張と称して7時間の空白が生じたが、公務として博物館に行ったことを、生涯学習課長に口頭で報告したと今回、持ち出してきた。実は、私は今回に先立つ本年1/19に情報公開請求をしていたのだ(下記)。

上記の事実や証拠書類等から、池野和己教育長の2018年5月16日の10:08~17:15までの時間は、<所定の給与を受給しているにもかかわらず、池野教育長が「全国都市教育長会議」に出席すると称して、勤務の実態が無く、全く空白になっている時間>であることが露見したものであると請求人は主張いたしますが、請求人のその主張に対して反証・反駁するに十分な証拠書類・文書・資料等で、上尾市教育委員会が保有するもの。

 これへの回答は「文書不存在」であり、私に「反証・反駁することはできません」と明言した。「公務で博物館に行き、口頭で報告した」が本当なら、この時に説明できたはずである。まさに語るに落ちる後で考えた言い訳となり、見苦しく、恥ずかしい。「厳正な服務」を強いられている多くの教職員は、こうした「でたらめ服務」を知ったら、「ひどい話だ…そんな池野教育長にはいろいろ言われたくないよ」と率直に思うのではなかろうか。

 2へつづく


参考 教育長の推定年収1126万円、うち賞与290万円/データはこちら。上記の監査請求では時給換算値4542円。

 ブログ主により原文を簡略化してあります。
 証拠が無い時に自前の証人(部下)を立ててアリバイ工作する手口は、"教育者"に相応しく言えば「答案用紙を後から差し替えた」ないしは「テストの自己採点」です。どちらが腑に落ちますか。アドバイスを込めたコメントは明日の記事へ。

 

 

2019年4月11日 (木)

上尾市教育委員会は追認機関?、委員は名誉職?

末尾に大阪府箕面市の改革例(人口13.6万人、2019年一般会計728億円)

(1)これぞ、ていたらく

平成30年7月18日(水曜日) 午前10時30分から午前11時33分

教育長 池野和己、教育長職務代理者 細野宏道

委員 岡田栄一、中野住衣、大塚崇行、内田みどり

市の職員14人、書記4人

昨年6月議会で市長が島村計画の『見直し案』を表明した直後です。会議で、小林部長が議会の要約を報告しています。実は、あの上平計画の素案は教育委員会の下で作られています。つまり、自分たちが推した計画がキャンセルですから、異論が出ない訳がありません。だから・・・

P.12(大塚崇行 委員)
一般質問の図書館に関してです。今後、複合施設として整備する方向で幅広く検討していくということでございますが、今後はどの部署で検討していくのでしょうか。

たったこれだけ

教育者では無い方が聞いて、他の人は直接質問や異論はありません。この後、中野委員が(上平複合施設のための)市民会議を四回やったはずがアレはどうなった? と聞きます。この人が図書館サイトを見ていないという事です。その市民会議の議事録を読めば教育委員会よりも濃いことを知るでしょう。

蛇足ですが、市HPから削除されている『(仮称)上尾市中央図書館基本構想』は、計画ゴリ押しのためにウソや誇張で書かれた恥ずべきものです。

(2)名誉職のための追認機関

異論が言えないなら教育委員会はイイネボタンの追認機関です。自覚もそう見られることへの危機感も欠けるのは狭い同質集団だからでしょう。

かまちょ図書館では、「H29年度審議の結果は56件全て、全員一致で原案のとおり決定している」とあります(こちら)。その年の12回の会議時間は平均80分です。行政の会議は手続き的ご挨拶等が各種入り、実質はもっと短いです。なんと30分で終わる時もあります。実態が報告会ですから、口を開いたのは「異議なし」、という委員もいるでしょう。まるで昭和のシャンシャン総会です。

 参考 かまちょ図書館 教育委員会がヤバい

教育委員らしく「私の教育論」位を書いて公開してもらわないと、どんな知見や能力が有るのか、任命者(市長?)には分かっても市民には分りません。だって、上尾オンブズマン氏の投稿を読めば、上尾の教育長の適正は「?」です。そのシリーズには市役所7階にファンがいて(ここは)禁止サイト指定ではないようです。

どんなに立派な先生や職員がいたとしても、保身を優先するあまり、無能になったり別人格になれます。そう言っては身も蓋も無いので、彼ら教育プロには既知ですが、市民向けに改革事例を紹介します。

箕面(みのお)市長 倉田哲郎氏インタビュー記事

第1話 多くの教育委員会は意思を持っていない

第2話 教育委員は名誉職ではない

第3話 エース職員を教育委員会事務局に送り込む

第4話 序列を嫌う教育現場で全学年が毎年調査

第5話 全学年毎年調査の予算は 子供一人あたり年間で3,000円

第6話 子供は親を選べない 教育で子供に力を

 

 

2019年3月17日 (日)

上尾市教育委員会の「不都合な真実」-9 

シリーズ  1 2 3 4 5 6  7  8 by 上尾オンブズマン 文末に急募。

審査会と住民監査請求で意見陳述をした感想

筆者がおこなった情報公開請求について、あるはずの文書が「不存在」との処分が下されたため、3/8に行政不服審査法に基づく「審査会」に出た。また、池野教育長の「サボリの10時間」について給与の一部返還を求めた住民監査請求として、3/15に「口頭意見陳述」を行った。以下、その様子をお伝えする。

3/8 審査会での口頭意見陳述は、「質問趣意書」封じ=まさに“unfair

行政不服審査法に基づいた審査会(上尾は3名委員で構成)で最も重要なのは、市民と行政側が対等であり、「公平性・中立性」が確保された上で、審査会が客観的にジャッジすることである。だが審査会では、そうした公平性・中立性は見られず、高松佳子審査会長の姿勢は、“市民から市教委を守る「防壁」”としか筆者の目には映らなかった。

審査会が「非公開」とされた理由は、事前に審査会事務局(市総務課)から「自由な論議の保障のため」が挙げられた。また、審査会冒頭においても、高松会長から、同様の理由により審査会を非公開とする旨伝えられた。

問題はその後である。「事前に提出された質問趣意書は、文書の存否に関わるもののみ採用する」と高松会長から言い渡され、提出した14質問中で“採用”は僅か4つ、それも質問の前段(or後段)はダメと言われ、ほとんどズタズタにされた。

冗談では無い。

「質問趣意書」は文書の存否を尋ねることが前提であり、論点を絞って1/18に提出してある。7週間も前に出した質問に、当日私が着席後に“ダメ出し”をしたのは、まさに<質問封じ>であり、“unfair”である。「自由な論議の保障」はどこにもない。非常に後味の悪い、「口頭意見陳述」であった。

 3/15 住民監査請求の口頭意見陳述

 上尾では、住民監査請求自体が数年か十年に一度くらいの頻度のようで、監査委員事務局はその手続きを実際に出来ることに“生き生き”しているように見えた。その事務局長は前図書館長の黒木氏である。始まる前、筆者と雑談するなど、審査会ほどの緊張感は無かった。審査会と異なり、市のHPでも事前に通知され(どれだけの市民が認知したかは別として)、傍聴席も用意された。3名の市民が傍聴されていたのは筆者にとって心強いものであると同時に、住民監査請求に対する関心の高さを窺わせるものである。

 監査委員は座長の小林二三男氏、矢部勝巳氏、嶋田一孝氏であり、後者二人は前と現市議(共に新政クラブ)。時間は30分、質疑応答は無い。提出済みの「上尾市職員措置請求書」と「証拠書類」に基づき、請求人である筆者が陳述した。

証拠書類は8か月かけて集めたものであり、全部で27種類ある。とても30分では語りつくせないが、どの証拠を見ても、池野教育長に昨年5月に「サボリの10時間」があることは明らかだ。監査委員がどう判断するのか、「棄却」されるのか、それとも「勧告」され、給与の一部が上尾市に返還されるのか、結果を待つのみだ。

なお地方自治法により、請求後60日以内に結果が示されなければならない(4/20が期限)。

 結果が分かりしだいお伝えしたいが、実はもう1件、市教委処分に対する審査請求・口頭意見陳述を予定している。しかし、上のような審査会であれば、一生懸命に質問趣意書を用意しても徒労に終わる可能性が高く、現在「自由な論議」の保障を求めて総務課に要望している最中である。

●感想と求人

実力行使ご苦労様(少し短くしました)。どちらにも女性登場です。黒木さんは島村図書館計画で矢面に立って苦労したから、傷をいやすために10年で二件くらいしかクレームがこない職場に配属されたのでしょう。貴方の提出を喜ぶわけですよ。しかし三人しか来ないとは事務局より少ないかな?。告知HPはトップ画面に置かないため、誰も見るわけありません。アゲオは御触れ紙の村だね。

高松さんとは弁護士ですか。公正さを保つ番人というよりも市の用心棒みたい。肝心な事が抜けていたので再掲します。
 池野教育長へ5月分給与の一部(10時間分)として45,420円の返還を求めた件です。時給×時間のはずだから池野教育長の時給は4542円です(埼玉の最低賃金は898円)。

逮捕市長に指名された池野さんが三月で再任されない場合は、新聞の折り込みに、上尾むら教育長の求人チラシが入ります。

 

急募・きょういくちょう

時給 4,542

公用車送迎付き。

勤務時間問わね。

仕事は朗読とお辞儀。

学歴不問、誰でもできます。

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先着順一名様に限ります。

 ふるってご応募を(^o^)/ 上尾私役所

 

 

 

 

 

2019年3月11日 (月)

上尾市教育委員会の「不都合な真実」-8

シリーズ  1 2 3 4 5 6  7  by 上尾オンブズマン

―(緊急)池野教育長にかかる「住民監査請求」について― 

筆者は過日、池野教育長の恣意的な「空白(つまりサボリ)の時間」が生じていることについてお伝えした(不都合-3 )。それ以外にも、別件の情報公開請求で入手した証拠書類によれば、池野教育長の昨年5月の勤務時間の中で、少なくとも10時間は「サボリの時間」が生じていることが判明している。勤務でもない時間を教育長が「勤務」であるとし、給与が支払われている事実を基に、筆者が「住民監査請求」という市民的アクションを起こしたことについて、取り急ぎお知らせする。

 ■どのような内容で「住民監査請求」を起こしたのか

ほとんどの市民にとって、「住民監査請求」という制度は馴染みが無いであろう。筆者も同様であったが、今回の例で言えば、以下のとおりである。

教育長である池野和己氏は、昨年5/11および5/16、会合(出張)すなわち勤務と称しているが、数々の証拠書類により、勤務の実態は全く無いにもかかわらず、5月分の給与は全額支払われた。

これは「不当な行為により上尾市の公金が支出されている」ことになる。よって、事実を証明する書類を添付し、池野氏の5月分給与の一部(10時間分)にあたる45,420の返還を求めて、「上尾市職員措置請求書」を監査事務局に提出した。

■「住民監査請求」=「上尾市職員措置請求書」の提出に至るまで

住民監査請求をするには、「上尾市に損害を与えている証拠書類」を添付しなければならないが、「証拠集め」はさほど苦労はしなかった。筆者は昨年7月から池野教育長の公用車使用に疑念を抱き、情報公開請求をおこなってきた。

その中で明らかになったことは、池野氏がいかに「いい加減な勤務」をしているかということと、それに対して何も言わない市教委と事務局の姿勢、信じられないほど杜撰な文書管理など、「不都合な真実」を指摘するのには枚挙に暇がない。サボリの事実を証明する書類は数多くあり、その中から22種類の文書等を証拠書類として提出した。

■これからの動き

「住民監査請求=上尾市職員措置請求」は初めて経験することなので、これからの動きは正直予測しがたい。少なくとも市教委事務局に監査は入るだろうから、事実が全て明らかになり、措置請求が実現されることを切に願うばかりである。

ちなみに、監査委員に対しての「口頭意見陳述」がおこなわれ、その席上、監査請求についての補足意見を申し述べる予定である(3/15 午後2時より30分程度実施。議会棟4階第3委員会室。公開であるが、傍聴席は数が限られているようである)。

この続報は後日お伝えしたい。


●感想

上尾市監査委員は次の方。小林二三男市、矢部勝巳(元市議)、嶋田一孝(現市議)監査役って昔も今も閑職、過去には島村市長を守るための門前払いもやりました。良くは知りませんが市役所の「人財の墓場」とか一番暇って聞いていますが、事務局長は新図書館破綻後の異動でした。なお「人財の墓場」って二つの意味があります。

上尾市住民監査請求は棄却され、住民訴訟へと 

第三の記事では7時間でしたが、訴状では空白が10時間へ増えました。「勤務です」と何をもって証明するのか、あるいは提出証拠をどう詭弁を弄してあしらうのか、それらが白日にでることに価値があります。

見たい方は3/15へ。席が足りないと断られたら、「もってこい」「立ってでも聞く」と主権者らしく主張すればよいのです。ぜひ応援へ、S様。

昔「こんな幹部は辞表を書け」というビジネス書がベストセラーになったことを覚えている人は高齢者です()。その著者とは若い頃、一日を年二回、十年近く仕事をしたことがあるので書名は強烈に覚えています。本の内容は忘れましたが(笑)、ようするに、「こんな教育長は辞表を書け」。

さらに上尾市役所には「こんな幹部は辞表を書け」か「仕事<報酬」という人がいます。

関連 4-上尾市のラスパイレス指数が高い理由と対策のゆくえ

2019年2月28日 (木)

上尾市教育委員会の「不都合な真実」-7

シリーズ  1 2 3 4 5 6  by 上尾オンブズマン

―会議の「公開」or「非公開」について―

今回は、教育委員会会議(定例・臨時)を傍聴している際に受ける違和感、とりわけ会議の冒頭で「議案の内、○号と○号は非公開の会議とするのに異議はありませんか」という教育長(司会担当がお役目)の発言について(もちろん、教育委員からは異議など出されるはずもないが)、その実態をお伝えし、問題提起としたい。 

■本当に会議を「非公開」にしなければいけない案件(内容)なのか?

 上尾市教育委員会の会議を「非公開」とするパターンは次のものがある。

①市議会に提出することになる案件

②人事管理に関する案件(関係職員のみ出席可)

③個人情報が含まれているため

④委員の率直な意見の交換を行った上で、適正かつ公正な採択を行う必要があるため

 これらの根拠法令は「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」14条「教育委員会の会議は公開する。ただし、人事に関する事件その他の事件について、教育長又は委員の発議により、出席者の三分の二以上の多数で議決したときは、これを公開しないことができる」による。つまり、公開するか否かは、教育長・教育委員の「さじ加減」ひとつで決まるとも言える。

 

前記①~④は、確かにそうかなと思う反面、実態を知ると「?」と感じるものも多い。①の例では、H3011月の定例会では「教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正に係る意見の申出について」という案件が「非公開」とされた。後日公開された内容を見てみると、何のことはない、教育長のボーナスの年間月数を0.05月引き上げようとする議案12月議会にかけるので、審議を「非公開」とするというのである。もちろん、教育委員から異論が出るはずもなく、全員一致で「意見無し+異議無し」であった。何のために教育委員会でこの案件を「非公開」としたのか、筆者は全く理解ができない。

②については、毎年度2月定例会では、校長・教頭や市教委事務局の人事異動が、教育委員を含めた「関係者」だけに示される。4月頃公開される会議録を読めば、それがわかる(その前に3月末に「新聞辞令」が出されるが)。

問題は③と④である。もちろん、「いじめ問題」等で個人名が特定されるのは避けなければならないので、その意味での個人情報は保護されなければならないのは当然であろう。ここで筆者が取り上げるのは、それ以外の案件である。

■市教委が「非公開」とする理由は、その時々で変わるのか?

 筆者が関与している案件なのでとりわけ関心を寄せているのであるが、情報公開請求で「公開・非公開」の「処分」がされるが、それに対して不服であれば、行政不服審査法により、審査請求をおこなうことができる。その結果、審査会が出した結論について「行政文書非公開決定処分にかかる審査請求事案の裁決について」という案件として、教育委員会の議案となる。最近では、H28年6月、H29年1月および3月、H30年1月の4回あり、いずれも教育委員会の定例会で「非公開の議案」とされたが、先の3回までは前記④の「委員の率直な意見の交換を行った上で、適正かつ公正な採択をおこなう必要があるため」という理由であった。

 教育委員ともあろうお歴々が、市民に公開された場になると「率直な意見の交換ができない」というのもどうかと思うが、最後の1回は前記③の「個人情報が含まれているため」という理由で「非公開」とされたのである。しかも後日、個人情報とは何を指すのか尋ねると、「請求者(=筆者のこと)の名前があるので」ということであった。だとすれば、筆者の住所・氏名のみを黒塗りするなどすれば良い話である。このように、同じ審査請求の案件にもかかわらず、非公開理由が変更されてしまうのは、まさに教育行政側の「ご都合主義」ではないのか。

■会議は原則として市民が見える形(公開)で開かれるべきである

 前述の「(行政不服)審査会」において、「口頭意見陳述」の機会が与えられるが、その場は「案件の性質上非公開」とされている。その一方で、「住民監査請求」を行う過程においては(もちろん、門前払いとならなかった場合であるが)「口頭意見陳述」を希望するか否か、また、「口頭意見陳述」の場を公開とする希望があるか否かについて監査事務局から伝えらえるということを、筆者は最近知った。

「この会議は非公開」と言われれば、たとえ違和感を覚えたとしても、傍聴する身としては引き下がってしまうことがあると思うが、「なぜ、どうして?」という疑問を持つことは必要であろう。

 


●感想

副題に合わせてR18指定、全文"無修正"、黒塗り無し、文字色のみ付与の編集です。本シリーズはなかなか完結しませんが、教育長の運命は如何に('ω')。

本投稿からは指名市民による各種委員会を連想します。行政と親和性の高い市民団体から選ばれる方が多いのは仕方ないが、補助金もらうグループからの人選は公平性(利益相反)に問題がありそう。「あのヒト、いっつも文句ばかり」って市から嫌われたくないのは人情、減額されたら困るし、温厚な予定調和の人が好まれそうな気がする。そもそも会議前にシナリオや結末が決まっていないだろうか。

昔この手の委員会を傍聴させて、と頼んだら「そんなことしたら、皆さん緊張して発言できなくなるから…」と某館長。
 まぁそれは可愛い方で、
より深刻なのは「またこの人物か」と言う名前を見るとき。2年前の住民投票の請願に対抗した上平建設推進派の発起人の中にも連ねていた人物だ(田中某の同じ筆跡署名の件)。

そうなる原因は、シリーズ5にあるように、自分たちのムラ社会の中で問題解決を図ろうとするから人財がいない。市の言い分は『公募しても誰も応募しない』でしょうが、それへの反証は長くなるので省略します。広報3月号は意見募集が多いですよ。

今まで、犬も歩けば式に上尾行政の品質不良(ミス)の多さを指摘してきたが、深刻度が最上位レベルの案件があるんです・・・。

市民の住所と名前が公文書で公開されたまま。個人情報保護違反です。

○○○○に伝えた方が良いでしょうかね…(>_<)

 

 

 

2019年2月18日 (月)

上尾市教育委員会の「不都合な真実」-6 

シリーズ 1 2 3 4 5  by 上尾オンブズマン

―市教委事務局の「指導主事」は半減すべき―

今回は、上尾市教育委員会事務局の「職員定数」が各課ごとに明確には定められていない事実と、とりわけ「指導主事」の人数は半減すべきであることをお伝えする。

市教委事務局の職員定数の基準は、「本務者(本採用者)」の人数であり、上尾市の(他自治体も同様)教育関係職員の中には、非正規が多数採用されており、低賃金で不安定な状況に置かれていることを忘れてはならない(その問題は別の機会とする)。

市教委事務局の定数(「指導主事」の定数は、条例で定めているわけではない

市役所7階には「上尾市教育委員会事務局」がある。「学校教育部」と「教育総務部」があり、部ごとに各課(学校教育部は「学務課」「指導課」「学校保健課」)に分かれている。

実は、市教委事務局職員の定数は本採用者の数しか決まっていない。小中学校や図書館に勤務する多くの非正規職員は、上尾市職員定数条例での定数に入っていない。同条例によれば、7階の事務局(そこにも再雇用を含む非正規職員はいる)と学校職員(市費負担の正規職員)との合計で167人である。ただしこの人数には、学校に勤務する[県費負担の教員や学校職員]は含まれていない。

今回取り上げる、学校教育部「指導課」の「指導主事」の定数は決められているのであろうか。答えは「否」である。

今年度指導課にいる「指導主事」の数は課長を含め9名、それ以外に学務課に3名、学校保健課に1名の「指導主事」が配置されている。しかし、それは自分たち(市教委事務局)側の都合(慣習)での人数配置である

筆者が情報公開請求(処分通知の受領)の際に、指導主事たちに「自分たちの配置人数がどのように決まっているのかご存知か」と尋ねても、「知らないし、考えたこともない」との答が返ってくることからもそのことは分かる。

では、なぜ指導課に指導主事が9名も配置されているのか。端的に言えば、指導主事たちが「自らのアイデンティティを維持する」こと、つまり「指導に関する事務」と称して、市内小中学校に対して強制的に「研究委嘱」なるものを設定し、学校に訪問すること自体が目的であると考えられる。

結果的にそれは、「権威の序列性」を一般教職員に見せつけることになる。また、教頭や校長の「予備人員」として教育委員会事務局に人数を置いておくということもあり、現在は、「教頭・校長候補者名簿登載者」のみが「指導主事」となっている。

「指導主事」のアイデンティティ維持のために、学校は協力しなければならないのか。

教員の長時間勤務が社会問題になっている昨今、解決のために、中学校での部活動外部指導員の配置増や、印刷やコピーを受け持つ「スクールサポートスタッフ」の配置などが方策として出ている。

しかしながら、そうした問題よりもむしろ、多忙化の主要因と思われる<教育委員会から発出される指示や施策>が本当に必要なのかなどについては、定例の教育委員会の会議等でも論議されていないのが実態である。

上尾では、発表を伴う強制的な「委嘱研究」が行われている。3年に一度とは言うものの、発表の前年の中間発表などにも縛られることになっている。主担当の教員は勿論、全員が「指導主事」に授業を「見てもらい」、講評を聞くという流れであるが、問題は、「指導主事」の資質である。

実際に、小学校経験しか無い「指導主事」が、中学校のベテラン教師に対して「指導」するという実態がある(市教委HPを検索し「教育委員会会議の結果」H29年3月,20頁を参照されたい)。

また、研究発表前日には、「指導主事」によるメイン会場等の下見があり、下足箱に貼られた「ナントカ部長様」などの表示の位置まで直される実態があることを筆者は実際に見聞している。

市議会において、学校教育部長は「委嘱研究は学力向上に寄与している」と答弁しているが、それを納得させるデータは殆ど無い。

筆者は、教職員の長時間勤務を解消する手立ての一つとするためにも、まず、現在市教委事務局に配置されている「指導主事」の人数を半減したうえで、「委嘱研究」とそれに伴う指導主事による「学校訪問」は、あくまでも「希望制」とすることを提言したい。その際、学校側から本当に適切な助言が出来るような「指導者」を選べるようにすることも必要であろう。さらに、現場教員が「指導主事」の指導や助言に対してコメントできるようなシステムも導入されるべきである。

 情報公開処分の際に、筆者は指導課の「指導主事」に、「そんなに指導したいのであれば、模範授業を実際にやってみせればどうか」と伝えているが、首を横に振るばかりである。自分が模範授業を見せられないなら、人に指導するな、と言いたい。

現状のような、定数もろくに決まっていない「指導課=指導主事」に学校は協力する必要など全く無いと筆者は考えている。

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●今回の金言
『自分が模範授業を見せられないなら、人に指導するな』
 先生の先生ではないってことですから、現場教師が"指導主事"を逆評価することから始めたら良いです。大学では生徒が先生を評価する時代です。企業なら360度評価ですから、当方が教育長なら導入しますが、怖いですか。だってあなたの指導を受けたいという若い教師がいたらこの上ない幸せですよ。でも誰からも指名されなかったら、必要とされる職場を求めるべきです。
 
 (参考) 2019/1の職員数
 正職員1390人、直雇用パート30(臨時雇用)、再任用の短時間101、フルタイム24(元職員で60-65歳)、業務委託は各課の扱いでここに含まれない。一般職非常勤173(一年契約らしい)とか。この中には小中学校の教員は含まれない(県が給与を払う県費職員)。
 いわゆる
正規とは正職員とフルタイムの人、他が非正規。詳しくは市職員課へ。
 

2019年2月17日 (日)

上尾市教育委員会の「不都合な真実」-5 身内の論理

教育長シリーズ 1 2 3 4  by 上尾オンブズマン

「ムラ社会」としての上尾市教育委員会にみる「身内の論理」

 筆者はこれまで、根拠を示した上で上尾市教委に内在する「不都合な真実」について投稿してきた。しかしながら、筆者は現在の市教委について、全てが悪いと言っているわけではない。市教委には良い点もあり、それは、「HPが大変見やすい」ということである(市民がHPにたどり着いたら、の話ではあるが)。県内には、教育委員会会議録をつけることさえ困難な自治体もあるが、それらと比べれば上尾市教委のHPはよほどましである。確かに現在の市教委のHPはレイアウト的には良くできている。しかしながら、そのことと、肝心の「中身はどうなのか」ということとは、全く別の話である。

今回は、「上尾市教育委員会」という、言わば「ムラ社会(集団)」の中で、どれほど「身内の論理」がまかりとおっているかについて、市民のみなさんにお伝えしたい。 

「報告書」や「会議録」などの中に透けて見える「身内の論理」

 全国どこの自治体も『教育委員会の事務に関する点検評価報告書』(以下、「報告書」)の作成が法的に義務付けられ、議会提出と公表が求められている。「報告書」とは、教育委員会自らが教育施策事業等を点検評価し、「学識経験者」が客観的に意見を述べるという形で出されるものである。上尾も例外ではなく、市教委のHPには、H20からH30年度分まで(対象となるのは前年度の教育施策や事業)が掲載されているが、これらの「報告書」を読むと、まさに「不都合な真実」が透けて見えてくる。

「消された文言」の正体は?

H29年度「報告書」(=H28年度の教育施策事業を対象にした点検評価)の冒頭の説明には、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用]として以下の文言がある。

地方教育行政の組織及び運営に関する法律においては、点検及び評価を行うに当たり、点検評価結果の客観性を確保する観点から、教育に関し学識経験を有する者の意見を

聴取する機会を設けるなどの、知見の活用を求めています。

 下線部の「点検評価結果の客観性を確保する観点」という文言は、対象施策・事業に対して第三者的視点から意見を述べるという点で重要である。H20年度以降、毎年記載されていたものであるが、H30年度「報告書」では、次のように文言が変えられている。

まず、施策ごとに、その主要事業について実施状況を点検し、それを踏まえて自己評価を行い、成果、課題、改善点、今後の方向性等を明らかにしました。

次に、教育に関し学識経験を有する次の3人の方からご意見やご提言をいただきました。

おわかりだろうか。「客観性を確保する観点から」という文言が見事に消えている

なぜ消されてしまったのか? 筆者は、次の理由によるものと考えている。

 
 

H29年度の「報告書」は、H28年度の教育施策事業を対象として点検・評価するものである。だが、<客観的に評価する>はずの「学識経験者」の中に、なんとH28年度上半期の教育委員だった吉田るみ子氏が入っているのである。 もともと、「教育委員会」とは、教育長と教育委員の合議体であり、執行機関である。つまり、「自分が教育委員だった時に執行した対象事業を、自分で評価している」ことになる。 その矛盾を筆者から情報公開請求等を通じて、再三再四「おかしい」と指摘されたため、今年度、文言を変えた(変えざるを得なかった)のである。

まさに「身内の、身内による点検評価」そのものである。ここには、<客観的に評価する>姿勢など微塵も無い。おそらく「適当な人がいない=探す努力をしていない」ことが原因であろうが、自分たちの“ムラ(集団)”の中で解決しようとするから“人財がいない”のである。「学識経験者」の定義自体曖昧なのだから、市民から公募するという手もある。「身内による検証・評価」という意味では、現在批判に晒されている国の不正統計問題における「第三者委員会」の設置と、基本的に通底するではないか。

「教育委員会」の議決について

定例会・臨時会を問わず、上尾市教育委員会の会議での「議決」は、情報公開制度開始のH12年度以降、約20年間にわたり、一度の例外も無く、「全員一致」である。市教委事務局(教育総務課)による説明では、「おそらく、H12年度以前も議決の賛否が分かれたことは無いと思われる」ということである。

実際、会議録に目を通せば明らかだが、「身内」である市教委事務局による提案や説明を聞いて、表面的な質問をし、追認するのが定例の教育委員会である。「大所高所からその基本的な方針などを決定(市教委HPからの引用)」するはずの教育委員会だが、長きにわたって一度も賛成・反対が分かれたことが無いという事実について、果たして市民を納得させることができるのであろうか。

ちなみに、現在の教育委員は以下のメンバーである。

教育長      池野和己(任期=2019年3月31日) 

教育長職務代理者 細野宏道(任期=2021年3月31日) 

委員       中野住衣(任期=20191119日) 

委員       大塚崇行(任期=2020年9月30日) 

委員      内田みどり(任期=2021年9月30日) 

委員       小池智司(任期=2022年9月30日) 

 メンバーを見ると、元校長や、市内で有名な石材店の社長さんが委員となっている。なお、「地教行法」の定めにより、教育委員の中には保護者を入れることとされている。市民として教育委員会に望むことは、「身内に甘く、外部には厳しい」姿勢ではなく、行政・市民が一体となって「レイマンコントロール=住民による意思決定」を機能させ、「本質的な教育問題」について、市民がフランクに語り合える場を設定し、活用することであろう。

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長文投稿ありがとうございました。ほぼそのままコピーしたので、若干のレイアウト乱れはご容赦ください。

本稿の金言

『自分たちの“ムラ(集団)”の中で解決しようとするから“人財がいない”のである。』

彼らに教育問題への考察論文を書かせ、公開しましょう、と言いたい。

2019年2月 6日 (水)

上尾市教育委員会の「不都合な真実」-4 能力か情実人事か

上尾教育長シリーズ 1 2 3  

池野和己氏の教育長就任の「正統性」に対する疑問  by  上尾オンブズマン

 大方の上尾市民にとって、今の教育長が誰なのか、ましてや「教育長がどのようにして選ばれているのか」については関心が無いだろう。しかし、教育長の「選ばれ方」を検証することは、教育行政の実態を知る上でも重要な鍵である。

 なぜなら、教師たちに「子どもたちと向き合う時間が保障されている」のか、「教育委員会事務局から余計な仕事を押しつけられ、子どもに向き合う時間が減らされている」のかを見極めることにも繋がるからである。

今回は現教育長(池野和己氏)は逮捕市長が「指名」し、市議会が承認(追認)したことから、「就任にあたっての正統性」を見出すのは市民的視座から甚だ疑問である、ということを市民にお伝えする。

教育長の職とその「正統性」に対する疑問

「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」(略称:地教行法)について少しでも知っているという方は、よほど教育行政に精通しるだろう。この地教行法は、ここ数年で大きく改正(変更)された。主な変更点は、①「総合教育会議」の設置(=市長が教育委員を招集しての会合。上尾では2018年度はすでに2回実施、結果は市役所HPに掲載)②「新教育長」への変更(市長が指名した者を、市議会で承認=追認する)③学校運営協議会の設置(例:上尾中のHP参照。地域住民や保護者の学校運営への参画)などである。

紙面の都合上、今回取り上げたのは②の「新教育長」への変更である。改正・地教行法により2015年度から教育長の扱いが変更された(上尾市は2016年度から)。具体的には、前は教育委員の互選で教育長を選任していたが、改正後は「地方公共団体の長」が議会の同意を得て任命するのである。

実際、前の岡野栄二教育長2006H18)年10月2日(月)に教育長に「就任」した。同年9月末日まで上尾小校長であった。それを「自己都合」で辞め瞬間的に教育委員になり、「全員一致」で推薦された。これは「筋書き通り」であり、「全員一致での推薦」は必須条件なのだ。その筋書きを誰が書いたかは、分からない。

 話しを戻そう。池野氏の2016/4月の「新教育長就任」には大きな疑問が生じる。市長と議長が逮捕されるという大恥をさらした事件があったが、その島村市長が池野教育長を「指名」し、それを受け上尾市議会が「同意=追認」している。

 地教行法改正にあたり、首長(上尾は市長)と教育長の関係性について、文科省は次の見解を示す。「新制度では、首長が教育長を議会の同意を得て直接任命することにした(4条1項)。これにより、首長の任命責任が明確化されることとなる。」

 任命責任どころの話ではない。逮捕市長が任命した教育長は、その就任についての正統性は「限りなく黒に近いグレー」と言われても仕方がない。

筆者はなぜ、どこから池野氏の具体的な名前が出て来たのか、についての経緯が判別できる文書・資料等」(つまり、市議会の「同意」前の段階がどうであったのか)の情報公開を求めたが、「文書不存在のため非公開」となった。上尾市にはどのような理由で人選されたのかを記す文書等は無いのである(闇の中であり「不都合な真実」である)。

「教育長就任についての違法性の痕跡」を探すのは困難だが、市民的感覚としては、池野氏の「教育長就任」についての「正統性」が認められるかと言えば、甚だ疑問である。本来なら、畠山新市長に代わった時に、再度市議会に同意を求めるべきであったと筆者は考える。 

今回はここまで。次は、タイトル通り<上尾市教育委員会の「不都合な真実」>に迫るか、池野氏の「空白の7時間」問題の続編を投稿したい。

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本稿は、管理人により短文化してあります。タイトルも付与してあります。上を読んでどなたか、畠山さんが松澤氏を副市長にした理由を書いた文書があるか問合せしませんか?。

無いことを「文書不存在」って言うのは行政用語なのですね。

関連 県庁の松澤純一氏が上尾市副市長に就任



2019年2月 1日 (金)

お父さんにぼう力を受けています。先生、どうにかできませんか

教育行政に詳しいようなので、情緒的ではない視点からの投稿を求めたら、返事が来たので掲載します。参考) 事件の概要はNHKサイト

栗原心愛(みあ)さんの直筆の叫びがテレビに写されていました。昨年、船戸結愛(ゆあ)ちゃん(5)が「もうおねがい ゆるして」などと綴ったノートを思い出します。

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野田市で女児が死亡した事件について by 上尾オンブズマン

千葉県野田市で小4の女の子が死亡し、父親が傷害の疑いで逮捕された事件で、「父からいじめを受けている」と訴えた小学校のアンケートのコピーを、野田市教委の矢部次長兼指導課長が、威圧的な態度を取る父親に渡してしまい、そのことで虐待がエスカレートしていった可能性があるというのである。しかもこのアンケートは、冒頭で「ひみつをまもりますので、しょうじきにこたえてください」と協力を呼び掛けており、子どもへの約束を踏みにじっているという点でも大きな問題である。

私は次のような観点から、もしかしたら少なくとも女の子が死亡するという最悪の事態は避けられた可能性もあったのではないかと考えている。

 報道によれば、<アンケートを渡した教育委員会の矢部雅彦次長は「恐怖感を覚え精神的にも追いつめられて影響を深く考えられなかった。守れる命を守れなかったと考えると配慮が足りないだけでは済まされない、取り返しのつかないことをしてしまった」と謝罪した>ということである。

 問題は下線部の発言である。上尾市では「上尾市不当要求行為等対策要綱」で「正当な手続きによることなく、作為又は不作為を求める行為」は(行政として)拒否できるとされている。おそらく野田市でも上尾市と同趣旨の規程や要綱の類はあると思われるが、この事件では父親の要求は明らかにこれに該当するので、父親にアンケートを渡す必要は無い。
 また、野田市でも上尾市と同様に、情報公開条例で原則として「個人に関する情報は公開しない」旨定められていると考えられる。つまり、これらの根拠から考えても、矢部次長はアンケートのコピーを渡してはいけなかったのである

矢部次長(野田市内中学校長経験者と思われる)は「恐怖感を覚え精神的にも追いつめられて」いたかもしれないが、上述のような根拠の一つでも念頭にあれば、つまり、日頃から法令や要綱等を熟知していれば、父親の不当な要求に屈することはなかったはずである。

 翻って、上尾ではどうか。私は何度か市教委事務局の職員に「市のHPに掲載されている情報公開制度の解説について読んだことがあるか」と尋ねたことがあるが、いずれも掲載されていることすら知らないとの返事であった。

上尾市教委事務局の職員には、法令や規則・要綱等の理解を深めるよう、切に望むものである。

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役人が、父親に教えただけでなく、念書まで書いたのには驚きます。深刻な責任が問われますが子供はもう帰ってきません。

告発者のことを相手に教えた件で思い出した過去神奈川県警が被害女性の結婚後の名字や住所をストーカー男に2回も教えた。GE社員が東京電力の原発トラブル隠しを通産省に内部告発し、通産省が東電に教えた。もっとあるでしょうね…


 

 

2019年1月25日 (金)

上尾市教育長に関する記事への数々の感想

上尾市民は教育長に恵まれていますか?

せっかくの池野教育長と教育委員会に対する事実主義の3つの投稿でしたが、コメントが少なかったのでお礼がわりに感想を・・・

(1)まずは不都合な真実-3 への感想

失礼かもしれないが松本清張の「不在宴会」を思い出した。高級官僚が地方出張先で宴会に出たふりをして逢引するホテルへ行ったら、愛人が殺されていて、発見者を名乗れずに隠蔽するうちに家族まで巻き込みながら展開していく物語だ。

個人的な連想もある。朝一番の仕事に間に合わせるには前泊をするが、夕方か夜に現地入りが普通だ。それを朝から現地に行くなら、遊び以外に思いつかない。駅のロッカーに荷物を入れて市内観光となる。実際、それを楽しみとするサラリーマンもいる。

でも、個人的にはそれはない。大事な仕事が終わってからの方が伸び伸びできるから、翌日観光とする。つまり、早く出かけて自由行動する人は、翌日の仕事が受け身で済む人だろう。翌朝が主役となる人なら観光中にケガや事故に巻き込まれたらどうする。

「気楽な仕事だな」と言いたい。

彼がどんな風に七時間を過ごしたか不明なら、勝手に想像されても仕方あるまい。もしも元社会科教師なら史跡巡りかもしれないけど、それでも通らない。出張報告書の開示請求はしたのだろうか。或いはそんなもの書かなくていい世界なら天国だ?

(2)無駄遣いで連想したのは、プールの栓の締め忘れによる高額水道料金のこと。

先日、綾瀬市の小学校のニュースでは109万円を損失計上し、その半分を教育長や校長などに請求したとある。もっと高額な事例もある。ただしいつも栓の締め忘ればかりで、プールから水が溢れたままという例は聞かない。たぶん「水に流している」のかな。
 今回のは『旅費交通費の垂れ流し』だから、教育委員会は費用の元栓閉めろって言いたい。他の職員や教員へ申し開き出来るのか。
 

(3)子供の虐待死が起きると、児童相談所の対応がやり玉にあがる。いじめ被害生徒の自殺では教育委員会が的になる。最近では川口市がそう。アラームが鳴っていたのに「なぜ救えなかったのか」と怒りの矛先が彼らに向かうのは仕方ない。

 そんな時、決まって、報告とも謝罪ともつかない会見をカメラの前で当局の人たちはやる。断腸の思いを語る人もいるが、福祉や教育のプロというよりも、長年勤めあげただけで就いたような人が、ハッキリしない文言で責任を回避したい態度をとり続けて見苦しく映る。

上尾ではそのような悲劇が無いから良いけど、仮にあった時、せこい公私混同をする人は、ヒューマニティある対応ができるのか、手元ペーパーを読み上げるだけの人なのでは、という不安がある。

先代の岡野教育長(10)は、『街中の狭い環境よりも、自然の中でゆったりと読書に集中できる環境が理想的』と島村御前会議で上平案にヨイショしてたことも、思い起こしてくれた。

教育宣言都市は上尾ではムリだ。

かまちょ図書館

  • はるかさん
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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