カテゴリー「上尾_市議選」の5件の記事

2019年6月14日 (金)

上尾市議会議員選挙-4 新人候補の今昔

1指定席 2投票率 3ピンキリ 4新人の今昔(本稿) 5狙うNHK 5請願 6未定

神輿に乘りたがる人

上尾市議会選挙は12/1投票日と決まったが、8/25の知事選は投票率26%という無風だったのに、急に波乱含みになった。自ら提案した3期とする「多選自粛条例」に反して4選やった上田氏は今度は出ない。自民党が青島健太氏(61)に要請、国民民主党の大野元裕参院議員(55)は無所属ででる。上尾では上田知事とのつながりを強調する人もいたが、内心は大野氏への期待が強いはず。その大野氏辞職により参院選は改選3+補欠1の二つになる。これは混乱するが選挙屋は大歓迎だ。市役所は投開票事務に正規職員に高額な割増払うよりパートをたくさん雇ったらと思う。 埼玉県知事選(日経)


「生まれ変わっても議員になりたいですか?」 現職の地方議員の7割近くが「NO」と答えました。

(50代男性市議)「地方議会は、欧米並みの『夜間ボランティア議会』にすべき。純粋に街を思う、政策を考える資質の高い議員が中心となる。住民直接参加型議会として運用すればいい」

③ (60代) 「有権者が傍聴にほとんど来ないので、4年間ほとんど質問もせず、発言もせず、居眠りをしている議員も半数近くいる。行政に対する住民の意識が低すぎる。それでいて、選挙の時だけ盛り上がる

以上、NHKの二万人アンケートより。一番目は総括文から。二番の欧米の例はよく聞くが、ある本では日本の審議とは質的に違うと書いてあるなど、本当の姿はよく分からない。三番は言い得て妙だから採用した。普段から無関心を決め込む人はそもそも評価する目を持たないのに、選挙をお祭りにするから、『神輿には軽い人しか乗らない』ということ。


1.若い新人候補がいるんだけど・・・

若い二人が予想される。中でも、匿名が普通なのに実名アカウントでツイッターによる政治関係を発信していた人が、今年からHPで政治活動を始めたのは予想通りだった。HPには政策提言が書いてあるがどことなく教科書的な印象である。

さて、上尾市政はこの四年間、問題がてんこ盛りだった。
図書館、パークゴルフ場、住民投票、議会傍聴、W逮捕事件、出直し市長選、署名運動、畠山新市長誕生、徹夜議会などなど関心を向けるテーマに事欠かなかった。もちろん、他に教育や福祉だってある。にもかかわらず、新候補者はそのようなリアル場面で見かけた人なのだろうか?そもそも若い人は誰も居なかった(笑)。

行政と渡り合うような緊張感と泥臭いプロセスを通り越して「上尾の改革」といっても説得力はない。政治に関心がある人なら知っているが、一人でも請願や要望を議会に出せるし、情報公開をしてインターネットで市民に知らしめること(オンブズママン活動)も指先だけでできる時代である。もちろん、今からやると選挙目当てになる。

現職は過去の働きぶりで、新人も過去の準備や活動ぶりで評価しよう、という提起である。とくに冒頭の二選挙は組織新人らのデビュー戦となるが、それって政党活動だから勘違いしないように。

例えば前回の新人がそうだ。合併を提案していたその方は落選後に何処へ行ったと検索したら、4月のさいたま市議選で落選していた。じゃあ市民運動で汗をかいた人なら適任かというと、そんな簡単じゃない(笑)。途中からあらぬ方向へ行っちゃう人もいて、政治家志望には??の人が多いと思う。人を見る目は大切だ・・・

昔、25歳で当選、37歳で議長と胸を張る若い議員がいたらしい。

らしい、と書いたのは個人的に全く知らないため。人に聞いても知らないという。無関心市民でもその名を覚えていたら、存在感があった証拠だが、そうでもなかった。

浅野目氏のサイトによれば、上尾高校から法政大学、桶川市で教員二年後に新自由クラブ推薦候補として初当選(定員36/39人)。25歳全国最年少、上田清司選対本部事務所(埼玉5区)で事務局長、4期務めて37歳の全国最年少議長、最後は2000年の市長選で落選し上尾を去った。

何歳でなんの記録とかはサニブラウン君だけで十分、政治家だとむしろ鼻もちならない。何を成し、足跡は何かなのだが読んでも特にピンとこなかった。上尾のていたらくを見れば、通り過ぎて行った人にしか見えず、古い選挙公約を見ても光るのは若さのみだった。初当選は、新自由クラブの勢いがあった頃かもしれない。

仕事経験が浅いまま政治家を志し運よく当選すると、市議、県議、国会議員という出世双六に陥らないだろうか。議員になっても権限は小さいから、権力のある首長になる誘惑にかられないか。彼が上尾を去った理由は知らないが、そのまま上尾で地道に活動をしていればW逮捕後に市長になるチャンスはあったと思う。だから、同会派(民進党)の長を辞めて華麗なる転身を遂げた畠山さんの姿を見て、『志より、タイミング』と学んだかもしれない、と勝手に思う。

話しは変わるが、二十年くらい前のことを思い出した。
ある会社で三十歳位なのに今年入りましたと言う人がいて、聞けば、JALを辞めて昨年の衆議院選に出たけど、落ちて再就職でここに来た、と屈託なく語ったが理解しがたい話だった。有名なシンクタンクの研究員に収まったのは、その人が優秀だったからであり、普通はこうはいかない。

2.定員割れ町村議会こそチャンスなのに・・・

春の統一地方選挙で定数割れ自治体がたくさんあったのは記憶に新しい。

キャリアも支持者も無い「あるのは志だけ」という政治家志望者には無投票町村へ行く道がある。なり手がいない土地で、町内会役員みたいに手を挙げれば喜ばれると思う(もちろん裏表のない若者に限る)。4~8年間、疲弊する地方自治体での泥臭い体験は貴重であり、市・県へとステップアップする力となる。

歯の浮くようなことを言う政治家志望なんか目じゃないから、政党公募にも強みとなるかも。先の北海道知事選で当選した鈴木氏(38)は夕張市を担当してスキルを磨き、上を目指したのだろう。議員秘書あがりでのしてきた石川氏を破ったのは必然だと思う。本当は与野党対決だけどね…(笑)。

ようするに無投票議会へ行くことは就活インターンよりもマシなのに、そんな人が現れて喜ばれたという地方ニュースは聞かない。無投票で困った困ったという話題ばかりだ。

なぜ?

田舎は議員報酬は月20万円ほどで政務活動費もない。兼業しないと家庭も維持できない。子供を塾にも通わせられない。これが理由なのかは分からない。

つづく

関連 市町村長の「給料低い自治体」全国ワースト500

 

2019年6月 1日 (土)

現職議員の見え透いた再選パフォーマンスの始まり

我々は13人、一般質問は苦手だ。…6月議会の見どころ

訂正 6/5 最新の議会日程表は4日、20人で確定した。新政クラブから新井・星野・小川・新道・斎藤、深山・野本議員である。余裕の表れかな?


上尾市議会の6月議会は6/7金から始まる。荒れた三月議会とは違って、凪のような議会になるかも。再選を考えたら市政との対立はマイナスと受け取る人が多いから。初めて市長与党ではない立ち位置で選挙に臨むのは怖いだろう。

 そして想定通りの事が行われるので書いておく。下は過去四年間の6月議会における一般質問のデータ。

年度 一般質問の日数 新政クラブ 無会派 議員人数
2016 4 4人 2人 30
2017 4 3 2 30
2018 4 6 1 29
2019 5   0 26予想

 (病欠一人含むため)議員は26人と過去最少なのに、今回は5日を確保した。増分は新政クラブの議員に他ならない。なお上の無会派では深山議員の毎回分が入る。

実は1/31のこちらの記事で過去三年間(2018/12議会まで)の質問回数の統計評価をしたのは、今年は再選目当てで質問する人が必ず現れると読んだため。質を問わなければ、一般質問など「市長へのハガキ」並みに誰でもできるのだが、それすら怠る○○が多い。

ここに注目、パフォーマンス質問の手口

①質問テーマに注目する。多くは地元限定問題とその要求であり、今回は聞いて呆れるものもあるらしい。

なお三月議会では四年目で初めて渡辺綱一議員が一括式で、次のテーマをやった。
1 原市分署について
2 瓦葺地区の土地利用について
3 環境政策について
4 地域防犯について 

②一括式で見栄えを狙う

 一括式で高い壇上から正面(傍聴席側)を向いて行う方が、内容に関心のない人にはかっこよく見える一問一答式の方が質の高い質疑になるが、後ろ姿になる。

③傍聴席に支持者を大勢動員する。

 本当は傍聴席の遠景位は映すべきなのだが、これは議会に行かないと見られない。傍聴慣れしていない人が、(満足なレジメも無い)質疑を理解できなくても、議員の姿から「○○さんはようやっているな」と思ってもらうことが目的である。

 その思い込みこそ、「上尾の過ち」なんだと気づいてもらえないのが残念だけどね (>_<)

 

関連  3月定例会の文字数分析と偏差値(かまちょ図書館)

 上尾市議選の思惑と審美眼-1 沈む指定席

2019年5月28日 (火)

上尾市議選の思惑と審美眼-3 ピンキリ1

1指定席 2投票率 3ピンキリ(本稿) 4新人と過去 5狙うNHK 5請願 6未定

政党候補はおなか一杯。

「なぜこの人がという同僚議員がいる」と答えた人は70.4%で13,568人もいた。

「議会は本当に必要かと思う時がある」に、そう思うは25.4%だった。

NHK 地方議員二万人アンケートより。

2019年12月に行われる上尾市議会選挙に出そうな現職以外の予想。四年前、市政問題がネットで賑わうことが少なかった時代の選挙分析はこちらに

  1. 指定席を予約済み、と見られる秋山かほるさん
    出直し市長選では後継者がいないことを理由に、自動失職という手法は批判を受けたが、市長選では健闘した。4月の県議選では彼女が出なかったから清水さんが落選した(票割れの事)、という恨み節があったように出ても出なくても存在感を与える人だ。
    発言がラディカルで、妥協を許さないような姿を評価する人もいるが、裏返せば協調性の無さだ。しかし、「図書館の郊外移転は熟慮が必要である」ということを2017/3月時点で語るように実は表向きとは違う面もある。
    「やっぱり私がいなくちゃダメよね」と現れても不思議は無いが前回並み3027票を獲れるか注目。「後継者を育てる気は無かったね」と言われないように、今度は二人で出たら。

  2. 補選のAさん
    本館移転問題では反対運動をしていたが、選挙が始まると「図書館は票にならない」と考えたらしく転身をした。どこまでかと思ったら、中根代議士後援会まで行っていた(FB写真)。後ろ盾の元市議とも疎遠らしく、相変わらずネットはせずに地域限定の古いスタイルらしい。

  3. 補選のBさん
    地域の実力者Aさんと同地域から(親戚筋と言われる)Bさんが出るのかが注目される。地域代表者を選ぶとしても、二人以上たたないと競争原理が働かず選挙の意味が無い。Bさんが同じ地区から出ればインパクトがあると思う。しかし、出ないと予想される方のエリアとも近く、談合選挙(笑)にならないか心配する。
    Bさんとは関係ないが『ここはオレの地盤。アンタは入るな』と選挙活動をさせなかった人もいた。

  4. 国民民主党系は2~3名?
    全国シェアは低い政党なのに上尾では存在感がある。名前が出ている一人が町田さんの後任者?。もう一人は不明。しかし、「後任はやっぱり緑丘の住民でないとね」みたいな話を聞くと看板は政党でも地域代表選出の色も濃い。
    三名という話も「三月の駅頭」で聞いたが、そのような候補者たちを図書館問題などの市民運動で汗を流した人の中で見かけたわけではない。社会福祉でもなんでも良いけど、リアルな市民活動をしてきたわけでもない人が、急に選挙が近づくと「なりたい人」として公党から湧いてでるのは残念。
    畠山人気に依存した強気から来ているならば、某会派に対峙する面があっても、監視役の議員にはなれそうにない。それは3月の本館のPAPA一時移転案での態度に表れていたから。また町田さんの選挙活動で分かるように、大島さんを頂点とした「選挙互助会」の色が濃く、市民よりも上役の顔を伺う人にならないだろうか?

  5. 共産党はもえ後任で6議席ネライ?
    候補者の質と票の地域割り算段と思われるが、候補者が西上尾エリアらしいとかの噂話しを聞くと、イデオロギー政党と言えども、やっぱり地域依存の色があるんだ?。「もえ効果」が続くうちにという戦術はあるが、本人では無いのだから本人以上には獲れないと思う。川口市議選で共倒れがあったらしいが、決まれば参院選や知事選を利用して前面に出ると予想される。

  6. 公明党は安全運転?
    先の県議選では予想以上だったことや現職五人の票数から、リスクを冒せば6議席も可能と思うが安全運転か。

  7. 立憲民主党は存在しない?
    県議選を見ても地方組織造りはあまり進んでいない。一人くらいなら政党の看板だけで当選しそうだがその気配はないようだ。

 地方自治で政党が存在感を増すのはどうかと思う。公認候補とは政党がきめた人事を押し付けるに近いものだ。組織だから質の高い情報を持ち、かつ議員能力が高くても、当選後は国会議員や県会議員の下請けとして集票活動に熱心になる姿は異様だ。議員報酬をもらって議員活動ではなく、政党活動や自党の選挙活動に熱心というのはヘンだ。

 なかでも議員秘書出身者は営業所長にみえる。正規の「秘書」になれなくても「議員事務所」に居ましたよと経歴書に少しでも代議士名を書くことは箔になるみたいだ。政党候補と言っても、実はA党の公募に落ち、B党で採用されて議員になった人もいる。今回もCで断られてDに来たと噂される。ようするに有権者が勝手に買いかぶっているだけで、就活である。

 独立系の候補者には上の苦労はないが、公職選挙法には縛りが多い。名目はカネがかかり過ぎるという理由で規制が強い。ようするに新規参入業者が入らないように障壁を高くして現職優位とする法律だ。そこへ近年の「有権者の固定化」が浮動票頼みの新人にさらに不利となり、新陳代謝が進まない。

 また地方議会で政党が競争をすると、どの党でも賛成な場合でも、実現を手柄の取り合いにみたいに宣伝する。行政のフツーの政策に過ぎないものを、手柄扱いされると有権者は信じてしまいがちだ。

 

つづく

 

 

2019年5月24日 (金)

上尾市議選の思惑と審美眼-2 投票率の式

1指定席 2投票率(本稿) 3ピンキリ 4新人過去 5狙うNHK 5請願 6未定

投票率の式、そしてチラシ、そして限界投票率。

投票率はどんなに高くても国政選挙の50%だから、市議選と15P差がある。よって入場券を全世帯に配るのはムダ、「身元証明書を持って投票所に来て」と選管が呼び掛けてもバチは当たらない(笑)。

想定投票率は35±3%位と思われる。なお1%は1900票である。

投票者=前回も投票した人(いわゆる固定客)-高齢等により今回は棄権する人+新規参入者

このリピート客が最大集団でいつも同じだから、選挙結果が変わらないのかもしれない。よくシルバー民主主義というが、高齢有権者が政治を牛耳っているとは思えない(子供らへの公的給付は増えており、昔からみたら羨ましい)。たんに高齢人口が多く、かつ生活圏が勤務地から我が街に替わり、かつ暇だから、そして存在感を得られるから選挙に行く。
人口が少なくて投票率10~20%では若年層のシェアが低いのは当然だが、歳をとれば上がる。

(若い世代には医療費や福祉費負担増を巡り団塊世代を批判する人もいるが、この不自然な人口突出は戦争の産物であり、若い人の人口が少ないのは政治の産物でもある)。

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グラフは出直し市長選時の私的な推定である。二年前の78-79歳が80歳になると投票率は40代並みへ若返る(投票者数は減る)。人口最多40代の48-49歳が50代の投票率へ上昇する分は増加要因になる。その二つを差引したら純減だったので、投票率アップは望み薄。

また、前記事のような有力者らの地盤沈下は必然である。義理と人情で投票にゆく人々の高齢化、地元への目に見えた成果物(お土産)の減少、姿を見せるのは選挙時だけという姿に呆れる人々が支持層の一・二割発生してもおかしくないだろう。だが、その離反者が他候補者を知ろうとしない限り棄権行動となり投票率を下げる。

●投票率の向上には

県議選ではアリオの期日前投票所は新設効果があったらしいが、次々に新設はできない。根本は市政への関心を増やすしかない。官製の選挙啓発はゆるすぎて危機感もなく期待できないが、内部からの発信には注目する三月の畠山暴露発言の後、政策フォーラムは新聞にチラシを、共産党も批判ビラをまいた。対抗として公明党は新聞広告(こちらへ)、先日には新政クラブが読売に折込チラシポスティングをした(こちら 7Mb)。党利党略であっても、各会派の宣伝合戦は初めてのことで評価できる。

市政に疎い人が、一方的な文面から事の良し悪しを判断するのは難しいが、『今までにない事が起きている』と感じさせる効果はある。

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 新政のチラシは派内に温度差があったと聞く。畠山・副市長松澤・もう一人は小田川次長とのこと(計画立案者だから新政クラブも良く分かっているようだ)。似顔絵マンガは刺激的だった。『どうせ議会は思うまま。行政には逆らえない』とのセリフで畠山批判をするが、これは数年前の八百長式二元代表制を連想させ、「島村上平図書館」、「パークゴルフ計画」等の裏返しである。この調子で、売られた喧嘩みたいに6月議会で攻めると畠山第三弾暴露発言もあるだろう

劇場型の喧嘩は無関心層の気を引き、人の喧嘩ほど面白いものは無いが、急に鉾を収めるようになった時は要注意である。

前回は33人、今回は26+秋1+落2+国2+共1+珍1+泡3=36人と予想する。

棄権する人は政治家への不信を抱き、選びたい人がいないと嘆くから、候補者増は選択肢が増えるために投票率にプラスである。しかし、義理やイメージに依存せずに"僅かな候補者情報"からやりたい人より、させたい人を選ぶのは難しい。

最悪は、増えたのが『やりたい人』ばかりだと投票率は伸びずに最低当選ラインが下がり、前回1350票を下回り1200票台も、アリエール♫

求められる審美眼盲目的な支持者でなければ、上の新政クラブのチラシにある13人の政策欄(こちら)を眺めるだけで、問題だと思う人を発見できるはずだ。

どんなに人柄がよくても、読めない人・書けない人・話せない人を議員にするのは公益にならない、ということを狭域市民が理解せねばならない。そのためにも、有利な現職組に対しては公平で質のある情報提供として、一般質問回数のデータや議案への賛否一覧などは重要になる。

 

つづく

 

2019年5月22日 (水)

上尾市議選の思惑と審美眼-1 沈む指定席

1指定席(本稿) 2投票率式 3ピンキリ 4新人過去 5狙うNHK  6定数 7未定

沈む指定席。

夫々の胸中は天国から地獄までの差があったろう。わずか一年半で田中・鈴木・秋山(か)・町田・秋山(も)議員ら五人が市議会を去ったのは異例だ。

そこへ戸口・海老原議員を補うが、三月議会後に新政クラブのSさんが病気となり、6月議会は議員26人だろう。それでも滞りなく市政が行われると「ホラ30でも26でも同じじゃん」と世間は見るわけで、痛しかゆしである。

さて、年末の市議選には現職26名の他に10人を見積り候補者36人と予想するが(後記事)、4~5期もやっている現職は議長・副議長の肩書を得ずに引退はできない、という動機(未練)もあるだろう。その現職の中で、新井さん、星野さん、渡辺さん、尾花さん、更には深山さんも含むかも知れないが、(公道からお宅が見えないような)地域の大地主や名家の方は得票数の減少はあっても再選を果たすだろう(鈴木茂氏もこのカテゴリーだった)。

彼らの多くは4年前の無風選挙でも8年前より票を減らしたが、それでも二千票超を集める力がある(文末)。それを不快に思う人もいるが、地方に行けば地域の名士が議員になるのは珍しくない。都市部ではそのような人よりも政党候補が増えるから、上尾は中間的な存在である。というわけで、彼らの5議席は不動である。

昨日、片山善博教授が産経に面白ことを書いていた。年4回の定例会方式は田植え後の6月、草取り後の9月、収穫後の12月、旧正月の諸行事を終えた2月に開かれる。かように農繁期を避けたのはなり手として専業農家を想定していたからだろう、と。できすぎ感があるが、自治の始まりとはそんなものかもしれない。

話しを戻すと、政党は公明と共産で10人が指定席並みだ。国民新党は党色よりも地域代表な面というか縄張り意識がある人もいる(海老原さんは地域依存が弱い)。つまり残り15席は表面的には自由席に近い。

今年は選挙が多く、県議選37%(前回39%)、参院選?(51%)、県知事選?(27%)、そして12月には市議選?(36.8%)と続く(末尾に参考記事)。衆参同時選挙となれば、市議選に向けた政党系候補は浮足立つ。なにしろ応援演説やビラ配り活動が12月の自分用になるから

最後が市民生活に一番近い市議選なので、投票率が高まれば良いが、四回目で選挙疲れや不感症となるリスクもある。直近の2011年が40.5%、2015年が36.8%であり、春の統一地方選も軒並み低投票率に歯止めがかからない。あの市長と議長同時逮捕という全国版の大恥事件があっても、出直し市長選は35.2%。三人に二人は無関心を決め込んだ。あと五人位逮捕されないと40%に届かないのが上尾かも(笑)。

強固で多数の無関心が、限られた地域代表者を優位にして上尾の新陳代謝を拒む。個人に喩えれば、生活習慣病から抜ける気力が無いのだから病院行である。

ところがよく見ると、指定席の人たちもうかうかできない。比較可能な四人(尾花さんは前回初当選)でみると、四人の合計票はその四年前よりも13%減である。

上尾の名士 2015年 2011年 増減率
新井 きんさく 2,546 2,980 -15%
深山 たかし 2,309 2,460 -6%
星野 良行 2,139 2,414 -11%
渡辺 こういち 2,106 2,547 -17%
合計 9,100 10,401 -13%

全体の有効投票数7%減よりも大きく減らしたのは彼らの地盤沈下を意味する。果たして、座り心地の変化に気が付いているだろうか。地域代表者を名乗るならば地域内で二人立たないと競争原理が働かないが、その一角が崩れる可能性もある。

つづく

関連 上尾市の4つの選挙費用、そして1回5万円の噂

 

 

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  • はるかさん
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