起業塾 経営シミュレーション(第1会合)・・・・・新潟ビジネス専門学校/事業創造大学院大学
文部科学省の再チャレンジ推進委託事業 として新潟ビジネス専門学校主催で行われたのが、 起業塾です。本年初の試みですが、そのカリキュラムの中核を成すのが、私の提供する経営シミュレーション(ビジネスゲーム)による事業感覚の養成です。
とまあ、堅苦しい紹介ですが、先日 2007/10/27-28の二日間がスタートしました。全日程では6日間のシミュレーションコースです。
場所は新潟ビジネス専門学校のグループ(NSGグループ)のひとつである、事業創造大学院大学です。
プログラムコーディネイターは副校長である松山さんです。
●10/27-28のレポート
あいにくの雨の中ですが、16名の方が集まりました。既に起業塾は始まっており、本日で3日目です。土日ですから、出席するのも大変。軽い気持ちでは参加できません。
経営シミュレーション(ビジネスゲーム)のコースはまずは、商業モデルのPRIMO-2を三日間スタートします。今回はその2日間です。
皆さん、会計知識はほとんど無い人が多く、とても緊張して参加していましたね。老若男女はもちろんのこと、キャリアもさまざまです。
いつもは企業人向けばかりの研修ですが、このような顔プレの研修は私にとっても初体験。
冒頭、起業するのは簡単です。企業は継続するほうがもっと大変なんです。と挨拶しました。おりしも、NOVA倒産のニュースが出たときです。『起業は易く、継続は難し』 というわけで、経営シミュレーションをする意味は十分あります。
今回のような状況での研修の難しさや問題点を抱えながらのスタートです。
たとえば、参加者は全日程を参加できるわけでない。各自の都合があります。そのために4人のグループが翌日は二人になったりします。初日欠席の人は、二日目から内容を分からずに参加しなくてはなりません。
でも、他のメンバーの助けや個人の努力でカバーしていました。
残念なのは、電卓を持ってこなかった人が圧倒的だったこと(連絡モレとは言え)。経営の勉強会、それも数字を扱う、と言う程度の事でも電卓を連想しないとまずいですね。
また、皆さんの中には、このような学習場面は何十年ぶりという方もおられたかもしれません。聞く、書く、発言するという教育場面での対応に少し戸惑われた様子も見受けました。でも、熱心である事、前向きである事、があるから、たいした障害ではありません。慣れです。
さて、オリエンテーションから始まり、ケース環境の解説の後で、会社編成をしました。初日は4月の経営からスタート。 結果を踏まえての決算処理に皆さん悪戦苦闘です。
初めて決算書を見るに近い人までいますから、大変です。でも諦めないで最後まで作りました。普段の企業内教育でのペースの半分ですが、それは予定通りです。
二日で3サイクル、中間決算まで行い、発表もしてもらいました。二台のプロジェクターによるダブル投影画面です。
社長役は上期と下期で交替です。つまり2人×4社で8人が社長役をします。なるべく大勢の方がその任を経験するくことは意味があります。
管理会計までやりたかったのですが、それは宿題にしました。
宿題は
・7月の経営計画と資金管理
・7月の予想P/LとB/S
・7月の管理会計による限界利益管理 等
最後は理解度テストとアンケートで5時に終りました。
貴重な日曜日、お疲れ様でした。
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