金融恐慌の身近な景色(基礎途中の野ざらしマンション)
最近、なんだか静かだなーと思った。
近所のマンション建設の工事現場が閉まっているからだ。ひっきりなしに、大型車両が出入りしていたのに・・・
マンション市況の悪化で、延期したのかなと思っていた。
なにせ、半年前に完成した、この現場の向かいのマンションが、まだ在庫処分のセール中なのだ。
暫くして、工事ゲートに貼り紙があるのを発見、
よく見たら・・・
10月上旬に一部上場の中堅ゼネコン、A社が倒産(民事再生法申請)した。この物件の工事元。 なるほどなー。
先日、朝日新聞でマンション建設の中断事例の写真を見たが、この物件は建物の姿にもなっていない。
塀のすきまから見た限りでは、基礎工事の途中だ。大きな二基のクレーンが木偶の棒のように立ったまま(写真の奥の建物は無関係)。
貼り紙は法的な告知であった。
駅徒歩7分。利便性の良い場所に、近隣では珍しい大規模マンションであるが、大きな穴を掘ったまま、止まっている。
なんとも物悲しい風情だが、それは当事者ではない人の感慨だ。
当事者は地獄。
100年に一度の金融危機であると、グリーンスパンは言った。
彼はかつてNY株の上昇を「根拠なき熱狂」と称したが、その時の値は6500ドルくらいだったと思う。
2007/9月のサブプライム危機が第一波
2008/3月のベアスターンズ破綻が第二波
2008/9月のリーマンブラザーズ破綻からが大三波
震源地がおさまらない限り、日本のどこにいても回避できない津波が幾度となく押し寄せるのだろうか・・・
200x/x月 第四波・・・・ GM問題?、 アメリカ、欧州、日本等での国際協調の乱れ?、アメリカの内政的な危機?
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