需要を先食いする日本の景気。自動車と薄型テレビ特需の次に来るものは
年間1000万台のテレビ市場で2000万台も売った、カンフル剤のようなエコポイント刺激策
テレビメーカーの人は、テレビの歴史始まって以来の特需。いまだかつてなかったと言っていた。その通りだと思う。
2010年11月はなんと600万台も売れたそうだ。年間需要1000万台と言われるテレビ市場では異常な販売だ。10月の300万台販売という新記録をあっさり塗り替えた。結局本年度は2500万台まで行くとか、日経の記事に出ていた。
エコロジー、環境対策に名を借りた最近の景気刺激策は各国も似たようなものをとっていた。特に車はそうだ。
エコカー補助金制度が終わった自動車業界では、既に元の世界に戻っている。
10月の新車販売は対前年同月比で、▲23%、
11月は▲26% 32万台 と出ていた。
これで普通の状態に戻ったのだ。
需要の先食いだから、統計の落ち込みがひどいからと言って、騒ぎ立てる必要はないと思う。このような刺激策をしないと需要が現れないというのは、成熟した市場では需要そのものがないという、成熟国家の姿なのだろうか。
自動車と家電だから、ましだと思うが、かつては公共投資が使われていたわけだ。非合理的なものを作り続ける愚策。
個人的には、まるで縁のないエコポイントだったのがだが、週末に近くの電気屋に行ったら、すごかった。
何か、損したような気分になってしまうから不思議だ・・・
本当にエコを追求したら、新しくモノを買わないで、多少非効率でも長く使うほうが地球全体ではエコになる。でもみんながそれをすると、経済恐慌になる?
これも合成の誤謬といえるだろう。
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