節電カルテルとなる輪番操業で電力不足を乗り切る自動車業界の知恵
お上よりも賢くふるまう日本企業。自動車業界が節電カルテル導入か
なるほどなーというニュースだった。
朝日新聞 自動車各社、「輪番操業」案 停電回避へ業界全体で節電
トヨタ自動車やホンダなどが加盟する日本自動車工業会が打ち出した節電プランだ。国内操業度を7~8割に落としながらの輪番操業で乗り切るという。
5グループの計画停電実施は急なことだから仕方なかった。
その後、電力の総量規制・・・過去の石油ショック時代の再来
25グループに細分化した計画停電案は、すぐにでも始まりそう。
東電管内の問題とは思うけど、大規模停電はとても怖い。信号消えてすでに死者がでている。企業も家庭も個人も節電に励まなくてはならない。
まずは産業界のリーダー的存在である自動車産業がプランを出したようだ。
どんな案でも一長一短、完全に公平感など保てるわけはない。
かつて日本の産業界の盟主といえば電力会社だった。経済団体のトップの座は彼らの指定席のようですらあった。東京電力しかりである。
今の日本のリーダー的産業は自動車産業だが、かつてのリーダーが起こした災いの克服に、素早く対応する姿勢は新鮮にみえた。
まるで、我々は競争市場で勝ち上がった産業であるという意地のように見えてしまった。
政治の庇護と独占から大きくなった産業ではないのだというプライドを見せてほしい局面だと思う。期待したい。
残念ながら日本の「政治」は弱い。他の政党がやっても同じだろう。もちろん官民一体でないと乗り切れないが、民の積極的活用だ。民度が試される。
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