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2011年8月 8日 (月)

大学進学率50%を超す時代の大学に課せられた在り方は

大学進学率50%を超えているが、勉強しない子供がなぜ大学に行きたがるのだろう

デフレ時代にモノやサービスの価格が下がっているのに、大学授業料は下がらないどころか、値上がりしている、ようだ。

進学率が低い時代はまだ日本経済も成長期や安定期だったが、所得が下がる時代に授業料ばかりが上がるという、不条理。
医療費でさえ抑制され、病院経営が楽な時代は終わった。医者も楽に暮らせるという時代でもなくなったようだ。
医療費抑制は財政負担が重荷になったから行ったことだろう。

教育も見直したらどうか。
私学助成金とかいう税金を受けている大学には、法的にもっとたくさんの情報を開示させるべきだと思う。

・入学者数と定員の実数・・・・詳細な学部学科ごとに出す必要がある。定員割れの実態が一目瞭然

・受け取っている私学助成金の金額と学生人数で割った一人あたりの金額

・進級の実態。留年者数の開示

・授業料など学生(親)が支払うすべての細目とその実額

・奨学金を受けている学生数、その金額の実態

・教員の実態(常勤とか非常勤とかいろいろあるらしいけど・・・)

・医学部みたいに国家試験があるところは、受験人数や合格数と合格率など(すでに開示されているかもしれないけど)

などなど。もっとほかにもあるかもしれない。

大学の決算情報もいいけれど、上記の過去5年間の開示。ホームページで見られるとすごくいい。

恥であっても、開示しないと税金がもらえない仕組みにすればいい。

ついでに、共通一次みたいなものを何年に一度か実施して、学生のレベルを評定するものいいのではないだろうか。あまりにひどい大学は、退場してもらう仕組み。少なくともJリーグみたいにJ1とJ2に分けたらどうだろうか。

そうすれば、営利や名誉欲で大学が作られることはないだろうと思う。

自己責任で奨学金をキチンと返済できればいいけれど、5年先はおろか来年の経済設計もままならない時代にリスクが大きすぎるとおもう。

それにしても、勉強が好きな層が18才人口に50%もいるとは思えない・・・!

本当に勉強したかったら、あるいは勉強することに目覚めたら、社会人になってからでも入りやすい仕組みのほうが望まれる。

あるいは、外国みたいに入りやすくして卒業しにくくする仕組みも、あってもいいとおもう。

ところで、勉強が嫌いなのに、あるいは勉強は好きだよと言うくせに、勉強時間はテレビや携帯よりもまるっきり少ない高校生が、なぜ大学に行きたがるのか・・・

最近その理由が何となくわかってきた気がする。

「大学生」になりたいのだと思う。

「大学生」と言う特殊な身分に。













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