セブンイレブンやイオンの小売大手の業績が過去最高へは意外だった
不況感が強い中でセブンやイオンの業績が急回復して過去最高益になりそうだ
本日の日経記事でしったが、そんなにいいのかと驚く。
2011年3~11月期のつまり三四半期累計の数字が出ていた。連結経常利益が過去最高を更新したらしい。
要因は、自宅で食事する「内食」志向による食料品部門の好調。
低価格のプライベートブランド商品の増加。pb商品は低価格であっても粗利率が高いから儲かる。
セブン&アイはコンビニ好調。
コンビニは一時は飽和と言われて店舗のリストラが続いていたが、どうもそうではなく単身世帯の増加でニーズが増しているようだ。また「遠くのスーパーより近くのローソン」と言うらしいけど客層の開拓も進んでいる。
数字は今朝の朝日新聞「コンビニ攻めの出店」という記事から引用。
店舗数 来期出店計画数
セブンイレブン 13685 1350
ローソン 10369 800--1000
ファミリーマート 8697 800以上
サークルKサンクス 6237 360
小売り全体が好調と言うことなら景況感はすごく良いけど、決してそうではないと思う。
いわゆる勝ち組業態なのだろう・・・と言いたいが、そうでもない。
1-2年前はイオンもセブンも青息吐息の状態だった。そこからの再構築ができて切り替えしてきたと言うことなのだろう。その点では、両社は優れている企業だと感心する。
全国百貨店売上高、15年連続減少の公算 11月まで2.4%減 ・・・日本経済新聞2011/12/19
以下、一部引用
・・・・・・ 1~11月の売上高は5兆4207億円。年間では6兆1600億円前後の見通しで市場規模はピークの1991年(9兆7130億円)に比べ約3分の2の水準まで落ち込む。76年に売上高でスーパーに抜かれ、08年にはコンビニエンスストアにも抜かれた。1~10月のコンビニ売上高は6.2%増加、スーパーも1~9月で0.6%の微減にとどまっており、百貨店の客離れが深刻になっている。
小売業の決算期が2月になっているのは、昔からの慣習である。
ニッパチは暇と言うことから来ている。なた卸在庫の少なくなる時が決算作業に都合が良いのだ。
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