ヤオヒロの対面にベルク上尾春日店が出店、これが小売業の仁義なき戦いなの
自分より数倍も広い売り場のスーパーが目の前に出店したらどうする?
塀だけが残り、すでに建物は取り壊されて、広い更地が見えていた。
ここは倉庫屋さんだったはず、さすがに広い敷地だ。しかも長方形で三面が道路と言うなんとも言えない立地だ。
駅からは遠いからマンション向けとはいかない。戸建住宅として分譲するには区画が広すぎる。そもそも住宅ブームも下火だ。
一体何になるのだろう。倉庫屋さんはどうなったの、廃業?移転なの?・・・
開発行為許可の看板を見ると、ベルク上尾春日店とスギ薬局春日店とある。
道路の向かいにヤオヒロと言うスーパーがある。週末には生鮮品で賑わっている。そもそもこのスーパーだって開店してまだ数年程度ではないか?
その前も別のスーパーだったはずだ。
トリセツ?
トリセン?
いまどきコンビニだって、同業者の面前に出店することはないだろうと思うのに・・・スーパーの世界は過酷だなーと、ヘンに感心した。
ベルクは埼玉地盤のスーパー。名前は聞くけど当地には無いので利用したことがない(最近小さいのができたようだが・・・)。聞くところによると結構勢いがあるらしい。
一部上場。決算は良好で聞いた通りに増収増益だった。失礼ながら中堅スーパーと言うところだろうか。単体売上が1100億円、粗利率25%は普通かな。経常利益47億で4.3%は当節にしてはかなり良い方だと思う。商品回転率が35回はこんなものなのだろうか。自己資本比率が高いのに驚く。財務体質は堅実なんだ。
届け出の告示をみると店舗面積は2842m2。
対するヤオヒロはどんな会社かな?、ホームページは見当たらない。
地元の会社なのか?
小の前に大が出てきたようなもの。当事者ではないから苦労はないのだが・・・数年前にこの事態を想定していただろうか?
建売マンションを買うときに南側に空き地があったり、古い工場があったりしたらいずれマンションが建つと言うのは予想がつく。それと似ている・・・
消費者には価格競争がうれしいかもしれないが、小売業とはえらい世界だ。
今日見たら、上尾駅前のキンカ堂跡地も次の開発が始まっていた。スポーツジムの施設と書いてあったような気がした・・・
不況と言っても去るものがあれば来るものもある。
訂正
・ベルクの小型店と思ったが、ベイシアと言う別のスーパーだった。
・最近の物流倉庫業の形態はこんなに進化していた・・・プロロジスは物流不動産の世界的リーダー・・・
●開店後の様子 2012.9/17
ヤオヒロとベルク上尾春日店の商売のゆくえは
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