生きる。黒沢映画の傑作をNHKBSで久しぶりに見た
NHK BSシネマ 山田洋次監督が選んだ日本の名作100本~家族編~「生きる」
そもそも以前いつ見たのか覚えていないくらい、久しぶりだった。
なかなかテレビでは見られない黒沢映画だ。
最初は、大学のころの映画会のような気がする。その後一度テレビで見たような記憶がある。
古い映画だから、声がよく聴き取れない場面もあるが普遍的なテーマを扱った名画である。
ストーリー展開も優れているし、俳優陣の演技力がすごい。現代の日本映画などまるで素人の学芸会レベルに見えてしまう。
志村喬の演技が凄いのは言うまでもないが、今まで気が付かなかった発見があった。
菅井キンさんが出ていたのだ。若いころから登用されていたのだなと、感心した。
市民課長と付き合う若い事務員の女優が気になった。表情が生き生きし、目も輝いている。後で調べたら小田切みきと言う女優らしい。素晴らしい演技だ。
懐かしい俳優がたくさん出でいる。既に亡くなった方が多いとは思うが・・・
伊藤雄之助、左卜全、千秋実、加藤大介、木村功、中村伸郎・・・
生きる意味だけでなく、社会批評もある。通夜の席の酔っ払いたちの会話は見事な演技力だと笑いながら感心して見入った。
しばらく、志村喬の低い歌声が耳から離れない。
そして口づさんでしまう、ゴンドラの唄。
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