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2012年1月 9日 (月)

グローバル競争みたいな経営シミュレーション(ビジネスゲーム)研修をSEでやった

システムエンジニアによるグローバル競争風の経営シミュレーション(ビジネスゲーム)研修

皆様、本日()はお世話になりました。夕やみ迫る時刻まで土日の経営シミュレーション(ビジネスゲーム)研修、ご苦労様でした。

グローバル人材やベテランから新人まで多様な勇士が集う研修でしたが、土日に進んで集うだけあって、ダレることなく緊張感と和気あいあいの雰囲気が出ていました。担当講師としてもやりやすい研修でした。

 

Image8

最後の総会の発表ドキュメントの作りは20分程度の短時間ながらも、よく作られていました。さすが経営に関心のあるシステムエンジニアの方々です。他社ではあの時間ではあそこまで書けませんよ。

お約束の通り、以下に私のコメントを追加いたします。

帰りの新幹線、ドアに近い一番E席のため鬱陶しいと思て乗ったのですが、おかけで隣は空席、楽にパソコンで書いてます。他にすることないから・・・

 今回は中国現地法人の幹部候補生である中国人社員も入ってユニークでした。白総経理によれば、ホウさんとジさんは中国2000大学のトップ10、トップ20の大学出身者と言うことで将来の幹部候補生ですね。土曜の懇親会でも楽しく歓談できました。それにしても若くして結婚するもんだね。

さて、4社編成では面白味が欠けるので、私がコンピュータ内に仮想企業を作りました。その名もサムソン。日系企業3社、中国系企業1社、バーチャルな韓国系企業1社と言う5社編成です。競争は激しいものが予想されました…

中間決算の業績はまだら模様でしたが、最終決算は全社黒字達成、当初目標もほぼ達成されたようでした。万歳、マンセー 

●中間決算で言わなかったですが、百万円単位で表示したら三桁で済みますね。金額の桁数が多くて、複雑そうに見える決算書も桁落としで見ると見通しよくなります。つまり暗算で計算できるし、数字の相関も分かりやすいし他社比較も容易です。日本では目の子の計算と言います

では各社別の追加コメント-----------------------------------------

 NPC

 

 

遺伝子バイオ研究者あがりの若き女性社長を冠しての船出でしたが、畑違いのため上

 

期は苦戦。投資先行で臨みました。マーケティングは手厚い販促を展開。いち早い拠点づくりもしました。R&Dや合理化投資も注力。価格面では値引き販売を回避して粗利率は高くなりました。しかしながら先行投資負担が重く本業黒字化を逃しました。また使途不明の調査費用の計上、開店まもなく閉鎖するなど、経営陣の計数管理と時間管理能力の低さは問題でした・・・

Image3_2

初夏に価格改定をしたら他のマーケティング戦略とのバランスがとれて販売水準が上昇。しかし大量のOEM供出をしたのが裏目となり、大量の機会損失を発生するという病的な事態になりました。

あわてて、第3ライン増設と大規模OEM調達に走りましたが、自己資金を超える設備資金と運転資金が重荷となる。早めに融資相談を持ちかけたのは「機を見るに敏」な社長の行動ですが、担保手当てが遅れ、一時は融資交渉決裂して不渡りを出し、取引先も巻き込む連鎖倒産かという切迫期でもありました。危機を乗り切ったのは社長家の支援の賜物です。同社沿革史を飾る8月となりました。

その後は業界最大のマーケティング資源とR&D攻勢で販売好調。第3ライン稼働までは巧みに他社からのOEM調達でつないで需給ギャップを乗り切りました。実に調達は五千万円まで膨らみました。しかしこの時の反省としては調達依存だけではなく、値上げ(製品力の高さ)、回収率高めてキャッシュフロー改善、マーケティング投資抑制などの経営判断もあり得たことを忘れてはいけません。

 本決算では売上トップですが利幅薄い事業ゆえに粗利最低。同業系KASCと比べると製品力で勝りますが、更なるR&D投資を再開して同セグメントでのリーダーを目指すべきでしょう。つまり成功要因を休むな、R&Dは戦略投資ではなくわが社の必要経費なのです。

 今後は一部役員にはびこる気質からして第4ライン増設の狂気に走る気配もありますが、リスク大です。サムソンとの包括的提携で同社ラインを当社向け専用にすることも検討可能です。なにやらsonyの液晶調達に似てきました・・・

次のブログへ続く

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