武雄市が図書館をツタヤに運営させる民営化。その武雄市のHPはFacebookだよ
佐賀県武雄市はレンタルビデオ店「TSUTAYA」の「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)に市図書館の運営を委託する
読売onlineより引用 市図書館、ツタヤが運営…年中無休でカフェも
現在の年間運営費は1億4500万円、職員やアルバイト計24人の人件費と清掃などの委託料が7割を占めるという。
つまり10150万円。素人ながら、清掃費などは年間150万もあれば十分できそうに思う。残りは1億円が人件費。
人数的にはパートが多いが、市の正規職員は何人いていくらもらっているのだろうか・・・
個人情報だから出せないと言うかもしれないが、実はそこが問題。
身近な某図書館で職員室が見えるところに行ったときのこと・・・
パート女性がせわしく図書を仕分けしていたが、窓辺の管理職とおぼしき市役所職員が暇そうに新聞を見ていた光景の対比が忘れられない。
公立図書館を民営化するとは何事だ、とすぐに公的存在の意義を主張する人もいるが、財政危機の根源は過剰な固定資産投資、過剰な人件費、過剰な行政サービスにある。
借金してまで過剰支出をし続ける余裕はどの市町村にもないはずだ。行政の借金とは将来世代への先送りという無能で無責任な資金調達のことである。
民間企業なら固定費の削減策として、アウトソーシングを採るのは自然なことだ。そして公共施設や運営の民営化(アウトソーシング)も徐々に浸透している。
民営委託のデメリットもあるだろうけれど、今のままでもデメリットはあるのだから、変えてみることが大切なのだ。何もしようとしないことが一番いけない。事なかれ主義が一番いけない。
「昼寝の場所」に置き換わってしまっている図書館もある。座る場所探すのひと苦労だもんね。
武雄市の趣旨はどこにあるのか知らないが、伝えられたニュースはよい挑戦だと思う。
さらに驚くことは、この武雄市の市役所ホームページはfacebookの中にある・・・
IT化先進市なんだろうか!
この手で行けば、市の給食センターなんてコンビニの惣菜工場に委託したらどうだろうね
まだまだ他にもいろいろありそうだ・・・
追伸
何を借りたかという情報は個人情報なのかとか、それを民間企業が持つことの危惧を心配する声があるようだ。
どんな情報システムか知らないが、ここの図書館では、今借りている本の情報しか残らないシステムだ。過去どんな本を借りたかなんて記録していない・・・ということを以前に知って驚いた。つまり誰かが本が破損しても分からなくなるシステムだ。
5/28 追伸
どうもそんな単純ではなさそうだった・・・
読売オンラインより 読書履歴は個人情報
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