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2012年5月 3日 (木)

アバロンヒルで考える、ゲームには面白さが、研修には教育性が必要

アバロンヒルのビジネスストラテジー考

久しぶりにプレイしてみたが、マニュアルルールでやると、駒の移動や記帳が大変で面白くなる前にだれてしまいそうだ。

でもPCでやったら、10分で12ヶ月ができてしまいそうだった。

ルールブックの誤訳はともかくとしても、ゲームとしての面白さは、やはり対面での駆け引きなのだろうと思う。
すべては仕入と販売におけるクライメイトカードの条件と相手の在庫状況を見ながらの駆け引き。

当然ながら、やっていることはキャッシュフローの取引であり、そこが面白いわけだ。

でもキャッシュだけに注意して勝ち負け争っていても、最後に閉めて損益計算書を作ると赤字だったなんてことが十分起きる。

皮肉だ。
キャッシュフロー重視が言われているのに、キャッシュフロー中心にやっていたら実は赤字、つまり損益が不明で売った買ったを繰り返した結果なのだ。

だからと言って損益を月次ターンごとに求めるのは辛い。計算していたら面倒くさくってゲームとしてのワクワク感がない。マラソン中に1kmごとに停止されられるようなものだ。

計算が最終売価法での棚卸評価なのだが・・・・簡単に済ませる点ではうまいと思う。

教育研修としては計数を追いかけるのは良いかもしれないが、最終売価法での棚卸評価では問題になりそうだ。

ゲームの勝ち負けはB/Sの剰余金となっている。つまりは期間利益だ。

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