いまさら部長研修などやってもと言う、ありそうで無い販促フレーズ
HRサミット2012セミナー、G社のエクゼクティブ教育の販促プレゼンを聴いた
秋葉原UDXという好立地なのに、参加者は少なかった。天気が悪いせいか、そもそも人気が無いのか、よく分からない…
部長教育のコース紹介を聴いた。この会社はMBA信仰が強いから部長教育などというセンスのない表現ではなく、横文字だらけのエクゼクティブ教育という表現をするのだが・・・
内容は抽象的だった、肝心のコースプログラムはハッキリ説明しないのでよく分からないのだ。イメージしたよりも、志や生きざまに焦点当てていたのは意外だった。
それはともかく・・・冒頭のスライドが気になった。
顧客企業のトップ(社長)に話しても、
いまさら、部長教育なんてやっても
効果あるの?
というような内容の問いかけだ。
実はこのフレーズは珍しくない。自分でもムカーシ(30年くらい前)から使っていた。あるいは今でもかも
昔ならともかく今の時代、実際にそんなことを言う経営トップはいないと思うのだが、なんとなく「ありそうな話」「そうそう・・そうだよね」と相槌打ちたくなるフレーズなのだ。
実は、話を面白くするためのテクニックや常套句にすぎない。
発表者は『有楽町飲み屋症候群』というのも言っていた。内心、アルアルと思って引き込ませる比喩なのだろう。そもそも飲み屋で上司の悪口を言う若い人は少なくなっているのにね。
さて冒頭の「いまさら部長研修などしても」という問いへの答えただが、個人的にはこう思う。
凝り固まったミドル層に対して、本当に役立つものなのでしょうか
次の京大の先生の話、「他では聞けない、京都大学生の最新事情」
タイトルに釣られてきたのだが、発表者の教授先生を見たとたん、ふざけた期待をすべきでないな、と反省した・・・
でも明治期の帝国大学創設時のエピソードは面白かった。
難関大学に合格する生徒でも、先生の悩みは尽きないらしい。
進学率が50%になった当節、入学試験の高度化複雑化に対応するために、中学高校が手取り足取り教育しているためか、入学してから
・自ら学習することに戸惑う学生
・困った時に自分で工夫することができない学生、が増えたと嘆いていた。
「中学高校」と言っていたが、受験予備校や塾もそうだと思う。
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