伊奈学園の文化祭-27回いなほ祭をみてきた。面白かった
伊奈学園の文化祭(いなほ祭)を見に行った。開放的で明るく楽しい高校文化祭だ
2018/9/8-9 いなほ祭の公式案内はこちら
駐車場の件で余りにもアクセス多いため追記。
学校正面には大駐車場もあるが利用可能だったか覚えていない。学校は車来場を遠慮してくれと書いている。向かいのウニスク伊奈(ヤオコー)、左手の記念公園、その先の県民活動センターにも駐車場はあるが当然、目的外駐車になる。
伊奈学園の推奨バスやシャトルの時刻表はこちら。一度くらい子供の生活ルートで行くのも良いかもしれない。
------------ 以下本文 ------------------------------
いなほ祭といっても、早稲田ではない、伊奈学園高等学校だ。
伊奈町という郊外の地にあるのだから、それほど多くの人は見に来ないだろうと高をくくって行ったが、とんでもない。大変な賑わいだった。二日間で15000人くらいは来るらしい。
生徒数は他の高校の2.5倍位だから当然だが、それにしてもにぎやかだった。
他では熊谷女子高の文化祭しか見たことがないので、その比較で言うと、こちらのほうが開放的だ。
●各ハウスでの風景
とにかく広い校舎で教室も多く短時間ではあまり見られなかった。クラス名が3Dとかいう呼称であり、独特だ。3は学年ではなく、ハウス番号つまり一つの学校?・・・部外者だとまず意味不明
展示物もかなり大きめだ。大きな箱モノは男子生徒が、細かな飾りつけは女子生徒がやっているのだろうか、男女共学の良さみたいなものが感じられる。
飲食物売りの売店教室は少なく、アトラクション型の企画が多いようだ。つまりお金を出さなくても楽しめるせいだろうか、同世代の高校生だけでなく、小学生・中学生が多かった。
定番は、迷路とかお化け屋敷の類らしい。とにかく列をなしている。
茶髪の子はいない。↑はかつらとのこと。屈託のない笑顔を見せる子が多い。
下はPTAの関係だろうか
売店が少ないから自販機の前も列をなしている。暑いので、うちわと水類は必需品だ。
●伊奈学園の校舎の素晴らしさは中庭にあると思う。緑のステージは文化祭の舞台そのものだった。
女子生徒の華やかなダンス演技。
外国人の先生達だろうか?YMCAを歌って踊っていた。とても良い光景だった・・・日本人の先生の出し物はないのだろうか?
大量のゴミが分別されていた。環境保護の展示物だろうか?
それとも、敷地が広いための芸当だろうか?
●体育館の催事
集団行動・集団演技を見た。日体大が有名だけど、実物を見たのは初めて。
整然とした様子。 ↓
整然としていない様子。 ↓
●美術部のイルミネーションアートは必見だった。
↓の騒々しい呼び込み風景からは想像できない作品だった。
他ではあまり見られない展示だから伊奈学園文化祭の必見だと思う。奥まったところにあるせいか、見学者が少ないのは残念でした。
写真はたくさん撮ったけれど光量が足りないせいか手振れを許さない。スローシャッターのような撮影ができないと難しいかも。
↓クリックで拡大。
ブラックライト蛍光管と蛍光塗料の組み合わせのよう。お金かかったようですから、大人からは見学料金少しとっても良かったね。3D風にも見えるし、ノウハウを蓄積して定番になればイイね。いろいろと説明もしてくれました。深謝。
●その他
学校の中にバス停がある。まるでスクールバスみたい。
------------------------------------------------- おわり
●付記
めったに行くわけではないから、中のことはよく分からない。できれば、父兄用に校内1周ツアーガイドのような企画がないものだろうか。1つの学校の中に複数の学校があるような、スクールインスクールだ。普通の学校とはまるで違うから、施設を見るだけでも面白そうだし、総合選択制というものがどんなところに見られるのかなと期待した。そんなニーズはないものだろうか。
●大事で心配なこと。
伊奈学園の生徒たちは行儀がよさそうだった。すれ違いざまに目礼したり挨拶する生徒も珍しくはなかった(我子は大丈夫かと心配するが・・・)。
他校と比べて伊奈学園の違いは、総合選択制をとる巨大な普通高校ということだ。
中学三年生という未熟な段階で大きな進路選択をしたけれど、果たしてそれが三年後、四年後、さらには社会に出てプラスに作用したのだろうか。
伊奈学園の高校生活は楽しかった、でも選択を間違えちゃったカモ・・・
では悲しい。
少なくても、そのような結論に至る例は僅少でなければならない。
人生は選択の連続のように見えても、実は年を取るほど選択の幅は狭まる。極端な話、30過ぎたらもうこのままいくしかないよー、という人だっている。
若いうちは選択のミスもカバーしやすいとは言うものの、文系・理系の選択は早すぎなかっただろうか?
携帯やスマホを持っていても、自分が好きな情報やサイトばかり深堀して見ているだろう。本当はずーと広い世界があるのに、視野を狭している。食わず嫌いを助長しているのと同じだ。
勉強とは嫌いなことでも耐えてやることに、意味もある。特に若いうちは。大学教育だってリベラルアーツへの必要性が言われているじゃないか。
総合選択制の良し悪しは、卒業生の追跡調査でもしないと分からないはずだろう。つまり総合選択制の意義は具体的に裏付けが取れているのだろうか。
データをとって分析しないと、無責任だと思う。裏付けのないままに進めていたら「教育者の勘違い」かもしれない。
そんなことをふと思った日になった。
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コメント
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はじめまして。こんにちは。
私は伊奈学の美術部三年生です。
昨日、この記事をみつけて数名の美術部員と拝見しました。
楽しんでいただけたようでとても嬉しいです。
ありがとうございます。
実は、イルミネーションどころか、一部屋丸々使っての作品は今までになかった初めての企画です。
昨年までは個人作品展が中心で、賑わうような場所ではありませんでした。
ちなみに、私たちの学年は過去最少人数。
閉祭式のあとにある後夜祭では、ライブペイントや踊りなどを構成した毎年恒例のパフォーマンスもあり、先生を含め全員が、完成するのか不安でした。
当日は予想以上の来客数。
閑散としたところなので見に来てくれるだけでもありがたいのに、「綺麗だね」「すごいね」と言っていただけて案内や呼び込みの励みになりました。
このようにブログにまで書いていただいて、企画リーダー(入り口前の写真 ポロシャツの子)は感動しています。
もちろんほかの部員も喜んでいます。
はやくも2年生は来年に向けて構想をはじめたようです。
よろしければまた来年もお越しください。
投稿: あなうさぎ | 2012年9月11日 (火) 21時02分
コメントありがとう。
珍しいアート作品だから、見た人は得ですよ。ジャンル名が付くと、あるいは勝手に命名してもいいですね。
伊奈学美術部の十八番の一つになるかも。
三年生ですか!。次の個人イベントに向けての精進をお祈りします。
ではまた来年。
投稿: 管理人 | 2012年9月11日 (火) 22時23分
こんばんは。伊奈学は受験の年にできた高校で、当時から総合選択制が注目されていました。
開学にあたり、校長・教頭が県下の優秀な教諭をスカウトして回ったという話です。
確か、校長も授業を受け持ったのでは。年の離れた従姉が勤務していました。
伊奈学ができるまで、学区に進学校がない上尾高校が序列?トップでした。
今、中高一貫で人気もウナギのぼりでしょう。
私は迷いましたが、「ト」が思い出の熊谷高校に進学しました。
トは授業担任が不在時、掲示板のマスに書かれる「図書館学習」の略称です。
実は何しててもいい自由時間です。
投稿: 本好き | 2019年9月 8日 (日) 00時36分
古い記事に土日で500件もアクセスありました。大勢見に行くのにブログに書く人は少なく、インスタとかツイッターでしょうかね。
久しぶりに伊奈学の進路実績を見たら、随分と進学レベルが上がっていました。東大現役二名とはびっくり。一般入試は偏差値のみになるので公立高校の指導成果というよりも予備校の成果に見えるけど、もしも東大AOで合格なら、総合選択制の成果なのかな、と勝手な想像・・・。
ここは難関大学へのAOが多い気がしました。
投稿: | 2019年9月11日 (水) 21時50分