減価償却制度の変更により複雑になる一方の計算方法
2007年に減価償却制度が大幅に変わった。それはそれでよかったと思う。新定率法は早期の償却を促すけれど、結果、250%定率法と呼ばれるように複雑な計算になった。
それが、2011年12月の税制改正では、またまた減価償却制度の変更(表向きは改正)された。
その結果、200%定率法が生まれた。250%定率法がまだ四年程しかたっていないのに・・・
何のため!。・・・税収を増やすためだ
その結果、定率法の計算がとてもややこしくなった。三本立ての計算方法があるようなものだ。
たんなる手続きの計算でしかないものを、まるで専門家に相談しないとできないように複雑にしたなーと呆れる。
日本の高固定費社会を維持しようとする企みだろうか、と邪推したくなる。
自分でやっても良いのだけれと゛、Excelではかなり面倒だ。論理的じゃないから・・・
特に改定償却率を使う年度になると、少し気を使う。
そこで国税庁の確定申告等作成コーナーの中に入って、減価償却費だけを計算する場所を使って、データ入力して試算した。
Web画面レイアウトが青色申告決算書の様式と異なるので少し面食らう。
一部は端数処理の関係で違ったけれど、総額はぴったりだった。
税金計算の端数処理は四捨五入でもなければ、端数切捨てでもない。普段は一般に使わない、切り上げだ。
その考えは納税者有利というものだけれど、一円未満の端数で納税者有利にしたって、上記の200%定率法みたいに、ベースにあるのは納税者不利なんだよね・・・
e-Taxというと電子申告のためばかりに思ったけど、試算のためには、このコーナーは役に立つなと、改めて思った。
ちなみに、聞きたいことがあって電話した。
国税庁のOBだろうか電話の向こうでもパソコン使って同じウェブサイト見ていたが、ウェブをあっちに行ったりこっちに行ったりしていたら、彼のPCがフリーズしたのか、電話口で「ちょちょっと・・・待ってください・・・」と慌てふためく場面が何度かあった。たぶん古いPC使っているのだろうなー、と思いつつ、
「どうですか、●●画面が現れましたか?」なんてこちらが尋ねたりした・・・
上記の一覧画面には償却率も表示してほしい。と、改善点を伝えた。
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