運営方式を経営戦略中心にして40分ピッチで多数期実施したビジネスゲーム研修
前半3サイクル、後半で進行方式を変えて5サイクル実施した事例
初日プログラムは事前学習の答え合わせから始まって、オリエンテーション、4月の予行演習、5月、6月の経営、発表準備、中間決算という標準的なプログラムで夜8時30分ごろ終了。
3サイクルの実施である。
一泊二日コースのため時間的余裕があり、初日夜に中間発表ができるのはプログラムの流れからはキリが良い。
二日目は新しいアドバンスプログラムを適用してみた。
と言っても、朝は従来方式で7月度の経営を実施した。やはり基本の復習は大切だからだ。
その後は、数量管理に限定した。例えば材料、仕掛品、製品の各棚卸資産については、入出庫の数量が分かっていることが不可欠である。しかし金額情報はコンピュータからの出力レポートを見ればよいだろう。
そうすることで、経営戦略の議論ができる時間を確保した。また面倒な資金繰り管理も、資金調達の優先順位項目を決めて、不足額が出たときのみ、相対の交渉をしながら金融支援するというスタイルにした。
各社の戦略的な展開は、後半になってから、設備投資をする会社が二社現れた。自己資金で建てた会社は運転資金を借りた。また設備廃棄のリストラ策をする会社も現れたり、業者間取引も発生したので、狙い通りの展開となった。
時系列的な経営計画が立案できるようにし、また結果評価をしやすいようにする工夫も入れた。
更に管理会計のセグメント別の限界利益、貢献利益分析によるグラフ付レポートは、各種の意思決定に有効だったと思う。
結果として40分ピッチで一サイクルが実施できた。
二日目は遠地者の帰宅のために午後4時終わりであるにもかかわらず、2時40分には総会準備に取り掛かれた。
二社が剰余金の配当処理まで提案できた。
合計で8サイクルだが、もしも終了時刻が5時ならば、9サイクルも可能だ。
もっとも、初日、二日目と言い終了時刻は少しおまけして運営したので、几帳面に時刻通りやれば9サイクルは実施できただろう・・・
ただし、システムやプリンタのトラブルなどは発生しないことが前提だ。
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