相棒12、目撃証言の回。証言を誘導・捏造した刑事が罰せられないとは後味悪い話
相棒シーズン12 目撃証言の事件は突っ込みどころ満載だったね
事件の真相(謎解き)をカムフラージュする一連の枝葉の多さはともかくとして、すんなり冤罪恨みによる犯行だった。
問題は、目撃証言というものは「あやふや」なのだということではなく、どうして冤罪が起きたかを、もう少し丁寧に描けばよかったと思う。
衝突の物証なしで犯人扱いとは驚いた・・・

さらには公的な警察官個人のミスが公的組織にカムフラージュされてしまう矛盾も掘り下げてほしかったね。 元々相棒は警察暗部に切り込む話が得意のような気がするが・・・。
相棒は、単なる娯楽的な推理ドラマではなく、社会の有り様から事件が生まれてくる所を描くから面白いのだと思って見ている。
今回の目撃証言はその点が不足していた。やはり社会正義が成り立たない話は後味が悪いね。
なおこの間の就活事件の回は面白かったよ。
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