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2014年1月10日 (金)

なぜアメリカ人に肥満が多いのか(肥満は贅沢病ではなく貧困から生まれた)

アメリカ人の肥満率34%、日本人は4%、その理由に納得。

大リーグのテレビ中継を見ていると物凄い巨体の観客が男女問わずたくさんいる。なんとなく見苦しい光景である。なぜあんな風になるのか、本日の日経Webで納得。いい記事だった。

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要約すると・・・・

 経済協力開発機構(OECD)のデータで米国成人の肥満率33.8%は世界一。「太り気味」も人口の約3割いるから普通体型の人は3人に1人しかいない。日本人の肥満率は3.9%。まさしく桁違い。
 米国人の肥満の原因は東京女子医科大学糖尿病センターの内潟安子センター長によると「人類学的と社会的背景」。
 
●人類学的な肥満の理由

 白人は狩猟民族。狩りは成功する日もあれば失敗する日もある。獲物にありつけない日に備え、体内に脂肪を蓄える必要がある。そうしないと餓死の危険性が高まるからだ。結果、太り気味の体型になった。

 日本人など農耕民族は、田畑で育てた食物を保管し必要に応じて食べる術を身につけ、余分な栄養素を体内に蓄える必要がない。それでスリムな体型になった。

 もちろんこれだけでは説明がつかない。ライオンの雄はけっして太りすぎてはいない。太りすぎると獲物が取れなくなるから、適度な体格の所で止まっていると思う。そこで社会的な理由となる。

●社会的な肥満の理由・・・アメリカ人の肥満は1980年ごろから増えたという。

 第1、ファストフードの外食産業の発展と競争激化で、安くて高カロリーの食物が増えた。米国人が食べる量はこの20~30年で増えた。

 第2、農家への補助金ばら撒き政策により、甘味料の原料や飼料となるトウモロコシが大量生産され、高カロリーの炭酸飲料やジャンクフードの価格が下落。カロリーの過剰摂取へ。

 第3に、レーガン政権以降の「小さな政府」を目指す経済政策により貧富の差が拡大し、低所得層は食事を安価なジャンクフードに依存。

 米国では低所得層ほど肥満率が高く、肥満は贅沢病ではなく貧困と同義語という。

話はここで終らない、深刻なのは米国発の肥満病が世界中に感染しつつあるということのよう。野菜たくさん喰わなくっちゃ・・・

それにしても、この手の人類学的対比は、草食アジア人の富を肉食米人がドルの為替調整で搾取し続けているという事にも通じているなー・・・

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