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2014年1月24日 (金)

明日ママがいないが、明日スポンサーがいないへ

昨日とは逆の印象を持って、放送継続に期待しよう

 明日ママがいない、を昨日初めて見て、不快感が残ったけれど、本日録画してあった第一話を見てみた。話が逆になったけど、二回目なので刺激的な言葉や設定に慣れたかもしれない。

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子供の過剰と思えるセリフの違和感を感じつつも、子供(当事者)の立場での感じ方というものを、表現していることが分かった。子供の口からではなく、小説のように、つまりはナレーションで語れば、もう少し受け入れやすかっただろうと思う。
 
 古い映画がNHKBSで放送されることがある。名画とよばれる作品ほど、上映前に「この映画は配慮すべき表現・用語が含まれていますが作品のオリジナリティを尊重しそのままで放送します」というような表示がされる。
 
 このドラマの最後にも「内容はすべてフィクションであり登場する人物・団体は実在のものとは一切関係ありません」という当たり前の断りがある。
 
 小説や映画なら問題には成らず、テレビだから問題視されているのだと思う。
 ところで、昨夜の放送では凄いことになったようだ。スポンサー数社が降りたようだ。ドラマ内容にスポンサー企業が異議を申し立てたというよりも、顧客の反応に過敏に反応したのだと思う。 
 「明日ママがいない」のドラマ内容に我慢できない人が、日本テレビに言ってもらちがあかないので、スポンサーに「こんなひどいドラマ放送を認めるとは何事だ、お前の所の商品は買わないからな」という電話をしたか否かは知らないけれど、企業は消費者からのクレームにはめっぽう弱いものだ。
 
 差別を助長するという危惧と腫れ物を忌避することのトレードオフに思えてきた。
 
 先の「配慮すべき・・・」のテロップだって、実はそれをもたらしたのは我々の社会そのものだ。社会とは矛盾を抱え問題を生み出すものなのに、それを映像化するのは禁止です、では通らないだろう。
 
 ドラマについて言えば、もう少しシリアスにし、劇画調の場面は減らせばいいかなと思う。そんなことを思いながら次回放送を楽しみにしたいので放送中止にはならないことを願う。
 
 とにかく、昨日とは真逆の感想になった。珍しいことだ・・・

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