東京都知事選に腫れ物の原発問題を取り上げたくない人がいる
電力の最大消費地である東京都が原発の是非を問うのは義務だと思う
細川・小泉連合のように東京都知事選の争点の一つに原発の是非を問うのは、政策のバランスを欠くとか、当面の都民の生活には直結しないという反論があるようだ。
投票するまでも無いことであり、荒唐無稽な話でもないと思う。
電力の最大消費地の東京や周辺都市群はリスクをとらずに原発の電気を享受したではないかという事実、「うぶな罪」を3.11が告発したにも拘らず、たった三年で「別のところ(国政)で議論して」で済むわけにはいかない。
昨夜からの報道で伝えられる「原発の争点化はワンイシュー化である」と揶揄する政権側、一部マスコミ記事、テレビコメンテイターの発言に共通するのは経済的な既得権益が侵されるのではないかと言う危惧の現れにみえる。
そもそも少子高齢化対策や防災なんて、どの候補者も似たような美辞麗句を並べるだけ。オリンピック成功も同じ。既得権益を守ろうとする狡猾な政治家ほど腫れ物に触ったりはしない。あいまいにすること。先送りすることに徹するのが常。
原発問題を議論の対象とするのは、電力の最大消費地としての東京都の義務だろう。
もはや、
ごみ焼却場(臭そうな)は遠くにあるほうがイイ、
火葬場(縁起悪そうな)も遠くがイイ、
米軍基地(うるさそうな)も遠くがイイ、
とばかりは言っていられない時代になったと思う。
願わくばお笑いタレントが立候補しないでほしいね・・・
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