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2014年3月27日 (木)

プロジェクターを拡張モード表示でプレゼンに利用する方法

2画面の拡張表示を使えば効果的なPowerPointプレゼンテーションができる

2018/11 追記 主画面の外側に拡張表示し、副画面の電源オフで見えなくなったウィンドゥ画面を主画面に戻す方法(文末へ)

一般にプレゼンテーションをするとき、手元のノートPC画面と外部プロジェクター画面(スクリーン)の表示を同じにする使い方が多い。たんに習慣的に、あるいは接続起動したそのままの複製モード(クローン表示とも呼ばれる)で使っているに過ぎない人が多い。
 
 
●Windows+Pキーにより接続表示の切り替えをする(Windows 7と8)。
 例えば、Winキーを押したままPキーを何回も押すと、複製、拡張、プロジェクターのみ等の切替ができる。 またはFnキー+F5キー(機種依存キーなので機種により異なる)。NECはF3キー、富士通はF10キー。

Photo_3

(1) 複製表示のデメリット
 複製表示は最も基本的な使い方ではあるが、同じ内容を表示するために、結局は一画面しかないのと同じである。
・複数のソフトやファイルを使う発表では、一画面のみでは作業性が落ちる。
・ノートPCのデスクトップ画面をスクリーンに拡大して聴衆に見られるのは恥ずかしいものだ。散乱したアイコンの風景は発表者の机の上を想像させてしまう。
・固有名詞が付いたファイル名やショートカットを見られるのは避けたいものだ。
・「えーと、どこにあるのか」とフォルダからファイルを探し出す様(マウス操作)を見せるのも嫌なものだし、見苦しい光景になる。

Img_6666

 
(2) 拡張表示のメリット
 
 プロジェクター画面は外部モニタの一つに過ぎないため、マルチモニタ状態の第2画面として使う方が発表者にとってはプレゼンが便利になる。
 
・拡張モードではデスクトップの背景として壁紙のみが表示され、聴衆にとってはアイコンが非表示となり目障りにならない。(他人のディスクトップを覗くのも面白い時があるけれど・・・)
・複製モードではプレゼン中に表示を一時的に消したいときは、いちいちWindows+Pキーで投映オフ(プロジェクター切断)操作が必要になるが、拡張モードでは壁紙のみの表示になるからその必要はない。
 
・手元のメインとなるノートPC画面に補足資料や関連するインターネットのウェブ画面を出しておくと便利だ。もちろん、ブラウザー表示されているウインドウをプロジェクター側に移動して表示させても良い。
 
・PowerPoint本体をノートPC画面に表示し、スライドショーのみを外部プロジェクター(スクリーンに)に表示することもできる。この場合、アニメーション効果のスライドは手元側で全体像が見えるために便利である。その設定は下記の 5-③
 .
・現在、選択しているアクティブな画面がノートPC側ならば、マウスを操作してもキーを押しても、外部表示中のスライドショーには影響しない。

Simg_6660

(3) 拡張表示型プレゼンのデメリット
 
以下は発表者ツールを使わない場合での欠点なので、発表者ツールを使えばデメリットではない。発表者ツールを使わないのは、ノートPC画面に他の資料を表示させたい場合である。
 
・手元画面ではなく、投映スクリーンの方を見てスライドショーの操作しなくてはならない。そもそも見える位置に立たないと操作できないので、会場レイアウトによっては不可能な場合がある。
 
・聴衆の顔を見ない頻度が高まる。聞き手の顔を見ながらプレゼンをすることは大切なのでこの欠点は深刻である。スクリーンばかり見ないように注意することだ。
 
・どちらの画面を選択しているのか間違えないこと(たいしたミスにはならないと思うが)
・操作の慣れが必要。拡張表示であることを忘れて、手元の本体画面に没頭しないこと。聴衆は何も映っていないスクリーンを眺めるだけになる…
 
 拡張表示は複数のドキュメントを提示したり、複雑な講義や研修等に向いている。短時間のプレゼンでは必要性は薄いかもしれない。ただしデスクトップの散乱アイコンを見せないという点では魅力的に思う人もいるだろう。
 なお、拡張型はPowerPointの発表者ツールという機能を使う時に必要になるが、本稿では発表者ツールを使わない前提で説明している(下記④)。
 
(4) ノートPCの右側・左側なのか、投映スクリーンの位置関係が問題になる

Photo

 スクリーン画面が発表者の右側にある方が、右利きの人には自然と体が右向きになりやすく、右手のマウスも操作しやすい。しかし左側にスクリーンが設置されているときは、そのままではソフト的な位置関係と物理的な位置関係が逆になる。
 その問題は[画面の解像度]ダイアログを表示し、二つの画面の並び位置関係を直すことで、解決できる。 下の①の画面絵をマウスでドラッグして②の右側へ移動すればよい。

Photo_3

2

(5) 使う機能や設定方法
 
Windows+Pキーによる切り替え(これはWindows 7と8)。またはFnキー+F5 等。
 
画面解像度の設定ダイアログボックス(上図)
 ディスクトップ画面内の何もない所で右クリックしてから表示できる。どちらのモニターをメインにするかを指定したり、拡張の有無や左右の並び位置も切り替えられるなど、マルチモニター利用では一番重要な設定になる。
 
③スライドショー画面をサブモニタ側(スクリーン)のみに表示させる方法
 
 [スライドショーの設定]ダイアログボックス内の複数モニターの項目で、「モニター2」にすると、外部モニター側でのみスライドショーが表示される。(下図はPowerPoint2010)

Photo_5

 この場合PowerPointウィンドウはどちら側にあっても良いだろう。メイン画面に他ファイルを表示させたいなら、PowerPointは外部モニター側に移動させると良い。

発表者ツールを使う場合は上のダイアログで指定する。しかし発表者ツールは手元のメイン画面に表示されてしまうため、せっかくの二画面が活用できない。もちろん発表者ツールを使いたい人はそれで構わないだろう。

スライドショー実行をマウス操作でやるよりも素早くできるのはF5キーである。

F5キーは先頭スライドから開始。現在の表示編集中のスライドから始めるのはShiftキー+F5キー

●個人的には、シンプルな複製モードでやることが多かったが、最近は拡張表示でのプレゼンをする事が増えた。 複製モードでは、聴衆に見せられない画面(資料)を見たい時はいちいち投影オフにしなければならないが、それが面倒だからだ。 聴衆用の画面をスクリーン側に表示したまま(或いは壁紙表示にしておく)、手元のパソコンで別作業をする時には拡張表示がとても便利で気に入っている。

●外部モニターを使う設定になっているパソコンを起動時に外部モニターがオフになっていると、ノートPC画面が真っ暗なまま表示されないことがある。①の操作をすれば復帰できるが、利用後はプロジェクターの切断をしておく方が良い。

蛇足ながら、PowerPoint2002から追加された「発表者ノート」は実践ではほとんど使ったことが無い。 多分、他人が使ったスライドで急に演じなくてはならない場面では便利かもしれない。

 食わず嫌いかもしれないので、こんど使ってみようかな・・・

 

追記 現画面からはみ出して見えないウインドウを見えるようにする方法

 Photo 外部ディスプレイ(=主にプロジェクター)にアプリのウインドウ画面を置いたまま、外部ディスプレイの電源オフにすると、アプリへアクセスできなくて困ります(現画面に表示されていないため)

 現画面の外側にあるアプリを見えるようにする方法です(図はWindows 10)

 タスクバーの起動中アイコンにマウスを合わせると

 プレビュー表示がでたら、右クリックして

 移動をクリック

 カーソル移動キー(←、→など)を押し続けていると、アプリ窓が現れる。(移動キーを1回押すとマウス操作も可)

 

 

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