消費税8%へアップを機にした便乗値上げの価格設定が横行する
本体価格を旧税込価格にして消費税8%を掛けた値上げ例
消費税が5%から8%に一夜で切り替わったからと言って、店頭商品が変化したわけではない。
値札のみが変り、同じものを売っているのだ。
ところが、3%ポイント分だけ増える(値上げされる)はずなのに、それ以上に値上げした価格設定が目につく。
次のように。 (消費税は端数切捨て計算してある。業者の任意だから)
本体 消費税 総額(合計)
従来 5%時代 953 47 1,000円 … 税込表示(総額表示)で売っていた
本来の8%なら 953 76 1,029円
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実際は 1,000 80 1,080円 13.3%、値上げによる利益は 47
つまり元の本体価格を5%税込時の価格(従来の総額表示の値)にすると、「真の本体価格」に対して実質13%も高い価格設定になる。
約5%分が余計な便乗値上げというわけ。
価格設定は販売側の自由であるが、店内に「このたび便乗しました」とは書いてない。少なくとも価格見直しましたとも書いてない。その点では不誠実な便乗商法なのだ。
政府日銀はデフレ脱却を目指しており、物価は確実に上がりそうだ。 でもこんなのアベノミクスの成果と言えるかね・・・

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