武雄市は住民から選ばれる公共経営により人口増加を狙う
人口減少時代には住民が転入して増える市町村だけが残る
何せ市長や議員は自分の任期中のことしか考え無いだろう。まさか行政職員までそんなのんきなことは無いと信じたいけれど・・・どうだろう?。モラルハザードは無いと言い切れるだろうか。
佐賀県の武雄市は人口5万人程度の小さな市だ。
昔、知ったきっかけは、武雄市のホームページがfacebook内にあるということだった。そこまでやるか、と言う感じ。
その後は、話題となった市立図書館の件。武雄市立図書館の運営を「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に全面的に委託した。今ではスターバックスも入居しているとか・・・。
2013年の来館者数が92万人(改装前25万人)と急増。 さすがに、うちからは遠くて本を借りに行くことはできない・・・

そしてこの四月には公立学校と民間学習塾による「官民一体型学校」を実施するそうだ。教育改革として伝えられているけれど、それは一面にすぎないと思う。
個人にとって「どこに住むか」とか「住み続けたい」という選択基準は多様である。地縁血縁、生活コスト、生活環境、仕事、交通の利便性、教育環境、福祉施設等々。
しかし引っ越しと言う移動障壁が限りなく軽くなれば、あるいは引っ越しせざるを得ないという必然的な人生の機会が訪れたとき、今住んでいる処よりも差別化された魅力的な市町村があれば、そこに移転しようとするのは当然である。
『住民が市を選ぶ』という時代の象徴になるかもしれない。今後の武雄市の転入転出による人口増加の推移が気になるね。社会実験みたいだ。
衰退する一方の街から、より魅力的な街への住民移動は避けられない。
ところが困ったことに大都市圏だけは人口集中が収まらない。機能的に優位だからというだけで・・・。
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