55歳のハローライフ、結婚相談所にも前話の主人公・風吹ジュンがちらっと
このテレビシリーズでは、前回の話の主人公が、ちらっと出てくる演出シーンがある
今夜の「結婚相談所」は、小説では第一話だがテレビでは第三話としての登場だった。御厄介にならずとも、誰でも興味は抱くテーマなので、小説としては面白かった。
特に、最初の「ニンシンセン」の見合いの話は、小説では読んでいて傑作ものだったが、テレビではあっさりしていたなという感じ。
男の無遠慮な話しぶりと中米志津子(原田美枝子)の当惑から怒りへの感情の表れが弱かったようだった。
クリスマスの若い男との成り行きは、もともと無理やり感があるけれど、ひまわりのDVD上映シーンが見られた。さすがテレビの効果だ、離れて月日の経つ男女が元に戻れない切なさの意味がわかりやすい。
どちらかと言うと、いつ前話の「ペットロスの風吹ジュン」がどんな場面で登場するのかな、と言うヘンな所に感心が向いていた…
予想通り、最後の公園シーンだったけど、少し違った。
愛犬を失った主人公が野良猫みたいなのを可愛がっている姿で登場。
原作の最後の場面を改めて読むと、夫の「やり直し」を願う未練な話には志津子の心は無く、近くのベンチに寒風の中、赤ん坊を抱いて佇むわけありそうな若い女性が気になってしかたなかった、というものだ。 早く暖かいアールグレイを彼女に飲ませてやりたい。
さて、次の第四話は「トラベルヘルパー」。
テキトウ男の愉快な物語だが、下総源一(小林薫)はトラック運転手なので配達先のスーパーの店頭で中込志津子(原田美枝子)の試食販売を、買いもしないで食べるか、からかうシーンじゃないかな。
まあ、あまり深い意味合いはなさそうに思うのだが・・・

いやいやあるのかな。
たんなる遊び心の演出と思ったけれど、老人とよばれる入口に佇む人々には、それぞれが何らかの問題を抱えて生きているものだということ。誰も他人には口にしないから、上辺は見えないだけだよ、という暗示かな。
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