リニア新幹線は本当に必要なのか
JR東海は民間企業とは言うものの、公益的な企業だ
2027年に東京―名古屋間の開業を目指すリニア中央新幹線。 その着工に向けてJR東海は国土交通省に計画の認可申請を提出した。

企業は常に成長(売上高)を、技術屋は新技術の実用化を目指すものだけれど、JR東海は一企業とはいえれっきとした公益企業だ。計画は9兆円と膨大だ。失敗(建設費高騰)すれば最初は利用者が、やがては公的資金を投入せざるを得なくなる。そのときは、決めた人間は誰もいないし責任もとらない、という良くあるパターン。
東京名古屋の新幹線二時間が一時間になるらしい。反対派はたいした効果は無い、と言い、賛成派は効果あると言う。
でも東京一極集中化だけは加速する気がする。
面白い記事があった。 やっぱりリニアはいらない
リニア新幹線の建設反対記事だが、今の東海道新幹線は乗車率は60%程度らしい。たしかに、混雑する時間帯以外では空いていることが多い。
自分は空いている時間帯を利用するけれど、東京から大阪まで隣に誰も来なかったなんてことが結構ある。
それと、リニア新幹線の電力消費量は新幹線の三倍になるそうだ。これには驚いた。
建設資金で自分の懐が潤うとかではなく、長期的な視野で国民的な議論をすべきだと思う。
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