すき家の労働環境改善の報告書は貴重な公開資料
トイレにいけない、二週間家に帰れない、と言われたすき家の労務問題の改善報告書がまるごと公開
最近は時給が1350円でもなかなか集まらない。深夜勤務のある時間帯では人手不足で店舗閉鎖となる、ということを聞いてはいた。
安くておいしいのだけれど、その裏には大変な実態が・・・
クリックしたらこんな資料がインターネット上に公開されて、誰でも見られるとは驚いた。本来は非公開の社内極秘資料扱いと思うのだが…事の重大さのために一般公開としたのだろうか。
労務問題等の関係者からしたらとても貴重な内容だろう。
中に退職率の詳細なデータが載っていた。ZHD社の退職率は2010,2011年度の新卒者は三年以内に50%前後が退職している。
しかしこれは、厚生労働省が発表した分析レポートとは極端には違わない。
・2010 年 3 月の新規大学卒業者の 3 年以内の離職率は 31.0%、宿泊業・飲食サービス業では 51.0%
・新規高校卒業者の離職状況は 39.2%、宿泊業・飲食サービス業では 66.6%。
残業時間等のデータも詳しいが、給料賃金については書かれていなかった。
とにかく貴重なケーススタディの資料にもなる。
ところでこの春、有楽町駅の吉野家に入った時、店員の多くが日本人ではなかったような気がする・・・
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