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2014年9月23日 (火)

図書館での本の万引き、年間2万冊は凄いな

横浜市の図書館でのこと。他も似たようなものらしいから、行政はもっと素直に発表すべきだ。

 追記 文末に再考。実態は1%(100冊に1冊)では
先日、テレビでも報道していたが、本日読売新聞によると年間2万冊近くが行方不明だそうだ。図書館のトラブルと言うと、本の中に書込みしたり、ページを破ったりする被害を思い浮かべてしまうが、そんなレベルじゃない。
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横浜市では09~13年度の除籍図書数は年平均1万9024冊。市全体の蔵書数は18図書館で約405万6500冊あり、毎年0・4~0・5%が持ち去り被害にあっている計算だ。「公式の統計はないが、図書館業界では平均的な数字といえる」とする。

 旅行ガイドブックや雑誌、文庫本、新書本が多い。盗まれやすい週刊誌の最新号などは、開架にせず、カウンター内に保管し、貸し出す対策を取っているが、閉架図書を増やすことは来館者の不便につながるため難しい、とある。

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 借りる手続きをしないで持ち出すことだから、本の万引きと同じだ。率にすると小さいようだが、0.5%だから200冊に1冊。けっこう多いなと思う。
 近所の上尾中央図書館では「日経新聞」の持ち去りが多いらしく、その旨の注意書きが書いてあった。
 本の万引きやページの切り取りは言語道断の犯罪だが、個人的に図書館利用で不快な光景が目につくことがある。
 昔はあまり見かけなかったが、昼間どこにも行くあてのない人が増えてきて、昼寝の場所と化していることだ。清潔で静かで空調が効いていて、そして無料だから居心地が良いのだろう。高齢者が多いけど、実は若い人もけっこういる。
 その結果、座る椅子を探すのが苦労する。当然、寝ている人の隣では、不快なイビキを聞かざるを得ない。
 モラルの低下、とばかりは言っていられない世相だ。マァ、寛大でありたいものだが・・・
 記事では、レンタルビデオ店と同じような防犯タグを着ける例が書いてあるが、億単位のカネがかかる。出口でビーとなったら、「あ、借りる手続き忘れただけです・・・」と平然と言い訳する光景が目に浮かぶ。
 むしろ、防犯カメラの設置とか狙われやすい雑誌や図書をカウンター内からの貸し出しにすれば良いと思う。或いは、対象図書を一か所に集中レイアウトすればいいと思う。分類基準とは異なる配置になるが、それは防犯と言う社会的分類なのだと、市民に明示すれば了解を得られるだろう。
 ICタグなどにカネを使ってほしくない気がする。

追記 2017/8/9
 改めて本記事と下引用を読み返しての再考。
 一般的に0.5%位と推定するが、それは全蔵書数比率で求めている。多くは開架本が狙われるのだから分母は開架冊数とすべき。また横浜市の中央館はICタグ化により盗難は少ないはず。だから下の鶴見図書館の例(蔵書がほぼ開架)の1%が実態に近いと思う。
 
上尾市は公式数字が分からない。新刊が多くて、カウンターから出入り口が遠い本館で試算すると、開架数12万冊×0.5~1%= 600~1200冊。平均1800円として22万円。
 
・2013(平成25)年度は購入に年間1億5000万円を計上して約9万8000冊を購入。寄贈本は5万冊ほどで、3割もある!
・0.5%とすると75万円の被害額になるが、(上に書いた)1%なら150万円となる。
・icタグは中央館のみ、市内の4館を監査した結果、鶴見図書館は10万859冊の蔵書に対して「不明除籍図書」が1121冊で1.1%と圧倒的に多かった。保土ケ谷図書館の1250冊(0.7%)、栄図書館の701冊(0.6%)、港北図書館の1021冊(0.5%)
 
鶴見は他に比べて職員の書籍を持った人の出入りを確認しにくいという構造上の問題があることは市も認識しているという。
 
上の記事は役に立ったが、ICタグ化のコストを聞いていないのが片手落ちかな・・・

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