明治大学連合父母会に参加しての風景
名ばかりの交流会よりも、恐怖の博物館や図書館、教室を見て少し満足
二年に一度しか参加できない明治大学の連合父母会というわけで、出かけた。まあ御茶ノ水という立地が良いから気軽に行けるわけで、やはり立地は強みになるんだなーと歩きながら思った。外堀端の銀杏の紅葉が色づく良い天気の朝だった。

多摩の方の緑豊かなキャンパスもいいけれど、どうぞお越しくださいと言われても、出かけるのは億劫になる。でも多摩の方が紅葉は綺麗かも。
本日のイベントは、内容的には親向けのミニ文化祭みたいなものだった。

明治大学アカデミーコモンの大ホールでは例の絵をまた見ることができた。平山郁夫画伯「マルコ・ポーロ東方見聞録」の絵を元にした緞帳だ。今回はうまく撮るために良い席に座った。前回の埼玉地区父母会のようなよけいな幕も無く、うまく撮れたと納得
。

先日亡くなった、高倉健さんが明治大学卒業ということで何度か話題になった。

一度でいいから、こんな芸術的な緞帳を背に話をしてみたいものだ・・・


その後、一服してから地下の博物館見学をした。
古い土器類には関心が無いので、あまり期待しないで行ったけれど、びっくり。昔の外国の拷問器具とか処刑台とか恐ろしいモノがいくつも展示されていたり、読んで驚くような内容の解説がいっぱいあった。
R15指定
の博物館かいな・・・って感じ。


こんな恐ろしい絵の解説も・・・


下なんか、凄い・・・。
机に向かって明大生が勉強している風景じゃない。

座っている足元には三角の棒が並ぶ。「石抱責(いしだきぜめ)の図」って書いてある。耐えかねて気絶するって書いてあるけど、見てるだけで気絶しそう・・・・。
怖いもの見たさはクリックして拡大 

「針のむしろ」なんてもんじゃない。成績悪いと、こんな目に合わせちゃうよ、という本学の伝統的指導法でしょうか・・・

どうして明治大学がこんなおどろおどろしいコレクションを集めているのか不思議に思ったが、やっぱり法律学の関係だった。
石板の上に六法全書何冊置けるか、我慢の限界を競ったりして・・・

とにかく、ユニークな明治大学博物館だから、またゆっくり見てみたいです。
昔の明治大学の校舎。

ムカーシこの前を通ったことがあるはずだけれど、関心がなかったせいかまったく記憶にない。今見るとやっぱり重厚感がある。部材は少しは保存されているのだろうか。
阿久悠記念館があった。BGMが流れていると良かったんだけど。

見たかった施設の一つ、図書館。

狭いなーと思ったら、なんと三階構造。窓の外を見ると傾斜地に建っているのが良くわかる。自著は有るかと探したけど見当たらない・・・
中の写真撮るの忘れたがパソコンも多く、学習机が広くてきれいだった。日曜日なのに、学生が来ていたのには感心、カンシン。

でも年々利用統計的には減っているようだ。もったいない話し。
たまたま待合で入った教室。これも新鮮。
今の大学の教室ってこうなっているんだ
、と分かって良かった。
跳ね上げ式とは異なる構造の座面がユニーク。 ソニーのパソコンにこんな画面スライド機構があったような・・・



机下に電源コンセントと有線LAN端子がある。パソコンは当たり前なんだね。有線とは意外だったが、これは無線LANが流行る前の設備のためかな?
教卓はプロジェクター用設備が付いていた。セキュリティのためにロック式だった。先生がカードキーで解除するみたいだ。残念、中を見たかったなー

近年やたらと明治大学の評判が高い。受験者人数が10万人超えたり日本一とか、大学ブランド調査で上位とかで受験生にめっぽう人気があるらしい。理由も分からなくはないが、しかし保護者とのコミュニケーションと言う点ではご粗末と言うか普通の大学とちっとも変らない体質だと思う。外からの景色と中から見る景色は違うのだ・・・

結局、連合父母会父母交流会と言っても、大学(先生や職員)と親が交流するわけでもなく、かといって知らない親同士が交流するわけがない。つまりは名ばかりの交流会だったが、少しは施設を見られて良かった。
他にもグローバルフロントと言う校舎もあるようで、見そびれた。またの機会かな。
日曜日とあって、河合塾の模擬試験会場にもなっていた。去年を想えば、早いものだが、果たしてわが子の成長はどうなんだろう・・・
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