商業系シミュレーションモデルのバージョンアップ
商社、販売業、流通業向けのビジネスゲーム研修のバージョンアップ

小幅なチューニングを何度もしてきたが、今回は明確なバージョンアップとしてPRIMO-3とした。
参加者サイドからの要望があったわけではなく、時代が進めば学習内容レベルも上がるべきだという思いがあった。
と言うのは、かっこつけすぎかもしれない。しかしながら、実施者として飽きてきた、とホンネを言うと受講者が可哀想かも・・・

とりあえずPRIMO-2はネット研修専用モデルとして継続。新コースPRIMO-3 の主な仕様の強化点は次の通り。
1 価格を一律ではなく、セグメント別の価格設定ができるようにした。
この機能は当たり前のようであり当たり前ではない。しかし前のブログでも書いたがふんぎりをつけた。セグメント間での価格差が極端に開くことは商道徳としては問題あるので、そこはルールがある。
2 異なるリードタイムの仕入方式の採用。
面白い機能だと思う。早く仕入れられることは仕入コストが高くなるのが常。しかしそれにより需要の急増に対応できるので、機会損失の低減に寄与できる。これは意外と簡単にできてしまったので驚いている。
3 仕入れリベートを受け取る。
これは本質的なことではないが、ボーナスをもらうようなものであり、会計処理的なナルホド感も得られるので、研修的には面白い体験である。
4 市場調査の種類を15種類に倍増した。
調査の種類は多ければ良いというものではないが、どちからというとビジネスゲームはシャドーボクシングみたいな面が強いから、と言う意味での反省で増やした。ちなみに海外のある有名なマーケティングに特化したシミュレーションモデルではやたらと調査種類が多い。
5 一人のセールスマンが二種類の商品を販売できる。
現実のビジネスでは当たり前だが、これをシミュレーションモデルで実現するのはけっこう厄介だ。実はこれが最大の仕様アップと言える。
6 教育メニューの追加。
7 役員報酬と役員人数の定義。
上位の経営シミュレーションでは採用していることだが、標準コースでは煩わしくなるので採用しなかった。今回、仕様アップのついでとして追加したが、これがもたらす効果は当事者でないと分からないだろう。
8 マーケティングモデルとしての深堀
これは内部的なものだが、今後も進化すべきテーマである。
9 その他
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