上野東京ラインは行きはよいよい・帰りは辛い、1キロ110億円線路
3.14日の北陸新幹線開業よりも身近な上野東京ラインによる東京駅直通
上野東京ラインの開業日の夜、東京駅から乗った。と言っても、大して感動があるわけはないが、上野駅で降りる客がいたことになんとも妙な違和感があった・・・


上野駅から東京駅のたった3.6キロの区間の線路にJR東は400億円(大雑把な数字しかわからない・・・)も投じた。線路長1Km当たり110億円。北陸新幹線なんて目じゃない。たぶんリニア中央新幹線よりも高いだろう・・・というか日本で一番高い建設費路線かもしれない。 地方から見たら何と贅沢な話だろうが、利用者数はけた違いに多い。
正式には東北縦貫線というらしく、下を走る東北新幹線を建設する前から計画はあったようだ。将来上に線路を作る予定で新幹線の橋脚等が頑丈につくられている、と昔なにかの記事で読んだことがある。

ようやく、東海道本線と宇都宮、高崎、常磐線が東京駅へ直通したわけだが、メリットとデメリットいろいろありそうだ。
上りの東京方面利用には乗り換えなしで便利になった。上尾駅から東京駅まで43分となり7分くらいは短縮されたかもしれない。住宅販売のチラシでは利点として目立つ表記になるのだろう。
以前までなら帰りは上野駅で1本見送れば必ず座れたが、今度は上野始発も少ないので座れる確率は減った。また、長距離路線になったからトラブルがあると、優先的に間引き運転されそうな気もする。
そもそも開業日の土曜夜には、さっそく大幅遅れでダイヤが乱れていたが、東京駅では高崎線だろうが東北線だろうがとにかく来た列車に乗ればよかった。
時刻表を見て、熱海まで直通というのが何とも不思議な感じがする。朝の通勤で眠ってしまい終点熱海温泉着という人がいても不思議ではないかも。
それでも東京一極集中化が加速するようで、あんまり手放しでは喜べない気もするできごとだった。
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