民主主義の危機が静かに進行している気がするね
統一地方選挙で見えたのは、低投票率により民主主義が衰退する姿
投票率37%に訂正。
各地とも投票率が軒並み低い。
目を覆いたくなるようなひどい低投票率だ。
埼玉県議会議員選挙なんて約27%。・・・これは夜の途中報告、最終確定は37.68%(前回比-1.86)。
さすがに27%と聞いたときは驚いた。
パンザイに浮かれる連中は、そんな低い支持しか集めていないということを恥じいるべきだろう。もっとも落選者はもっと少ないわけだが・・・
これだけ低投票率つまり低得票率でも多数決の民主主義が形式的に成り立つわけだから、選挙民は現状の政治に満足していると見られても仕方ない。つまり棄権は白紙委任であり、何も不満は無いわけだ。
かくして、少数の支持者でも多数決が取れる支配が続く。
近年の投票率の低下ぶりの大きな原因は、あの民主党政治の挫折にあると思う。
政治不信を通り越して「厭政」気分が蔓延しているのではないか。
テクニカル面では官僚を使いこなせなかった政治と官僚と一蓮托生の政治の差かもしれない。
静かに民主主義が形骸化していく気がするが、先日、エコノミストの上野泰也氏の本に書いてあった言葉を思い出した。
日本は、この国の高齢者たちのように、変化に対して熱心ではない。その初期設定モードは、耐えられなくなるまで現状にしがみつくことである。
しかし、この指摘よりも現実は若い人達に及んでいるという点でもっと深刻である。
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