松江城が国宝指定のその直後に、初めて見物できた
ラッキーな松江城見物、国宝と松江城鉄砲隊に囲まれて
もう少し時間的余裕があったはずなのに、出雲空港からのバスは時刻を随分と遅れて発車したり、JR松江駅からのバスもなんだかちんたらしていたので、空き時間は一時間になってしまった。まあ、なんとなく地方のゆったり感みたいなものかもしれない。
初めて松江市を訪れ、夕方の僅かな時間を使ってホテルから城まで歩く。地方都市ということもあり道すがら閑散とした風景だった。城の入口に、「松江城を国宝にする」市民運動らしきスローガンを見ながら、なるほどねーと思いつつ、正門(?)から入って行った。

正面に石垣の広い壁が圧倒し、その前の広場がとてもきれいに清掃されているので、第一印象として、清々しい気分を受けた。
石段を登って行った。
上から白装束の人が楽しそうに降りきた。何かイベントかと問うと、「本日、松江城が国宝に指定され、その祝賀イベントを終えたところ」と教えてくれた。

よほどうれしかったのだろう、いろいろと話をしてくれた。
そして国宝指定のその日に、初めて松江城を遠路観光に来た人、という意味で好意的に迎えてくれた。

女性三人のきれいどころは女子鉄砲隊とか、みごとなあごひげを蓄えた方は本物の山伏とか言っていた。彼らの故事来歴は分からないけれど、まあ観光関係の人だと思う・・・でも本物の山伏!って意味が気になる・・・


ポーズを決めて記念写真も撮ってくれた。本来なら有料かも、本日はお目出度い日なので特別サービスかもしれないな・・・。
松江城観光ガイドのおもてなしもたいしたものだ
。

天守閣の周りではNHKや民望各局の撮影クルーがまだ何やら撮っていた。たぶん、いずれ本格的な国宝指定のお祝いイベントをするのだろうね。
この後、地元の人と話をしても、国宝決定を知らない人がいたようで、それほど突然のビックニュースだったらしい。

松江城の価値は良くは知らないが、聞けばこの天守閣は一度も焼失したことが無いらしい。日本の城の殆どは戦国時代に焼失したものが多かったり、戦後に鉄筋で再建したものが多いから、その点ではとても価値があると思う。

しかも太平洋戦争でもアメリカの空襲被害を受けていない。その理由は、当地の小泉八雲の功績に負うところが有るという。この地に貴重な文化財があるという情報がアメリカに伝わっていて、空襲の標的にならなかった、と先の山伏にふんした方が教えてくれた。
時空を超えて、良い話だなー。


時間が無くなり、天守閣の下駄箱に靴を入れるところで終わり。天守閣の周りを歩いて、真っ直ぐ帰った・・・
この後は、会食しながら「なぜ、今まで松江城が国宝に指定されなかったのか」という裏話みたいなことを地元の人から聞いた。もはやどうでも良い事だろう・・・

« 祝、内山高志10連続防衛を2ラウンドKO勝ちは凄すぎる | トップページ | 大阪都構想のNHK開票速報の推定は自由だけど、僅差だから誤報となる確率もある »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 旧古河庭園の秋バラとモミジの花手水(2023.12.11)
- 秩父夜祭2023は小春日和(2023.12.07)
- 2 行田市 忍城址と花手水、大水面花(2023.11.26)
- 1 行田市を飾る花手水week(2023.11.26)
- 黄金に色づくイチョウ三景(2023.11.24)
« 祝、内山高志10連続防衛を2ラウンドKO勝ちは凄すぎる | トップページ | 大阪都構想のNHK開票速報の推定は自由だけど、僅差だから誤報となる確率もある »
コメント