ソニーのテレビ事業が4Kプレミアムで販売が絶好調
11年ぶりの黒字達成から、更に利益上積みを予感する販売好調ぶり
過去10年連続赤字となりその赤字の累計額が8000億円近いという長いトンネルを抜けでたのが2015/3月期の決算。テレビ事業は売上高8351億円、営業利益は83億円の黒字。
かろうじて黒字となったと思っていたが、そうではなくソニーのテレビ事業は完全に黒字化しているようだ。BCNの伝えるレポートによれば、ソニーのテレビ販売が絶好調。特に高価格の4Kをはじめとするプレミアム路線が寄与しているとのこと。
2015.6/17 BCN記事より引用
・15年5月の販売台数シェアは18.1%で2位。1位はシャープで38.1%
・14年5月以降13か月連続で前年比増

・5月でも販売台数は194.8%とほぼ倍増。
・台数規模では3年前の12年の水準を上回った。
・販売金額でも3年前の1.8倍の水準
・平均単価も9万5700円と主要4社では最高。
・液晶テレビに占める解像度別構成比は、4Kが台数比率が25%、販売金額で51%
つまり台数で25%の4Kテレビが販売金額では50%以上だから、二倍の単価というわけだ。当然利益率も高いだろう。
ソニーとシャープの販売状況の差はプレミアム路線と製品ラインの違いのようなので、事例としても面白い。シャープも中型の4Kを増やしてくれば回復しそうだと思う。
ソニーのプレステ4は発売以来好調(日本ではあまり売れてないようだ)、最近は画像センサーが特に注目されていたが、ようやくテレビの利益上積みが本物になってきたのは追い風だと思う。
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