ギリシャを笑えない、日本の債務だって高齢化し人口減で深刻です
国立競技場建設費ですら削れない無責任さ
ギリシャの金融危機は日本にはあまり悪影響ないと言われているけれど、果たしてそうだろうか。
ギリシャ社会の能天気さがギリシャ危機の真相とばかりに言われるど、日本だって似たようなものだと思う。笑えない。週刊誌だと「嗤えない」かな。
ギリシャの債務は巨大な対外債務だけれど、日本の債務は外国人が持っているのではなく日本人自身だとと言う点で楽観視する人がいる。
でも高齢化の進展は預金を取り崩し(国債を買うよりも売り手になる)、さらに膨大な国の借金支払を未来の日本人に任せている。その子供はどんどん減っているというのに・・・。人口グラフを見れば恐ろしくなる。そしてグローバル化が進展するから日本人だけではコントロールできなくなる。
しかし今の政権は、目先の成長ばかりを前提とした経済運営だから、借金は減らない。
最近の東京オリンピック用の新国立競技場の建設計画も、更地になっても新プランが固まらない。建設予算が大幅アップで、世界に公約したコンパクトなオリンピックとはならないけれど、だれも責任をとらなくてよい。
『せっかくのお祭りに水を差す気か』という論調だけでなく、建設が間に合わなくなるという危機感が喧伝されると、世論が「仕方ない」という合意に収束するのを密かに待っているのだろう。
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