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2015年8月 8日 (土)

猛暑続きでも夏の電力不足おきない理由

晴れの日ほど太陽光発電はフル稼働して補い、原発十数基分

8/12 末尾に追記 節電効果は原発15基分
 
東日本大震災後は暫く、毎日毎日の最大電力使用率が報道されていた。最近はあまり見かけないけど、東京MX2放送では時々東電管内の供給比率を伝えている。
これだけ暑いのにあまりニュースにならないのは今の所問題ないからだ。その理由が今日の朝日新聞に載っていた。
引用元の朝日新聞のWeb記事と図版
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・震災前の10年3月末に約280万キロワット、15年3月末には約2700万キロワットと9・5倍に伸びた。実際の出力はその6~7割程度に下がると計算しても、増加分だけで原発十数基分ともいえる。
 Photo_2
・太陽光発電は天気が良ければフル稼働するし、天気が悪ければ発電が減るけれど需要も減るので、夏の電力増加にはうまい具合に作用しているとのこと。
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消費サイドでも省エネが進んだとあるが、その点は実感できたりできない面もある。
LED照明は優れているが、大都市部や最寄りのJRに行けば、昔よりもエスカレーターが整備されてバンバン動いているし、照明を間引きしている光景も最近はあまり見かけない。それと一人一台のIT端末を持つ時代となり、毎日その充電を繰り返している。
宇宙船から写される日本の夜景にみる大都市の明るさは美しを通り越して、慢心にさえ見える・・・。
 
それにしても天候次第であっても太陽光発電の能力が原発十数基分とは驚いた。電力不足で原発稼働を推進する根拠が薄くなった。推進派の根拠には電力不足の不安を煽り、それに備える原発投資という姿勢がある。まるで安全保障と同じ理屈だ。
 
3.11前までは如何に電力過剰消費していたかという面もあるのだろう。省エネはもっと推進するべきだ。
さあ高校野球と電力ピークの日はどうなるだろうか。
もしも供給率が危険域に近づけば、日本人は協力的に凌ぐことができるだろう。
 
非原発、省エネ、最後は国民の協力、これに尽きる。
 
追記 2015.8/12 毎日新聞Webより引用
 
日本全国での節電効果は、原発15基分
 
原発事故以降に定着した節電も寄与しているとみられる。今年4月に経済産業省が示した夏の電力需給見通しでは、原発事故前の10年と比較して、節電効果を全国で原発15基分に当たる1529万キロワットとはじいている。
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節電効果で15基分に相当するとは驚く。太陽光発電で原発10数基分+節電効果で15基分だから、少なく見ても原発25基分は不要になっている。
 
次なる変革は、電力自由化が始まることで消費者側からの電力会社選別を通して、原発不要なのか原発依存なのかのどちらに進むのかが日本人として問われると思う。

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