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2015年12月の14件の記事

2015年12月31日 (木)

新聞風とフィルム風の年賀状とエクセル宛名差込印刷

謹賀新聞2016年は、去年のひな形に上書きです・・・

 
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ようやく年賀状を買いに行った。
 
寒風の中、郵便の人が外で売ってました。
寒そう・・・
「罰ゲームですか?」
 
「三時間交代ですよー (^-^ა)」
 
相変わらず年賀状の自爆営業が有るのは、年賀状の需要が減って、供給過剰になっているためだろうと思う。
昔はそんなのは無かったと思う。
12月の中旬にでも郵便局に行ったら、今頃?って顔されたもんだ。
 
今年も仕事用の年賀状は、新聞風デザインに画像をフィルム風にしたもの。
フイルム図版に入れる、写真を選んで加工するのがちょっと面倒かな。
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後は、去年の奴に文章上書きのみ・・・
 
死んでも、年度と干支は間違えないこと・・・ 
 
Officel2002の時代からWordのハガキ宛名文書に、Excelの住所録データを差し込み印刷して使ってます。
専用ソフトを買うまでもなく、シンプルでイイけれど・・・
操作方法は、年一度だから忘れてしまう。
 
メモを見ながらやっても良くわからないことが・・・

2015年12月29日 (火)

50kgの軽量級の倒し方ではない、井上尚弥のKO勝ち

相手のガードの上に当たるパンチで、ふっと飛ばした破壊力

前の試合の、ライトフライ級の八重樫東のど根性ボクサーぶりも面白いけれど、スカッとするのはKO試合だ。
 
昔、井上尚弥選手を見たときは、風貌や体つきからひ弱な感じにしか見えなかったけれど、試合内容が階級を超えたような倒し方をする。
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軽量級はどんなにパンチが当たってもなかなか倒れないので、見ていて少しイライラするけれど、彼の場合はパンチのスピードとパワーが凄い。
 
今日の試合もテレビで見ていて、放送時間が短いからどうせ井上のKO勝ちと高をくくって見ていたが、チャレンジャーの左ガードの上に当たったようなパンチで、相手の体が吹き飛んだ。
 
とてもスーパーフライ級の50kg程度のボクサーの倒し方ではない。ゲストの友人、村田諒太もそういってた。
 
井上尚弥は、ラスベガスの観客を沸かすことのできる初めての日本人ボクサーになるかもしれない。
そうあってほしい。
次もガンバレ井上。

2015年12月27日 (日)

上尾市議会選挙の分析-前職当選内容は11勝13敗

平成27年12月6日の上尾市議会議員選挙の当落分析

果たしてたんなる当落順位表から何が見えるのか・・・。データは上尾市選挙管理委員会より。表の前回比とは2011年選挙の得票数に対する今回の増減率を示す。空欄は新人。

・当日は好天だったが投票率36.8%は過去最低(と思う)。前回比約4ポイント減少。H19年の44.05%からは8ポイント減と更に酷い。図はクリックで拡大。

有効投票数は5000票近く減り、▲7%弱の減少。

・議席数30に対して33人の立候補(新人9人)。 前回は38人。

・時系列開票速報を見ると、開票1時間で当落ほぼ確定(実際は選挙前からほぼ確定)

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一見、無風選挙だが前職(前回も出た人)の得票数の前回比を見ると波乱も多い。投票率の低下により全票数が▲6.8%減のため、各人の得票数が▲6%位減っても比例的と見られなくもない。

アイコンは前回比の比率で判定

 ↑ ・・・ 5%以上増

 → ・・・ ▲6.78~0% (上記理由によりやや甘い)

 ↓ ・・・ -10%以上減。 他の矢印は各中間。

・個別では最大+20%~最低-25%まで幅広い。

・投票率の低下に反して前回票数を上回ったのは高い評価となる。四年間の活動成果かもしれないし嬉しいだろうから、その意味で現職24人の内訳は11勝13敗

・個人的に10人位の名前は知っているが、その人の地域や組織的背景はさっぱり知らない。名前と地元の関係が良くわかる人なら、上表はどう見えるのだろう・・・。

 地域代表的な人は地元票が、政党候補者は地域割りが基礎票となる。1/3程度の低迷投票率では浮動票はあり得ないだろう。想うに、上尾市も高齢化と新住民への世代交代・個人の権利意識の高まりは増えており、昔ながらのボスざる信仰者には脆いかもしれない。

当落分岐点の票数は候補者数と投票率で変るが、投票率が36-40%位では1400票くらいだ。前々回のH19年、38人、44%時は1600票。

 従って立候補者が少ないと、たとえ知名度の低い新人でも基礎票を継承できる人は当選しやすい。それでも1400票は地域依存度の強い人には高いハードルになりつつあると思う。完全に浮動票依存できるような人ならば1400票は低いかもしれない。

・落選三人合わせても1100票しかないので、選挙力の差がありすぎ。

無効投票数が増加して1150票。いずれ「むこう 太郎」と名乗る変人が現れ当選する。

経歴に元議員秘書とか教育やPTA経験者がめだつ。前者は初めから政治家(or屋)志願であり、後者は知名度を増やすためには効果があり、登竜門である。

・本当は投票所別の明細が見たいけど、そんなのあったら大変だ。

投票率は女性37.36>男性36.22。その差は1700票に過ぎないが、40投票所別の投票率では女性31勝9敗と圧勝。低投票率下であっても政治意識は女性の方がやや高く、候補者女性7人<男性26人と比較して女性候補者の台頭余地が残る。が、大阪の上西みたいなのは御免だ。

一票の価値の疑問。 だれでも同じ価値の一票を投ずるのに、1500票の議員と3000票の議員の政治的立場は同じであるべきだろうか?。議案に対してはどの議員も一票の力しかない。だから、どんなに選挙の一票の価値を揃えても、間接民主主義では限界があるんだ、と表を作っていて想う…

得票数に応じてだと、株主総会みたいだ・・・


●追加・・・偶然か、必然か!

 選管が当落を予知していたという選挙ポスターの証拠写真。

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  チガウチガウ、これは運命ヨ。

  交通標識までもが暗示していたら、呪いヨ・・・  

 

※ 当記事は、2019年(平成31)12月の上尾市議選前にアクセスが増えることを想定した「私役所」サービスです。仮に、上尾市長選と同日選挙になると投票率や当選ラインは大きく変化します。

●追加・・・2016/5/8

 絶対得票率(得票÷有権者数)と相対得票率(得票÷有効投票数)を追加

 

前記事: 上尾市議会議員選挙の開票結果と投票率推移

関連記事

上尾市長選挙の過去最低投票率30%と地区別推移の分析

2015年12月24日 (木)

はくたかに乗り、あさま号の格下げ感と六文銭電車

ピッタリ一時間のはくたかと一瞬のろくもん電車
 
長野へ行くために、車か新幹線か迷ってしまった。
冬装備のない車では行けない。しかしこの暖冬なら軽井沢辺りで昼間から路面凍結なんてないと思ったものの、結局は新幹線。
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時刻表を調べてたら、長野新幹線と言う名前は無いね  残念。
良い時間に「はくたか」があったので、北陸新幹線初乗車を兼ねて乗りました。
 
でも大宮~上田まで。たった一時間。
高崎すぎたら、車内はガラガラ。
Img_8771 新しいから、内装はきれい。
でも色調が暗くて地味。華やかさが無いなっていう感想かな。汚れがめだたなそうですね。
 
行きは重苦しかったけれど、帰りは軽やかな用事となりました。
 
篠ノ井マツキのおやきと川中島せんべいを土産に帰りました。
ぐうぜん篠ノ井駅で珍しい電車に遭遇。
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新しい寝台列車かと見まがうような雰囲気が有りました・・・・とてもいい感じで、びっくりぽんです。
 
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しなの鉄道のろくもん(ROKUMON)ということを、ネットで知りました。
観光電車と書いてありました。
 
六文銭電車という名前のが良いと思ったけど、それでは運賃が安いイメージかな。
本当は、真田丸にすればよかったね・・・・
 
上田からあさま号に乗りましたが、長年の使用はこだま号みたいです・・・

2015年12月19日 (土)

上尾市中央図書館移転に反対する108の理由と上尾市長選挙

教育委員会の工事の杭は児童に届かず、構想計算に偽装があった?

追記2019/10 最新統計グラフ クリックで拡大。

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 関心のある点や★記事からどうぞ。  

● 14までは初期の記事です。この目次の下にあります
  1. 上平移転により、中央小や上尾小の児童利用減(図書館白書)
  2. そもそも図書館を作れという市民ニーズは少数派
  3. 日本人の読書離れは進んでいる、上尾市民も 人口推移 
  4. 数値目標の無い無責任な公共事業だから
  5. 競争力ある街づくりという構想力がない 駅前案
  6. 35億円も使うなら優先度として見劣りする
  7. 蔵書数より椅子の数を気にする時代へ
  8. まずは改善案で乗り切ろう、 URB、マーケティング
  9. 国の予算に換算すると5兆6千億円の図書館
  10. 来館人数が減少している不都合な真実 ツタヤ分析 
  11. 政策の合理性を疑う不都合な真実
  12. アクセルとブレーキを踏む縦割り行政の姿 更新40年見積
  13. 公共事業最適化事業債がモラルハザードを生み最適にならない
  14. 図書館サービス計画(案)の意見と市の回答
独立記事(他記事へリンク、日付順ではありせん)
  1. 図書館での本の万引き、年間2万冊は凄いな
  2. 上尾市の新図書館説明会の中身はどうでしたか
  3. 功名が生む上尾市中央図書館に背負わされる重荷
  4. 上尾の図書館を考える会のタウンミーティングへ参加
  5. 図書館問題は噂の現場になるの?--議会傍聴記-1
  6. 井上しげる議員レポートに見る築51年5600万円物件補償
  7. 上尾市図書館問題が住民監査請求へ★土地差益
  8. 君の名は。
  9. 住民投票の署名数は14000人超
  10. 新図書館と上平公園の中途半端な距離感
  11. ヤブヘビな推進の会という賛成派の行為田中署名疑惑
  12. 上尾市住民監査請求は棄却され、住民訴訟へと
  13. 条例制定請求の意見陳述の原稿
  14. 住民投票の採決結果と議員別賛否★次期選挙用
  15. 上尾市、住民訴訟へ
  16. 建設賛成派の請願書 出ちゃってますよ★土壌
  17. 新図書館建設への代替え案と真の需要とは
  18. 誰がやってもPPAPA思考である (リフォーム増築案)
  19. 2017上尾タウンミーティングの案内
  20. かまちょ図書館の疑問へ私役所からの回答
  21. 開架面積で弥縫するハコモノ依存症
  22. 無理やり作る窮屈な図書館の18万冊はホント?  …4/11
  23. 公共施設最適化事業起債計画書と複合化  …★重要
  24. 上尾の図転について一言・・・川口市民ブログ
  25. 東京新聞のわかりやすい記事 ・・・ ★入門
  26. 図書館問題をネットで意見する市民
  27. 現本館の児童(小学生)用アンケート結果
  28. Factで考える図書館問題への考察 ★総集編 
  29. 公正を歪める不動産鑑定と土地取引の手口
  30. 情報公開でバレた 『お主も悪よのお』 ★重要
  31. 駐車場満車は滅多にないという住民調査
  32. ツリーマップとサンバーストで見る
  33. 市のアンケート結果が出た 7/28
  34. 現本館の後利用についての答弁 9/11  New

自動書庫について  

  1. こんな幹部は辞表を書け (自動書庫) 長文
  2. FCしまむら図書館における(自動書庫)
行政や議会関係
  1. 上尾中央図書館基本構想 2014/11
  2. 上尾の図書館候補地の比較検討資料
  3. (前編)政策会議議事録・・上平立地決定 
  4. (後編)政策根拠に疑問/市長マニュフェスト違反
  5. 島村の第二体育館が図書館に化けるまで
  6. 鈴木茂レポートにみる上尾市議会、賠償命令判決
  7. 井上茂レポートと議員質問、用地交渉の甘さ
  8. 秋山かほるレポートにみるエスタブリッシュメント

統計分析による定量的視点

他の図書館
  1. 海老名市立ツタヤ図書館の見物記と利用統計
  2. 武雄市図書館の貸出統計にみる増加と減少の悩める姿
  3. 浦安市立図書館の貸出日本一から見える姿と震災
  4. 予想通り。会話も食事もできる本庄市図書館
  5. 日経さいたま版、今どき図書館という連載記事
  6. 白岡市図書館の見学記
  7. 小川町立図書館を訪ねて-深沼様寄稿

以下は当初の記事
サブタイトルは今風に書くと↑の感じですが、主タイトルはスミマセン・・・
ツリです。 
年末だからと言って、反対理由が煩悩の数は多すぎです。100引いて8つにします・・・ もちろん素人のたわごとですから、そのつもりで…。
 
 上尾市中央図書館の上平建設計画に反対運動が起きています。その理由は、『上尾市民は本を読まないから』というわけではありませんよ・・・
 不便な立地、35億円という建設費の大きさ、お役所言葉の「総合的決定」という立地選定の不透明さ、利用者数の多い公共施設なのに企画段階で市民の声を吸い上げなかったこと、複合施設化するなど計画がテキトーか作為的か変転している、等に集約されそうです。
 ただブログ主は別の視点からも異論を述べますが、その前に・・・
施設コンフリクト・・・「図書館整備「反対運動」とその争点」より一部引用
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 昔から環境衛生施設(ゴミ焼却場や火葬場)の建設には近隣住民の反対があり、最近は保育園や障がい者施設まで対象になっています。迷惑扱いされた施設建設と住民との間の紛争を「施設コンフリクト」と言うようです。

 図書館がその対象になることは無かったのに、1995年以降では反対例が増えてきたようです。今年はツタヤ図書館の問題が各地でニュースになりました。
 図書館整備の反対が増えた背景には「事業の優先度」や「事業の効果」を争点とする例もあり、住民の「納税者意識」の顕在化とも考えられるようです。総じてカネの問題が多いですが、中には『建設予定地が首長の利権に関わる土地であった』という時代錯誤の例もあったらしいです・・・。 詳しくは上記サイトへ。
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 下1番以外は過去記事に書いたことをまとめたものです。
 
1.上平への移転により中央小学校や上尾小学校の児童利用が激減
 元の基本構想案では移転後の現本館については何も言及していません。つまり白紙ですが、実は各小学校には放課後の児童の移動制限があります。学校や学年ごとに異なります。
 中央小学校の1-4年生が子供だけで、学区外の上平へ行くことは禁止されます。高学年でも帰宅時間は冬季は16:30と限られます。
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 つまり構想段階で、文教政策者として予見できる負の影響について対策を併記すべきなのです。
 
移転に伴う弊害を解消し、上尾地区に児童図書館を新設して小学児童への図書サービスを担保する」と。
 構想案は上尾市教育委員会が作っており、その下に小学校校長がいて、校長の裁量で先のルールがあります。組織的に機能していると言えるのでしょうか?。
 構想案に「上平新図書館建設」と「上町地区での児童図書館機能の設置」をペアで入れなければなりません。
--- 今頃(2015/12/1)「上尾地区の図書館機能を補完する必要性」を言うのは、「子どもの忘れ物」も良いとこです ----
 文教のプロならば初めから二施設を提案したでしょう。構想案に綴られた「赤ちゃんからお年寄りまで・・・寄り添い・・・」という美文が空々しいです。 かような構想案の瑕疵にも拘らず、文教担当者も議会もチェックできずに賛成多数で可決されたのではないですか? 
 なお、本館における小学生の利用度は高いです(図書館白書へ)。また建設費35億円には新児童(図書)館の追加費用、現本館の解体費用は含まないでしょう。資産価値の高い本館跡地への腹案は何ですか?。本当はそこまで広げてこそ構想能力であり、本物の「総合的」ではありませんか?。
 ところで施設コンフリクトの問題では環境アセスメントが行われることがあります。この図書館建設にも影響評価をすべきですが、なぜしないのですか・・・

 

2.そもそも図書館を作れという市民ニーズは少数派
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 現本館が混みあう時は少なく、すいているのが実情です(10番目にデータ)。 しかし上尾市図書館のWebサイトには現本館の満足度90%でも、「求める本がない」、「読書スペースが無い」と言われているから建てるのです、としています。
 少数意見を建設の正当化に引用しています。本案が市民の多数の要望ではないことを白状しています。少数意見は排除されがちですが、自分の政策に利用するのは民主主義ではなくご都合主義です。
 さらに現本館の建替案では、建設中は長期閉館となり不便をかけるという、建替えをしない理由を書いています。これは、上平完成後は50年間不便をかけ続ける、という自己矛盾です (回避策は5番へ)。 
・・・ 企業では社長に就任した人は、在任中に大きな事を成したくなるものです。特に経営がまま順調な場合は。その結果が『投資の誘惑』に駆られます。いわんや結果責任を負わない行政トップや役人はノーリスクですから、公共投資=「功名心」の誘惑に陥りやすいかもしれません、と思います・・・ 

 

3.日本人の読書離れは進んでいる、上尾市民も
 文化庁統計では、一か月に一冊も読まない人はマァ半分です。上尾市図書館でも利用者数は図のように微減です(上記2の裏付けは図書館白書へ)。
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 近年、図書館を作ることが自治体で流行っており、本屋や著作者から商売敵だというニュースを目にしました(書店は年500軒廃業です)。グラフは最新ではないがクリックで拡大。

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 スマホや電子書籍、少子高齢化、さらに文化庁調査での一番の理由「忙しくて余裕ない」という現実と相まって読書需要の減少は必然です(上尾市人口推移へ)。
 ようするに総需要が減っている中で、コア利用者である子供・女性・高齢者が交通弱者であることを知りながら、郊外に大型館を建てるというのは、動機が市民のためではないことを物語ります。
 休日賑わい平日閑散施設となりかねません。悪天日は自転車利用者も減ります。受験勉強に使う中高生にも不便。それらの解消にバス便を増発すれば赤字を増やします。
4.数値目標の無い無責任な公共事業だから
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 建設費35億円の公共事業ですが効果については抽象的です。床面積や 蔵書数、駐車台数などの資産の数字(カネで買える)はあっても、例えば2015年比でいつまでに何千人利用者を増やすのか、何万冊貸出増を図るのかという目標数字はありません。賛成派は、目標と根拠を示して政策的合理性を明らかにすべきです。
 目標が無いと結果の評価はできません。責任が曖昧になります。緊張感に欠けた公共事業とそこに群がる人々が日本の財政悪化を積上げてきたという繰り返しです・・・
 構想案を作った教育委員、行政責任者、賛成議員のお名前を図書館要覧に明記して後世に伝えて下さい。成功したら功績として末永く賞賛されて欲しいからです。失敗してもリスクも背負わないから異存はないはず。

 

5.上尾市の競争力ある街づくり、という構想力がない
 
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 人口減少時代では他市からの人口流入(転入増)を図る、つまり魅力度を競った『住民の奪い合い』です。 コンパクトシティという市中心部への人口集中がトレンドですから、立地に優れた上尾駅前図書館なら集客と社会人教育(夕方から勉強したい勤め人)にプラスです。利用人数や蔵書回転率はグンと上がるでしょう。 駅前案はこちら
 将来に危機感をもつ自治体なら、公共施設を賃貸物件に入居させることに抵抗はありませんが、上尾市は「資産の自前化」に拘ります。「公的・教育施設は賃貸になじまない」という見解は、それ以上深い考察を出していませんから、たんに取り巻き幹部の『トップに寄り添う』方便なのでしょう。
 若い市職員や他市行政マンに聞いても時代遅れの発想です。いまどき賃貸入居例など珍しくありませんし、既に図書館オペレーションは自前(正職員)ではなく賃貸(指定管理者)ではありませんか。矛盾してます。
 なお、否定されている現本館の建替案も、建設中の本館無しの不便さをどの程度まで我慢できるかを考えれば良い、という見方もあります(書庫のアマゾン化も緊急手段)。
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6.35億円も使うなら優先度として見劣りする

 上記2と3で需要減ですから新図書館は不要です。既存の上町本館や駅前館の高稼働化が先です(7と8参照)。しいて北上尾駅前分館(受渡し特化も可)の新設や児童図書館または校内図書室の充実くらいです。
 35億円も使うなら、本よりも子供です。
 駅近にある程度の規模の託児施設(賃貸か自前)を作ることで、転入人口の増加も期待できます。子育て支援、子供人口増加につながる政策はミクロとマクロのニーズにも合い、他世代よりも優先的であってよいでしょう。
 他にも、市民にメリットをもたらす代替案があれば、既出した準備費の損失化は理解されると思います(民間なら株主代表訴訟レベルですが)。
 
7.蔵書数より椅子の数を気にする時代へ
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 高齢化や非正規雇用、単身者の増加はとても深刻です。せめて誰でも無条件で訪れることができる図書館には、社会的居場所としての空間を提供しても良いと思います。

 現本館の事務スペースを減らしたり、開架率低下も目をつぶり(閉架でも端末検索できる)、リニューアルして座席や机スペースの拡大で学習や居場所型施設を目指すことです。
 公務員は法で守られた終身雇用ですが、競争社会で生活する市民が抱える不安にも思いをはせるべきです。「市民に寄り添う」とはこの様なことであって欲しいものです。
 
8.まずは現本館の改善案で乗り切ろう
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 現本館の改善点は多々あります。Wifiネット環境の導入。休館日を減らして稼働日を増やす。本館と駅前館の休館日をずらす。
 図書館利用の定量的目標をたてる。貸出統計のあり方を改善する(例、年一回以上利用者を利用登録者として把握する。延滞件数、盗難や破損件数の把握)。
 市民寄贈文庫として市民からの寄贈を積極的に喚起する。蔵書スペース確保のために空き公共施設を活用(外部書庫化)する。ネット予約を充実し、受け取り場所機能を強化する。他市図書館とネット上で相互乗り入れをする、などなどです。
 広くアイデアを募りましょう。なお自動貸出機のような機械化は、今の稼働率レベルでは疑問です。 思いつきマーケティング案へ
 
9.国の予算に換算すると5兆6千億円の図書館…12/23追加
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 「一部権力者と取り巻き」だけで採用した新国立競技場は3,000億円で、高すぎると非難されて廃止されました。
 上尾市の一般会計比では35億円÷600億円なので、国の予算約96兆円に置き換えると、新図書館は56,000億円というトンデモ巨額です。
 でもザハ案並みに逆換算すると、たった2億円弱です。つまり、国民が異議を唱えたのは金額の多寡だけでなく、税の在り様です。
 というわけで、2016年2月7日の上尾市市長選挙の争点になれば健全ですね。でも、賛成派と反対派による『上尾市図書館戦争』なら、まだ18禁ですね・・・  

 

2016/1/15 以下を追加。
10. 来館人数が減少している不都合な真実
2014年度/H26  来館人数  一日平均  前年比   2012年比 
本館 439,239 1,454 -4% -8%
駅前館 90,102 298 -4% -11%
大石 96,138 318 -2% -15%
合計 625,479
2,071
-4%
-10%
増減人数
    -23,992 -67,048
稼働日数
302日   303日 302日
 一日何人以上の来客がノルマか、それに悪戦苦闘するのが民業です。ローソンは平均800人。それ位の客がこないと経営的に合格しません(711はもっと多い)。ということで、本館はコンビニの二倍弱1454人ですが、果たして多いのでしょうか。
 連日賑わう上尾中央病院は1800人(外来患者数)、駅前の711は超優良風なので軽く千人超すでしょう。
 図書館には閲覧や学習などの目的で訪れる人も多いです。入口では電子カウンターにより測っています。精度は分かりませんが、稼働率をみる指標になります。
 2013年と比べて三館とも来館人数が減っているのは深刻。全体で-4%、稼働日が1日少ない影響を除いても約10日分の減少です。二年前比なら10%減少です。
 本館の最高は8月で5万人、最少は2月の2.9万人(蔵書点検月です)と繁閑の差がありますが、仮に8月をフル稼働状態とみなせば年72%稼働率と推定されます。まだ余裕あります。
 貸出数や人数の推移は、第3番の折れ線グラフにあります。
●ようするに利用(需要)が低迷しているのに、高額な大型新設備(供給)をアクセスの悪い郊外に作る理由はありません。足元の利用低迷は何が原因なのかを解明してその改善策をたてる方が優先されます。

 

2016/1/17 追加 (図はクリックで拡大)。
11. 政策の合理性を疑う不都合な真実
   Photo_2

●左の円グラフは、市人口に対する利用者の内訳です。利用カード登録している人は人口の半分(赤+青)、カードを持たない未登録者(緑)も11万人います。

登録者のうち一年に一度以上借りた人の人数(赤)を「実利用者」と定義しました(旧記事では実質登録者数と称した)。
その比率は登録者の30%、市人口比で15%です(2012年は15%、2013年は14%)。
注)
登録者全体(11万人)には他市民(7100人)を含み、緑は市人口からの差引とした。「市立」図書館の稼働を純市民に限定して評価することはしないので、このままとする。上尾市民に限定すると更に低下する。
●右の円グラフは、実利用者の内訳を時計回りに年齢別の人数比で示します(過去にも書いたので説明略)。
重要なのは左の『一年に一冊以上借りている人は市民の15%』という事実。カード登録者の三分の一以下です。 値は、7市比較表の「④実質登録率」を参照。
市当局は「23万人都市にふさわしい」という人口を政策根拠をあげていました(最近は言うのを避けてる気がします)。自治体が政策根拠に人口規模をあげたのは人口増加時代でのこと。今でも使うのは、自己都合の方便か首長としての資質に問題があります。
数よりも質を問うべきなのです。
貸出統計のビックデータをひっくり返せば、現場が肌で感じていることが露わになりました(僅か15%という事実は行政側も理解できていない)。
補足)

グラフに顧客三区分を表示。潜在客(図書館に行ったことのない人)、見込客(カードは持つが借りない人)、既存客です。既存客は初めて借りた新規客、固定客(リピーターと常連客)に分かれます。

■参考データ
2014年度(H26   合 計    男      女    前年との差
人口(H27/1/1
227,897 113,386 114,511 -258
登録者数と構成比 112,499 41% 58% 6,042
実利用者数 U 33,366
13,018 20,348 507
その人口比率 15%
11%
18%
 
貸出数(個人) 1,319,905 39% 61% -13,061
利用人数(延べ 415,969 43% 57% 5,527
一人当り貸出回数 R 12.5 13.7 11.7 (1回/月)
貸出数B /人・回 3.2冊 2.9冊 3.4冊  
年間貸出数/人 40冊 39冊 40冊 (3.4冊/月)
 市が発表する、市民一人当たり貸出数=5.85、登録者一人当たり貸出数=11.86(いずれも団体等含む総貸出数ベース)は、利用していない市民まで含めた名目値にすぎません。実質値と比べれば、「リピーター客でもっている」というのが図書館や病院()の特徴である事がよく分かるでしょう。
 貸し出し三要素のURB値は次の通り。
 貸出数1,319,905冊=U 33,366×R 12.5×B 3.2
 33,000人が年12回通い、一回3冊借りて132万冊、ということです。他市と比べて気になる方は7市比較表の「④実質登録率」へ。 なお一冊当たりの貸出コストは約280円、安くはありません。もちろんタダでもない。
 さらに年齢・性別セグメント別のURB値もありますが省略。
 
2016/2/5
12.アクセルとブレーキを踏む縦割り行政の姿
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 もっと大きな図書館を立てるはずの当初構想案から大きく変わったのは、施設計画や資金計画との辻褄がとれなくなったからでしょうか?。それとも構想案自体がご粗末だったのでしょうか。 

 この流れが意図的であれば狡猾という政治手腕ですが、そう見えない所がなんともです・・・
 人口減と建物と住民が老朽化する中での公共施設マネジメントでは新規施設は抑制し、建替えは他館との複合化・多機能化が当たり前とし、床面積の圧縮を前提にしています。このままだと毎年45億円かかる、という公共施設更新40年間見積はこちら
 つまり公共事業はすでにブレーキがかかっていますが、新中央図書館35億円を積み増しし、30年後には改修案件に切り替わります。そんな先まで心配してどうする、という人もいますが、そこを心配するのが為政者でしょう。
 そもそも建設費も詳細プランがないので曖昧。稼働後の運転資金は?。既存の維持管理費内で済むのか、増分費用が無いのかも不明。
 
13.公共事業最適化事業債がモラルハザードを生み最適にならない
 資金計画として公共事業最適化事業債という地方債(借金)を使うようです。老朽化施設の統廃合を自治体のみでは負担しにくいから国が補助するという制度ですから、まだ使えるハコモノ(現本館)への適用はヘンです。
 しかも統廃合相手に(プレハブ施設の)青少年センターを使い、面積縮小させて、補助金が出るうちに作る、というストーリーは自治体のモラルハザードではありませんか。
 そのために改定案の床面積が元構想案(5000m2)とは無関係になり、現本館(2337m2)より減らす(1F2000m2)となったのでしょう。ただし学習室を二階へ移すために開架面積は増えるようです。ここの学習室は図書館じゃない、と建前を通すかもしれませんよ。
 さて、交付税算入率50%という事業債により市民負担が減ると言いますが、残りの分は地方交付税という国の負担となり、所得税等で払うわけです。35億円が安くなるわけではありません。
 ちょっと分からないのは、基準財政需要額と基準財政収入額の差額補てんとしての交付税ですから、将来的に市収入が増えれば交付税が減り、実質的に市負担分が増えていくことにはならないのでしょうか?

 

 いずれにしても、長持ちして使える現本館とプレハブ施設を合体して利便性の悪い地に新築するという不合理性を、資金源の名前の『最適化』を使って正当化させるみたいで、誠実さに欠けます
 「最適化」という名を語る新公共事業策にみえます。
 
14.図書館サービス計画(案)の意見と市の回答
 2016/1/25まで「第2次上尾市図書館サービス計画(案)」の意見を募集していました。広報や図書館Webで告知しますが、なかなか気が付かないです。パブリックコメントで意見を求める例が増えたのは良い事ですから、あながちガス抜きとも言えません。
 21人、質問や意見総数95件。 そうです、たった21人。
 ブログ主も出しました。質問や批判だけでなく改善提案も含めて。彼らが再利用しやすいようにWordで。採用されたのもありました。 
 
 図書館協議会委員名簿が公開されたこと。以前探すのに苦労しました。多くの人がこの不透明な組織に疑義を向けていたための公開でしょう。個人的には図書館学でマネジメントしてほしいとは思いません。公共施設として高い稼働をすることを追求すれば良いのですが、そのような仕事経験の薄い(上の利用統計すら知ろうとしない)人ばかりの集まり、と疑います。
 行政と親和性の高い人を集めた民間人委員会は中央政治でもよくある出来レースです。服装で肩書きで人を評価してはいけない、という見本でしょう。
 なお上平移転反対の意見や質問が多くありましたが、トップに反することを彼ら職員に言わせるのは酷です。普通の職員なら上尾市三大愚策の一つになることを危惧しますが、口が裂けても言いません。上平勤務にならぬことを願うだけでしょう。
 この問題は決着がついたわけでは無いでしょう。 (本日、ある議員氏が言うには立地動機は一番上の話でした。真偽は確証ないので、この文はかっこ書きです。) 

 

関連

 

 

 

 

 

2015年12月14日 (月)

嵯峨野エリアの寺院と紅葉めぐり、仕上げは京都駅前風呂院です

京都観光は、駅前タワービルの風呂屋に入って新幹線にのるコースがお勧め
 
帰路、少し天気が悪かったですが京都に立ち寄りました。短時間で回れるコースで、かつ少し奥深い嵯峨野の方が紅葉の色付きは奇麗かなと、期待して出かけました。
 
この日最高のショット・・・
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やっぱりというか、平日でもJR嵯峨野線は混んでました。社内は中国語ばかり・・・。徒歩で5から8寺院位が簡単に回れるコースですが、短時間で目まぐるしく各寺院を回ったので、あとから写真見ると何が何だか・・・。とりあえずストレージ替わりに・・・
 
天龍寺、常寂光寺、二尊院、祇王寺、宝筐院、風呂院・・・
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口まで付けたら興ざめでした・・・
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この当たりは祇王寺とおもう。祇王、祇女の物語があって良かったです。
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戦争で男性が多く死んだため、戦後は多くの女性が独身で生きなければならなかったという、悲哀を謳った歌碑もあったようですが、後で調べると常寂光寺でした。
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中国人観光ガイドの林さん。中国で名前の前につける小の意味を教えてくれました・・・ちゃん、なんですね。
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●京都駅前風呂院
京都観光の仕上げは、京都タワー地下三階の風呂屋に限ります。750円位だったかな。当院内は撮影禁止です・・・
とにかく駅近なのがイイです、長湯しても良いけど、20-30分もあれば十分。発車10分前まで寛げます。その後、お弁当とビールを買って新幹線に乗ればよし。
 

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2015年12月12日 (土)

階層や職能の差を埋める事前学習付のビジネスゲーム研修例

年齢的の上下差も広いけれど、たいしたことではありません。この程度は経験済みです。
困るのは学習意欲差です。一般論として言えば、ある程度までの能力差というものはその人の学習習慣の有無に過ぎないと思っていますが、アンケートからもそれが読み取れましたね。
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大卒、高卒、生産技能系、技術系、研究職、管理系、男性、女性が入り乱れての研修だからこそ、事前学習をする価値があります。
いきなり研修室に来て、延々とテキスト読んでいたり内容がチンプンカンプンでは時間の浪費です。その解決策として二段階レベルの事前学習、いわゆる反転授業を取りいれたビジネスゲーム(経営シミュレーション)研修です。
 
第一レベルは、予備知識として会計知識をあるレベルに揃えます。
指定図書の会計入門書(自著です)を読み(受講者は自費購入)、そのレポート問題の提出を義務付けています。平均87点は過去最高だったのは、低得点者が少なかったのが寄与しています。
他の会社相手では、普通はこの第一レベルだけが多いです…
 
第二レベルは研修の本番テキストとF/Sシートを与えて、当該企業用に用意したWebページを各自で(たぶん自宅で)見ながら、シミュレーションの第一期目の個人学習をします。職場で共同でやった人も多いらしいです。事前学習のレベルを超えて研修そのものじゃん(!)とも言われかねませんが、事務局氏にフォローをお願いしています。
当該企業では、初めからこの方式を好意的に採用してもらっています。
 
一般に研修企画をする人は負荷の高い事前学習は避けたい傾向にあります。参加者から文句が出ることを恐れるからです。負荷が少ないほうが、来る人も企画する人も楽ですから・・・。この当たりは、社内組織における教育部門の政治的な力関係も影響します。
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今回は、参加者アンケートの中から事前学習に対する評価例を紹介します。
 
●「事前学習」に関して、研修への理解度が高かった人は次のようにコメントします。
 
①事前準備の大切さが分かりました。全く分からない分野とはいえ、少しの予習をしてのぞむことで、当日の頭への入り方が違いました。聞くだけの研修とは違い、手を動かすことでその仕組みをよく理解できました。
 
②この研修を受講して見て、いかに事前準備(予習)が大切かが分かりました。テキストのよみこみ、webページのよみこみを行うことで!!すばやく研修(シミュレーション)に臨むことができたと思います。
 
③予習では、用語と項目と数字の相関性の理解に苦しみましたが、書籍を読むだけより、事前課題で理解できたのは良かったと思います。
 
④事前学習と研修の内容がうまくリンクできたので、非常に良かったです。
 
⑤現在のテーマに関することも多く、事前学習の段階から興味を持つことができました。
 
⑥事前学習を行ったことで研修に入りやすく、時間短縮にはなっていると思います。
 
 
●特に、仕事とからめた生々しい教訓抽出の感想例
 
・普段、生産計画の仕事をしているので、材料や製品の過剰在庫を持ちすぎてはいけない、という意識が働いた結果、必要と分かっている時に、材料も、能力も不足し、作りたい数量の生産ができませんでした。改めて、販売予測の数字が大事だという事を感じました。
 
・今まで棚卸の担当をしていたが、ただ単に数を数えているという感覚でしかなかった。今回、受講して、在庫管理の重要性、また重要な資産であるという事を知ったので、次回の棚卸の時はそれを意識して取り組みます。
 
・生産管理部で調達調整業務を行っているので、製品在庫・材料在庫の持ち方や材料発注判断は日ごろの業務に直結しているのに、それをシミュレーションのメンバーに説明・共有できず、少し不満が残りました。もっと販売単価を下げたり、材料発注ロットを大きくしたり、やってみたかったです。 ・・・これはちょっと違うかな、でも面白いのでupしました・・・
 
 
 
ビジネスゲーム(経営シミュレーション、マネジメントゲーム)の研修事例と感想文

2015年12月11日 (金)

業務スーパー上尾愛宕店は普通サイズの食品スーパーです

個人でも、 『安心して下さい。入れますから』。

 

 

 

もちろん、 パスポートが無くても。

 

 

 

二行目も分かれば正解です・・・

 

 

 

昔から業者(プロ)用の会員制店舗という商売はありました。卸が例外的にやっていたような気がしますが、個人も会員登録して買い物できたと思います。

 

最近はホールセールクラブというらしく、典型がコストコと言われてますが、一度も行ったことありません。年会費払って買い物したい人って、参加費払って走る市民マラソンを連想させます・・・ 

 

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ところで「業務スーパー」という看板からは敷居の高さを連想させますが、このチェーン店は冒頭の通りです。

 

業務スーパーは神戸物産が本部で、大字上店と今日オープンした愛宕店はパスポートという関東圏でドミナント出店をしている有力フランチャイザーみたいです。

 

 

 

店名が生鮮&酒&業務スーパーというように、&記号による文字列合成がなんとも奇異です。だんだん主力品を増やすと、生鮮&酒&衣類&雑貨&菓子&惣菜・・・・となるのでしょうか 

 

 

 

前はヤオヒロ愛宕店だった店舗へ、間髪おかずに居ぬき出店したのは出店コストを抑えるディスカウンターらしいです。放置されて空きビル風景にならなくてよかったですが、商圏価値はあると見ているのでしょう。

 

看板の写真はヤオヒロと似てますね・・・パクリでしょうか、流用でしょうか   

 

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業務スーパー愛宕店のオープン日に買い物しました。予想が外れて良かったです。大字上店のような店づくりではなく、業務用特大サイズも目立たず、こぎれいで普通のスーパーに近いです。限定の海苔巻の実演販売おいしかったです。

 

狭い通路と大量陳列、値段で勝負は社風見たいです。箱売りも得意そうですね。期待した巨大あんこは5Kgでした。少し寂しい気もします・・・。

 

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気になったのは年中無休です。成熟した日本社会の在り方として、ある規模の小売業には休日を義務付けることが必要と思えてなりません。稼働率を高めるために雇用が増えますが、低賃金と長時間労働の上に成り立ちます。コンビニも深夜営業が非効率であるとして見直す気運もあるようですし。

 

 

 

 

 

上尾市は高度成長期に団地を中心とした住宅宅地開発、その後は駅前商業地域、近年では北上尾界隈、そして愛宕地域の工場移転による商業地域化と続いて来たように見えます。数年後のイオンモール上尾店完成で民間資本による開発は終りとなるのでしょうか・・・。

 

 

 

最近、気になるニュースがありました。秋田市ではイオンが来たけど、ろくに地域経済に貢献しなかった、なんていう調査レポートが出たらしいです。詳しく知りたいものです。

 

 

 

ところでヤオヒロは地場業者として人気のあるスーパーですが、愛宕店の移転理由はなんでしょうか。各店舗はかなり強い独立採算をしているように見えたので、駅前店と共食い状態を嫌ったのでしょうか。小さい食品スーパーの商圏って半径500m~1Km程度で狭いですね。まあ、近所の方には歩いていけるお店ができて良かったことでしょう。

 

 

 

 

前記事: 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年12月10日 (木)

ココログのカードアイテムのトラブル説明図

最近、へんなトラブルが起きている。
カードアイテム関係で、図版の表示が消えていたり、異なったり、まるで関係ないモノが表示されてしまう。
 
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次の例などは、先ほどグーグル検索で表示させた、埼玉県の地図絵がこんなところに表示されてしまった・・・
 
3
この間なんか、以下のソファがゲットをゲットしたと思ったら、実態は名称通りの壁紙機能だった。でも相変わらずソファの絵が表示されている。
Photo_2
 
グーグルは最新版に更新してあるが、アドビフラッシュの問題なのだろうか・・・としたら、flashは何処で更新するのかな?
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2015年12月 8日 (火)

Googleの検索エンジンへのURL申請登録が難しくなる

私はロボットではないことの証明がだんだん難しくなる時代
 
ホームページやブログ記事で一度書いたものを訂正したら検索エンジンに再登録して読み込に来てもらった方が良い。
そこで、ときどきURL申請をするけれど、久しぶりにグーグルの申請方式が変わったようだ。
 Google2
初期のころは申請はやりたい放題だった気がするが、いつしか図形化されたパスワードを目視で読み、キー入力する方式になって久しい。判読しやすく短い文字列が出るまで何度もクリックしてました・・・
それでも低賃金の海外からURL申請させる業者がいるらしい。いよいよ図形内の文字を自動的に解読するソフトウェアも存在するようになったのだろうか 
 
本日URL申請したら、私がロボットではないことの証明のために、複数の写真の中から問題に答えなさい、という方法になっていた。
Google
なんとなく知能テストに近いので、間違えると恥ずかしい。
確かに「人間らしい」ことを証明できるけど、知能は幼稚園並みって見られているようで、抵抗あります・・・・・・
 
検索エンジンが社会生活に不可欠な存在になったから、商業目的に上位表示を試みる輩とのいたちごっこになっている。
そのうち、問題の難易度が上がり、難しすぎて申請できなくなるかもしれない・・・、その問題を解く代行業者が生まれるかも。
これも悪貨は良貨を駆逐する例ですね。
 
ところで「私はロボットではありません」にチェックを入れさせるけど、そもそもお前(googleのサイト収集)だってロボットじゃないか・・・
 

2015年12月 7日 (月)

アベノミクスの介護離職ゼロは誤解でした

ヘルパーなどの介護職場での離職をゼロにすることと勘違いしてた 
 

そもそもできっこない目標を立てることは、無いに等しいと思うのだけれど、空しい響きの目標だと思う。

 
「新三本の矢」というけど、矢は道具で、目標は的になるから、なんだか安倍こべの感じが拭えない。
それはともかく、介護離職0の意味を、重労働で長時間・低賃金のために離職率が高い介護職場の改善が目標かと思っていたら、まったく違っていた・・・。
 
現在、親の介護や看護のために年間10万人が離職しているらしい。その予備軍は40万人と推定、と最近の東洋経済にでていた。
 
10%削減でも困難だと思うのに、それでは「介護離職を容認している」という表面的な文句が出るのだろうな。しかしゼロを目標にしないと減らない、というのも根性論臭い。
出産と育児休暇にしろ、介護休暇にしても、とにかく経済成長主義では解決できないことなので、日本社会の価値観の在り方を変えないと無理だろうと思う。
ということは、個人で解決するしかない・・・みたいな話かも。
 
地域包括支援センターと言うのが有るらしい。困った人はまずそこへ相談とあった。

2015年12月 6日 (日)

上尾市議会議員選挙の開票結果と投票率推移

2015/12/6日の市議会議員選挙は過去最低の投票率30%台かな?

2017/12/18 昨夜の選挙結果はこちらへ   下は2015/12の市議選です
 
 
末尾に追記。 開票速報は上尾市Webへ
 
12月にしては穏やかな夕暮れの中、初めて投票権を得た子供を連れて行ってきました。ここはミャンマーとはちがうのだぞと・・・
 
人口23万人程度の市議会の議員定数が30人もいるなんて、驚きです。30人と聞いて小学校の少人数学級を連想しますが・・・存在感が薄い割には議員給料が月額45万円プラスαの人数としては多すぎませんかね・・・ 。30人のボランティア募集選挙なら納得ですが・・・
 
今年の立候補者は33人と過去最低。
当選確率は30/33ですから、年末ジャンボより当る確率が高いです。師走の街中で必死な風に叫ぶ割に、皆さんのホンネは楽勝気分の選挙だったと思われます・・・口が割れても、そうだとは言わないでしょうけれど。
 
選挙名 投票日 投票率%
C÷B
不人気投票所 最下位当選者の得票数(A 候補者数 有権者数(B 当選支持比率
A÷B
投票者数(C 内、無効投票
上尾市議会議員選挙 平成11年12月5日 50.24       166,336  
平成15年12月7日 43.37       173,045  
平成19年12月2日 44.05 瓦葺小学校32.31
原市集会所35.16
1,608 38 178,517 0.9% 78,634 919
平成23年12月4日 40.48 瓦葺小学校33.16
原市集会場35.20
1,357 36 181,456 0.7% 73,445 1,054
上尾市議会議員選挙 平成27年12月6日 36.80 上尾かしの木特別支援学校31.41
原市集会場31.67
1,369 33 183,384 0.7% 67,482 1,150
上尾市長選挙 平成20年2月3日 34.81   23,514 4 178,585 13% 62,167 509
平成24年2月5日 36.13 原市集会場26.16
瓦葺小学校26.82
33,872 4 181,397 19% 65,537 874
 
良い天気にも拘らず、最近の政治離れムードというか厭政観が強いように思うふしもあるので、上尾市議会議員選挙の投票率は過去最低40%割れという最悪な数字を予想します。
 
当落分岐点となる最低得票数が1200票台なんてこともあるかもしれません。
 
ところで何度も過去最低と書いてますが古い歴史は知りません。ネットで見られた過去四回分としてです・・・・。外れたらそれはそれで良い事ですが、多分上がらないだろうと確信します。
だって、さっき行ったら、誰もいなかったもの・・・ 
 
久しぶりに来た市民に、受け付けは歓喜し、その声で選挙立会人が居眠りから覚めました。 ・・・ これはウソ  
なお近年の各種選挙の投票率は統計あげお(H26年版)の第21章(p127)で見られます。
 
 
当日開票で当落発表はもうじきですが、詳しいデータは明日発表されたら、本年分として追記します。
 
ところで上尾市の本議会の日数は29日、会期日数は82日で合計113日(H26年度)。連続したら勤務は4-5ヵ月くらいです。
勤務評定が選挙なのかもしれませんが、評定する資料が丸でありません。あるのは本人の申告書だけというのが、今の選挙です。
中央図書館の移転問題が争点化したとも思えないし、それは次の市長選挙の争点かな。
 
追記 
 
上尾市選挙管理委員会の22時発表によると投票率は36.8%へ大暴落。前回比▲3.68です。
38-39%位を予想してましたから、想定以上の政治離れです。ざっと三人に一人しか投票しません。
投票者数67.482人は前回比で約6000人減。人口減の前に主権者減が発生しています。表面的には上尾市民の無関心さが非難されますが、本質は彼ら33人の責任が大です。政策論争を誘発できなかった、という候補者としての責任です。
全体の投票数が6000票も減りながら、最下位当選者が1369票と前回並みなのは、候補者数が極端に少ないためと落選三候補合わせても1000票しか取れなかったという選挙力の差でしょう。
無効投票数のみ過去最高を更新しました。何を物語るのでしょうか・・・
 
市Webに当日深夜の速報開示は立派ですが、大事なことが報告されてません。一体、幾らこの市議会議員選挙という恒例イベントに税金が投じられたかです。5000万円、一億円?・・・それが無駄金でないことを30人が証明すべきなのです。
 
 
 
 

2015年12月 5日 (土)

三十三間堂での宮本武蔵と吉岡の決闘は小説の話でした

今年の京都の紅葉は不作でした。暖冬のためのようです

 
平日の京都駅のコインロッカーにカギが一つもない光景を見て、その混雑ぶりは直ぐ分りました。
待つこと数分、荷物を取り出す人が来たので事なきを得ましたが標準の500円サイズではなく大きい700円となりました。もっとも、その人も小さな袋一つでしたね・・・
 
午後二時から、三十三間堂、清水寺、錦通りなどをバスと徒歩でブラブラ。
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三十三間堂は初めてなのでよかったな。
千手観音は見事でしたが、それよりも、なによりも、この長い縁側での宮本武蔵と吉岡との決闘は史実ではなく、吉川英治の小説宮本武蔵の中のお話しらしい、を知ってショックでした・・・今まですっかり本物だと思っていたのですから 
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一乗寺下り松の吉岡一門との決闘は史実だから、ここ三十三間堂の長い縁側を決闘の舞台として選んだのは流石だなと感心します。
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中国人や東南アジア系の観光客で賑わう清水寺と紅葉
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京都を歩いていてよく耳にするのは京都弁ではなく、中国弁です。
東南アジア系も多くて、外国人女性の着物姿を多く見かけます。お手軽なレンタル衣装みたいらしく、着物の素材、着こなしや歩き方は本来の和装とはかなり違和感あります。商売としては繁盛しているようなのでコスプレに近い感覚ですね・・・
 
11月は暖かかったので、紅葉が色がぼけた感じ。不作です。残念でした。
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色鉛筆だけで絵を描いている人がいて、見せてもらいました。奇麗でした。
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紅葉の色づきが濃い木々に西日が当たると、綺麗になります。
 
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清水坂の土産物街道の混雑ぶり。
秋の季節限定の焼き芋や栗の生八橋がおいしかったです。
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この後は、もっと狭い道で混雑する夕方の錦通りへいきました。
タコが入っているのか不明なたこ焼きを食べて口の中やけどしました・・・
 
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京都の良い所は、狭い場所に観光スポットが密集している処です。だから500円の市バス一日券で乗り放題で見放題ですが、街並みとしてはごちゃごちゃしていますね。
 
観光立国として盛んに宣伝しているような、美しい観光都市という感じはしません。車、電線、看板、行く先々での注意書、よけいな人工物の異常な多さ。これは京都に限らないけどね・・・
 
 
 

2015年12月 1日 (火)

新型、山の手線の初期トラブルは日本社会が複雑なシステムになったため

新型車両の山手線がお披露目の日に、トラブル相次いだのは現代日本の問題だと想う

10年前の要求水準なら、何のトラブルもなく山の手線の新型車両は堂々と首都圏を走っていたと思う。
トラブルはシステムの原因というから、運行ソフトウェアの問題なのかもしれない。
しかし停車位置が少しずれただけで、トラブルという事はあり得ないことだ。それはホームに開閉ドアがあるためだろう。
あのホームと線路の敷居として作られた扉というか塀は、転落防止という名の自殺防止ではないのだろうか・・・・
 
ホームのドアが無ければ、数メートル程度の停車位置のズレはなんの問題もないだろう。たんなる電車の運転手さんの技量の問題になる。
本来はJR東が克服するべき問題ではなく、社会(政治)の問題なのだろうと思う。
 
車両の中にベビーカースペースがあったり、とにかく社会的に高度に成熟しつつある。飽くなき要求と安全性にそもそもは単純な電車が適応するとなると、複雑なソフトウェアが必要になるのだろうと同情を禁じ得ません。
 
それと、首都圏は過密社会化を自制できないレベルになっていることもあるかな、って想う・・・
 
蛇足ながら、実はここ数年の「凄いぞ日本」キャンペーンが我々の過信になっていたことは無いだろうか。
 
マンション傾きも新型電車のトラブルも、「人」のやることだし、完璧はあり得ない、と言うごく当たり前のことだろう、と思う。 
 
願わくばそういうトラブルに遭遇したくないです。
 
10数年後の次の山手線新型車両は、乗客の危険物持ち込み探知機能搭載が社会的欲求になると予想しますが、
 
外れることを祈ります・・・・・・・

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