噛みあわせの悪さがもたらす議会の副次的効能-5
『貴重なご意見ありがとうございます』
これは相手の話しを打ち切るための常套句ですが、官でも民でも良く使います。あの日の傍聴では、それに近い言葉、いわゆるお役所言葉を何度も聴かされました。耳にしたのは、
『総合的』
決め手がない時に使う便利語。または、真意を隠すための方便です。
『検討します』
「いつまでに」が付けば正しい用法。無いときは「忘れてください」の意。
そんな調子ですから上尾市図書館問題での議員質問と市長(行政)の回答が噛みあいません。議論を避けるから、聴いていてもつまらないため眠くなります・・・
不眠で悩む市民は上尾中央病院へ行く前に市議会へどうぞ。
投薬無しで眠れます
副作用は悪夢ですけど…
さて、役人には過去の発言や既決事項を否定することは「絶対しない」という掟でもあるのでしょうか?。行政は間違えない、という建前を貫き通すことを「行政の無謬性」って言いますが、それは責任逃れに過ぎないと思います。 国会中継でもおなじみですが、身近な地元で見られたのは新鮮でした・・・。
曖昧な議論はかっこ悪い、って思われるような社会にならない限り解消しませんね。
ですから議会とは問題解決の場というよりも、アリバイ作りの場に見えました。
議員は市政の監視役として質問をした、というアリバイ。
行政はとにかく答えた、というアリバイ。
独裁とは違い民主主義は手続きに時間がかかりますが、本質は議論の広さ×深さであって欲しいです。審議時間数とか多数決というのは形式でしょう。
改革案
温泉場のように、議場入口に「効能書き」を貼ります。
不眠症治療 (保険適用外)。
あの日も皆さん、治療に来ていましたよ・・・
つづく
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